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み‐つ【三つ】🔗⭐🔉
み‐つ【三つ】
数の名。さん。みっつ。
みつ‐あし【三つ足・三脚】🔗⭐🔉
みつ‐あし【三つ足・三脚】
①あしが三つある物の称。
②3本脚の五徳ごとく。
③(女房詞)鼎かなえ。
みつ‐あみ【三つ編み】🔗⭐🔉
みつ‐あみ【三つ編み】
三つの紐状の物を編んで一つに束ねること。また、その編み方。「髪を―にした少女」
みつ‐えり【三つ襟】🔗⭐🔉
みつ‐えり【三つ襟】
①小袖を3枚重ねて着ること。
②和服の襟の首すじにあたる部分の称。「―芯」
みつ‐おり【三つ折】‥ヲリ🔗⭐🔉
みつ‐おり【三つ折】‥ヲリ
①三つに折ること。三つに折れたもの。「紙を―にする」
②男の髷まげ。江戸時代、身分の低い者の間に行われた。元結・髷・刷毛先はけさきと三つに折るところからの名。三つ折返し。
③備中産の和紙の一種。
⇒みつおり‐ぐけ【三つ折絎】
みつおり‐ぐけ【三つ折絎】‥ヲリ‥🔗⭐🔉
みつおり‐ぐけ【三つ折絎】‥ヲリ‥
布の端を三つ折とし、表にこまかく一針ずつ出してくけること。
⇒みつ‐おり【三つ折】
みつ‐がさね【三つ重ね】🔗⭐🔉
みつ‐がさね【三つ重ね】
衣服・重箱などの、三つ重ねて一組としたもの。みつぐみ。
みつ‐かど【三つ角】🔗⭐🔉
みつ‐かど【三つ角】
①三つの角。三稜。
②三方に道がわかれた地点。
みつ‐がなえ【三つ鼎】‥ガナヘ🔗⭐🔉
みつ‐がなえ【三つ鼎】‥ガナヘ
(→)「みつかなわ」に同じ。
みつ‐かなわ【三つ鉄輪】🔗⭐🔉
みつ‐かなわ【三つ鉄輪】
三人が向かい合って座ること。鼎座ていざ。浄瑠璃、一谷嫩軍記「熊谷が戻らば―の詮議」
○三日にあげずみっかにあげず
間をあけず。たびたび。浄瑠璃、伽羅先代萩「―お出なされ」
⇒みっ‐か【三日】
みつぎり‐ぼん【三つ切本】🔗⭐🔉
みつぎり‐ぼん【三つ切本】
大本おおほんまたは半紙本を横に三つに切った形の横本。
みつ‐くち【三つ口】🔗⭐🔉
みつ‐くち【三つ口】
①上唇の中程が先天的に縦に裂けているもの。いぐち。→兎唇としん。
②古来の伐木法。鋸を用いず大木の根元を斧で三方より切り込み、最後に残りの部分を斧で切断して倒す方法。絃掛つるかけに似た手法。
みつ‐ぐま【三つ熊】🔗⭐🔉
みつ‐ぐま【三つ熊】
熊は1回にふつう2仔を産み、2〜3年間連れ歩く。この期間の3匹連れの熊をいう。
みつ‐ぐみ【三つ組】🔗⭐🔉
みつ‐ぐみ【三つ組】
三つが一組になったもの。「―の盃」
みつ‐くら【三つ蔵】🔗⭐🔉
みつ‐くら【三つ蔵】
⇒さんぞう1
みつ‐ご【三つ子・三つ児】🔗⭐🔉
みつ‐ご【三つ子・三つ児】
①一度の出産で三人いっしょに生まれた児。品胎ひんたい。
②3歳の幼児。
⇒三つ子の魂百まで
○三つ子の魂百までみつごのたましいひゃくまで🔗⭐🔉
○三つ子の魂百までみつごのたましいひゃくまで
幼い時の性質は老年まで変わらない。
⇒みつ‐ご【三つ子・三つ児】
みつ‐ごん【密言】
〔仏〕(→)呪じゅ2に同じ。平家物語10「くちに―をとなへ」
みつごん‐じょうど【密厳浄土】‥ジヤウ‥
〔仏〕三密で荘厳しょうごんされた大日如来の浄土。密厳経および瑜祇ゆぎ経に説かれ、金胎両部の法身ほっしんの住する所で、華厳経に説く華蔵世界も浄土教の極楽浄土もこの異名とする。密厳国。密厳国土。密厳仏国土。
みつざき【光崎】
姓氏の一つ。
⇒みつざき‐けんぎょう【光崎検校】
みつざき‐けんぎょう【光崎検校】‥ゲウ
江戸後期の地歌・箏曲家。京都で活躍。新傾向の箏曲「五段砧」「秋風の曲」、三弦曲「七小町ななこまち」「千代の鶯」「桜川」などを作曲。1853年(嘉永6)以降に没。
⇒みつざき【光崎】
みっ‐さつ【密殺】
①ひそかに殺すこと。
②非合法に家畜を屠殺すること。
みつ‐ざとう【蜜砂糖】‥タウ
まだ精製されない、黒い液状の砂糖。
みっ‐し【密旨】
内々の命令。秘密の要旨。
みっ‐し【密使】
内々につかわす使者。秘密の命をおびた使者。
みつ‐じ【密事】
秘密の事。みそかごと。内々の事。「―がもれる」
みっ‐しつ【密室】
①中から鍵をかけなどして、密閉状態の、外から入れない部屋。「―殺人事件」
②秘密にして人に知らせない部屋。
みっしゃく‐こんごう【密迹金剛】‥ガウ
執しゅ金剛神の異称。密迹力士。
みっ‐しゅう【密宗】
真言しんごん宗の異称。密教。
みっ‐しゅう【密集】‥シフ
隙間もないほど集合すること。
⇒みっしゅう‐しがいち【密集市街地】
みっしゅう‐しがいち【密集市街地】‥シフ‥
敷地が狭く老朽化した木造住宅・店舗の密集した地区。
⇒みっ‐しゅう【密集】
みつ‐しゅっこく【密出国】
正規の法手続きを踏まないで出国すること。↔密入国
ミッシュ‐メタル【misch metal】
セリウム族希土類元素の混合物。セリウム40〜50パーセント、ランタン20〜40パーセントを含む。合金用の添加物や発火合金などに利用される。
みっ‐しょ【密書】
秘密の文書・手紙。「―を送る」
みっ‐しょう【密商】‥シヤウ
法または規約を犯して、ひそかに商売すること。また、その人。
みっ‐しょう【密詔】‥セウ
内密に下されるみことのり。
みっ‐しょく【密植】
同種の植物などを、間隔を密にして植えること。
ミッション【mission】
①使節団。また、その使命。
②伝道。宣教。伝道団体。
③ミッション‐スクールの略。
④トランスミッションの略。
⇒ミッション‐スクール【mission-school】
ミッション‐スクール【mission-school】
キリスト教団体が異教徒の多い国に布教の目的で設立した学校。
⇒ミッション【mission】
みっしり
〔副〕
物がすきまなく満ちているさま。充実しているさま。みっちり。「―実が詰まる」
ミッシング‐リンク【missing link】
(「失われた環」の意)生物の系統進化において、現生生物と既知の化石生物との間を繋ぐべき未発見の化石生物。
みつ‐すい【蜜吸い】‥スヒ
スズメ目ミツスイ科の鳥の総称。全長10〜50センチメートルの小形から中形の鳥で、ブラシ状の舌で花蜜を吸う。オーストラリアとその周辺に産し、170種。また、特にその一種のキンランミツスイを指す。大きさはホオジロぐらいで全身深紅と黒色。ソロモン諸島の森林にすみ、花を訪れてその蜜を吸う。
ギンミミミツスイ
撮影:小宮輝之
アオツラミツスイ
撮影:小宮輝之
みっ‐せい【密生】
草木やかびなどが隙間なく生えること。
みつせ‐がわ【三瀬川】‥ガハ
三途さんずの川。源氏物語真木柱「―渡らぬさきにいかでなほ涙のみをの泡と消えなん」
みっ‐せつ【密接】
①隙間なくぴったりとつくこと。密着。
②関係が甚だ深いこと。「―な関わりを持つ」
みっ‐せん【密栓】
かたく栓をすること。また、その栓。
みつ‐せん【蜜腺】
花・葉などにあって、甘味のある液汁(花蜜)を分泌する部分。蜜槽。
みっ‐そ【密疏】
ひそかに上書すること。
みっ‐そ【密訴】
ひそかに訴えること。
みっ‐そう【密奏】
ひそかに奏上すること。密封して奏聞すること。また、その上奏。
みっ‐そう【密送】
ひそかに送ること。
みっ‐そう【密葬】‥サウ
ひそかに葬ること。内々で行う葬式。
みつ‐そう【蜜槽】‥サウ
(→)蜜腺みつせんに同じ。
みつ‐ぞう【密造】‥ザウ
こっそりとつくること。法を犯して製造すること。「―酒」
みつ‐ぞう【密蔵】‥ザウ
①密教の経・律・論。
②秘蔵。〈日葡辞書〉
みつ‐ぞろい【三つ揃い】‥ゾロヒ
3品で一揃いとなるもの。洋服の上衣・チョッキ・ズボンの類。
みつだ【光田】
姓氏の一つ。
⇒みつだ‐けんすけ【光田健輔】
みつだ【密陀】
密陀僧の略。→一酸化鉛。
⇒みつだ‐え【密陀絵】
⇒みつだ‐そう【密陀僧】
⇒みつだそう‐ゆ【密陀僧油】
⇒みつだ‐の‐あぶら【密陀油】
みつだ‐え【密陀絵】‥ヱ
①密陀油みつだのあぶらに顔料を混ぜて描いた一種の油絵。その技法は7世紀に大陸から伝来し、玉虫厨子や正倉院宝物の一部などに見出される。この語は、本来江戸時代に行われた漆器の彩色法について用いたものであるが、明治になって広く古代の遺品にも適用された。
②膠水に顔料を混ぜて描いた上に、全面に油を塗って画面を保護し、また透明感のある効果を求めたもの。正倉院の琵琶の捍撥かんぱち画など、8〜9世紀の遺品に例が多い。油色ゆうしょく。
⇒みつだ【密陀】
みつたから‐ぎん【三宝銀】
⇒さんぼうぎん
みつだ‐けんすけ【光田健輔】
医学者。山口県出身。長島愛生園園長。癩病理を研究。癩病(ハンセン病)患者の隔離を主導。文化勲章。(1876〜1964)
⇒みつだ【光田】
みつだ‐そう【密陀僧】
酸化鉛(Ⅱ)の別称。色相の濃度により、金密陀・銀密陀などの称がある。→一酸化鉛。
⇒みつだ【密陀】
みつだそう‐ゆ【密陀僧油】
(→)密陀油みつだのあぶらに同じ。
⇒みつだ【密陀】
みつただ【光忠】
鎌倉中期の備前長船おさふねの刀工。刀形は豪壮。刃文は大おお丁子。その作に織田信長愛蔵の刀があり、ほかに伊達政宗が人を斬ろうとした時、唐金の燭台を併せ切った太刀「燭台切光忠」がある。
みつだ‐の‐あぶら【密陀油】
乾燥を早めるため荏油えのあぶらに密陀僧を加えて煮たもの。油絵などに用いる。密陀僧油。
⇒みつだ【密陀】
みつ‐だん【密談】
ひそかに相談すること。内密の相談。「別室で―する」
ミッチェナー【James A. Michener】
アメリカの小説家。小説「南太平洋物語」のほか、浮世絵に関心が深く「日本の版画」などの評論がある。(1907〜1997)
ミッチェル【Margaret Mitchell】
アメリカの女性作家。南北戦争時代を題材にした長編小説「風と共に去りぬ」で有名。(1900〜1949)
みっちゃ
あばた。浮世草子、好色三代男「よし―なりとも、心こそなれ」
⇒みっちゃ‐くちゃ
みっ‐ちゃく【密着】
①ぴったりと付着すること。「―取材」
②密着印画の略。
⇒みっちゃく‐いんが【密着印画】
みっちゃく‐いんが【密着印画】‥グワ
写真原板を印画紙あるいはフィルムに密着し、焼き付けて作った印画。コンタクト‐プリント。コンタクト。
⇒みっ‐ちゃく【密着】
みっちゃ‐くちゃ
(→)「みっちゃ」に同じ。
⇒みっちゃ
みっ‐ちょく【密勅】
秘密の勅命。内々に下される勅旨。
みっちり
〔副〕
①隙間がないほどくっついて物が詰まっているさま。「梅が枝に―と花をつける」
②念を入れて十分に行うさま。「芸を―仕込む」
みっ‐つ【三つ】
ミツの促音化。
⇒三つ叱って五つ褒め七つ教えて子は育つ
みっ‐つう【密通】
男女がひそかに情を通じること。私通。みそかごと。「不義―」
みつ‐づけ【蜜漬】
柑橘類や生姜しょうがなどを蜜に漬けること。また、その食品。


みつ‐ぞろい【三つ揃い】‥ゾロヒ🔗⭐🔉
みつ‐ぞろい【三つ揃い】‥ゾロヒ
3品で一揃いとなるもの。洋服の上衣・チョッキ・ズボンの類。
みっ‐つ【三つ】🔗⭐🔉
みっ‐つ【三つ】
ミツの促音化。
⇒三つ叱って五つ褒め七つ教えて子は育つ
○三つ叱って五つ褒め七つ教えて子は育つみっつしかっていつつほめななつおしえてこはそだつ🔗⭐🔉
○三つ叱って五つ褒め七つ教えて子は育つみっつしかっていつつほめななつおしえてこはそだつ
子を育てるには叱るのは少しにして、ほめたり教えたりすることを多くするのがよいということ。
⇒みっ‐つ【三つ】
みつ‐づれ【三つ連れ】
鳥などが3羽連れ立っていること。狂言、八幡の前「あとから―が参りまする」
みっ‐てい【密偵】
ひそかに内情を探り調べること。また、その人。スパイ。「―を送り込む」
ミッテラン【François Mitterrand】
フランスの政治家。社会党の第一書記を経て、1981年大統領に当選、88年再選。(1916〜1996)
ミッテラン
撮影:石井幸之助
ミット【mitt】
野球で、捕手・一塁手がボールを受けるのに用いる革手袋。普通、親指だけ分かれる。→グローブ1
みつ‐と【三斗】
〔建〕大斗の上に肘木をのせ、その上に巻斗まきと三つを有する枡組ますぐみ。平三斗。十字に肘木を組んだものを出で三斗という。
三斗
みつ‐ど【密度】
(density)
①物質の単位体積の質量。単位はkg/m3またはg/cm3
②広義には、ある量(人口や電気量など)が単位の体積・面積・長さなどに分布する割合。粗密の度合。「人口―」「―の高い講義」
⇒みつど‐りゅう【密度流】
ミッドウェー【Midway】
中部太平洋、ハワイ諸島の北西に位置する珊瑚礁の小島。もとアメリカ海軍の重要基地。1942年その沖で日米海空戦が行われた。
みつ‐どうぐ【三つ道具】‥ダウ‥
三つ一組になった道具。
㋐罪人を捕らえるのに用いた突棒つくぼう・刺叉さすまた・袖搦そでがらみ。
㋑拘禁の際の手枷てかせ・足枷・首枷。
㋒懐中道具の錐・小刀・鋏。
㋓和船の帆柱・帆桁(または伝馬船)・舵。
㋔農具の鋤・鍬・鎌。
㋕鯛の頭部にある、鍬・鋤・鎌に似た3個の骨。
ミッドナイト【midnight】
真夜中。深夜。
ミッド‐フィールダー【mid-fielder】
サッカーで、フォワードとディフェンダーとの間で攻守のプレーをする選手。また、そのポジション。ハーフバック。MF
みつ‐どもえ【三つ巴】‥ドモヱ
①紋所の名。巴を三つ組み合わせて尾を同方向にめぐらしたもの。→巴(図)。
②三者がからみ合って対立すること。「―の戦い」
みっとも‐な・い
〔形〕
ミトモナイの促音化。見るにたえない。また、外聞がわるい。「―・いまねはよせ」
みつど‐りゅう【密度流】‥リウ
(→)重力流に同じ。
⇒みつ‐ど【密度】
み‐づな【身綱】
(→)「みなわ」に同じ。
みつなが【光長】
⇒ときわみつなが(常盤光長)
みつな‐かしわ【御綱柏】‥カシハ
(ミツナガシワとも)
①(→)三角柏みつのかしわに同じ。古事記下「大后、豊楽とよのあかりしたまはむとして―を採りに木の国にいでましし間に」
②オオタニワタリの別称。
③カクレミノの別称。
みつ‐な・し【才無し】
〔形ク〕
才がない。才徳がない。継体紀(前田本)院政期点「寡人おのれ不才ミツナウして以て称かなふに足らず」
みつな‐の‐すけ【御綱助】
平安時代以後、行幸の時に鳳輦ほうれんの綱のもとに供奉する役。近衛の中将・少将が担当した。みつなのこのえ。枕草子221「―の中・少将、いとをかし」
みつ‐なり【三つ成】
果実などが三つ一緒になっていること。狂言、柑子「菓子に見事な柑子が出た。取り上げて見れば―であつた」
みつ‐にゅうごく【密入国】‥ニフ‥
正規の法手続きをとらずに入国すること。↔密出国
み‐つの【御角】
御帳台の柱にかける犀の角。懸角かけつの。
みつ‐の‐あさ【三つの朝】
(年・月・日の朝の意)元旦。三朝さんちょう。〈[季]新年〉
みつの‐かしわ【三角柏・御津柏】‥カシハ
(ミツノガシワとも)
①昔、宮中の豊明節会とよのあかりのせちえ・神供などに酒を盛るのに用いた木の葉。葉の先端がとがって三つに分かれている。オオタニワタリ、またカクレミノの葉ともいう。みつなかしわ。
②伊勢神宮で、占いに使用した3枚の柏の葉。投げて立てば願い事がかなうとされた。
みつ‐の‐くるま【三つの車】
(長者が火事の家から子供を救うために、門外に羊車・鹿車・牛車の三つの車があるといって誘い出したという、法華経譬喩品の譬え話から)三界から衆生を救い出す仏法のたとえ。謡曲、葵上「―に法のり(「乗り」をかける)の道、火宅の門をや出でぬらん」
みつ‐の‐たから【三つの宝】
①仏・法・僧、すなわち三宝さんぼう。
②三種の神器。
⇒みつのたから‐の‐とり【三つの宝の鳥】
みつのたから‐の‐とり【三つの宝の鳥】
ブッポウソウの別称。
⇒みつ‐の‐たから【三つの宝】
みつ‐の‐とも【三つの友】
①[白居易、北窓三友詩]琴・酒・詩の称。さんゆう。源氏物語末摘花「―にて、いまひとくさやうたてあらん」
②[月令広義17]松・竹・梅のこと。歳寒三友。
③[元結、丐論]雪山・松柏・琴酒のこと。
みつのぶ【光信】
⇒とさみつのぶ(土佐光信)
みつ‐の‐みち【三つの径】
(「三径さんけい」の訓読)三つのこみち。源氏物語蓬生「このさびしき宿にも、かならず分けたる跡あなる―」
みつ‐の‐みち【三つの道】
地獄・餓鬼・畜生の三悪道。三途さんず。源氏物語松風「天に生るる人の、あやしき―に帰らん一時」
みつ‐の‐やま【三つの山】
熊野三山。すなわち、本宮・新宮・那智の3山。義経記3「―の御参詣を事ゆゑなく遂げ給ふ」
みつ‐ば【三葉】
①葉が三つあること。また、そのもの。
②セリ科の多年草。日本の山地に自生し、また野菜としてしばしば軟白栽培される。葉は長柄のある三出複葉、芳香があって美味。ミツバゼリ。野蜀葵。〈[季]春〉
⇒みつば‐あおい【三葉葵】
⇒みつば‐あけび【三葉木通・三葉通草】
⇒みつば‐うつぎ【三葉空木】
⇒みつば‐おうれん【三葉黄連】
⇒みつば‐がしわ【三葉柏】
⇒みつば‐ぜり【三葉芹】
⇒みつば‐つつじ【三葉躑躅】
みつば‐あおい【三葉葵】‥アフヒ
紋所の名。(→)葵巴あおいどもえに同じ。
⇒みつ‐ば【三葉】
みつば‐あけび【三葉木通・三葉通草】
アケビ科の蔓性落葉木本。葉は3小葉の複葉。4月頃暗紫色の花を開き、楕円形の果実はアケビに似て成熟して裂け、白い果肉が見える。甘くて食用、皮部は薬用となり、蔓つるはアケビと同様にバスケット・椅子などの細工用。〈[季]秋〉
ミツバアケビ(実)
撮影:関戸 勇
⇒みつ‐ば【三葉】
みつ‐ばい【密売】
法を犯してひそかに売ること。「麻薬の―」
みつば‐うつぎ【三葉空木】
ミツバウツギ科の落葉低木。山地に自生。高さ約3メートル。葉は3出複葉。5〜6月頃、白色のヤマブキに似た五弁花を開き、矢筈やはず状の翼をもった果実を結ぶ。材は木釘・箸とし、若芽は食用。欧米では観賞用に栽培。コメノキ。漢名、省沽油。
⇒みつ‐ば【三葉】
みつば‐おうれん【三葉黄連】‥ワウ‥
キンポウゲ科の多年草。高山の樹陰に自生。地下に糸状の根茎が横走。葉は3小葉の複葉で、長柄がある。7月頃、白花を単生。根茎はオウレンと同様に健胃薬として用いる。
⇒みつ‐ば【三葉】
みつば‐がしわ【三葉柏】‥ガシハ
紋所の名。柏の葉3枚を図案化したもの。
⇒みつ‐ば【三葉】
みつばしら‐とりい【三柱鳥居】‥ヰ
京都太秦うずまさの木島このしま神社にある特殊な石鳥居。春日鳥居を3個組み合わせた様式で、笠木などを互いに組み合わせ、柱を鼎足状にしたもの。
みつば‐ぜり【三葉芹】
(→)三葉2の別称。
⇒みつ‐ば【三葉】
みつ‐ばち【三鉢】
(→)三物みつもの㋓に同じ。
みつ‐ばち【蜜蜂】
ミツバチ科の蜂の総称。特にその一種で、別名セイヨウミツバチをいう。社会生活をする。群れには1匹の雌蜂(女王蜂)と少数の雄蜂と数万匹に達する働き蜂がいる。働き蜂は、体長10〜15ミリメートル、背部は暗黒色で、羽は透明、生殖機能がなく花蜜や花粉の採集、営巣・育児などを行う。蜂蜜・蜜蝋・ロイヤル‐ゼリーを採るために広く飼養され、品種が多い。在来種にニホンミツバチがある。〈[季]春〉
みつばち(働き蜂)
セイヨウミツバチ
提供:ネイチャー・プロダクション
ニホンミツバチ
提供:ネイチャー・プロダクション
みつば‐つつじ【三葉躑躅】
ツツジ科の落葉低木。日本中部の山地に生じ、葉は広い菱形で3枚輪生。春、若葉に先立ち紅紫色の美花を開く。観賞用に栽培。
ミツバツツジ(花)
撮影:関戸 勇
⇒みつ‐ば【三葉】
みつば‐の‐そや【三羽の征矢】
(3枚の矢羽をつけた征矢の意)非常に速いことのたとえ。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「二百両から五百両段々儲けの商ひ拍子、千両にするは―」
みつは‐の‐め【罔象女】
(→)罔象みずはに同じ。
みつば‐よつば
宮殿が3棟・4棟と建ち続いて立派なさま。催馬楽、此殿者「三枝さきくさの―の中に殿づくりせりや」
みつ‐ばん【三つ半】
(三半鐘の略)比較的近くの出火を知らせる三点打の半鐘。→すりばん
みつ‐びきりょう【三引両】‥リヤウ
紋所の名。円形の中に3本の筋を表したもの。太平記32「武者一騎、―の笠符かさじるし著けて馳せ通りけるを」
みつびし‐ざいばつ【三菱財閥】
日本の財閥の一つ。岩崎弥太郎によって築き上げられた。明治維新後、政府御用の海運業者として巨利を得、日本郵船の海上運送における独占的地位を基礎として発展、三菱合資会社を本拠として、海運・鉱山・造船・鉄道・銀行・商業・貿易など、ほとんど全産業に及ぶ総合的コンツェルンを形成するに至る。第二次大戦後、GHQの指令により解体。
みっ‐ぷ【密夫】
ひそかに他人の妻に通じる男。
みっ‐ぷ【密婦】
ひそかに他人の夫と通じる女。
みっ‐ぷう【密封】
隙間なく堅く封をすること。
ミップス【MIPS】
(million instructions per second)コンピューターの処理速度の単位。1秒間に実行できる命令数を100万単位で表す。
みつ‐ぶとん【三蒲団】
三つ重ねの敷蒲団。江戸時代の遊郭で、高級の遊女のぜいたくな夜具にいう。江戸吉原では、客が贈るものとなっていて、紋日もんびなどに積み夜具・飾り夜具などといって、飾って見せた。
みっ‐ぺい【密閉】
隙間なく閉じること。
み‐つぼ【水粒・泡沫】
水滴。水の泡。みずたま。万葉集20「―なす仮れる身そとは知れれども」
みつ‐ぼう【密房】‥バウ
秘密の部屋。また、外部から入れないようにしてある部屋。密室。
みつ‐ぼう【密謀】
秘密のはかりごと。
みっ‐ぽう【密法】‥ポフ
①密教で、本尊を供養し、所願の成就を祈る祈祷の法。修法しゅほう。
②秘密の方法。
みつ‐ぼうえき【密貿易】
法を犯してする貿易。
みつ‐ぼし【三つ星】
①オリオン座の中央部に直列する3個の恒星の総称。からすき星。参星。物類称呼「参しん(からすきぼしと云、二十八宿の内也)…江戸にて三光といひ又三ツ星といふ」
②紋所の名。星を「品」の字形に並べたもの。
③江戸日本橋の四日市で売っていた瘡毒そうどくの膏薬。
⇒みつぼし‐いちもんじ【三星一文字】
みつぼし‐いちもんじ【三星一文字】
紋所の名。三つ星の下に一文字を置いたもの。嵯峨源氏流渡辺氏などが用いる。三光一文字。
⇒みつ‐ぼし【三つ星】
みつ‐また【三叉】
①川・道路などの三筋に分かれた所。
②江戸、中洲なかずの俗称。
③⇒さんまた。
⇒みつまた‐ぎり【三叉錐】
みつ‐また【三椏・三叉】
ジンチョウゲ科の落葉低木。中国原産。繊維植物として日本の暖地に栽培。庭樹にもする。高さ約2メートル。枝は三つに分かれる。葉は長楕円形。晩秋、落葉して枝ごとに一団の蕾つぼみをつけ、春、葉に先だって匂いのある黄色の筒形小花を総状につける。樹の靱皮じんぴ繊維をとって和紙の原料とする。結香むすびき。漢名、黄瑞香。「三椏の花」は〈[季]春〉。
みつまた
ミツマタ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
みつまた‐ぎり【三叉錐】
三叉で戟ほこの形をした錐。酒樽の呑口などを穿つのに用いる。
⇒みつ‐また【三叉】
みつ‐まと【三的】
①流鏑馬やぶさめの馬場の埒らちに沿って3カ所に立てる的。また、流鏑馬のこと。
②小的を三つ並べて歩立かちだちで射ること。
みつ‐まめ【蜜豆】
ゆでた赤豌豆あかえんどうに、采さいの目に切った寒天や紅白の求肥ぎゅうひ、白玉、果物などを加え、砂糖蜜をかけた食べもの。〈[季]夏〉
み‐づまり【身詰り】
身の処置にこまること。傾城買四十八手「外の客を勤めずだんだん切れてしまひ、つひにはひとり客となり互ひに―となる故」
みつ‐み【三つ身】
2〜3歳前後の小児の着物で並幅1反の織物の半分で仕立てるもの。身丈の3倍の布で前後ろ身頃・衽おくみを裁つのでいう。
みつ‐みつ【密密】
①極めて秘密なさま。内々。日葡辞書「ミッミッニマウス」
②こまかいさま。
③草木のしげるさま。
みつ‐みつ‐し
〔枕〕
(「御稜威みいつ御稜威し」の意とも、「満つ満つし」の意ともいわれるが、意味未詳)「久米」にかかる。古事記中「―久米の子らが」
みつ‐め【三つ目】
①目が三つあること。また、そのもの。
②婚礼または誕生から3日目に当たること。また、その祝事。
③汁用の椀に次ぐ大きさの小さな木盃で、酒を飲むのに用いるもの。日葡辞書「ハナチ、即ち、コワン(小椀)、また、ミツメ」
⇒みつめ‐ぎり【三つ目錐】
⇒みつめ‐こぞう【三つ目小僧】
みつめ‐ぎり【三つ目錐】
刃先が三角錐形をなす錐。
⇒みつ‐め【三つ目】
みつめ‐こぞう【三つ目小僧】
目を三つ具えているという怪物。
⇒みつ‐め【三つ目】
み‐つ・める【見詰める】
〔他下一〕[文]みつ・む(下二)
視線をはずさず、その物に見入る。じっと見つづける。凝視する。「穴のあくほど―・める」
みつ‐もう【密毛】
すきまなく生えている毛。
みつ‐もの【三つ物】
三つで一組になったもの。
㋐武具のうち、鎧よろいの胴・袖と兜の称。
㋑騎射の3種。流鏑馬やぶさめ・笠懸かさがけ・犬追物いぬおうものの称。または、犬追物・笠懸・歩射ぶしゃの称。
㋒連歌・俳諧で、発句・脇句・第三句の称。
㋓饗応の膳における口取・刺身・焼肴の3品。三鉢みつばち。
㋔(綿入れの着物を表・裏・綿の三つに分けて売り物にしたからか、という)古着。誹風柳多留4「―を下女は値ばかり聞いて見る」
み‐つもり【見積り】
あらかじめ大体の計算をすること。また、その計算。「工事費の―」「―が狂う」
⇒みつもり‐しょ【見積書】
みつもり‐しょ【見積書】
見積りを記した書類。みつもりがき。
⇒み‐つもり【見積り】
み‐つも・る【見積もる】
〔他五〕
①目で見て大体をはかる。目分量ではかる。
②物事のあらましを考え、それに要する費用・人員・時間などを計算して予測を立てる。つもる。概算する。「費用を―・る」「安く―・る」
みつ‐もん【三つ紋】
背の上と両袖の背面とに一つずつ付けた紋。五つ紋より略式。
みつ‐やく【密約】
秘密の契約。秘密の条約。
みつ‐ゆ【密輸】
密輸出または密輸入。「―を取り締まる」
みつ‐ゆい【三結】‥ユヒ
(→)「みつ(褌)」に同じ。狂言、飛越「右左へ取つて引き廻し、―を取つて目より高く差し上げ」
みつ‐ゆしゅつ【密輸出】
法を犯してひそかに物品を輸出すること。
みつ‐ゆにゅう【密輸入】‥ニフ
法を犯してひそかに物品を輸入すること。
みつ‐ゆび【三つ指】
親指・人差し指・中指の3本の指をついて丁寧に礼をすること。浄瑠璃、鎌倉三代記「使者は―、こなたの奏者は」
みつよ【光世】
平安末期の筑後三池の刀工。典太でんたと称す。前田家所蔵の太刀「名物大典太」は光世作の銘があり、国宝。
み‐づら【見面】
見たようす。みかけ。みば。みえ。「―がよい」
み‐づら・い【見辛い】
〔形〕[文]みづら・し(ク)
①見るのがつらい。見るに堪えない。
②見にくい。狂言、二千石じせんせき「すは乱舞らっぷになりますると下座へ下らしやりまするのが―・う存じて」
みつ‐りょう【密猟】‥レフ
法を犯してひそかに猟をすること。夏目漱石、吾輩は猫である「膃肭臍オットセイが日向ぼつこをして居る所へ―船が向つた様な者だ」
みつ‐りょう【密漁】‥レフ
法を犯してひそかに漁をすること。
みつ‐りん【密林】
木や草が密生した林。ジャングル。「―地帯」
みつ・る【羸る】
〔自下二〕
やつれる。つかれて細る。万葉集4「―・れに―・れ片念かたもいをせむ」
ミッレト【millet トルコ】
オスマン帝国時代の宗教共同体。キリスト教・ユダヤ教など個別の宗教共同体に自治権を与え、間接統治する制度をミッレト制度と呼ぶ。→ジンミー









みつ‐づれ【三つ連れ】🔗⭐🔉
みつ‐づれ【三つ連れ】
鳥などが3羽連れ立っていること。狂言、八幡の前「あとから―が参りまする」
みつ‐どうぐ【三つ道具】‥ダウ‥🔗⭐🔉
みつ‐どうぐ【三つ道具】‥ダウ‥
三つ一組になった道具。
㋐罪人を捕らえるのに用いた突棒つくぼう・刺叉さすまた・袖搦そでがらみ。
㋑拘禁の際の手枷てかせ・足枷・首枷。
㋒懐中道具の錐・小刀・鋏。
㋓和船の帆柱・帆桁(または伝馬船)・舵。
㋔農具の鋤・鍬・鎌。
㋕鯛の頭部にある、鍬・鋤・鎌に似た3個の骨。
みつ‐どもえ【三つ巴】‥ドモヱ🔗⭐🔉
みつ‐どもえ【三つ巴】‥ドモヱ
①紋所の名。巴を三つ組み合わせて尾を同方向にめぐらしたもの。→巴(図)。
②三者がからみ合って対立すること。「―の戦い」
みつ‐なり【三つ成】🔗⭐🔉
みつ‐なり【三つ成】
果実などが三つ一緒になっていること。狂言、柑子「菓子に見事な柑子が出た。取り上げて見れば―であつた」
みつ‐の‐あさ【三つの朝】🔗⭐🔉
みつ‐の‐あさ【三つの朝】
(年・月・日の朝の意)元旦。三朝さんちょう。〈[季]新年〉
みつ‐の‐くるま【三つの車】🔗⭐🔉
みつ‐の‐くるま【三つの車】
(長者が火事の家から子供を救うために、門外に羊車・鹿車・牛車の三つの車があるといって誘い出したという、法華経譬喩品の譬え話から)三界から衆生を救い出す仏法のたとえ。謡曲、葵上「―に法のり(「乗り」をかける)の道、火宅の門をや出でぬらん」
みつ‐の‐たから【三つの宝】🔗⭐🔉
みつ‐の‐たから【三つの宝】
①仏・法・僧、すなわち三宝さんぼう。
②三種の神器。
⇒みつのたから‐の‐とり【三つの宝の鳥】
みつのたから‐の‐とり【三つの宝の鳥】🔗⭐🔉
みつのたから‐の‐とり【三つの宝の鳥】
ブッポウソウの別称。
⇒みつ‐の‐たから【三つの宝】
みつ‐の‐とも【三つの友】🔗⭐🔉
みつ‐の‐とも【三つの友】
①[白居易、北窓三友詩]琴・酒・詩の称。さんゆう。源氏物語末摘花「―にて、いまひとくさやうたてあらん」
②[月令広義17]松・竹・梅のこと。歳寒三友。
③[元結、丐論]雪山・松柏・琴酒のこと。
みつ‐の‐みち【三つの径】🔗⭐🔉
みつ‐の‐みち【三つの径】
(「三径さんけい」の訓読)三つのこみち。源氏物語蓬生「このさびしき宿にも、かならず分けたる跡あなる―」
みつ‐の‐みち【三つの道】🔗⭐🔉
みつ‐の‐みち【三つの道】
地獄・餓鬼・畜生の三悪道。三途さんず。源氏物語松風「天に生るる人の、あやしき―に帰らん一時」
みつ‐の‐やま【三つの山】🔗⭐🔉
みつ‐の‐やま【三つの山】
熊野三山。すなわち、本宮・新宮・那智の3山。義経記3「―の御参詣を事ゆゑなく遂げ給ふ」
みつ‐ばん【三つ半】🔗⭐🔉
みつ‐ばん【三つ半】
(三半鐘の略)比較的近くの出火を知らせる三点打の半鐘。→すりばん
みつ‐ぼし【三つ星】🔗⭐🔉
みつ‐ぼし【三つ星】
①オリオン座の中央部に直列する3個の恒星の総称。からすき星。参星。物類称呼「参しん(からすきぼしと云、二十八宿の内也)…江戸にて三光といひ又三ツ星といふ」
②紋所の名。星を「品」の字形に並べたもの。
③江戸日本橋の四日市で売っていた瘡毒そうどくの膏薬。
⇒みつぼし‐いちもんじ【三星一文字】
みつ‐み【三つ身】🔗⭐🔉
みつ‐み【三つ身】
2〜3歳前後の小児の着物で並幅1反の織物の半分で仕立てるもの。身丈の3倍の布で前後ろ身頃・衽おくみを裁つのでいう。
みつ‐め【三つ目】🔗⭐🔉
みつ‐め【三つ目】
①目が三つあること。また、そのもの。
②婚礼または誕生から3日目に当たること。また、その祝事。
③汁用の椀に次ぐ大きさの小さな木盃で、酒を飲むのに用いるもの。日葡辞書「ハナチ、即ち、コワン(小椀)、また、ミツメ」
⇒みつめ‐ぎり【三つ目錐】
⇒みつめ‐こぞう【三つ目小僧】
みつめ‐ぎり【三つ目錐】🔗⭐🔉
みつめ‐ぎり【三つ目錐】
刃先が三角錐形をなす錐。
⇒みつ‐め【三つ目】
みつめ‐こぞう【三つ目小僧】🔗⭐🔉
みつめ‐こぞう【三つ目小僧】
目を三つ具えているという怪物。
⇒みつ‐め【三つ目】
みつ‐もの【三つ物】🔗⭐🔉
みつ‐もの【三つ物】
三つで一組になったもの。
㋐武具のうち、鎧よろいの胴・袖と兜の称。
㋑騎射の3種。流鏑馬やぶさめ・笠懸かさがけ・犬追物いぬおうものの称。または、犬追物・笠懸・歩射ぶしゃの称。
㋒連歌・俳諧で、発句・脇句・第三句の称。
㋓饗応の膳における口取・刺身・焼肴の3品。三鉢みつばち。
㋔(綿入れの着物を表・裏・綿の三つに分けて売り物にしたからか、という)古着。誹風柳多留4「―を下女は値ばかり聞いて見る」
みつ‐もん【三つ紋】🔗⭐🔉
みつ‐もん【三つ紋】
背の上と両袖の背面とに一つずつ付けた紋。五つ紋より略式。
みつ‐ゆび【三つ指】🔗⭐🔉
みつ‐ゆび【三つ指】
親指・人差し指・中指の3本の指をついて丁寧に礼をすること。浄瑠璃、鎌倉三代記「使者は―、こなたの奏者は」
みつ‐わり【三つ割り】🔗⭐🔉
みつ‐わり【三つ割り】
①物を三分すること。また、三分された量。
②四斗樽の酒の3分の1の量。また、その量を入れる樽。
⇒みつわり‐ぎく【三割菊】
広辞苑に「三つ」で始まるの検索結果 1-42。