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あら【荒】(姓氏)🔗🔉

あら】 姓氏の一つ。 ⇒あら‐まさひと【荒正人】

あら【粗】🔗🔉

あら】 ①魚類などのおろし身をとったあとに残る頭・骨・えら。 ②あらぬか。 ③人の欠点。「―をさがす」

あら【🔗🔉

あら】 ①スズキ科の海産の硬骨魚。全長約1メートル。口が大きく、背部は灰色で紫色を帯び、腹部は銀白色。北海道からフィリピンまでのやや深海の岩礁部にすむ。冬に美味。オキスズキ。〈[季]冬〉。〈類聚名義抄〉 ②(九州で)クエ(九絵)の別称。

あら【荒・粗】(接頭)🔗🔉

あら荒・粗】 〔接頭〕 「あれはてた」「荒々しい」「こまやかでない」「くわしくない」「まばらな」「人工を加えぬ」「かたい」などの意を表す。「―えびす」↔にき(和)

あら【現】🔗🔉

あら】 〔接頭〕 「世に現れている」「目に見えている」「現在ある」などの意を表す。「―人神」

あら【新】🔗🔉

あら】 〔接頭〕 「新しい」「まだ使わない」「人工を加えぬ」「馴れない」などの意を表す。「―手の軍勢」

あら🔗🔉

あら 〔感〕 (女性が)驚いたり不審に思ったりする時に発する声。「―、本当かしら」

アラー【Allāh アラビア】🔗🔉

アラーAllāh アラビア⇒アッラー

アラービー【Aḥmad al-‘Arābī】🔗🔉

アラービーAḥmad al-‘Arābī】 エジプトの軍人・政治家。立憲制と外国支配の排除をめざし、「エジプト人のエジプト」を唱えて、アラービー革命(1881〜82年)を指揮。敗れてイギリス軍に屈したが、その後のエジプト民族主義運動に大きな影響を与えた。オラービー。(1839〜1911)

アラーム【alarm】🔗🔉

アラームalarm】 ①警報。警報装置。 ②目覚し時計。また、その音。

あら‐あら【粗粗・荒荒】🔗🔉

あら‐あら粗粗・荒荒】 ①ざっと。大略。多く副詞的に用いる。発心集「―書きつけむといふ」 ②荒々しいさま。狂言、鈍太郎「―と申して帰して御座る」 ⇒あらあら‐かしこ

あら‐あら🔗🔉

あら‐あら 〔感〕 (アラの畳語)甚だしく驚く時の声。

あらあら‐かしこ🔗🔉

あらあら‐かしこ 女性の手紙の末尾に用いる語。意をつくさず恐れ入るの意。 ⇒あら‐あら【粗粗・荒荒】

あらあら‐し・い【粗粗しい・荒荒しい】🔗🔉

あらあら‐し・い粗粗しい・荒荒しい】 〔形〕[文]あらあら・し(シク) ①大層粗末である。粗雑である。大ざっぱである。源氏物語浮舟「あたらしうきよげにつくりたれどさすがに―・しくて」 ②甚だ手荒い。大層乱暴である。源氏物語玉鬘「舟子どもの―・しき声にて」。「―・い男たち」「―・く戸を閉める」

あらい【洗い】アラヒ🔗🔉

あらい【荒井】‥ヰ🔗🔉

あらい荒井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒あらい‐かんぽう【荒井寛方】

あらい【新井】‥ヰ(地名)🔗🔉

あらい新井‥ヰ 新潟県西部の地名。妙高市に属する。もと北国ほっこく街道・飯山街道の宿場町。スキー用品製造が盛ん。

あらい【新井】‥ヰ(姓氏)🔗🔉

あらい新井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒あらい‐はくせき【新井白石】

あら・い【荒い・粗い】🔗🔉

あら・い荒い・粗い】 〔形〕[文]あら・し(ク) ➊《荒》 ①ごつごつしている。また、けわしい。万葉集15「岩が根の―・き島根に」 ②(波・風などが)はげしい。すさまじい。万葉集19「―・き風波に遇はせず平けく」。「―・い息遣い」 ③心・言動などが、乱暴である。あらあらしい。あらっぽい。宇津保物語俊蔭「牝熊、牡熊、―・き心を失ひて」。枕草子28「遣戸を―・く閉て開くる」。「気が―・い」「金遣いが―・い」 ④程度がはなはだしい。玉塵抄22「心の散り乱れ、―・う浮き上がり」 ➋《粗》 ①ざらざらしてなめらかでない。孝徳紀「その帷帳かたびらかきしろのごときには―・き布を用ゐるべし」。「きめの―・い肌」 ②編目や粒などが、こまかでなく大きい。また、密でなくまばらである。古今和歌集「塩焼き衣筬おさをあらみ間遠にあれや」。日葡辞書「アライコ(粉)」「アライフルイ(篩)」。「目が―・い織物」 ③心くばりや造作などが、おおざっぱである。綿密丁寧でなく粗雑である。中華若木詩抄「―・きと云ふも、つくろはずしてあるゆゑなり」。「調べ方が―・い」「細工が―・い」 ◇「荒」は性質や動きが激しい場合、「粗」は事物が細かくない、大ざっぱな場合に使う。

あらい‐あ・げる【洗い上げる】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐あ・げる洗い上げるアラヒ‥ 〔他下一〕[文]あらひあ・ぐ(下二) ①洗い終える。十分に洗う。 ②すっかり調べ上げる。「身許を―・げる」

アライアンス【alliance】🔗🔉

アライアンスalliance】 同盟。提携。特に、国際的な企業連合をいう。

あらい‐いと【洗糸】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐いと洗糸アラヒ‥ 薄紅に染めた糸。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐いも【洗芋】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐いも洗芋アラヒ‥ 里芋の異称。あらいも。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐おけ【洗い桶】アラヒヲケ🔗🔉

あらい‐おけ洗い桶アラヒヲケ 台所で食器・野菜などを、また風呂で体を洗うのに用いる桶。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐おとし【洗い落し】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐おとし洗い落しアラヒ‥ 休眠状態となった蚕種を清水で洗浄して、付着している塵埃・雑物を除去する作業。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐がえ【洗い替え】アラヒガヘ🔗🔉

あらい‐がえ洗い替えアラヒガヘ 洗濯したときに、代りに着る衣類。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐がき【洗柿】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐がき洗柿アラヒ‥ 染色の名。うすい柿色。薄柑子うすこうじ。 Munsell color system: 2.5YR7.5/5 ⇒あらい【洗い】

あらい‐かた【洗い方】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐かた洗い方アラヒ‥ ①物をあらう方法。また、あらった程度。 ②料理屋などで、魚・野菜など料理の素材を洗う者。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐がみ【洗い髪】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐がみ洗い髪アラヒ‥ 女が髪を洗って解き下げたままのもの。〈[季]夏〉。小栗風葉、深川女房「お光は些ちっとも動ぜず―のハラハラ零こぼれるのを掻揚げながら」 ⇒あらい【洗い】

あらい‐かわ【洗革】アラヒカハ🔗🔉

あらい‐かわ洗革アラヒカハ 毛皮の毛を去り、洗いなめした革。白革。一説に薄紅色の革という。あらかわ。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐かんぽう【荒井寛方】‥ヰクワンパウ🔗🔉

あらい‐かんぽう荒井寛方‥ヰクワンパウ 日本画家。本名、寛十郎。栃木県出身。日本美術院同人。仏画を得意とし、インドのアジャンター壁画や法隆寺金堂壁画の模写に従事。(1878〜1945) ⇒あらい【荒井】

あらい‐ぎぬ【洗い衣】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐ぎぬ洗い衣アラヒ‥ 〔枕〕 洗った着物と取り替えて着る意から、類音の「とりかひ川」にかかる。万葉集12「―取替川とりかいがわの川淀のよどまむ心思ひかねつも」 ⇒あらい【洗い】

あらい‐ぐすり【洗い薬】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐ぐすり洗い薬アラヒ‥ 眼や傷口などを洗う薬。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐ぐつわ【洗轡】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐ぐつわ洗轡アラヒ‥ 馬を洗ったり厩うまやにつないだりする時や乗馬練習の時にかける簡単な轡。水勒すいろく→乗轡のりぐつわ⇒あらい【洗い】

あらい‐ぐま【洗い熊・浣熊】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐ぐま洗い熊・浣熊アラヒ‥ アライグマ科の哺乳類。体長約50センチメートル。一見タヌキに似るが、尾に黒い輪状斑がある。北アメリカに分布し、近似種が南アメリカにもいる。低木林に生活し、雑食性で、水中のカニや貝類も食べる。名の由来は食物を水で洗って食べる習性から。ラクーン。 アライグマ 提供:東京動物園協会 ⇒あらい【洗い】

あらい‐こ【洗い粉】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐こ洗い粉アラヒ‥ 物、特に髪や皮膚を洗うのに用いた粉。小麦粉などの澱粉質に石鹸末・ホウ酸末・重曹などをまぜたもの。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐こ・す【洗ひ越す】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐こ・す洗ひ越すアラヒ‥ 〔他四〕 境を越して水が寄せる。山家集「畔のうきひぢ―・されて」

あらい‐ざら【洗い皿】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐ざら洗い皿アラヒ‥ 中に水をたたえて盃などを洗いすすぐ皿。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐ざらい【洗い浚い】アラヒザラヒ🔗🔉

あらい‐ざらい洗い浚いアラヒザラヒ 〔副〕 何から何まで。残らず。すっかり。尾崎紅葉、阿蘭陀芹「殿様の所へ行つて―申立て」。「―ぶちまける」 ⇒あらい【洗い】

あらい‐ざらし【洗い晒し】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐ざらし洗い晒しアラヒ‥ ①幾度も洗って染色がさめたこと。また、そのような衣服。「―の浴衣」 ②流れ灌頂かんじょうの異称。 ⇒あらい【洗い】

あらい‐ざら・す【洗い晒す】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐ざら・す洗い晒すアラヒ‥ 〔他五〕 衣服を、色がさめるほど繰り返し洗う。

あら‐いし【荒石】🔗🔉

あら‐いし荒石】 石切場から採取したままで人工を加えてない石。野面石のづらいし

あらい‐しゅ【洗朱】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐しゅ洗朱アラヒ‥ 黄みを帯びた丹色に近い朱。また、その色の漆うるしで刷毛目はけめを立てて塗った器物。日葡辞書「アライジュ」 Munsell color system: 9R6.1/7.5 ⇒あらい【洗い】

あらい‐すすぎ【洗い濯ぎ】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐すすぎ洗い濯ぎアラヒ‥ ⇒せんたく⇒あらい【洗い】

あらい‐ぜき【洗堰】アラヒ‥🔗🔉

あらい‐ぜき洗堰アラヒ‥ 川幅いっぱいに水流を横ぎってつくる堰。上流の水位を高めると同時に、水を常に堰を越して下流へ流す。 ⇒あらい【洗い】

あら‐いそ【荒磯】🔗🔉

あら‐いそ荒磯】 荒波のうちよせる磯。また、大きい岩石の多い磯。ありそ。拾遺和歌集「―のほか行く波の」 ⇒あらいそ‐ぎれ【荒磯切】 ⇒あらいそ‐じま【荒磯島】 ⇒あらいそ‐どんす【荒磯緞子】 ⇒あらいそ‐なみ【荒磯波】

あらいそ‐ぎれ【荒磯切】🔗🔉

あらいそ‐ぎれ荒磯切】 中国渡来の古代切の一種。濃いはなだ色地に、金糸で波に鯉の模様を織り出した織物。荒磯金襴。 ⇒あら‐いそ【荒磯】

あらいそ‐じま【荒磯島】🔗🔉

あらいそ‐じま荒磯島】 荒波のうちよせる島。謡曲、俊寛「―にただ一人」 ⇒あら‐いそ【荒磯】

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