複数辞典一括検索+

はちす【蓮】🔗🔉

はちす】 ①(蜂巣の意。花托の形が蜂の巣に似る)蓮はすの古名。〈[季]夏〉。万葉集16「勝間田の池は我知る―無し」 ②(聖衆しょうじゅは蓮の花を持って来迎するということから)極楽浄土からのお迎え。源氏物語若菜上「今はただ、迎ふる―を待ち侍るほど」 ③ムクゲの別称。 ⇒はちす‐の‐いと【蓮の糸】 ⇒はちす‐の‐うえ【蓮の上】 ⇒はちすのうえ‐の‐ねがい【蓮の上の願い】 ⇒はちす‐の‐うてな【蓮の台】 ⇒はちす‐の‐ざ【蓮の座】 ⇒はちすのなか‐の‐せかい【蓮の中の世界】 ⇒はちす‐の‐のり【蓮の法】 ⇒はちす‐の‐はい【蓮の藕・蓮の蔤】 ⇒はちす‐の‐やど【蓮の宿】 ⇒はちす‐は【蓮葉】

はち‐す【蜂巣】🔗🔉

はち‐す蜂巣】 はちのす。宇津保物語蔵開中「―の如く生みひろぐめり」 ⇒はちす‐おり【蜂巣織】

はちす‐おり【蜂巣織】🔗🔉

はちす‐おり蜂巣織】 布面に細かい方形の凹凸をつくった織物組織。主に敷布・手拭・婦人服地など。枡織ますおり⇒はち‐す【蜂巣】

はちすか【蜂須賀】🔗🔉

はちすか蜂須賀】 姓氏の一つ。江戸時代の外様大名。阿波徳島藩主。 ⇒はちすか‐いえまさ【蜂須賀家政】 ⇒はちすか‐まさかつ【蜂須賀正勝】

はちすか‐いえまさ【蜂須賀家政】‥イヘ‥🔗🔉

はちすか‐いえまさ蜂須賀家政‥イヘ‥ 安土桃山時代の武将。父正勝と共に織田信長に仕え羽柴秀吉に属した。明智光秀との合戦、根来ねごろ一揆鎮圧、文禄・慶長の役に功あり、阿波国を与えられ徳島城に住んだ。関ヶ原の合戦には出陣せず、子至鎮よししげが東軍に属した。致仕ちし後、蓬庵と号す。(1558〜1638) ⇒はちすか【蜂須賀】

はちすか‐まさかつ【蜂須賀正勝】🔗🔉

はちすか‐まさかつ蜂須賀正勝】 安土桃山時代の武将。幼名は小六。修理大夫。羽柴秀吉に従って武功を重ね、四国攻めなどに参加し、その信任が厚かった。もと盗賊の首領であったとするのは誤りで、尾張の土豪の出であったという。(1526〜1586) ⇒はちすか【蜂須賀】

はち‐すけ【八介】🔗🔉

はち‐すけ八介】 武家の8人の介、すなわち秋田城介(出羽)・三浦介(相模)・千葉介(下総)・上総介(上総)・狩野介(伊豆)・富樫介(加賀)・大内介(周防)・井伊介(遠江)。

はち‐すずめ【蜂雀】🔗🔉

はち‐すずめ蜂雀】 ハチドリの別称。

はちす‐の‐いと【蓮の糸】🔗🔉

はちす‐の‐いと蓮の糸】 蓮の根の中にある糸。極楽往生の縁を結ぶという。栄華物語玉台「―をむらごの組みにして」 ⇒はちす【蓮】

はちす‐の‐うえ【蓮の上】‥ウヘ🔗🔉

はちす‐の‐うえ蓮の上‥ウヘ 蓮の花の上。極楽浄土のこと。はすのうてな。拾遺和歌集哀傷「―にのぼらぬはなし」 ⇒はちす【蓮】

はちすのうえ‐の‐ねがい【蓮の上の願い】‥ウヘ‥ネガヒ🔗🔉

はちすのうえ‐の‐ねがい蓮の上の願い‥ウヘ‥ネガヒ 極楽浄土に生まれたいという願い。極楽往生の願い。源氏物語明石「みづからの―をばさるものにて」 ⇒はちす【蓮】

はちす‐の‐うてな【蓮の台】🔗🔉

はちす‐の‐うてな蓮の台⇒はすのうてな⇒はちす【蓮】

はちす‐の‐ざ【蓮の座】🔗🔉

はちす‐の‐ざ蓮の座(→)蓮華座れんげざ2に同じ。源氏物語御法「後の世には、同じ―をも分けむと契りかはし」 ⇒はちす【蓮】

はちすのなか‐の‐せかい【蓮の中の世界】🔗🔉

はちすのなか‐の‐せかい蓮の中の世界】 極楽浄土。極楽世界。源氏物語初音「―にまだ開けざらむ心ちもかくや」 ⇒はちす【蓮】

はちす‐の‐のり【蓮の法】🔗🔉

はちす‐の‐のり蓮の法】 妙法蓮華経(法華経)の異称。正治百首「いさぎよく―をうつしてぞ」 ⇒はちす【蓮】

はちす‐の‐はい【蓮の藕・蓮の蔤】‥ハヒ🔗🔉

はちす‐の‐はい蓮の藕・蓮の蔤‥ハヒ 蓮の地下茎。蓮根。後撰和歌集「―をとりて」 ⇒はちす【蓮】

はちす‐の‐やど【蓮の宿】🔗🔉

はちす‐の‐やど蓮の宿】 極楽浄土で同じ蓮の上に生まれかわること。一蓮托生いちれんたくしょう。源氏物語鈴虫「隔てなく―を契りても」 ⇒はちす【蓮】

はちす‐は【蓮葉】🔗🔉

はちす‐は蓮葉】 (ハチスバとも)蓮の葉。万葉集13「剣の池の―に渟たまれる水の」 ⇒はちす【蓮】

広辞苑はちすで始まるの検索結果 1-18