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なだま・る【宥まる】🔗🔉

なだま・る宥まる】 〔自四〕 なだらかになる。平穏になる。日吉社并叡山行幸記「神襟縁底は―・り給ふべきにや」。日葡辞書「イカリ(怒)ガナダマル」

なだ・む【宥む】🔗🔉

なだ・む宥む】 〔他下二〕 ⇒なだめる(下一)

なだめ‐すか・す【宥め賺す】🔗🔉

なだめ‐すか・す宥め賺す】 〔他五〕 泣いたり怒ったりしている者を慰めたりおだてたりして機嫌を直させる。「だだっ子を―・す」「―・して仕事をさせる」

なだ・める【宥める】🔗🔉

なだ・める宥める】 〔他下一〕[文]なだ・む(下二) ①ゆるやかにする。寛大に処する。続日本紀32「免ゆるし賜ひ―・め賜ひて、遠流の罪に治め賜はく」。源氏物語少女「憚るところなく、例あらむにまかせて、―・むる事なくきびしう行へ」 ②穏やかにする。荒立てないようにする。なごやかにする。平家物語3「入道相国のさしも横紙をやられつるも此の人のなほし―・められつればこそ、世も穏おだしかりつれ」 ③機嫌をとる。しずめる。十訓抄「其の咎あまたたびに及ばば、―・むるに力及ぶべからず」。「泣く子を―・める」

ゆう‐じょ【宥恕】イウ‥🔗🔉

ゆう‐じょ宥恕イウ‥ ①寛大な心でゆるすこと。ゆるしてとがめないこと。ゆるし。三宅青軒、鉄扇「佯わざと無礼の振舞に及びし段、偏へに御―願ひ奉る」。「―を乞う」 ②〔法〕相手方の非行を許容する感情の表示。

ゆう‐めん【宥免】イウ‥🔗🔉

ゆう‐めん宥免イウ‥ 罪をゆるすこと。平家物語11「数通の起請文を書き進ずといへども、猶以て御―なし」

ゆう‐わ【宥和】イウ‥🔗🔉

ゆう‐わ宥和イウ‥ ゆるして仲よくすること。 ⇒ゆうわ‐せいさく【宥和政策】

ゆうわ‐せいさく【宥和政策】イウ‥🔗🔉

ゆうわ‐せいさく宥和政策イウ‥ (appeasement policy)現状を打破しようとする国に対して妥協的な態度をとる対外政策。ナチス‐ドイツに対してイギリスのチェンバレン首相のとった政策など。緩和政策。→ミュンヘン会談 ⇒ゆう‐わ【宥和】 ○勇を鼓すゆうをこす 勇気をふるいおこす。 ⇒ゆう【勇】

[漢]宥🔗🔉

 字形 〔宀部6画/9画/人名/4508・4D28〕 〔音〕ユウ〈イウ〉(漢) 〔訓〕ゆるす・なだめる (名)すけ・ひろ [意味] ①ゆるす。ゆとりをもつ。おおめにみる。「寛宥・宥免・宥恕ゆうじょ」 ②なだめる。気持ちにゆとりをもたせる。「宥和」

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