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○得手に帆を揚げるえてにほをあげる🔗🔉

○得手に帆を揚げるえてにほをあげる 得意なことを調子に乗ってする。略して「得手に帆」とも。 ⇒え‐て【得手】 えて‐は得ては】 〔副〕 (→)「得て」に同じ。 えてぼお‐めん猿頬面‥ボホ‥ ⇒さるぼおめん え‐でほん絵手本ヱ‥ 絵を習うのに用いる手本。 えて‐もの得手物(→)得手1・3に同じ。おらが春「―の片足立ちや小田の雁」。誹風柳多留拾遺10「―(ここはばくちの意)にいい日だのうとぶらり来る」 エテュヴェétuver フランス】 フランス料理で、野菜・肉などを少量の油脂とともに素材の水分で蒸し煮にすること。また、その料理。 エデュケーションeducation】 教育。 え‐でん絵伝ヱ‥ 社寺や本尊の縁起、高僧の伝記などを、連続した絵と詞書ことばがきとによって示すもの。「一遍上人絵伝」など。→絵巻 エデンEden】 (ヘブライ語で歓喜の意)旧約聖書の創世記で、人類の始祖であるアダムとエバが置かれた楽園。アダムとエバは神の戒めにそむいて楽園を追われた。エデンの園。 えてん‐らく越天楽・越殿楽ヱ‥ ①雅楽、唐楽の小曲で舞が無い管弦曲。平調ひょうじょう・黄鐘調おうしきちょう・盤渉調ばんしきちょうの3種があり、旋律が違う。平調の曲が有名。その旋律に歌詞がつき、今様としても歌った(越天楽今様)。 ②筑紫箏「富貴(布貴)」および箏組歌ことくみうた「菜蕗ふき」の別称。 え‐と干支】 (「兄」の意) ①十干十二支。十干を五行(木・火・土・金・水)に配当し、陽をあらわす兄、陰をあらわす弟をつけて名とした、甲きのえ・乙きのと・丙ひのえ・丁ひのと・戊つちのえ・己つちのと・庚かのえ・辛かのと・壬みずのえ・癸みずのとに、十二支を組み合わせたもの。甲子きのえね・乙丑きのとうしなど60種の組合せを年・月・日に当てて用いる。 干支(表) ②十二支。年、特に生年や方位・時刻に当てる。「今年の―は丑うしだ」 えどヱド えさ。醒睡笑「何をがな、鷹の―にせうやれ」 えど江戸】 ①(古今要覧稿に「江所(江に臨む所)」の意とする)東京の旧名。古くは武蔵国豊島郡の一部に過ぎず、平安末期に秩父氏の一支流江戸四郎重継が今の皇居の地に居館を営み、下って1457年(長禄1)太田道灌が築城、その後上杉・北条の手を経て、徳川氏が幕府を開くに及んで大都会となった。すなわち、家康は1590年(天正18)江戸に入り土木を起こし、1604年(慶長9)から江戸城を大きく改造。以降4代家綱の頃まで、諸大名に負担させては大工事を行い、幕末までいわゆる八百八町の繁栄を保ち、享保(1716〜1736)以降は人口100万以上を維持。1868年9月(慶応4年7月)東京と改称。→江戸城。 ②吉原・深川あたりで内神田・日本橋辺を指していった称。遊子方言「今日は―へ参りました」 ⇒江戸の敵を長崎で討つ ⇒江戸は諸国の入り込み え‐ど穢土ヱ‥ ①〔仏〕けがれた国土。三界六道の苦しみのある世界。凡夫の住む娑婆しゃば。この世。現世。穢国。梁塵秘抄「普賢文珠は獅子象に乗り娑婆の―にぞ出で給ふ」↔浄土じょうど。 ②糞くその異称。宇治拾遺物語2「四条の北なる小路に―をまる」 えど‐あきない江戸商い‥アキナヒ 商品を江戸に出して商うこと。世間胸算用5「国土万人―を心がけ」 えとう江藤】 姓氏の一つ。 ⇒えとう‐じゅん【江藤淳】 ⇒えとう‐しんぺい【江藤新平】 え‐とう恵灯・慧灯ヱ‥ 仏法が衆生しゅじょうを照らすのを灯火にたとえていう語。 エトヴェシュRolánd von Eötvös】 ハンガリーの物理学者。表面張力に関する法則を発見。精密なねじり秤を考案。重力質量と慣性質量が比例することを確かめた。(1848〜1919) え‐どうぐ得道具‥ダウ‥ (→)「えてぐそく」に同じ。 えとう‐じゅん江藤淳】 評論家。本名、江頭淳夫。東京生れ。慶大在学中に「夏目漱石」でデビューし、戦後の新しい世代を代表する批評家として活動。作「小林秀雄」「漱石とその時代」など。自殺。(1933〜1999) ⇒えとう【江藤】 えとう‐しんぺい江藤新平】 政治家。名は胤雄。号、南白。佐賀藩士。幕末、志士として活動。維新政府の司法卿となり、改定律例を制定。のち、参議。征韓論政変で、下野。板垣退助らと民撰議院設立を建白した直後、佐賀の乱を起こし、処刑。(1834〜1874) 江藤新平 提供:毎日新聞社 ⇒えとう【江藤】 えど‐うた江戸唄】 ①江戸で成立した長唄・常磐津・清元などの三味線伴奏歌曲に対する、上方かみがたでの称。↔上方唄。 ②1のうち、上方にのみ伝わっている曲。主に上方舞の伴奏として演奏される。 えど‐うちわ江戸団扇‥ウチハ 江戸特産のうちわ。初めは白紙をはっただけだったが、のち墨絵・紅絵・漆絵などを施したものもできた。 えどうまれうわきのかばやき江戸生艶気樺焼‥ウハキ‥ 黄表紙。山東京伝(北尾政演)作・画。3巻。1785年(天明5)刊。醜男でうぬぼれ者の仇気屋あだきや艶二郎が浮名を立てようと試みて、次々に失敗する。 →文献資料[江戸生艶気樺焼] えど‐え江戸絵‥ヱ 江戸に発達した一枚摺の浮世絵版画。錦絵。吾妻あずま錦絵。↔上方絵 えど‐おもて江戸表】 地方から江戸をさしていう語。 エドガー‐システムEDGAR system】 (Electronic Data Gathering Analysis and Retrieval System)アメリカのSEC(証券取引委員会)が管理・運営する、電子メディアを利用した法定開示書類の公開システム。 えど‐がくもんじょ江戸学問所】 昌平黌しょうへいこうの異称。 えど‐がね江戸金】 江戸から大坂・京都の商店に送って来る為替かわせの金。江戸銀えどぎん。浄瑠璃、冥途飛脚「そなたへ渡る―がふらりと上るを」 えど‐がのう江戸狩野】 江戸を本拠として活躍した狩野派主流をいう。将軍や諸大名の御用絵師として近世絵画全般に大きな影響を及ぼした。→京狩野→奥絵師 えど‐かぶき江戸歌舞伎】 江戸で発達した歌舞伎。→江戸狂言 えど‐がろう江戸家老‥ラウ 江戸時代、大名の江戸屋敷に勤めていた家老。↔国家老 えど‐がわ江戸川‥ガハ ①利根川の分流。千葉県野田市関宿せきやど付近から南流、埼玉県・千葉県・東京都の境を流れ東京湾に注ぐ。長さ60キロメートル。 ②隅田川の支流神田川の、文京区関口から千代田区飯田橋辺にかけての称呼。 ③江戸川紙の略。 ⇒えどがわ‐がみ【江戸川紙】 ⇒えどがわ‐く【江戸川区】 えどがわ‐がみ江戸川紙‥ガハ‥ 明治初期に、今の東京都文京区の旧江戸川町付近から製出した白色良質の手漉紙。主に書簡用巻紙として使用。えどがわ。 ⇒えど‐がわ【江戸川】 えどがわ‐く江戸川区‥ガハ‥ 東京都23区の一つ。江戸川と荒川(荒川放水路)に挟まれ東京湾に面する。 ⇒えど‐がわ【江戸川】 えど‐がわせ江戸為替‥ガハセ 大坂など上方から江戸に送って来た為替手形。→江戸金がね えど‐がわら江戸瓦‥ガハラ 長屋などに用いた、屋根瓦の下等品。 えどがわ‐らんぽ江戸川乱歩‥ガハ‥ (Edgar Allan Poeに因む筆名)小説家。本名、平井太郎。三重県生れ。早大卒。「二銭銅貨」「人間椅子」などを書き、日本の探偵小説の基礎を築いた。ほかに「陰獣」「蜘蛛男」、評論集「幻影城」など。(1894〜1965) 江戸川乱歩 提供:毎日新聞社 えど‐かんばん江戸看板】 劇場看板の一種。鳥居派の絵、勘亭かんてい流の字によって書かれた江戸三座の看板。 え‐とき絵解きヱ‥ ①絵の意味を解説すること。また、そのことば。また、その人。平安末期以後は、職業として仏画・地獄絵など宗教的絵画を説明し、また琵琶に合わせて語ることもあった。三十二番職人歌合「―。絵を語り琵琶ひきてふるわが世こそうきめ見えたるめくらなりけれ」 ②絵で説明を補うこと。また、単に説明すること。「事件の―をする」 ⇒えとき‐びくに【絵解き比丘尼】 えど‐ぎく江戸菊】 エゾギクの別称。 えとき‐びくに絵解き比丘尼ヱ‥ 地獄・極楽の図を絵解きし、勧進をする比丘尼。 ⇒え‐とき【絵解き】 えど‐きょうげん江戸狂言‥キヤウ‥ 江戸独特の歌舞伎狂言。歌舞伎十八番の荒事や河竹黙阿弥によって完成された生世話物きぜわものがその代表。↔上方狂言 えど‐きりこ江戸切子】 江戸時代末期、江戸で作られ始めた切りガラス。無色または淡色のガラスを用い、深く鮮明な切込みが特徴。 エドキンズJoseph Edkins】 イギリスの宣教師・中国語学者。1848年ロンドン伝道教会から上海・北京へ派遣。中国の文献に精通。(1823〜1905) え‐とく会得ヱ‥ 意味をよく理解して、自分のものとすること。「真理を―する」「機械の操作方法を―する」 えど‐げいしゃ江戸芸者】 江戸の町芸者。吉原の郭くるわ芸者に対して、町方に散在していたものをいう。 え‐とこ餌床ヱ‥ 鰯などの小魚群が大魚に追われて、海面に盛り上がること。鰹釣りでは餌床の鰯をたも網ですくって餌にする。いとこ。はみ。生食いけはむ。いき。たけば。 えど‐ご江戸語】 上方かみがた語に対して、江戸言葉。 えど‐こうた江戸小唄】 小唄2を指して特に小歌2と区別するための称。 えど‐ことば江戸言葉】 江戸で使用されたことば。明和・安永の頃以後江戸文化が成熟し、独特の語彙と語法を持つようになり、東京語の母胎となった。江戸語。 えど‐こもん江戸小紋】 小紋染の一種。江戸時代、裃かみしもや男女の小袖に用いた緻密な文様の小紋染。近時、小紋という言葉が広義に用いられるようになったため、江戸時代以来の小紋染を特定した用語。 え‐どころ絵所・画所ヱ‥ ①平安時代、宮中で絵画の制作をつかさどった役所。画工司えだくみのつかさに代わって置かれ、長官を別当といい、五位の蔵人が補せられた。鎌倉時代には春日・住吉・本願寺などの社寺が、また室町・江戸幕府も、これにならって置いた。 ②画所にいた絵師。また、中世以後、仏画などを描く画家の称。 ⇒えどころ‐あずかり【絵所預】 えどころ‐あずかり絵所預ヱ‥アヅカリ 絵所の構成員の一つ。平安時代には事務責任者として別当に次ぐ者が任じられ、鎌倉時代以降は絵師の主任が任じられた。 ⇒え‐どころ【絵所・画所】 えど‐ざ江戸座】 ①芭蕉の没後、江戸で都会趣味の句を作った一団体。とりわけ宝井其角系統の一派。遊蕩的で洒落と頓知を生命とした。 ②江戸幕府が江戸に設けた金座きんざ→京座→駿府座 えど‐ざくら江戸桜】 ①(江戸に多かったからいう)ソメイヨシノの別称。貝おほひ「春風になれそななれそ―」 ②江戸時代に流行した白粉おしろいの名。また、その発売店の名。浮世風呂3「本町二丁目の―でお買ひ」 えど‐さんがい江戸三界】 上方から遠く隔たった江戸の地。江戸くんだり。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「山も見えざるかりそめの―へ行かんして」 えど‐さんざ江戸三座】 江戸の歌舞伎劇場、中村座・市村座・森田座。山村座を加えて江戸四座という。 えど‐じだい江戸時代】 徳川家康が1600年(慶長5)関ヶ原の戦で勝利を占め、03年幕府を江戸に開いた頃から、1867年(慶応3)徳川慶喜の大政奉還に至るまで約260年間の称。徳川時代。 ⇒えどじだい‐ぶんがく【江戸時代文学】 えどじだい‐ぶんがく江戸時代文学】 江戸時代に作られた文学。町人の興隆とともに町人文学が極盛の域に達し、義理・人情・蓄富・物欲・好色・粋・通・滑稽などが、しばしばその主題となった。初期の仮名草子・笑話などの啓蒙的な文学についで、元禄期には古学の勃興があり、芭蕉の蕉風確立、近松の新浄瑠璃完成、西鶴の浮世草子創始など花々しい時代を現出。ついで、文学の中心は上方から江戸に移り、江戸市民の繊巧な精神生活を反映して、読本よみほん・洒落本しゃれぼん・黄表紙・人情本・滑稽本・合巻・狂歌・川柳などの通つうの文学、江戸趣味の文学を生んだ。近世文学。 ⇒えど‐じだい【江戸時代】 えど‐じゅうりしほう‐おかまい江戸十里四方御構‥ジフ‥ハウ‥カマヒ (→)江戸追放に同じ。 えど‐じゅんれい江戸巡礼】 江戸前期、江戸の富豪の子女や茶屋女などが、着飾った巡礼姿で市中の寺院を巡拝したこと。 えど‐じょう江戸状‥ジヤウ 江戸から来た商用の手紙。世間胸算用2「―どもをさらへ、失念したる事どもを見出し」 えど‐じょう江戸城‥ジヤウ 1457年(長禄1)太田道灌が江戸に築いた城。1590年(天正18)徳川家康の居城となり、以後、徳川氏15代の居城。慶長年間から寛永年間にかけて大修築、本城(本丸・二の丸・三の丸)・西城(西の丸)・吹上の三部となった。明治初年以来、皇居となる。 ⇒えどじょう‐あけわたし【江戸城明渡し】 ⇒えどじょう‐もん【江戸城門】 えどじょう‐あけわたし江戸城明渡し‥ジヤウ‥ 鳥羽伏見の戦い後、新政府軍は江戸城に迫ったが、勝海舟と西郷隆盛の会談の結果、慶応4年(1868)4月11日徳川氏が無抵抗で開城したこと。 ⇒えど‐じょう【江戸城】 えどじょう‐もん江戸城門‥ジヤウ‥ 江戸城に入る門。外曲輪そとくるわ門は、浅草橋・筋違橋・小石川・牛込・市ヶ谷・四谷・喰違・赤坂・虎・幸橋・山下・数寄屋橋・鍛冶橋・呉服橋・常磐橋・神田橋・一ツ橋・雉子橋・浜大手の19門。内曲輪門は、和田倉・馬場先・日比谷・外桜田・半蔵・田安・清水・竹橋・平川・大手の10門と内桜田・坂下・西丸大手の3門。 江戸城門 ⇒えど‐じょう【江戸城】 えど‐じょうるり江戸浄瑠璃‥ジヤウ‥ 江戸で生まれた浄瑠璃。 ①18世紀初め以前に江戸で発生した浄瑠璃の流派の総称。薩摩節・土佐節・永閑節・外記げき節・半太夫節・河東節など。↔上方浄瑠璃。 ②18世紀中葉以降に、上方発生の豊後節から江戸で派生した4流派(新内節・常磐津節・富本節・清元節)の総称。 ③義太夫節の浄瑠璃のうち、18世紀後半以降に江戸で作られたもの。「神霊矢口渡しんれいやぐちのわたし」など。 エトスethos ギリシア⇒エートス エトスETOS】 (Earthquake and Tsunami Observation System)気象庁による地震津波監視システム。地震・津波・火山の観測データのリアルタイム処理と、それらの情報文作成のための自動処理システムを用いて、特に津波予報を迅速に行う。→エポス えど‐すずめ江戸雀】 江戸市中のことを何でも知っていて、よくしゃべる者の称。 エト‐セトラet cetera】 (ラテン語で「…とその他のもの」の意)以下に列挙すべき語を省略する場合に用いる語。その他。…等など。略号etc.; &c. えど‐せんけ江戸千家】 表千家如心斎宗左の門人川上不白ふはくが江戸で広めた表千家系の茶道の流派。 えど‐ぞめ江戸染】 江戸で染めること。特に、江戸紫に染めること。また、その染め物。↔京染 えど‐だな江戸棚・江戸店】 上方の商人が江戸に出している支店。 えど‐ついほう江戸追放‥ハウ 江戸時代の追放刑の一種。江戸日本橋から四方5里以遠の地に追放したこと。江戸十里四方御構おかまい→江戸払 えどっ‐こ江戸っ子・江戸っ児】 江戸で生まれ江戸で育った者。はじめ日本橋・神田あたりで生まれ育った者にいった。普通は、金銭に淡白で威勢がいいなどの含みで用いる。東京で生まれた者にもいう。江戸者。斎藤緑雨、おぼえ帳「純粋の―は今深川に多く本所に多し」。「生粋の―」「ちゃきちゃきの―」 ⇒江戸っ子は五月の鯉の吹流し ⇒江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ

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