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むね【宗・旨】🔗⭐🔉
むね【宗・旨】
①主とすること。中心とすること。また、そのもの。栄華物語根合「歌を―としたる事に、など悪きものに書かすべき」。「質素を―とする」
②《旨》事のおもむき。趣意。三蔵法師伝延久点「其の有らゆる深き致ムネ、亦一に十を斯に尽しつ」。源氏物語蛍「方等経の中におほかれど、いひもてゆけば一つ―にありて」。「その―お伝え下さい」
むね【胸】🔗⭐🔉
むね【胸】
①体の前面、首と腹との間。また、そこに収まっている内臓。ときに乳房をさす。古事記上「沫雪の若やる―を」。「空気を―一杯に吸う」「―がどきどきする」「―が大きい」
②胸の病。(また胃の病とも)枕草子188「病は。―、もののけ、あしのけ」
③心。思い。心中。万葉集15「吾あが―痛し恋の繁きに」。「―に秘める」「―のうちを明かす」
④衣服の胸にあたる所。えもん。
⇒胸開く
⇒胸が熱くなる
⇒胸が痛む
⇒胸が一杯になる
⇒胸が躍る
⇒胸が焦がる
⇒胸が裂ける
⇒胸が騒ぐ
⇒胸がすく
⇒胸が狭い
⇒胸がつかえる
⇒胸が潰れる
⇒胸がつまる
⇒胸がとどろく
⇒胸が煮える
⇒胸が晴れる
⇒胸が塞がる
⇒胸が焼ける
⇒胸が悪い
⇒胸に当たる
⇒胸に余る
⇒胸に一物
⇒胸に納める
⇒胸に聞く
⇒胸に刻む
⇒胸に釘打つ
⇒胸に応える
⇒胸に据えかねる
⇒胸に迫る
⇒胸に畳む
⇒胸に手を置く
⇒胸に鑢を掛く
⇒胸の痞えが下りる
⇒胸の隙あく
⇒胸走る
⇒胸拉ぐ
⇒胸を痛める
⇒胸を打つ
⇒胸を躍らせる
⇒胸を借りる
⇒胸を焦がす
⇒胸を叩く
⇒胸を突く
⇒胸を撫で下ろす
⇒胸を張る
⇒胸を冷やす
⇒胸をふくらませる
⇒胸を割る
むね【棟】🔗⭐🔉
○胸開くむねあく🔗⭐🔉
○胸開くむねあく
心がはれやかになる。源氏物語桐壺「なきあとまで人の―まじかりける人の御覚えかな」
⇒むね【胸】
むね‐あげ【棟上げ】
家を建てるとき、柱・梁はりなどを組み立て、その上に棟木むなぎを上げること。また、その式。上棟じょうとう。〈文明本節用集〉。「―式」
むね‐あて【胸当】
①(ムナアテとも)
②胸に当てる防具。
③胸の部分に当てて衣服の汚れを防ぐ布製のもの。
④推量。こころあて。浮世草子、新色五巻書「思ひの外―の違い」
⇒むねあて‐ぎり【胸当錐】
むねあて‐ぎり【胸当錐】
⇒むなあてぎり
⇒むね‐あて【胸当】
むね‐うち【棟打ち・刀背打ち・
打ち】
刀のみねで打つこと。みねうち。

むね‐あげ【棟上げ】🔗⭐🔉
むね‐あげ【棟上げ】
家を建てるとき、柱・梁はりなどを組み立て、その上に棟木むなぎを上げること。また、その式。上棟じょうとう。〈文明本節用集〉。「―式」
むね‐あて【胸当】🔗⭐🔉
むね‐あて【胸当】
①(ムナアテとも)
②胸に当てる防具。
③胸の部分に当てて衣服の汚れを防ぐ布製のもの。
④推量。こころあて。浮世草子、新色五巻書「思ひの外―の違い」
⇒むねあて‐ぎり【胸当錐】
むねあて‐ぎり【胸当錐】🔗⭐🔉
むねあて‐ぎり【胸当錐】
⇒むなあてぎり
⇒むね‐あて【胸当】
むね‐うち【棟打ち・刀背打ち・
打ち】🔗⭐🔉
むね‐うち【棟打ち・刀背打ち・
打ち】
刀のみねで打つこと。みねうち。
○胸が熱くなるむねがあつくなる
感動がこみ上げてくる。じいんとする。「やさしい言葉に―」
⇒むね【胸】
○胸が痛むむねがいたむ
悲しみ・悩みなどでつらく思う。心痛する。「彼の胸中を思うと―」
⇒むね【胸】
○胸が一杯になるむねがいっぱいになる
悲しみや感動などで胸がつまる。
⇒むね【胸】
○胸が躍るむねがおどる
期待や興奮でわくわくする。胸を躍らせる。「新しい生活に―」
⇒むね【胸】
○胸が焦がるむねがこがる
苦悩で胸が焦げるように感ずる。焦慮する。
⇒むね【胸】
○胸が裂けるむねがさける
悲しみや苦しみなどで胸が堪え難く、裂けるように感ずる。胸が張り裂ける。
⇒むね【胸】

○胸が熱くなるむねがあつくなる🔗⭐🔉
○胸が熱くなるむねがあつくなる
感動がこみ上げてくる。じいんとする。「やさしい言葉に―」
⇒むね【胸】
○胸が痛むむねがいたむ🔗⭐🔉
○胸が痛むむねがいたむ
悲しみ・悩みなどでつらく思う。心痛する。「彼の胸中を思うと―」
⇒むね【胸】
○胸が一杯になるむねがいっぱいになる🔗⭐🔉
○胸が一杯になるむねがいっぱいになる
悲しみや感動などで胸がつまる。
⇒むね【胸】
○胸が躍るむねがおどる🔗⭐🔉
○胸が躍るむねがおどる
期待や興奮でわくわくする。胸を躍らせる。「新しい生活に―」
⇒むね【胸】
○胸が焦がるむねがこがる🔗⭐🔉
○胸が焦がるむねがこがる
苦悩で胸が焦げるように感ずる。焦慮する。
⇒むね【胸】
○胸が裂けるむねがさける🔗⭐🔉
○胸が裂けるむねがさける
悲しみや苦しみなどで胸が堪え難く、裂けるように感ずる。胸が張り裂ける。
⇒むね【胸】
むね‐かざり【棟飾り】
屋根の棟に取り付けた飾り。
むね‐かざり【棟飾り】🔗⭐🔉
○胸が騒ぐむねがさわぐ🔗⭐🔉
○胸が騒ぐむねがさわぐ
心配事や期待などで、心が落ち着かない。むなさわぎがする。
⇒むね【胸】
○胸がすくむねがすく🔗⭐🔉
○胸がすくむねがすく
心につかえていたものが解消してさわやかになる。「―まで言いたいことを言う」
⇒むね【胸】
○胸が狭いむねがせまい🔗⭐🔉
○胸が狭いむねがせまい
度量が小さい。狂言、腹立てず「若い時国を広う見ておかねば、―と申す程に」
⇒むね【胸】
むね‐がち【胸勝ち】
胸が高くて目に立つこと。栄華物語後悔大将「御―に乳などもつと張りて」
むね‐がち【胸勝ち】🔗⭐🔉
○胸がつかえるむねがつかえる🔗⭐🔉
○胸がつかえるむねがつかえる
①食べた物が食道につまって、胸がふさがれるような感じがする。
②激しい悲しみや喜びなどのため、思いが表せなくなる。胸が一杯になる。「胸がつかえて何も言えない」
⇒むね【胸】
○胸が潰れるむねがつぶれる🔗⭐🔉
○胸が潰れるむねがつぶれる
驚き・悲しみ・心配などで心がしめつけられる。枕草子150「胸つぶるるもの。競馬見る」
⇒むね【胸】
○胸がつまるむねがつまる🔗⭐🔉
むね‐かど【刀背角】🔗⭐🔉
○胸がとどろくむねがとどろく🔗⭐🔉
○胸がとどろくむねがとどろく
胸がどきどきする。また、むなさわぎがする。
⇒むね【胸】
○胸が煮えるむねがにえる🔗⭐🔉
○胸が煮えるむねがにえる
非常に腹が立つ。腸はらわたが煮えくり返る。
⇒むね【胸】
○胸が晴れるむねがはれる🔗⭐🔉
○胸が晴れるむねがはれる
不満・不信・悩みなどが消え、晴れ晴れとした気持になる。
⇒むね【胸】
○胸が塞がるむねがふさがる🔗⭐🔉
○胸が塞がるむねがふさがる
心配で胸がつまるように感ずる。
⇒むね【胸】
○胸が焼けるむねがやける🔗⭐🔉
○胸が悪いむねがわるい🔗⭐🔉
○胸が悪いむねがわるい
①胸がむかむかして気分が悪い。
②癪しゃくにさわる。不愉快だ。「思い出すだけで胸が悪くなる」
⇒むね【胸】
むね‐き【胸気】
気にさわること。癪しゃくなこと。むなくそが悪いこと。「―者」
むねきよ【宗清】
歌舞伎舞踊。常磐津。本名題「恩愛瞔関守おんないひとめのせきもり」。奈河本輔作詞。5世岸沢式佐作曲。1828年(文政11)初演。近松門左衛門の「源氏烏帽子折げんじえぼしおり」の改作。常磐が関守をしている宗清の説得にしたがい清盛に降り、子供を助ける次第を舞踊化。
むね‐くい【胸株】‥クヒ
棺を埋める時、棺の上に立てて埋める木。
むね‐くそ【胸糞】
⇒むなくそ
むね‐け【胸気】
胸の痛み。また、その病。宇津保物語田鶴群鳥「この―にといふここちなむ」
むね‐さんずん【胸三寸】
胸の中。また、胸の中の考え。
⇒胸三寸に納める
むね‐き【胸気】🔗⭐🔉
むね‐き【胸気】
気にさわること。癪しゃくなこと。むなくそが悪いこと。「―者」
むねきよ【宗清】🔗⭐🔉
むねきよ【宗清】
歌舞伎舞踊。常磐津。本名題「恩愛瞔関守おんないひとめのせきもり」。奈河本輔作詞。5世岸沢式佐作曲。1828年(文政11)初演。近松門左衛門の「源氏烏帽子折げんじえぼしおり」の改作。常磐が関守をしている宗清の説得にしたがい清盛に降り、子供を助ける次第を舞踊化。
むね‐くい【胸株】‥クヒ🔗⭐🔉
むね‐くい【胸株】‥クヒ
棺を埋める時、棺の上に立てて埋める木。
むね‐け【胸気】🔗⭐🔉
むね‐け【胸気】
胸の痛み。また、その病。宇津保物語田鶴群鳥「この―にといふここちなむ」
むね‐さんずん【胸三寸】🔗⭐🔉
むね‐さんずん【胸三寸】
胸の中。また、胸の中の考え。
⇒胸三寸に納める
○胸三寸に納めるむねさんずんにおさめる
胸中に納めて顔色にあらわさない。心にかくしておく。
⇒むね‐さんずん【胸三寸】
○胸三寸に納めるむねさんずんにおさめる🔗⭐🔉
○胸三寸に納めるむねさんずんにおさめる
胸中に納めて顔色にあらわさない。心にかくしておく。
⇒むね‐さんずん【胸三寸】
むね‐ざんよう【胸算用】
①⇒むなざんよう。世間胸算用序「元日より―油断なく」
②「世間胸算用」の略称。
むねたか‐しんのう【宗尊親王】‥ワウ
鎌倉幕府6代の将軍(在職1252〜1266)。後嵯峨天皇の皇子。中書王。謀反の疑いで京都に送還され、のち出家。和歌に通じ、「柳葉和歌集」などを残す。(1242〜1274)
むね‐たたき【胸叩き】
胸を叩きながら「せきぞろそうろう」といって銭を乞い歩く物乞い。→節季候せきぞろ
むねちか【宗近】
平安中期の山城の刀工。京都三条に住んで、三条小鍛冶と称。その系統の作風を京物という。
むねつ‐ち【無熱池】
〔仏〕無熱悩池の略。平家物語7「かの―の底には金銀の砂を敷き」
むね‐つづき【棟続き】
家の棟が接して続いていること。
むねつのう‐ち【無熱悩池】‥ナウ‥
〔仏〕阿耨達池あのくだっちの別称。
むね‐と【宗と】
[一]〔副〕
①主として。もっぱら。おもに。第一に。徒然草「一生のうち―あらまほしからん事の中に」
②大将として。宇治拾遺物語1「―あると見ゆる鬼」
[二]〔名〕
(多く「宗徒」と書き、「宗徒の」の形で)主となること。中軸。平家物語2「―の若き内侍十余人」
むねなが‐しんのう【宗良親王】‥ワウ
⇒むねよししんのう
むね‐ざんよう【胸算用】🔗⭐🔉
むね‐ざんよう【胸算用】
①⇒むなざんよう。世間胸算用序「元日より―油断なく」
②「世間胸算用」の略称。
むねたか‐しんのう【宗尊親王】‥ワウ🔗⭐🔉
むねたか‐しんのう【宗尊親王】‥ワウ
鎌倉幕府6代の将軍(在職1252〜1266)。後嵯峨天皇の皇子。中書王。謀反の疑いで京都に送還され、のち出家。和歌に通じ、「柳葉和歌集」などを残す。(1242〜1274)
むね‐たたき【胸叩き】🔗⭐🔉
むね‐たたき【胸叩き】
胸を叩きながら「せきぞろそうろう」といって銭を乞い歩く物乞い。→節季候せきぞろ
むねちか【宗近】🔗⭐🔉
むねちか【宗近】
平安中期の山城の刀工。京都三条に住んで、三条小鍛冶と称。その系統の作風を京物という。
むねつ‐ち【無熱池】🔗⭐🔉
むねつ‐ち【無熱池】
〔仏〕無熱悩池の略。平家物語7「かの―の底には金銀の砂を敷き」
むね‐つづき【棟続き】🔗⭐🔉
むね‐つづき【棟続き】
家の棟が接して続いていること。
むねつのう‐ち【無熱悩池】‥ナウ‥🔗⭐🔉
むねつのう‐ち【無熱悩池】‥ナウ‥
〔仏〕阿耨達池あのくだっちの別称。
むね‐と【宗と】🔗⭐🔉
むね‐と【宗と】
[一]〔副〕
①主として。もっぱら。おもに。第一に。徒然草「一生のうち―あらまほしからん事の中に」
②大将として。宇治拾遺物語1「―あると見ゆる鬼」
[二]〔名〕
(多く「宗徒」と書き、「宗徒の」の形で)主となること。中軸。平家物語2「―の若き内侍十余人」
むねなが‐しんのう【宗良親王】‥ワウ🔗⭐🔉
むねなが‐しんのう【宗良親王】‥ワウ
⇒むねよししんのう
○胸に当たるむねにあたる
心に思い当たる。徒然草「折からの思ひかけぬ心地して胸に当りけるにや」
⇒むね【胸】
○胸に余るむねにあまる
心配事などがたまって、耐えられない程である。
⇒むね【胸】
○胸に一物むねにいちもつ
心の中に、あるたくらみをいだいている。腹に一物。「―ありそうな顔付き」
⇒むね【胸】
○胸に納めるむねにおさめる
心に秘めて口に出さない。胸に畳む。
⇒むね【胸】
○胸に聞くむねにきく
自分自身に問いかける。「自分の胸に聞いてみろ」
⇒むね【胸】
○胸に刻むむねにきざむ
しっかりと心にとどめる。よく覚えておく。
⇒むね【胸】
○胸に釘打つむねにくぎうつ
弱点をつかれて心を痛める。胸に釘刺す。大鏡師輔「その夜やがて胸に釘は打ちてき」
⇒むね【胸】
○胸に応えるむねにこたえる
痛切に感じ入る。深く心にしみ入る。「忠告が―」
⇒むね【胸】
○胸に据えかねるむねにすえかねる
(→)「腹に据えかねる」に同じ。
⇒むね【胸】
○胸に迫るむねにせまる
喜びや悲しみなどが、抑え切れないほどこみ上げてくる。「万感―」
⇒むね【胸】
○胸に畳むむねにたたむ
心に秘めておく。胸に納める。
⇒むね【胸】
○胸に手を置くむねにてをおく
よく思案する。胸に手を当てる。
⇒むね【胸】
○胸に鑢を掛くむねにやすりをかく
ひどく苦悩する。
⇒むね【胸】
○胸に当たるむねにあたる🔗⭐🔉
○胸に当たるむねにあたる
心に思い当たる。徒然草「折からの思ひかけぬ心地して胸に当りけるにや」
⇒むね【胸】
○胸に余るむねにあまる🔗⭐🔉
○胸に余るむねにあまる
心配事などがたまって、耐えられない程である。
⇒むね【胸】
○胸に一物むねにいちもつ🔗⭐🔉
○胸に一物むねにいちもつ
心の中に、あるたくらみをいだいている。腹に一物。「―ありそうな顔付き」
⇒むね【胸】
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