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ぬり‐ばし【塗箸】🔗🔉

ぬり‐ばし塗箸】 ①漆などを塗った箸。 ②ハコネシダの異称。 ⇒塗箸で素麺を食う ○塗箸で素麺を食うぬりばしでそうめんをくう つるつると滑り落ちるところから、物事のなしがたいことのたとえ。塗箸でとろろ。 ⇒ぬり‐ばし【塗箸】

○塗箸で素麺を食うぬりばしでそうめんをくう🔗🔉

○塗箸で素麺を食うぬりばしでそうめんをくう つるつると滑り落ちるところから、物事のなしがたいことのたとえ。塗箸でとろろ。 ⇒ぬり‐ばし【塗箸】 ぬり‐ばん塗板】 (主として明治期に用いた語)(→)黒板に同じ。 ぬり‐びつ塗櫃】 漆塗りの櫃。 ぬり‐ふで塗筆(→)平筆ひらふでに同じ。 ぬり‐ぶね塗船】 漆塗りの船。 ぬり‐べ漆部】 漆部司の下級職員。伴部・品部として携わる。 ⇒ぬりべ‐の‐つかさ【漆部司】 ぬりべ‐の‐つかさ漆部司】 律令制で、大蔵省に属し、器物などの漆塗りをつかさどった役所。長官を漆部正ぬりべのかみという。808年(大同3)、中務なかつかさ省の内匠たくみ寮に併合。ぬりべし。 ⇒ぬり‐べ【漆部】 ぬり‐ぼうず塗坊主‥バウ‥ 僧侶をあざけっていう語。なまぐさ坊主。大矢数3「身の行衛納所坊主の―」 ぬり‐ぼくり塗木履】 漆塗りの木履。 ぬり‐ほね塗骨】 扇・障子などの漆塗りの骨。栄華物語駒くらべ「扇―に紫張りて」 ぬり‐ぼん塗盆】 漆塗りの盆。 ぬり‐まくら塗枕】 漆塗りの木枕。 ぬり‐まわし塗回し‥マハシ 壁の火灯口かとうぐちなどを縁へりなしに塗り回すこと。 ぬり‐まわ・す塗り回す‥マハス 〔他五〕 ①周囲を一面に塗る。 ②うわべをかざる。浄瑠璃、伽羅先代萩「然らば左様、斯うお入りと、―・したる追従ついしょうも」 ぬり‐もの塗物】 漆塗りの器物。漆器しっき。「―師」 ぬり‐や塗屋・塗家】 外面を土や漆喰で厚く塗った土蔵造りの家。ぬりいえ。ぬりやづくり。 ぬり‐やかた柒屋形】 (「柒」は「漆」に同じ。「染」の字として、「そめやかた」と訓む説もある)彩色を施した屋形船。万葉集16「沖つ国うしはく君が―丹柒にぬりの屋形神の門渡る」 ぬり‐ゆみ塗弓】 漆塗りの弓。こしらえゆみ。 ぬり‐わん塗椀】 漆塗りの椀。 ぬ・る 〔自下二〕 (髪などが)解けてさがる。自然にゆるんでほどける。万葉集2「わがゆふ髪のひちて―・れけれ」 ぬ・る塗る】 〔他五〕 ①物の面に粉末や液体などをなすりつける。万葉集16「今日往きて明日取り持ち来吾が目らに塩―・り給ひ腊きたいはやすも」。「ペンキを―・る」「おしろいを―・る」「人の顔に泥を―・る」 ②土・漆喰などをなすりつけて壁・塀・壇などをきずく。源氏物語夕霧「東ひんがしの放出はなちいでに修法の壇―・りて」。「壁を―・る」 ③自分の罪や責任を他人になすりつける。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「此の勘十郎坊主が盗んで源十郎めに―・らんと思ふ折ふし」 ぬ・る濡る】 〔自下二〕 ⇒ぬれる(下一) ぬる・い微温い】 〔形〕[文]ぬる・し(ク) ①少しあたたかい。なまあたたかい。(液体が)十分な熱さではない。万葉集16「琴酒を押垂小野ゆ出づる水―・くは出でず寒水さむみずの」。「―・い風呂」 ②ゆるやかである。のろい。源氏物語若菜下「風―・く吹きて」 ③おおようである。鈍い。きびしくない。はげしくない。源氏物語若菜下「心―・くなだらかなる人は、長きためしなむ多かりける」。「―・いやり方だ」 ぬる‐がね温金】 熱湯であたためた鍼はり。漢方で眼科・歯科治療に用いる。 ぬる‐かん微温燗】 酒の燗をやや温かい程度にすること。また、そのぬるめの燗酒。温燗。 ぬる‐たま寝る魂】 夢の異称。相模集「―のうちに合はせし好き事を」 ぬるで白膠木】 ウルシ科の落葉小高木。山地に普通。東南アジアに広く分布。高さ約6メートル。葉は3〜6対の羽状複葉で、中肋上にひれがある。秋に紅葉。8月頃、小形白色の花を多数円錐花序につけ、花後、核果を結ぶ。果実は扁平で毛があり、成熟後白粉をつけ、やや塩辛い。かちのき。ふしのき。ぬりで。ぬで。→五倍子ふし。 ぬるで ヌルデ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ヌルデ(実) 撮影:関戸 勇 ⇒ぬるで‐しろあぶらむし【白膠木白油虫】 ⇒ぬるで‐の‐みみふし【白膠木耳五倍子】 ぬるで‐しろあぶらむし白膠木白油虫】 カメムシ目アブラムシ科の昆虫。有翅の雌は体長約1.5ミリメートル。暗緑色の体に白い蝋物質をかぶる。ヌルデの葉に産卵、大きい虫癭、すなわち五倍子ふしを作らせる。五倍子虫ふしむし⇒ぬるで【白膠木】 ぬるで‐の‐みみふし白膠木耳五倍子】 五倍子ふし、またフシムシのこと。ミミブシ。 ⇒ぬるで【白膠木】 ぬる‐ぬる ①ほどけるさま。ずるずる。万葉集14「たはみづら引かば―吾を言な絶え」 ②表面にぬめりがあって滑るさま。「油で―になる」 ③(→)「のろのろ」に同じ。 ヌルハチ奴児哈赤・弩爾哈斉】 清しんの太祖。姓は愛新覚羅。中国東北部、建州女直の1首長から起こり、女直諸部を征服して汗位につき、国号を後金と称。サルフの戦に明軍を破り、遼東、さらに遼西に進出、寧遠城の攻撃で傷ついて死亡。(在位1616〜1626)(1559〜1626) ぬる‐び微温火・緩火】 火気の弱い火。とろび。 ぬるま微温】 ①のろま。お人よし。浄瑠璃、鬼一法眼三略巻「一条大蔵卿長成と云ふ―公家」 ②「ぬるま湯」の略。 ⇒ぬるま‐ゆ【微温湯】 ⇒微温湯につかる ぬるま‐ゆ微温湯】 温度のひくい湯。ぬるい湯。ぬる湯。 ⇒ぬるま【微温】

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