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えん‐き【塩基】🔗⭐🔉
えん‐き【塩基】
(base)酸と反応して塩をつくる物質。水に溶解すると水酸化物イオンを生じる。アルカリ金属元素やアルカリ土類金属元素の水酸化物、アンモニアなど。広い意味ではブレンステッドの塩基とルイスの塩基という2種類の定義がある。↔酸。→ブレンステッド酸塩基→ルイス酸塩基。
⇒えんき‐せい【塩基性】
⇒えんきせい‐えん【塩基性塩】
⇒えんきせい‐がん【塩基性岩】
⇒えんきせい‐さんかぶつ【塩基性酸化物】
⇒えんきせい‐せいこうほう【塩基性製鋼法】
⇒えんきせい‐せんりょう【塩基性染料】
⇒えんきせい‐たんさんなまり【塩基性炭酸鉛】
⇒えんき‐つい【塩基対】
えんき‐せい【塩基性】🔗⭐🔉
えんき‐せい【塩基性】
塩基の性質をもつこと。水溶液では、水酸化物イオン濃度が水素イオン濃度より大きいとき(すなわち水素イオン指数がpH>7であるとき)塩基性である。アルカリ性。↔酸性。
⇒えん‐き【塩基】
えんきせい‐えん【塩基性塩】🔗⭐🔉
えんきせい‐えん【塩基性塩】
多価の塩基において、水酸化物イオンや酸化物イオンが完全には中和されずに残っている塩。塩化水酸化マグネシウム(Mg(OH)Cl)、二塩化酸化ジルコニウム(ZrCl2O)の類。ヒドロキシ塩。↔酸性塩。
⇒えん‐き【塩基】
えんきせい‐さんかぶつ【塩基性酸化物】‥クワ‥🔗⭐🔉
えんきせい‐さんかぶつ【塩基性酸化物】‥クワ‥
水と反応して塩基となり、酸と反応して塩をつくる酸化物の総称。酸化カルシウム・酸化鉄の類。
⇒えん‐き【塩基】
えんきせい‐せいこうほう【塩基性製鋼法】‥カウハフ🔗⭐🔉
えんきせい‐せいこうほう【塩基性製鋼法】‥カウハフ
炉床および炉の内側にドロマイトやマグネシアなどの塩基性耐火材を用いた製鋼法の総称。原料の品位に制約が少ない。↔酸性製鋼法。
⇒えん‐き【塩基】
えんきせい‐せんりょう【塩基性染料】‥レウ🔗⭐🔉
えんきせい‐せんりょう【塩基性染料】‥レウ
合成染料の一種。アミノ基や置換アミノ基などの塩基性基をもつ合成染料。色素イオンがカチオンなのでカチオン染料ともいう。動物繊維やナイロンには中性または弱酸性のもとで直接に染着し、植物繊維には媒染剤を用いて染着する。色の鮮麗なものが多いが、耐久力に乏しい。耐久性のあるアクリル繊維用のものが開発されている。オーラミン・フクシン・メチレン‐ブルーの類。
⇒えん‐き【塩基】
えんき‐つい【塩基対】🔗⭐🔉
えんき‐つい【塩基対】
核酸の構成成分であるプリン塩基とピリミジン塩基の間で水素結合によりつくられる対。DNAの二重らせん構造ではアデニン(A)とチミン(T)、グアニン(G)とシトシン(C)の間で塩基対が形成されている。
⇒えん‐き【塩基】
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