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ゆう‐げん【幽玄】イウ‥🔗⭐🔉
ゆう‐げん【幽玄】イウ‥
①奥深く微妙で、容易にはかり知ることのできないこと。また、あじわいの深いこと。情趣に富むこと。古今和歌集序「或は事神異に関あずかり、或は興―に入る」
②上品でやさしいこと。優雅なこと。愚管抄4「内裏の御事は―にてやさやさとのみ思ひならへる人の」。東鑑6「外に形あらはるるの風情を寄せ、中に動くの露胆を謝す。尤も―と謂ふべし」
③〔文〕
㋐日本文学論・歌論の理念の一つ。優艶を基調として、言外に深い情趣・余情あること。その表現を通して見られる気分・情調的内容。中宮亮重家朝臣家歌合「左、風体は―」
㋑能楽論で、強さ・硬さなどに対して、優雅で柔和典麗な美しさ。美女・美少年などに自然に備わっている幽玄も、卑賤な人物や鬼などを演じてさえ備わる高い幽玄もある。風姿花伝「童形なれば、何としたるも―なり」。花鏡「ただ美しく柔和なる体、―の本体なり」
⇒ゆうげん‐たい【幽玄体】
ゆうげん‐たい【幽玄体】イウ‥🔗⭐🔉
ゆうげん‐たい【幽玄体】イウ‥
言外に奥深い気分・情調のある歌体。幽玄様。
⇒ゆう‐げん【幽玄】
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