あ‐あ【唖唖】 烏などの鳴き声。

ああ 〔副〕 あのように。浮世風呂3「―はいかねへ」。「―でもない、こうでもない」「―言えば、こう言う」

ああ【嗚呼・噫】 〔感〕 ①ものに感じて発する声。謡曲、鉢木「―降つたる雪かな」。「―愉快なり」 ②呼びかける声。謡曲、安宅「―しばらく」 ③応答の声。狂言、木六駄「―。―とは不返事なが、おのれ行くまいといふ事か」。浮世風呂3「此の頃は鍋鶴さんがひさしくお見えなさんねへね。―、あの子は病気だはな」

ああ‐いう_‥イフ 〔連体〕 あのような。あんな。ああした。「―男はたくさんいる」

ああ‐した 〔連体〕 あのような。あんな。ああいった。「―やり方ではうまくいかない」

ああ‐しやごしや あざけり笑う意のはやしことば。古事記中「―、こはあざわらふそ」

ああむじょう【噫無情】_‥ジヤウ ユゴー作「レ‐ミゼラブル」の黒岩涙香による邦訳題名。→レ‐ミゼラブル

アア‐ようがん【アア溶岩】 (aa lava)流れやすい玄武岩質の溶岩で、表面が粗くて凹凸に富む形態のもの。

ああら 〔感〕 (「あら」を強めた形)強い感動を表す声。あれまあ。日葡辞書「アアラウレシヤ。アアラカナシヤ」。「―不思議」

ああん ①赤ん坊や幼児などが泣く声。 ②人が口を大きく開けたさま。「―してごらん」