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じ【地】ヂ🔗⭐🔉
じ【地】ヂ
(呉音)
①つち。とち。「―ならし」「雨降って―固まる」
②区切られたところ。
㋐その土地。その地方。「―の人」
㋑囲碁で、石でかこんで占有した所。「―ができる」
③後に加えられたものに対して、基本的・本質的なもの。
㋐うまれつきの性質。もちまえ。「―が出る」
㋑加工する前の材料や土台。紙・布などの模様のない部分。「―の色」
㋒〔心〕浮き上がって見える物の背景。「図ず5」参照。
㋓肌。きめ。「―が荒れる」
㋔文章の、会話の部分に対して、作者の説明した部分。「―の文」
㋕実地。事実。浮世風呂4「―と狂言との差別はそこだはス」
④㋐地謡じうたいの略。
㋑日本音楽で、基礎の楽句の意。同じ楽句を何回も繰り返して奏するものを指す。
㋒三味線において、上調子うわぢょうしに対する基本の調子。
㋓舞踊で、伴奏の音楽。また、それを受け持つ人。地方じかた。
⑤素人しろうと。特に、素人で売春をする者。「―の女」
⑥普通の速度で馬を歩ませること。地乗じのり。狂言、馬口労ばくろう「さて、―といふ事を乗りまする」
→ち(地)
⇒地で行く
⇒地を打った
じ‐あつ【地圧】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐あつ【地圧】ヂ‥
地層がその下に及ぼす圧力。盤圧。
じ‐あめ【地雨】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐あめ【地雨】ヂ‥
きまった強さで降りつづく雨。↔俄雨にわかあめ
じ‐うた【地歌・地唄】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐うた【地歌・地唄】ヂ‥
近世の上方で、盲人音楽家が専門的に創作・伝承した三味線歌の総称。組歌・長歌・端歌・芝居歌・作物さくもの・謡曲物・浄瑠璃物・手事てごと物などがあり、組歌以外は箏と合奏することが多いので琴曲ともいう。古称、弦曲。上方唄。京唄。法師歌。
⇒じうた‐まい【地歌舞・地唄舞】
じうた‐まい【地歌舞・地唄舞】ヂ‥マヒ🔗⭐🔉
じうた‐まい【地歌舞・地唄舞】ヂ‥マヒ
上方舞のうち、地歌を伴奏に用いるもの。広義には上方舞と同じ。
⇒じ‐うた【地歌・地唄】
じ‐おう【地黄】ヂワウ🔗⭐🔉
じ‐おう【地黄】ヂワウ
ゴマノハグサ科の多年草。中国原産の薬用植物。地下茎は肥厚、根生葉は楕円形、表面にしわが多い。初夏、茎頂に紫紅色で筒状の美花を数個開く。茎・花冠に腺毛が密生する。根茎は著名な漢方生薬で、補血・強壮、また血糖降下作用がある。根茎の表面は赤黄色で、乾燥すれば黒色。特異な匂いがあり、味は初めわずかに甘く、後やや苦い。サオヒメ。アカヤジオウ。
じおう
⇒じおう‐がゆ【地黄粥】
⇒じおう‐がん【地黄丸】
⇒じおう‐せん【地黄煎】

じおう‐がゆ【地黄粥】ヂワウ‥🔗⭐🔉
じおう‐がゆ【地黄粥】ヂワウ‥
地黄の根茎をきざみ入れた粥。正月にこれを食すれば邪気を除くという。
⇒じ‐おう【地黄】
じおう‐がん【地黄丸】ヂワウグワン🔗⭐🔉
じおう‐がん【地黄丸】ヂワウグワン
地黄を主剤として作った漢方の強壮・補血剤。好色一代女1「いまだ御年も若ふして―の御せんさく」
⇒じ‐おう【地黄】
じおう‐せん【地黄煎】ヂワウ‥🔗⭐🔉
じおう‐せん【地黄煎】ヂワウ‥
①穀芽の粉に地黄の汁をねり合わせたもの。気血を増すという。くだり。凝煎。
②地黄の汁を加えてねった飴。京都伏見稲荷門前の名産。上方かみがたより下ったので江戸では「くだりあめ」という。
⇒じ‐おう【地黄】
じ‐おさえ【地押え】ヂオサヘ🔗⭐🔉
じ‐おさえ【地押え】ヂオサヘ
江戸時代の検地の一種。田畑の品位・石盛こくもりなどは在来のままとし、縄や竿を入れて反別すなわち面積を測量すること。地詰じつめ。地押じおし。
じ‐おし【地押し】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐おし【地押し】ヂ‥
(→)「じおさえ」に同じ。
じき‐はちまん‐の‐はた【地黄八幡の旗】ヂ‥🔗⭐🔉
じき‐はちまん‐の‐はた【地黄八幡の旗】ヂ‥
黄色の地に八幡大菩薩の名号を記した旗。戦国時代の武将北条綱成(1515〜1587)が用いた。
じ‐げ【地下】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐げ【地下】ヂ‥
①清涼殿に昇殿を許されない官人、または家格。一般には六位以下。↔殿上てんじょう↔堂上とうしょう。
②宮中に仕える者以外の人々の称。一般農民や庶民を指す。
③土着の人。〈日葡辞書〉
じげ‐の‐くぎょう【地下の公卿】ヂ‥ギヤウ🔗⭐🔉
じげ‐の‐くぎょう【地下の公卿】ヂ‥ギヤウ
公卿で昇殿を許されていない人。
じげ‐の‐しょだいぶ【地下の諸大夫】ヂ‥🔗⭐🔉
じげ‐の‐しょだいぶ【地下の諸大夫】ヂ‥
四位・五位に叙せられるが、昇殿を許されない家格の人。
じげ‐の‐まい【地下の舞】ヂ‥マヒ🔗⭐🔉
じげ‐の‐まい【地下の舞】ヂ‥マヒ
地下人じげにんの舞う舞。
じ‐だだ【地だだ】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐だだ【地だだ】ヂ‥
「じたたら(地踏韛)」の転。宗安小歌集「君待ちて待ちかねて、定番鐘のその下でなう、――ぢだぢだを踏む」
じっ‐こ【地っ子】ヂ‥🔗⭐🔉
じっ‐こ【地っ子】ヂ‥
ノリの養殖を行う場合、地元の種場からとった胞子。
じ‐つや【地艶】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐つや【地艶】ヂ‥
刀身の地、すなわち鎬しのぎから刃までの間の研磨の仕上げに用いる砥石といしの薄片。
○地で行くじでいく🔗⭐🔉
○地で行くじでいく
①(物語など想像上の事柄を)そのまま実地に行う。「映画を―犯罪」
②うわべを飾ったりせず、本来の姿のまま振る舞う。
⇒じ【地】
してい‐こう【指定校】‥カウ
①所轄の官庁(監督庁)で卒業生に対し特定の資格を認めた学校。
②従業員の募集・採用に際して企業側から指定された学校。
③私立大学の推薦入学において大学が推薦を求める高校。
⇒し‐てい【指定】
しで‐いし【志手石】
木または葉などが化石となったもの。東海道名所記「木の葉の跡ある石、山中より取り来たる。色黒うして縦理あり。―と名づく」
してい‐しょく【指定職】
一般職の国家公務員のうち、職務の内容や責任の重さを考慮して特別の俸給表の適用を受ける官職。事務次官、外局の長、大学の学長、病院の長その他で、人事院規則に定めるもの。
⇒し‐てい【指定】
じ‐ていすう【時定数】
〔電〕(time constant)過渡現象において、それが続く長さの目安となる定数。ときていすう。
してい‐せき【指定席】
あらかじめ、すわる人の指定される席。↔自由席。
⇒し‐てい【指定】
してい‐でんせんびょう【指定伝染病】‥ビヤウ
伝染病予防法によって予防措置を施すよう指定されていた伝染病。急性灰白髄炎(ポリオ)・ラッサ熱・腸管出血性大腸菌感染症。→法定伝染病。
⇒し‐てい【指定】
してい‐とし【指定都市】
(→)政令指定都市に同じ。
⇒し‐てい【指定】
してい‐ねだん【指定値段】
(→)指値さしねに同じ。
⇒し‐てい【指定】
じ‐ぬき【地緯】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐ぬき【地緯】ヂ‥
織物の地組織を作る緯糸よこいと。じよこ。
じ‐の‐かみ【地の神】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐の‐かみ【地の神】ヂ‥
⇒じがみ(地神)
じ‐の‐こ【地の粉】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐の‐こ【地の粉】ヂ‥
生漆きうるしとまぜて漆器の下地に用いる粉末。ふつう、酸化鉄やマンガンなどを含む粘土を焼き砕いて製する。
じ‐の‐ぶん【地の文】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐の‐ぶん【地の文】ヂ‥
小説や戯曲などで、会話文以外の説明や描写の文。
じ‐ビール【地ビール】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐ビール【地ビール】ヂ‥
(地酒にならった語)地元で醸造した、その地特有のビール。
じ‐びき【地引・地曳】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐びき【地引・地曳】ヂ‥
①地引網を引くこと。また、地引網の略。
②家屋などの建築で、地鎮祭の後に施行する儀式。吉日を選び、建築敷地の中央に祭壇を設け、工匠の長が祭主となって祝詞を奏する。地曳祭。
⇒じびき‐あみ【地引網・地曳網】
⇒じびき‐ちょう【地引帳】
⇒じびき‐まつり【地曳祭】
じびき‐あみ【地引網・地曳網】ヂ‥🔗⭐🔉
じびき‐あみ【地引網・地曳網】ヂ‥
引網の一種。中央の魚取部の袋と左右から連結する両翼の袖網とから成り、網船で沖合に張りまわし、引綱によって陸上に引き揚げて漁獲するもの。地網。地引。
地引網
撮影:関戸 勇
⇒じ‐びき【地引・地曳】

じびき‐ちょう【地引帳】ヂ‥チヤウ🔗⭐🔉
じびき‐ちょう【地引帳】ヂ‥チヤウ
江戸時代、検地の準備のために作成された帳簿。
⇒じ‐びき【地引・地曳】
○字引と首っ引きじびきとくびっぴき
読書などの際に、いちいち字引を引きながら、かろうじて理解するさま。
⇒じ‐びき【字引】
じびき‐まつり【地曳祭】ヂ‥🔗⭐🔉
じびき‐まつり【地曳祭】ヂ‥
(→)「じびき」2に同じ。
⇒じ‐びき【地引・地曳】
じ‐べた【地べた】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐べた【地べた】ヂ‥
地面を俗っぽくいう語。「―に座り込む」
じ‐よこ【地緯】ヂ‥🔗⭐🔉
じ‐よこ【地緯】ヂ‥
⇒じぬき
○地を打ったじをうった🔗⭐🔉
○地を打ったじをうった
お定まりの。浄瑠璃、傾城阿波鳴門「逢はぬの無事なのと―台詞せりふぢやない」
⇒じ【地】
ち【地】🔗⭐🔉
ち‐あつ【地圧】🔗⭐🔉
ち‐あつ【地圧】
地下の岩石がその内部または接触する物体に及ぼす圧力。トンネルの壁に加わる圧力の類。
ち‐い【地異】🔗⭐🔉
ち‐い【地異】
地上に起こる異変。地震・津波・洪水・噴火の類。地変。「天変―」
ち‐い【地維】‥ヰ🔗⭐🔉
ち‐い【地維】‥ヰ
(大地を支える綱の意)大地。
ち‐いき【地域】‥ヰキ🔗⭐🔉
ち‐いき【地域】‥ヰキ
区切られた土地。土地の区域。「―の代表」
⇒ちいき‐いりょう【地域医療】
⇒ちいき‐かいはつ【地域開発】
⇒ちいき‐きしょうかんそく‐システム【地域気象観測システム】
⇒ちいき‐きょうぎ‐かい【地域協議会】
⇒ちいきぎょぎょう‐かんりきかん【地域漁業管理機関】
⇒ちいき‐じち‐く【地域自治区】
⇒ちいき‐しゃかい【地域社会】
⇒ちいき‐しゃかい‐がっこう【地域社会学校】
⇒ちいき‐せい【地域制】
⇒ちいき‐せいとう【地域政党】
⇒ちいき‐だいひょうせい【地域代表制】
⇒ちいき‐だんたい【地域団体】
⇒ちいき‐だんぼう【地域暖房】
⇒ちいき‐ちく【地域地区】
⇒ちいき‐つうか【地域通貨】
⇒ちいき‐てあて【地域手当】
⇒ちいき‐とうそう【地域闘争】
⇒ちいき‐ふくし【地域福祉】
⇒ちいき‐れいだんぼう【地域冷暖房】
ちいき‐いりょう【地域医療】‥ヰキ‥レウ🔗⭐🔉
ちいき‐いりょう【地域医療】‥ヰキ‥レウ
地域住民の健康状態の向上と回復のため、地域における医療施設機能の連携、在宅医療体制の整備を図る対策。また、その活動。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐かいはつ【地域開発】‥ヰキ‥🔗⭐🔉
ちいき‐かいはつ【地域開発】‥ヰキ‥
特定の地域に対して経済開発や社会開発を行うこと、またはそのために国や地方自治体が先行的な投資を行うこと。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐きょうぎ‐かい【地域協議会】‥ヰキケフ‥クワイ🔗⭐🔉
ちいき‐きょうぎ‐かい【地域協議会】‥ヰキケフ‥クワイ
地域自治区内の重要事項について意見を述べる機関。構成員は区の住民の中から市町村長が選任する。
⇒ち‐いき【地域】
ちいきぎょぎょう‐かんりきかん【地域漁業管理機関】‥ヰキ‥ゲフクワン‥クワン🔗⭐🔉
ちいきぎょぎょう‐かんりきかん【地域漁業管理機関】‥ヰキ‥ゲフクワン‥クワン
(Regional Fisheries Management Organisation)広範囲に回遊する魚種(カツオ・マグロ類など)について、海域を定めて海産資源の保存・管理の措置を定める国際機関。条約に基づいて設置され、関係国の参加により運営する。RFMO
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐じち‐く【地域自治区】‥ヰキ‥🔗⭐🔉
ちいき‐じち‐く【地域自治区】‥ヰキ‥
市町村が設置できる区域単位。法人格はないが、区長を置き住所表示に用いることができる。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐しゃかい【地域社会】‥ヰキ‥クワイ🔗⭐🔉
ちいき‐しゃかい【地域社会】‥ヰキ‥クワイ
一定の地域的範囲の上に、人々が住む環境基盤、地域の暮し、地域の自治の仕組みを含んで成立している生活共同体。コミュニティー。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐しゃかい‐がっこう【地域社会学校】‥ヰキ‥クワイガクカウ🔗⭐🔉
ちいき‐しゃかい‐がっこう【地域社会学校】‥ヰキ‥クワイガクカウ
(→)コミュニティー‐スクール1に同じ。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐せい【地域制】‥ヰキ‥🔗⭐🔉
ちいき‐せい【地域制】‥ヰキ‥
都市の土地利用を合理的にするため、そこに建つ建物の用途・構造・大きさなどを定める制度。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐せいとう【地域政党】‥ヰキ‥タウ🔗⭐🔉
ちいき‐せいとう【地域政党】‥ヰキ‥タウ
地域の利益・要求に根ざした政策主張を強く打ち出す政党。↔全国政党。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐だんたい【地域団体】‥ヰキ‥🔗⭐🔉
ちいき‐だんたい【地域団体】‥ヰキ‥
①全国団体に対して、一定の地域を基盤に活動している団体。
②地縁を同じくする団体。地縁集団。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐だんぼう【地域暖房】‥ヰキ‥バウ🔗⭐🔉
ちいき‐だんぼう【地域暖房】‥ヰキ‥バウ
中央暖房機関から多くの建物に熱源を供給する方式の暖房。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐ちく【地域地区】‥ヰキ‥🔗⭐🔉
ちいき‐ちく【地域地区】‥ヰキ‥
都市計画法の規定に基づき、都市計画で定められる一定の区域。用途地域・高度地区・風致地区など。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐つうか【地域通貨】‥ヰキ‥クワ🔗⭐🔉
ちいき‐つうか【地域通貨】‥ヰキ‥クワ
特定の地域やグループ内で財・サービスを循環させるために地域住民が独自に発行する通貨。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐てあて【地域手当】‥ヰキ‥🔗⭐🔉
ちいき‐てあて【地域手当】‥ヰキ‥
勤務地により生計費・生活条件に差のある場合、それを補償するために支給する手当。寒冷地手当など。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐とうそう【地域闘争】‥ヰキ‥サウ🔗⭐🔉
ちいき‐とうそう【地域闘争】‥ヰキ‥サウ
労働者が職域を越えて、その地域の労働者や一般住民とも結びついて行う闘争形態。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐ふくし【地域福祉】‥ヰキ‥🔗⭐🔉
ちいき‐ふくし【地域福祉】‥ヰキ‥
自治体や地域住民・民間団体が連携しながら、地域を単位として福祉問題をとりあげ、その解決を目指す総合的な施策と実践活動。
⇒ち‐いき【地域】
ちいき‐れいだんぼう【地域冷暖房】‥ヰキ‥バウ🔗⭐🔉
ちいき‐れいだんぼう【地域冷暖房】‥ヰキ‥バウ
ある地域内で複数の建物に温水・蒸気・冷水などを供給し、冷暖房や給湯を賄うシステム。
⇒ち‐いき【地域】
ちい‐たい【地衣帯】🔗⭐🔉
ちい‐たい【地衣帯】
植生帯の一つ。高山帯の最高部、草本帯の上方に位し、雪線に近い地帯。主に地衣類が岩石上に付着し、蘚苔類や若干の草本をまじえる。富士山では9合目付近。水平分布では南北両極帯(ツンドラ)に当たる。
○地位は人を作るちいはひとをつくる🔗⭐🔉
○地位は人を作るちいはひとをつくる
社会的に高い地位にいると、自然とそれにふさわしい人間になってゆくものである。
⇒ち‐い【地位】
チーフ【chief】
①組織の長。また、最上位の者。
②チーフ‐メートの略。
⇒チーフ‐アンパイア【chief umpire】
⇒チーフ‐セコンド【chief second】
⇒チーフ‐メート【chief mate】
チープ【cheap】
安いこと。安っぽいこと。安価。
⇒チープ‐レーバー【cheap labo(u)r】
チーフ‐アンパイア【chief umpire】
野球で、主審。
⇒チーフ【chief】
チーフー【芝罘】
(Zhifu; Chefoo)中国、(→)煙台の旧称。
チーフ‐セコンド【chief second】
ボクシングで、選手介添人の主任。リング内に入ることができる。
⇒チーフ【chief】
チーフ‐メート【chief mate】
船舶の首席航海士。正式にはチーフ‐オフィサー(chief officer)という。
⇒チーフ【chief】
チープ‐レーバー【cheap labo(u)r】
低賃金の労働力。
⇒チープ【cheap】
ち‐いほ【千五百】
せんごひゃく。また、数が非常に多いこと。数限りないこと。古事記上「吾一日に―の産屋立てむ」
⇒ちいほ‐あき【千五百秋】
ちいほ‐あき【千五百秋】
限りない年月。神代紀下「葦原の―の瑞穂の国」
⇒ち‐いほ【千五百】
ちいほぜん‐の‐うったえ【地位保全の訴え】‥ヰ‥ウツタヘ
〔法〕解雇された労働者が、解雇の無効を主張して申請する仮処分。訴訟で最終的な解決がなされるまでの間、解雇された労働者が使用者の従業員たる地位を有することを仮に定めることを目的とする。
ち‐いみ【血忌】
①出産の忌。妻が出産した際の夫の忌ともいう。
②血忌日の略。
⇒ちいみ‐び【血忌日】
ちいみ‐び【血忌日】
暦注で、鍼灸しんきゅう・出血・狩猟などを忌むという日。ちこにち。
⇒ち‐いみ【血忌】
チーム【team】
①共同で仕事をする一団の人。「プロジェクト‐―」
②二組以上に分かれて行う競技のそれぞれの組。「―のためにがんばる」「野球―」
⇒チーム‐いりょう【チーム医療】
⇒チーム‐カラー【team colour】
⇒チーム‐ティーチング【team teaching】
⇒チーム‐プレー【team play】
⇒チーム‐メート【team mate】
⇒チーム‐リーダー【team leader】
⇒チーム‐ワーク【teamwork】
チーム‐いりょう【チーム医療】‥レウ
医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・栄養士などが、それぞれの専門知識や技術を生かし、協力して行う治療。
⇒チーム【team】
チーム‐カラー【team colour】
①そのチームを象徴する色。
②(日本での用法)そのチームの個性や特色。
⇒チーム【team】
チーム‐ティーチング【team teaching】
複数の教師が協力しあって、幾つかの学級の児童・生徒を教えること。また、複数の教師が授業を共同で行うこと。協力授業。
⇒チーム【team】
チーム‐プレー【team play】
団体競技や仕事で、個人の成績よりも全体の好結果のために各人が協力し合う行動。「―に徹する」↔個人プレー。
⇒チーム【team】
チーム‐メート【team mate】
同じチームの仲間。
⇒チーム【team】
チーム‐リーダー【team leader】
チームの先頭に立って他を率いる人。チーム内で指導的な立場にある者。
⇒チーム【team】
チーム‐ワーク【teamwork】
チームの共同動作。一団の人々の連帯。「―のいいクラス」
⇒チーム【team】
ちい‐るい【地衣類】
菌類に属し藻類と共生する。地衣体とよばれる特有のからだを形成し、外形から葉状地衣類・樹枝状地衣類・鱗片状地衣類・固着(痂状)地衣類などに分けられる。地衣体は共生菌の菌糸と藻類からなり、共生藻は同化産物を菌類に供給し、共生菌は藻類に住みかと水分を与える。世界中に広く分布し、高山帯では地衣類が優占する地衣帯とよばれる植生がみられる。ウメノキゴケ・サルオガセ・カブトゴケ・ハナゴケなど。
ち‐いろ【千尋】‥ヒロ
⇒ちひろ。天草本平家物語「―の底」
ち‐いろ【血色】
血の色。また、血のような色。
ち‐いん【知音】
①[列子湯問](鍾子期しょうしきが、琴の名手伯牙の琴の音色をよく聞き分けた故事から)よく心を知り合っている人。親友。→高山流水→断琴の交わり。
②知りあい。知人。
③恋人。情人。好色一代男3「しほらしき女は大方―ありて」
⇒ちいん‐にょうぼう【知音女房】
ち‐いん【智印】
仏・菩薩の智の標示である印いん。
ち‐いん【遅引】
期日におくれること。遅延。
ちいん‐にょうぼう【知音女房】‥バウ
なじんだ女房。恋女房。東海道中膝栗毛8「ソリヤわしが―ぢやわいな」
⇒ち‐いん【知音】
ち‐うし【乳牛】
(古くはチウジとも)乳を採るための牛。ちちうし。にゅうぎゅう。〈倭名類聚鈔11〉
ち‐うば【乳母】
乳を飲ませる女。うば。めのと。
ち‐うみ【血膿】
血がまじったうみ。けつのう。
ちうん【智蘊】
室町中期の連歌作者。本名、蜷川にながわ新右衛門親当ちかまさ。七賢の一人。足利義教に仕えた武臣。和歌を正徹に、連歌を梵灯庵に学んだ。( 〜1448)
ちぇ
〔感〕
思い通りでないとき、予期に反して残念なときなどに発する語。いまいましい気持を表す声。ちぇっ。
ち‐え【千枝】
多くの枝。ちえだ。古今和歌集六帖2「和泉なる信太の森の楠の木の―に分れて物をこそ思へ」
ち‐え【千重】‥へ
数多く重なること。万葉集5「白雲の―に隔てる筑紫の国は」
ち‐え【知恵・智慧】‥ヱ
①物事の理を悟り、適切に処理する能力。「―を働かせる」「―がつく」
②〔仏〕(梵語prajñā般若。ふつう「智慧」と書く)真理を明らかにし、悟りを開く働き。宗教的叡知。六波羅蜜の第6。また、「慈悲」と対にして用いる。
③〔哲〕(sophia ギリシア・wisdom イギリス)四つの枢要徳の一つ。古代ギリシア以来さまざまな意味を与えられているが、今日では一般に、人生の指針となるような、人格と深く結びついている哲学的知識をいう。
⇒知恵出でて大偽あり
⇒知恵が回る
⇒知恵の持ち腐れ
⇒知恵は小出しにせよ
⇒知恵を借りる
⇒知恵を絞る
⇒知恵を付ける
チェア【chair】
椅子。腰かけ。「アーム‐―」
⇒チェア‐パーソン【chairperson】
⇒チェア‐マン【chairman】
チェア‐パーソン【chairperson】
(性差別を避けるために用いる語)(→)チェア‐マンに同じ。
⇒チェア【chair】
チェア‐マン【chairman】
①議長。司会者。座長。
②会長。委員長。
⇒チェア【chair】
ち‐えい【血酔い】‥ヱヒ
甚だしい出血のため、酔ったようにふらふらになること。ちよい。義経記8「世の常の人などは―などするぞかし」→ちそばえ(血戯)
ちえい【智永】
六朝りくちょう、陳代の僧。王羲之おうぎし7世の孫という。書に秀で、楷書・草書で書いた「真草千字文」が伝存。
チェイサー【chaser】
(追跡者の意)強い酒や濃厚な酒のあとで、口直しに飲む飲料。水・清涼飲料やビールなどの軽いアルコール飲料を冷やしたもの。
ちえ‐いず【知恵伊豆】‥ヱ‥ヅ
松平伊豆守信綱のぶつなのあだ名。
ちいほぜん‐の‐うったえ【地位保全の訴え】‥ヰ‥ウツタヘ🔗⭐🔉
ちいほぜん‐の‐うったえ【地位保全の訴え】‥ヰ‥ウツタヘ
〔法〕解雇された労働者が、解雇の無効を主張して申請する仮処分。訴訟で最終的な解決がなされるまでの間、解雇された労働者が使用者の従業員たる地位を有することを仮に定めることを目的とする。
ちい‐るい【地衣類】🔗⭐🔉
ちい‐るい【地衣類】
菌類に属し藻類と共生する。地衣体とよばれる特有のからだを形成し、外形から葉状地衣類・樹枝状地衣類・鱗片状地衣類・固着(痂状)地衣類などに分けられる。地衣体は共生菌の菌糸と藻類からなり、共生藻は同化産物を菌類に供給し、共生菌は藻類に住みかと水分を与える。世界中に広く分布し、高山帯では地衣類が優占する地衣帯とよばれる植生がみられる。ウメノキゴケ・サルオガセ・カブトゴケ・ハナゴケなど。
ち‐えん【地縁】🔗⭐🔉
ち‐えん【地縁】
住む土地に基づく縁故関係。↔血縁けつえん。
⇒ちえん‐しゅうだん【地縁集団】
ちえん‐しゅうだん【地縁集団】‥シフ‥🔗⭐🔉
ちえん‐しゅうだん【地縁集団】‥シフ‥
一定地域での居住に基づく社会集団。地縁社会。↔血縁集団
⇒ち‐えん【地縁】
ち‐おん【地温】‥ヲン🔗⭐🔉
ち‐おん【地温】‥ヲン
地面または地中の温度。
⇒ちおん‐こうばい【地温勾配】
ちおん‐こうばい【地温勾配】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ちおん‐こうばい【地温勾配】‥ヲン‥
地球内部で深さとともに温度の上昇する割合。通常は30メートルについて1度高くなるが、場所・深さにより変わる。この勾配のため熱が内部より地表へ伝わる。地下増温率。地温上昇率。
⇒ち‐おん【地温】
ちか‐いえか【地下家蚊】‥イヘ‥🔗⭐🔉
ちか‐いえか【地下家蚊】‥イヘ‥
カ科の昆虫。アカイエカの一亜種で、形態的にはそれに酷似するが、無吸血でも産卵できるなど、生理的に異なる。地下の水溜りから発生し、特に都市部に多く、成虫は年中見られる。
ちか‐うんどう【地下運動】🔗⭐🔉
ちか‐うんどう【地下運動】
(→)地下活動に同じ。
ちか‐かせん【地下河川】🔗⭐🔉
ちか‐かせん【地下河川】
道路の下など地下空間に設けた放水路。
ちか‐ケーブル【地下ケーブル】🔗⭐🔉
ちか‐ケーブル【地下ケーブル】
地下に直接埋設したり地下管路中に敷設したりするケーブル。
○地下に潜るちかにもぐる🔗⭐🔉
○地に足の着いたちにあしのついた🔗⭐🔉
○地に足の着いたちにあしのついた
考え方や行動が堅実・着実で、裏づけがしっかりしているさま。
⇒ち【地】
○地に墜ちるちにおちる🔗⭐🔉
○地に墜ちるちにおちる
[論語子張]権勢・威力などが、一度におとろえすたれる。「名声が―」
⇒ち【地】
ち‐にち【知日】
外国人が日本の事情に通じていること。「―家」
○地に塗れるちにまみれる🔗⭐🔉
○地に塗れるちにまみれる
たたかいに敗れる。大敗する。「一敗―」
⇒ち【地】
ちぬ【茅渟】
①大阪府南部の和泉国にあたる地域の古称。血沼。千沼。千渟。智努。
②茅渟鯛ちぬだいのこと。「ちに」とも。〈[季]夏〉
ち‐ぬき【血抜き】
①臭みを取るために、肉やレバーなどを調理前に水で洗って血を抜くこと。
②鮮度を保つために、生魚のえらや尾の付け根を切って血を抜くこと。
ち‐ぬし【乳主】
①乳母。宇津保物語忠乞「かの大臣おとどの御―の娘」
②乳母の子。源氏物語若菜上「この小侍従といふ御―」。源氏物語氏物語玉の小櫛「めのとごとは乳母の子をすべていふを、ちぬしは其中に其時の乳のぬしなる子也」
ちぬ‐だい【茅渟鯛】‥ダヒ
クロダイの異称。関西以西でいう。ちぬ。
ちぬ‐の‐うみ【茅渟海】
和泉国と淡路国との間の海の古称。現在の大阪湾南部に当たる。和泉灘。
ちぬ‐の‐みや【茅渟宮】
①允恭いんぎょう天皇の離宮。大阪府泉佐野市上之郷の辺という。
②奈良時代、元正天皇の頃の海の離宮。今の大阪府和泉市府中町付近にあった。奈良時代前半にはこの離宮を中心に和泉監いずみげんという特別行政区を置く。和泉宮。
ち‐ぬ・る【血塗る・釁る】
〔自五〕
(昔、中国で、犠牲いけにえを殺してその血を祭器に塗り、または敵を殺してその血を鼓などに塗って、軍神を祭ったことから)刀剣に血を塗る。戦ったり人を殺傷したりする。神武紀「刃に―・らずして虜あた必ず自づからに敗れなむ」
ち‐ねつ【地熱】
⇒じねつ
ちの【茅野】
長野県、諏訪盆地南東端の市。寒天の製造や精密機械工業が発展。八ヶ岳・蓼科高原・霧ヶ峰への観光の足場。人口5万7千。
ちの【茅野】
姓氏の一つ。
⇒ちの‐しょうしょう【茅野蕭々】
⇒ちの‐まさこ【茅野雅子】
ち‐の‐あせ【血の汗】
苦しい努力をして流す汗。
ち‐の‐あまり【血の余り】
末子の異称。狂言、縄綯なわない「殿の―と見えまして、幼いを抱いて出られ」
ち‐の‐あめ【血の雨】
流血事件などで、死傷者を多く出すさまにいう。「―を降らす」
ち‐の‐いけ【血の池】
地獄にあるという、血をたたえた池。
ち‐のう【知能・智能】
①知識と才能。
②知性の程度。
③〔心〕環境に適応し、新しい問題状況に対処する知的機能・能力。
⇒ちのう‐けんさ【知能検査】
⇒ちのう‐しすう【知能指数】
⇒ちのう‐ねんれい【知能年齢】
⇒ちのう‐はん【知能犯】
⇒ちのう‐へんさち【知能偏差値】
ち‐のう【知嚢・智嚢】‥ナウ
知恵のありったけ。また、知恵に富んだ人。ちえぶくろ。
ちのう‐けんさ【知能検査】
知能の程度を測定するために標準化された検査。1905年ビネーが原型を考案して以来、多くの検査が開発されてきた。
⇒ち‐のう【知能・智能】
ちのう‐しすう【知能指数】
知能検査で測られた精神年齢を生活年齢で割り、それに100を掛けたもの。知能の発達程度を示すために用いる。100が平均。IQ
⇒ち‐のう【知能・智能】
ちのう‐ねんれい【知能年齢】
(→)精神年齢に同じ。
⇒ち‐のう【知能・智能】
ちのう‐はん【知能犯】
知能を悪用して犯す罪。また、その犯人。詐欺・横領・偽造・背任の類。↔強力ごうりき犯。
⇒ち‐のう【知能・智能】
ちのう‐へんさち【知能偏差値】
個人の知能検査の得点から対象となる集団の知能の分布の平均を引いて標準偏差で除し、10倍して50を足したもの。50が平均。
⇒ち‐のう【知能・智能】
ち‐の‐うみ【血の海】
血が流れ広がったさまを海にたとえていう語。「―と化す」
ち‐の‐おや【乳の親】
乳をのませてそだてた親。ちおや。うば。
ち‐の‐け【血の気】
①血の通っている様子。血色けっしょく。「―がさす」「―が引く」「―を失う」
②元気。生き生きした気力。血気けっき。「―の多い若者」
ち‐の‐しお【地の塩】‥シホ
(新約聖書のマタイ福音書第5章による)広く社会の腐敗を防ぐのに役立つ者を塩にたとえていう語。
ちの‐しょうしょう【茅野蕭々】‥セウセウ
独文学者・歌人・詩人。名は儀太郎。長野県生れ。東大卒。雅子の夫。三高・慶大・日本女子大教授。著「ゲョエテ研究」など。(1883〜1946)
⇒ちの【茅野】
ち‐の‐すじ【血の筋】‥スヂ
血が続いていること。血縁。ちすじ。浄瑠璃、冥途飛脚「なう―は悲しい。中のよい他人より…親子の親しみは世の習ひ」
ち‐の‐しお【地の塩】‥シホ🔗⭐🔉
ち‐の‐しお【地の塩】‥シホ
(新約聖書のマタイ福音書第5章による)広く社会の腐敗を防ぐのに役立つ者を塩にたとえていう語。
ち‐の‐り【地の利】🔗⭐🔉
ち‐の‐り【地の利】
①土地の位置や地形がある物事をするのに有利なこと。「―を得る」
②土地からあがる利益。
⇒地の利は人の和に如かず
○地の利は人の和に如かずちのりはひとのわにしかず🔗⭐🔉
○地の利は人の和に如かずちのりはひとのわにしかず
[孟子公孫丑下「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」]いかに土地の形勢が有利であっても、人心の和合、団結の堅固なのには及ばない。
⇒ち‐の‐り【地の利】
ち‐の‐わ【茅の輪】
六月祓みなづきばらえに用いる、チガヤや藁わらを紙で包み束ねて大きな輪の形に作ったもの。鳥居などにかけ、これを3回くぐって身を祓い清める。すがぬき。〈[季]夏〉。→なごしのはらえ(夏越祓)
ちば【千葉】
①関東地方南東部の県。安房あわ・上総かずさの2国および下総しもうさ国の大部分を含む。面積5155平方キロメートル。人口605万6千。全36市。
→銚子大漁節
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②千葉県西部の市。県庁所在地。政令指定都市の一つ。中世の豪族千葉氏の居城地。近世は千葉街道の宿駅。商業・交通の要地で京葉工業地帯の中心。人口92万4千。
ちば【千葉】
姓氏の一つ。桓武平氏良文の支流。下総の豪族。
⇒ちば‐かめお【千葉亀雄】
⇒ちば‐しゅうさく【千葉周作】
○地を易うれば皆然りちをかうればみなしかり🔗⭐🔉
○地を易うれば皆然りちをかうればみなしかり
[孟子離婁下「禹、稷しょく、顔子、易地則皆然」]互いに地位・境遇を異にするから、行う所がちがうのであるが、その立場をとりかえれば、皆行う所は同一になる。
⇒ち【地】
○地を掃うちをはらう🔗⭐🔉
○地を掃うちをはらう
[漢書魏豹伝、賛]一つも残らない。皆無となる。廃れきる。「道義―」
⇒ち【地】
つし【地】🔗⭐🔉
つし【地】
(上代東国方言)「つち(地)」の訛。万葉集20「あめ―のいづれの神を祈らばか」
つち【土・地】🔗⭐🔉
[漢]地🔗⭐🔉
地 字形
筆順
〔土部3画/6画/教育/3547・434F〕
〔音〕チ(漢) ジ〈ヂ〉(呉)
〔訓〕つち
[意味]
①天の下にある、土の部分。陸。つち。(対)天。「地の果て」「地を掃はらう」(すっかり無くなる。すたれる)「一敗、地に塗まみれる」(戦いに完敗する)「大地・陸地・地球・地震じしん」
②ところ。
㋐一定の場所。領土。「安住の地」「地を割さく」「地域・地代じだい・目的地・失地」
㋑心や身のおきどころ。境遇。「地位・境地・門地・意地いじ」
③(書物・荷物などの)下部。(対)天。「天地無用・地袋じぶくろ」
④副詞をつくる接尾辞。…の状態にある。…的。「活潑潑地かっぱつはっち・一頭地」
⑤ジ手を加えぬ、本来の状態。
㋐(ほかならぬ)その土地。「地の人」「地酒じざけ」
㋑うまれつき。もちまえ。「地力じりき」
㋒ありのままの材料。「生地きじ・下地したじ・地紋」
㋓文章の、会話以外の、説明の部分。「地の文」「地謡じうたい」
㋔実際。事実。「ドラマを地で行く」
[解字]
形声。「土」+音符「也」(=のびひろがる)。平らにひろがる土の意。
[下ツキ
意気地・意固地・依怙地・意地・位地・一頭地・印地・園地・外地・客地・活潑潑地・換地・閑地・歓天喜地・危地・基地・窮地・給地・九天九地・境地・驚天動地・局地・極地・跼天蹐地・金地・銀地・錦地・空地・検地・見地・現地・荒地・耕地・高地・胡地・忽地・采地・在地・山地・産地・死地・失地・湿地・実地・借地・勝地・上地・芯地・心地・新地・陣地・震天動地・整地・聖地・生地・尺地・瘠地・接地・戦地・瘦地・測地・属地・素地・台地・大地・宅地・団地・暖地・着地・低地・適地・敵地・天地・転地・田地・当地・土地・内地・任地・農地・泊地・驀地・番地・錨地・分地・平地・僻地・辺地・封地・墓地・本地・盆地・無地・門地・揚地・用地・要地・沃地・余地・輿地・陸地・立地・料地・領地・緑地・林地・臨地・霊地・路地・露地


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