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また【又・亦・復】🔗🔉

また又・亦・復】 (「股」の意から) [一]〔副〕 ①再び。二度。万葉集6「万世に絶ゆることなく―かへり見む」。「―会いましょう」「―とない機会」 ②同じく。ひとしく。源氏物語帚木「品さだまりたるなかにも―きざみきざみありて」。徒然草「これも―何時までかあらむ」。「今日も―暮れる」「―いつもの癖が出た」 ③ほかに。別に。別のとき。源氏物語帚木「げにその竜田姫の錦には、―しく物あらじ」。徒然草「西山の事はかへりて―こそ思ひたため」。「―にする」「―の機会」 ④新たに加わった事態に驚きや不審の念をこめていう。この上。「なぜ―」「―どうしたの」 [二]〔接続〕 ①その上に。そのほかに。源氏物語胡蝶「和して―清しとうち誦じ給うて」。「彼は学才もあり―人格もすぐれている」 ②ならびに。万葉集8「萩の花尾花くず花なでしこが花をみなへし―藤袴朝顔が花」 ③話題を変える時にいう。それから。徒然草「―、ことなるやうもなかりけりと、手を打ちて笑ふ人あり」 [三]〔接頭〕 名詞に付けて、間接的である意を表す。「―聞き」「―貸し」「―弟子」

また‐また【又又・亦亦】🔗🔉

また‐また又又・亦亦】 〔副〕 (「また」を強めて言う語)その上にもまた。なおまた。かさねて。「―災難にあった」「―そんな事をおっしゃって」

も‐また【亦】🔗🔉

も‐また】 上を受けて「これもまた」の意を表す漢字「亦」の称。「又」「復」などと区別していう。

[漢]亦🔗🔉

 字形 〔亠部4画/6画/人名/4382・4B72〕 〔音〕エキ(漢) ヤク(呉) 〔訓〕また [意味] ①…もまた。…もやはり。「治亦進、乱亦進=治まるもまた進み、乱るるもまた進む」〔孟子〕 ②強調の助字。「また」とよむ。▶「不亦…乎」の形をとり、なんと…ではないか、の意。「学而時習之、不亦説乎=学んで時にこれを習う、また説よろこばしからずや」〔論語〕 [解字] 解字会意。人の両わきに点を付して、左右のわきのしたの意を示す。両わきにある、の意から、もうひとつ、また、の意に用いる。

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