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○似れば似るものにればにるもの🔗⭐🔉
○似れば似るものにればにるもの
(驚きや感嘆の気持をこめて)似るとはいってもこれほどまで似ているとは。
⇒にる【似る】
にれんぜん‐が【尼連禅河】
(梵語Nairañjanā)インド北東部のビハール州にある川。ガンジス川の一支流。今はパルグ川という。河畔の菩提樹下に釈尊が悟りを開いたと伝え、流域は仏教の聖跡に富む。ナイランジャナー。→ブッダガヤー
に‐ろう【二臈】‥ラフ
①一臈に次いで年功を積んだ人。
②六位の蔵人くろうど。
にろくじ‐ちゅう【二六時中】
(昔の時の制で、昼夜をそれぞれ6等分したのでいう)一昼夜。終日。四六時中しろくじちゅう。
にろく‐つい【二六対】
漢詩のうち七言近体詩の守るべき規則。各句の第2字と第6字の平仄ひょうそくを一致させること。
にろり‐にろり
(→)「にょろにょろ」に同じ。狂言、八尾「某が鼻の先へ、―と差出す」
にわ【庭・場】ニハ
①広い場所。物事を行う場所。神武紀「霊畤まつりのにわを鳥見山とみのやまの中に立てて」。「いくさの―」「裁きの―」
②邸内または階前の、農事に使う空地。万葉集4「―に立つ麻手刈り干し」
③草木を植え築山・泉池などを設けて、観賞・逍遥などをする所。庭園。万葉集17「楽しき―に梅柳折りかざしてば」。「―の手入れ」
④㋐波の平らかな(漁業を行う)海面。万葉集3「飼飯けひの海の―好くあらし」
㋑転じて、穏やかな天候。日和ひより。〈日葡辞書〉。雨月物語1「―はかばかりよかりしものを」
⑤家の出入口や台所などの土間。
⑥家庭。「―の訓おしえ」
にわ【丹羽】‥ハ
姓氏の一つ。
⇒にわ‐ながひで【丹羽長秀】
⇒にわ‐ふみお【丹羽文雄】
にわ‐いし【庭石】ニハ‥
庭の風致を添えるために据えておく石。また、庭に設けた飛石。
にわ‐いじり【庭弄り】ニハイヂリ
庭の草木や石などの手入れをすること。
にわ‐いろり【庭囲炉裡】ニハヰロリ
(→)「にわかまど」2に同じ。
にわ‐うめ【庭梅】ニハ‥
バラ科サクラ属の落葉低木。中国原産で、観賞用に栽培。高さ約2メートル。春、葉に先だって淡紅色、時に白色の小さな5弁花を開き、果実は小球形。八重のものをニワザクラと呼ぶ。コウメ。漢名、郁李いくり。〈[季]春〉
にわ‐うるし【庭漆】ニハ‥
ニガキ科の落葉高木。原産は中国大陸。大きな羽状複葉を互生。夏に緑白色の小花を多数円錐状につける。生長が早く、庭木や並木とするが、逸出して鉄道沿いなどに生える。葉がウルシに似るが全く別種。別名、神樹。
にわか【俄】ニハカ
①急に変化が現れるさま。
㋐だしぬけ。突然。西大寺本最勝王経平安初期点「涙交ニハカに流れ」。「一天―にかき曇る」「―の来訪」
㋑すぐさま。即座。「―には答えられない」
②俄狂言の略。
⇒にわか‐あめ【俄雨】
⇒にわか‐おどり【俄踊】
⇒にわか‐きょうげん【俄狂言】
⇒にわか‐ごしらえ【俄拵え】
⇒にわか‐ごと【俄事】
⇒にわか‐し【俄師】
⇒にわか‐じこみ【俄仕込み】
⇒にわか‐じたて【俄仕立て】
⇒にわか‐しばい【俄芝居】
⇒にわか‐しんだい【俄身代】
⇒にわか‐だいじん【俄大尽】
⇒にわか‐たび【俄旅】
⇒にわか‐ちょうじゃ【俄長者】
⇒にわか‐づくり【俄作り】
⇒にわか‐どうしん【俄道心】
⇒にわか‐びより【俄日和】
⇒にわか‐ぶげん【俄分限】
⇒にわか‐ぶしん【俄普請】
⇒にわか‐ぶんげん【俄分限】
⇒にわか‐ぼうず【俄坊主】
⇒にわか‐やみ【俄闇】
⇒にわか‐ゆき【俄雪】
にわか‐あめ【俄雨】ニハカ‥
にわかに降って来てすぐやむ雨。急雨。驟雨しゅうう。
⇒にわか【俄】
にわか‐おどり【俄踊】ニハカヲドリ
①即興的に演ずる滑稽な踊。
②俄狂言でおどる踊。
⇒にわか【俄】
にわか‐きょうげん【俄狂言】ニハカキヤウ‥
素人が座敷・街頭で行なった即興の滑稽寸劇。のちに寄席などで興行された。明治以後、改良俄・新聞俄・大阪俄といわれたものから喜劇劇団が生まれた。地方では博多俄が名高い。茶番狂言。仁輪加。
⇒にわか【俄】
にわ‐かぐら【庭神楽】ニハ‥
舞台を設けず、地上に篝火かがりびを焚いて奏する神楽。
にわ‐がく・る【庭隠る】ニハ‥
〔自下二〕
庭の物陰に隠れる。古今和歌集六帖6「―・れても匂ひけるかな」
にわか‐ごしらえ【俄拵え】ニハカゴシラヘ
急ごしらえ。俄づくり。
⇒にわか【俄】
にわか‐ごと【俄事】ニハカ‥
にわかに起こった出来事。平家物語5「思ひまうけぬ―ではあり」
⇒にわか【俄】
にわか‐し【俄師】ニハカ‥
俄狂言を業とする人。
⇒にわか【俄】
にわか‐じこみ【俄仕込み】ニハカ‥
①必要になってから急いで商品を仕入れること。
②急場に間に合わせるため、急に覚え込むこと。
⇒にわか【俄】
にわか‐じたて【俄仕立て】ニハカ‥
急場の間に合せに仕立てること。「―の役者」
⇒にわか【俄】
にわか‐しばい【俄芝居】ニハカ‥ヰ
俄狂言の芝居。
⇒にわか【俄】
にわか‐しんだい【俄身代】ニハカ‥
短い間に作りあげた身代。
⇒にわか【俄】
にわか‐だいじん【俄大尽】ニハカ‥
(→)俄分限にわかぶんげんに同じ。
⇒にわか【俄】
にわか‐たび【俄旅】ニハカ‥
急に思いたってする旅。
⇒にわか【俄】
にわか‐ちょうじゃ【俄長者】ニハカチヤウ‥
(→)俄分限にわかぶんげんに同じ。
⇒にわか【俄】
にわか‐づくり【俄作り】ニハカ‥
必要に迫られ急いでこしらえること。急場の間に合せに作り上げること。急ごしらえ。「―の小屋」
⇒にわか【俄】
にわか‐どうしん【俄道心】ニハカダウ‥
①にわかに発心して出家すること。また、その人。俄坊主。
②狂言。(→)「惣八」に同じ。
⇒にわか【俄】
にわか‐びより【俄日和】ニハカ‥
降りつづいた雨がやんでにわかに晴天となること。
⇒にわか【俄】
にわか‐ぶげん【俄分限】ニハカ‥
⇒にわかぶんげん。広津柳浪、煩悩「―の信州者なぞがしやらくせい」
⇒にわか【俄】
にわか‐ぶしん【俄普請】ニハカ‥
にわかに普請をすること。
⇒にわか【俄】
にわか‐ぶんげん【俄分限】ニハカ‥
(ニワカブゲンとも)にわかに大利を得て富裕となること。また、その人。一時分限。俄大尽。俄長者。真山青果、家鴨飼「何どう見ても―の隠居か、植木屋位の好みと云ひたい」
⇒にわか【俄】
にわか‐ぼうず【俄坊主】ニハカバウ‥
(→)俄道心に同じ。
⇒にわか【俄】
にわ‐かまど【庭竈】ニハ‥
①土間に築いてあるかまど。
②近世、正月三が日の間、入口の土間に新しい竈を築いて火を焚き、飲食して楽しんだ奈良の風習。にわいろり。〈[季]新年〉
にわか‐やみ【俄闇】ニハカ‥
にわかに闇となること。
⇒にわか【俄】
にわか‐ゆき【俄雪】ニハカ‥
にわかに降って来てまもなく降りやむ雪。
⇒にわか【俄】
にわ‐き【庭木】ニハ‥
庭に植えてある木、または植える木。
にわ‐き【庭酒】ニハ‥
(ニハは斎庭、キは酒の意)神にそなえる酒。播磨風土記「―に献たてまつりて宴うたげしき」
にわ‐きど【庭木戸】ニハ‥
庭の出入口に設けた木戸。
にわ‐くさ【庭草】ニハ‥
①庭に生えている草。
②ホウキグサの異称。
にわ‐ぐち【庭口】ニハ‥
庭の出入口。
にわ‐くなぎ【鶺鴒】ニハ‥
セキレイの古名。
にわ‐くなぶり【鶺鴒】ニハ‥
セキレイの古名。神代紀上「―有りて…首かしら尾を揺うごかす」
にわ‐ぐら【庭蔵】ニハ‥
内蔵や金蔵に対して、庭に建てられた雑物蔵。好色五人女5「―みれば元渡りの唐織山をなし」
にわ‐げた【庭下駄】ニハ‥
庭先を歩くのにはく下駄。
にわ‐こ【庭子】ニハ‥
江戸時代、農村で譜代の下男と下女との間に生まれた子。転じて、代々主家に隷属する農民をいう。竈子かまご。庭宝にわだから。
にわ‐こ【庭籠】ニハ‥
庭に置いて小鳥を入れておく籠かご。
にわ‐こぶ【庭瘤】ニハ‥
土間などの人の往来のはげしい部分にできた凹凸。
にわ‐さき【庭先・庭前】ニハ‥
庭の縁側に近い部分。ていぜん。「―から声をかける」
⇒にわさき‐そうば【庭先相場】
にわさき‐そうば【庭先相場】ニハ‥サウ‥
農家の庭先で成立する農産物の相場。農産物の生産地相場。
⇒にわ‐さき【庭先・庭前】
にわ‐ざくら【庭桜】ニハ‥
①庭前に植えた桜。いえざくら。
②庭梅の変種。葉は狭く、春、白色または淡紅色の小形で八重咲きの花を開く。〈[季]春〉。〈倭名類聚鈔20〉
にわ‐ざけ【庭酒】ニハ‥
⇒にわき
にわ‐し【庭師】ニハ‥
庭園を作り、樹木などの手入れをする職業の人。にわつくり。場師じょうし。園丁。
にわ・し【俄し】ニハシ
〔形シク〕
にわかである。あわただしい。万葉集20「―・しくも負おうせ賜ほか」
にわ‐しごと【庭仕事】ニハ‥
①収穫した穀類を屋敷内で処理すること。
②にわいじり。
にわ‐じまい【庭終い】ニハジマヒ
(「にわ」は作業場の意)秋の収穫終了の祝い。にわばらい。
にわ‐すき【庭透き】ニハ‥
問屋や小売店に、手持の在荷が少なくなること。
にわ‐すずめ【庭雀】ニハ‥
庭におりて遊んでいる雀。古事記下「―うずすまりゐて」
にわ‐ぜきしょう【庭石菖】ニハ‥シヤウ
アヤメ科の多年草。北アメリカ原産。日本に帰化し、各地で芝地に雑草化。高さ約20センチメートル。葉は線形でセキショウに似る。春、淡紫色または白色小形6弁の花を開く。実は光沢のある球形。
ニワゼキショウ
提供:OPO
にわ‐せん【庭銭】ニハ‥
①江戸時代、宿駅の問屋場に荷物を留め置く際の保管料。駄賃のほかに徴収した。
②遊女が水揚げ・紋日もんびなどに揚屋・置屋の召使いたちに贈る祝儀。客が負担した。
③嫁入りの時、嫁が先方の奉公人に出す祝儀。
にわ‐そニハ‥
〔植〕ナツトウダイの異称。〈本草和名〉
にわ‐そだち【庭育ち】ニハ‥
庭子にわことしてそだつこと。
にわ‐たうえ【庭田植】ニハ‥ウヱ
小正月こしょうがつに庭先で田植のまねをする予祝行事。東北地方で広く行われる。「宵皐月よいさつき」という地方もある。
にわ‐だから【庭宝】ニハ‥
(→)庭子にわこに同じ。
にわたし‐さしずしょう【荷渡し指図証】‥ヅ‥
倉庫営業者・物品保管者に対して、物品の引渡しを指図する証券。特に海上運送において、船主が船長・埠頭経営者に宛てて、証券所持人に運送品の引渡しを指図する証券。
にわ‐たずみ【潦】ニハタヅミ
(ニハは俄か、タヅは夕立のタチ、ミは水の意というが、平安時代には「庭只海」と理解されていたらしい)
[一]〔名〕
雨が降って地上にたまり流れる水。行潦。万葉集7「―いたくな行きそ人の知るべく」
[二]〔枕〕
「川」「ながる」「すまぬ」「行方しらぬ」にかかる。万葉集13「あしひきの山行き野行き―川行き渡り」
にわ‐たたき【庭叩き】ニハ‥
セキレイの異称。尾を絶えず上下に振ることからの名。〈[季]秋〉。拾遺和歌集愚草上「さらぬだに霜枯れはつる草の葉をまづ打払ふ―かな」
にわ‐だち【庭立】ニハ‥
①庭上におり立つこと。
②(→)穂立ほたてに同じ。
③「庭立の奏」の略。
⇒にわだち‐の‐そう【庭立の奏】
にわだち‐の‐そう【庭立の奏】ニハ‥
古代、二孟の旬しゅんの旬儀に組み込まれて行われた諸奏の一つ。少納言が内裏の南庭に立って、天皇に日常的な小事を奏した便奏びんそうのこと。少納言尋常奏ともいう。→旬1
⇒にわ‐だち【庭立】
にわ‐ちょう【庭帳】ニハチヤウ
江戸時代、年貢を納入するとき現場でその出納を記載した帳簿。
にわ‐つくり【庭作り】ニハ‥
①庭に草木を植え、築山・泉水・岩石などをしつらえること。また、その人。
②江戸幕府の職名。作事奉行の配下に属し、造庭の事をつかさどったもの。
にわ‐づたい【庭伝い】ニハヅタヒ
こちらの庭から隣家の庭へと直接に行くこと。また、庭の中を通って行くこと。「―に裏口へまわる」
にわ‐つつ【地胆】ニハ‥
〔動〕ツチハンミョウの古名。〈倭名類聚鈔19〉
にわ‐つづき【庭続き】ニハ‥
庭に塀や境がなくそのまま他所へ続いていること。「―の家」
にわ‐つ‐とり【庭つ鳥】ニハ‥
[一]〔名〕
ニワトリの古名。万葉集12「朝けにはわびて鳴くなり―さへ」
[二]〔枕〕
「かけ(鶏)」にかかる。
にわ‐つのごけ【庭角苔】ニハ‥
ツノゴケ類ツノゴケ科の一種。葉状体は紐状または半球状、長さ1〜2センチメートルで、細胞には1個の大型の葉緑体がある。胞子体の長さは2〜4センチメートル。雌雄同株。低地の日陰の土や岩の上に生える。
にわとこ【庭常・接骨木】ニハ‥
スイカズラ科の落葉大低木。高さ約3〜6メートル。幹には太い髄がある。春に白色の小花を円錐花序に密生し、球状の核果が赤熟。茎葉と花は生薬とし、煎汁を温罨おんあんなど外用薬に使う。枝は小鳥の止り木に賞用。古名、たずのき。〈運歩色葉集〉→そくず
にわとこ
ニワトコ
提供:ネイチャー・プロダクション
にわとり【鶏・雞】ニハトリ
(庭鳥の意)キジ目キジ科の鳥。弥生時代に大陸からもたらされ、最も広く飼養された家禽で、原種はインドシナ・マレーに分布するセキショクヤケイ。卵用(レグホン・ミノルカなど)・肉用(コーチン・ブラマなど)・卵肉用(プリマス‐ロックなど)・愛玩用(長尾鶏・東天紅・チャボなど)など品種は極めて多く、色彩・形態もさまざまであるが、みな頭頂に鶏冠とさかを持つ。とり。古名、かけ・くたかけ。
サツマドリ
撮影:小宮輝之
ショウコク
撮影:小宮輝之
トウテンコウ
撮影:小宮輝之
バンタム
撮影:小宮輝之
⇒にわとり‐あわせ【鶏合せ】
⇒にわとり‐びと【鶏人】
⇒にわとり‐ぼこ【鶏鉾】
⇒鶏は三歩歩くと忘れる
⇒鶏を割くにいずくんぞ牛刀を用いん
にわとり‐あわせ【鶏合せ】ニハトリアハセ
(→)「とりあわせ」に同じ。
⇒にわとり【鶏・雞】
にわ‐せん【庭銭】ニハ‥
①江戸時代、宿駅の問屋場に荷物を留め置く際の保管料。駄賃のほかに徴収した。
②遊女が水揚げ・紋日もんびなどに揚屋・置屋の召使いたちに贈る祝儀。客が負担した。
③嫁入りの時、嫁が先方の奉公人に出す祝儀。
にわ‐そニハ‥
〔植〕ナツトウダイの異称。〈本草和名〉
にわ‐そだち【庭育ち】ニハ‥
庭子にわことしてそだつこと。
にわ‐たうえ【庭田植】ニハ‥ウヱ
小正月こしょうがつに庭先で田植のまねをする予祝行事。東北地方で広く行われる。「宵皐月よいさつき」という地方もある。
にわ‐だから【庭宝】ニハ‥
(→)庭子にわこに同じ。
にわたし‐さしずしょう【荷渡し指図証】‥ヅ‥
倉庫営業者・物品保管者に対して、物品の引渡しを指図する証券。特に海上運送において、船主が船長・埠頭経営者に宛てて、証券所持人に運送品の引渡しを指図する証券。
にわ‐たずみ【潦】ニハタヅミ
(ニハは俄か、タヅは夕立のタチ、ミは水の意というが、平安時代には「庭只海」と理解されていたらしい)
[一]〔名〕
雨が降って地上にたまり流れる水。行潦。万葉集7「―いたくな行きそ人の知るべく」
[二]〔枕〕
「川」「ながる」「すまぬ」「行方しらぬ」にかかる。万葉集13「あしひきの山行き野行き―川行き渡り」
にわ‐たたき【庭叩き】ニハ‥
セキレイの異称。尾を絶えず上下に振ることからの名。〈[季]秋〉。拾遺和歌集愚草上「さらぬだに霜枯れはつる草の葉をまづ打払ふ―かな」
にわ‐だち【庭立】ニハ‥
①庭上におり立つこと。
②(→)穂立ほたてに同じ。
③「庭立の奏」の略。
⇒にわだち‐の‐そう【庭立の奏】
にわだち‐の‐そう【庭立の奏】ニハ‥
古代、二孟の旬しゅんの旬儀に組み込まれて行われた諸奏の一つ。少納言が内裏の南庭に立って、天皇に日常的な小事を奏した便奏びんそうのこと。少納言尋常奏ともいう。→旬1
⇒にわ‐だち【庭立】
にわ‐ちょう【庭帳】ニハチヤウ
江戸時代、年貢を納入するとき現場でその出納を記載した帳簿。
にわ‐つくり【庭作り】ニハ‥
①庭に草木を植え、築山・泉水・岩石などをしつらえること。また、その人。
②江戸幕府の職名。作事奉行の配下に属し、造庭の事をつかさどったもの。
にわ‐づたい【庭伝い】ニハヅタヒ
こちらの庭から隣家の庭へと直接に行くこと。また、庭の中を通って行くこと。「―に裏口へまわる」
にわ‐つつ【地胆】ニハ‥
〔動〕ツチハンミョウの古名。〈倭名類聚鈔19〉
にわ‐つづき【庭続き】ニハ‥
庭に塀や境がなくそのまま他所へ続いていること。「―の家」
にわ‐つ‐とり【庭つ鳥】ニハ‥
[一]〔名〕
ニワトリの古名。万葉集12「朝けにはわびて鳴くなり―さへ」
[二]〔枕〕
「かけ(鶏)」にかかる。
にわ‐つのごけ【庭角苔】ニハ‥
ツノゴケ類ツノゴケ科の一種。葉状体は紐状または半球状、長さ1〜2センチメートルで、細胞には1個の大型の葉緑体がある。胞子体の長さは2〜4センチメートル。雌雄同株。低地の日陰の土や岩の上に生える。
にわとこ【庭常・接骨木】ニハ‥
スイカズラ科の落葉大低木。高さ約3〜6メートル。幹には太い髄がある。春に白色の小花を円錐花序に密生し、球状の核果が赤熟。茎葉と花は生薬とし、煎汁を温罨おんあんなど外用薬に使う。枝は小鳥の止り木に賞用。古名、たずのき。〈運歩色葉集〉→そくず
にわとこ
ニワトコ
提供:ネイチャー・プロダクション
にわとり【鶏・雞】ニハトリ
(庭鳥の意)キジ目キジ科の鳥。弥生時代に大陸からもたらされ、最も広く飼養された家禽で、原種はインドシナ・マレーに分布するセキショクヤケイ。卵用(レグホン・ミノルカなど)・肉用(コーチン・ブラマなど)・卵肉用(プリマス‐ロックなど)・愛玩用(長尾鶏・東天紅・チャボなど)など品種は極めて多く、色彩・形態もさまざまであるが、みな頭頂に鶏冠とさかを持つ。とり。古名、かけ・くたかけ。
サツマドリ
撮影:小宮輝之
ショウコク
撮影:小宮輝之
トウテンコウ
撮影:小宮輝之
バンタム
撮影:小宮輝之
⇒にわとり‐あわせ【鶏合せ】
⇒にわとり‐びと【鶏人】
⇒にわとり‐ぼこ【鶏鉾】
⇒鶏は三歩歩くと忘れる
⇒鶏を割くにいずくんぞ牛刀を用いん
にわとり‐あわせ【鶏合せ】ニハトリアハセ
(→)「とりあわせ」に同じ。
⇒にわとり【鶏・雞】
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