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ことごと‐く【悉く・尽く】🔗🔉

ことごと‐く悉く・尽く】 〔副〕 ①のこらず。すべて。みな。阿毘達磨雑集論平安初期点「一切世間、咸コトゴトクニ恭敬せらる」。「―失敗する」 ②全く。甚だ。狂言、秀句傘「今の秀句―聞事にこそ有れ」 ⇒悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず ○悉く書を信ずれば則ち書無きに如かずことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず [孟子尽心下](「書」の原義は「書経」)いくら立派な書物でも、すべてが真理であるとは限らないから、その中にあることをすべて信ずるようならば、かえって書物を読まない方がよい。 ⇒ことごと‐く【悉く・尽く】

つ・く【尽く・竭く】🔗🔉

つ・く尽く・竭く】 〔自上二〕 ⇒つきる(上一)

つく・す【尽くす】🔗🔉

つく・す尽くす】 〔他五〕 ①つきるようにする。なくする。空しくする。万葉集18「御調宝みつきたからは数へ得ず―・しもかねつ」 ②あるかぎりを出す。竹取物語「心をくだきて千余日に力を―・したること」。平家物語3「医家薬を―・し、陰陽術をきはめ」。「全力を―・してがんばる」「八方手を―・す」 ③きわめる。徒然草「万にきよらを―・していみじと思ひ」 ④終わるまで精一杯する。はたす。「義務を―・す」「意を―・す」 ⑤他のもののために努力する。尽力する。「世の中のために―・す」 ⑥(動詞の連用形に付いて)すっかり…する。…しきる。天草本平家物語「三井寺の大衆は矢種みな射―・いて」。「立ち―・す」「言い―・す」

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