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わ・る【割る】🔗🔉

わ・る割る】 [一]〔他五〕 固体などに強い力を瞬間的に加え、ひびをいらせてそこから自然と分かれる状態にする意。 ①力を加えて二つ以上に分け離す。ある大きさにくだく。さく。万葉集3「石戸―・る手力もがも」。源氏物語蜻蛉「氷召して人々に―・らせ給ふ」。平家物語3「小柴垣こぼち、大床のつか柱―・りなどして、水くみ入れ、かたのごとく御湯し出いて」。「竹を―・ったような性格」 ②区分する。また、分け配る。分配する。宇津保物語藤原君「女房の曹司には廊のめぐりにしたるをなむ、―・りつつ賜へりける」。平家物語5「和田の松原の西の野を点じて、九城の地を―・られけるに」。狂言、泣尼「半分わりぢや。…何の用にも立たぬやつに布施を―・つてやらうぞ」。「頭数あたまかずで―・る」 ③間を分けて介入する。分けて間を広げる。平家物語9「熊谷父子は中を―・られじと立ち並んで」。謡曲、鉢木「敵大勢ありとても一番に―・つて入り」。「膝を―・る」 ④とりこわす。破却する。日葡辞書「シロヲワル」 ⑤割り算を行う。除する。「15を3で―・る」 ⑥わけを細かに言い聞かせる。浄瑠璃、津国女夫池「―・つつ口説いつ、無用の口に風ひかせ」 ⑦秘密や内情をあらわにする。うちあける。「事を―・って話す」「口を―・る」「犯人ほしを―・る」 ⑧他の液体をまぜて薄める。「ウィスキーをソーダ水で―・る」「酒に水を―・る」 ⑨ある数量以下になる。基準の数値を下まわる。「千円の大台を―・る」「志願者が定員を―・った」 ⑩定められた範囲の外に出る。「土俵を―・る」 ⑪割引をする。「手形を―・る」 [二]〔自下二〕 ⇒われる(下一) ⇒割って入る

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