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お‐もの【御物】🔗🔉

お‐もの御物】 ①天皇・貴人の召上り物。 ②一般に、食べる人を敬って、その食物、特に御飯をいう。 ③武家時代、貴人が身につけるものの称。 ④御物奉行の略。 ⑤帝室に属する工芸美術品。帝室御物。ぎょぶつ。 ◇1・2は「御膳」とも書く。 ⇒おもの‐し【御物師】 ⇒おもの‐だな【御物棚】 ⇒おもの‐ちゃし【御物茶師】 ⇒おもの‐づくり【御物作り】 ⇒おもの‐ぶぎょう【御物奉行】 ⇒おもの‐やどり【御物宿り】

お‐ものい【追物射・御物射】🔗🔉

お‐ものい追物射・御物射⇒おいものい(追物射)

おもの‐し【御物師】🔗🔉

おもの‐し御物師】 武家に仕えた裁縫師。また、裁縫の女奉公人。お居間。好色五人女1「―は針にて血をしぼり心の程を書き遣はしける」 ⇒お‐もの【御物】

おもの‐だな【御物棚】🔗🔉

おもの‐だな御物棚】 御食膳を納めておく棚。枕草子56「御厨子所の―」 ⇒お‐もの【御物】

おもの‐ちゃし【御物茶師】🔗🔉

おもの‐ちゃし御物茶師】 江戸時代、宮中および将軍飲料の茶をつかさどった宇治の茶師。 ⇒お‐もの【御物】

おもの‐づくり【御物作り】🔗🔉

おもの‐づくり御物作り】 室町将軍所用の刀のこしらえ。 ⇒お‐もの【御物】

おもの‐ぶぎょう【御物奉行】‥ギヤウ🔗🔉

おもの‐ぶぎょう御物奉行‥ギヤウ 室町時代の職名。将軍の参内などの際、衣冠・刀剣などを入れた唐櫃からびつを預かり、付き添った職。唐櫃奉行。直廬役じきろやく。ごもつぶぎょう。 ⇒お‐もの【御物】

おもの‐やどり【御物宿り】🔗🔉

おもの‐やどり御物宿り】 紫宸殿の西廂にしのひさしにあり、天皇の食物を納めて置いた所。その事務をつかさどる女官を「おものやどりの刀自とじ」という。 ⇒お‐もの【御物】

おんもの‐い【御物射】🔗🔉

おんもの‐い御物射⇒おいものい(追物射)

ぎょ‐ぶつ【御物】🔗🔉

ぎょ‐ぶつ御物】 天子の所有品。皇室の所蔵品。ぎょもつ。ごもつ。おもの。 ⇒ぎょぶつ‐せっき【御物石器】

ぎょ‐もつ【御物】🔗🔉

ぎょ‐もつ御物⇒ぎょぶつ

ご‐ぶつ【御物】🔗🔉

ご‐ぶつ御物】 貴人の用いる物品の尊敬語。ごもつ。

ご‐もち【御物】🔗🔉

ご‐もち御物⇒ごもつ。古今著聞集16「唯今―を蒔きかけて候へば」

ご‐もつ【御物】🔗🔉

ご‐もつ御物】 ①皇室の所蔵品。また、貴人の所有物。ごもち。 ②他人の物品の尊敬語。 ③(君公の御物を持って侍する者の意)武家・寺家に仕えた少年、また、愛童。男色大鑑「―にもなるべき人を」 ④茶道で、徳川将軍家所蔵の茶器。 ⑤御物袋の略。 ⇒ごもつ‐あがり【御物上がり】 ⇒ごもつ‐ごしらえ【御物装】 ⇒ごもつ‐せっき【御物石器】 ⇒ごもつ‐ぶぎょう【御物奉行】 ⇒ごもつ‐ぶくろ【御物袋】 ⇒ごもつ‐まきえ【御物蒔絵】

ごもつ‐あがり【御物上がり】🔗🔉

ごもつ‐あがり御物上がり】 もと御物3出身の者。また、少年時主人の寵愛をうけて、今は元服した者。浮世草子、御前義経記「福蔵院の―」 ⇒ご‐もつ【御物】

ごもつ‐ごしらえ【御物装】‥ゴシラヘ🔗🔉

ごもつ‐ごしらえ御物装‥ゴシラヘ 貴人の持物にふさわしいこしらえ。西鶴織留3「―の脇差」 ⇒ご‐もつ【御物】

ごもつ‐せっき【御物石器】‥セキ‥🔗🔉

ごもつ‐せっき御物石器‥セキ‥ 縄文時代晩期の石器の一種。岐阜県などに多く、長さおよそ20〜40センチメートルの石製品で、中央が鞍状にくぼんでいる。用途未詳。もと帝室の御物になったものがあるので、この名がある。ぎょぶつせっき。 ⇒ご‐もつ【御物】

ごもつ‐ぶぎょう【御物奉行】‥ギヤウ🔗🔉

ごもつ‐ぶぎょう御物奉行‥ギヤウ ⇒おものぶぎょう⇒ご‐もつ【御物】

ごもつ‐ぶくろ【御物袋】🔗🔉

ごもつ‐ぶくろ御物袋】 茶入れ・茶碗などをしまっておく袋。紫縮緬ちりめんなどでつくる。ごもつ。 ⇒ご‐もつ【御物】

ごもつ‐まきえ【御物蒔絵】‥ヱ🔗🔉

ごもつ‐まきえ御物蒔絵‥ヱ 御物風の蒔絵。足利義政の蔵品風の蒔絵。浄瑠璃、傾城反魂香「―の印籠」 ⇒ご‐もつ【御物】

み‐もの【御物・御食】🔗🔉

み‐もの御物・御食】 天皇が召し上がる物。景行紀「―たてまつらむこと、味あじわい甘からず」

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