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さか‐びと【酒人・掌酒】🔗⭐🔉
さか‐びと【酒人・掌酒】
酒の醸造をつかさどる人。さけびと。崇神紀「大神おおみわの―とす」
さけ‐びと【酒人・掌酒】🔗⭐🔉
さけ‐びと【酒人・掌酒】
⇒さかびと
しょう‐あく【掌握】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐あく【掌握】シヤウ‥
手のひらの中に握ること。手に入れること。わがものとすること。「実権を一手に―する」
しょう‐かん【掌管】シヤウクワン🔗⭐🔉
しょう‐かん【掌管】シヤウクワン
つかさどり管理すること。取り扱うこと。管掌。
しょう‐き【掌記】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐き【掌記】シヤウ‥
①書記。右筆ゆうひつ。かきやく。
②修史館(修史局の後身)の職員の一つ。群書を収集・分類し、図書の管理並びに雑務をつかさどる判任官。
しょう‐きゃく【掌客】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐きゃく【掌客】シヤウ‥
①中国、周代の官名。賓客の接待をつかさどったという。
②奈良・平安時代、外国から使が来た時に接待を担当した臨時の職。
⇒しょうきゃく‐し【掌客使】
しょうきゃく‐し【掌客使】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょうきゃく‐し【掌客使】シヤウ‥
古代、大饗たいきょうの時、出席の貴人を迎えに行ってその前駆などを勤めた使い。請客使。
⇒しょう‐きゃく【掌客】
しょう‐こ【掌故】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐こ【掌故】シヤウ‥
①中国漢代、礼楽の故事をつかさどった官。
②国家の故事慣例。典章制度。故実。
しょう‐こつ【掌骨】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐こつ【掌骨】シヤウ‥
(→)中手骨ちゅうしゅこつに同じ。
しょう‐じ【掌侍】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐じ【掌侍】シヤウ‥
①⇒ないしのじょう。
②宮中女官の一階級。
しょうじ‐かん【掌璽官】シヤウ‥クワン🔗⭐🔉
しょうじ‐かん【掌璽官】シヤウ‥クワン
天皇の印璽をつかさどった官職。旧制の内大臣に相当。
しょう‐じょう【掌上】シヤウジヤウ🔗⭐🔉
しょう‐じょう【掌上】シヤウジヤウ
広げた手のひらの上。
⇒掌上に運らす
○掌上に運らすしょうじょうにめぐらす🔗⭐🔉
○掌上に運らすしょうじょうにめぐらす
[孟子公孫丑上]手のひらの上で自由にあやつる。思いのままに行う。
⇒しょう‐じょう【掌上】
しょうしょう‐の‐うれえ【蕭牆の患】セウシヤウ‥ウレヘ
[韓非子用人]一家の内部からおこる騒動。うちわもめ。
⇒しょう‐しょう【蕭牆】
しょうじょう‐の‐さ【霄壌の差】セウジヤウ‥
天と地ほどの大きなへだたり。雲泥うんでいの差。
⇒しょう‐じょう【霄壌】
しょうじょう‐のみ【猩猩飲み】シヤウジヤウ‥
猩猩のように多量の酒を一気に飲むこと。
⇒しょう‐じょう【猩猩】
しょうしょう‐の‐わざわい【蕭牆の禍】セウシヤウ‥ワザハヒ
(→)「蕭牆の患うれえ」に同じ。
⇒しょう‐しょう【蕭牆】
しょうじょう‐ばえ【猩猩蠅】シヤウジヤウバヘ
ショウジョウバエ科のハエの総称。小形で、複眼は赤く、体は黄褐ないし黒褐色で種類が多い。体長2〜2.5ミリメートル。家の中、台所、倉庫などで味噌・酒やいたんだ果実などにあつまる。ほとんど全世界に見られ、遺伝学の実験材料に用いる。
きいろしょうじょうばえ
ショウジョウバエ
撮影:海野和男
⇒しょう‐じょう【猩猩】
しょうじょう‐ばかま【猩猩袴】シヤウジヤウ‥
ユリ科の多年草。山地の斜面や湿地に多い。葉は細長く全縁。地面にひろがる根生葉を袴に見立て、花の紅紫色とあわせて命名。早春、6弁の小花を短い総状花序にあつめて開く。観賞用にも栽培。
ショウジョウバカマ
撮影:関戸 勇
⇒しょう‐じょう【猩猩】
しょうしょう‐はっけい【瀟湘八景】セウシヤウ‥
瀟・湘二水付近の8カ所の佳景。平沙落雁・遠浦帰帆・山市晴嵐・江天暮雪・洞庭秋月・瀟湘夜雨・煙寺晩鐘・漁村夕照の総称。近江八景・金沢八景はこれにならったもの。
⇒しょう‐しょう【瀟湘】
しょうじょう‐ひ【猩猩緋】シヤウジヤウ‥
(猩猩の血をとって染めた色という)黒みを帯びた鮮やかな深紅色。また、その色の舶来の毛織物。「―の陣羽織」
Munsell color system: 7.5R5/14
⇒しょう‐じょう【猩猩】
しょう‐じょうふ【小丈夫】セウヂヤウ‥
器量の狭い人物。小人物。
しょうじょう‐ふくよう【掌状複葉】シヤウジヤウ‥エフ
複葉の一型。共通の葉柄ようへいの末端に放射状に小葉が着生した複葉。アケビの葉はその例。
⇒しょう‐じょう【掌状】
しょうじょう‐ぼく【猩猩木】シヤウジヤウ‥
(→)ポインセチアの別称。
⇒しょう‐じょう【猩猩】
しょうじょう‐みゃく【掌状脈】シヤウジヤウ‥
葉脈の一種。双子葉植物に多く見られ、主要な葉脈が葉身の基部から掌状に派出するもの。カエデ・ヤツデなどの葉脈。
⇒しょう‐じょう【掌状】
しよう‐しょうめい【使用証明】
退職する労働者の請求に基づいて使用者が交付する、使用期間・職種・賃金などを記した証明書。→在籍証明。
⇒し‐よう【使用】
じょうじょう‐めいがら【上場銘柄】ジヤウヂヤウ‥
金融商品取引所で売買される株式。一定の資格要件が必要。東京・大阪・名古屋の各金融商品取引所では、取引所の指定により第1部上場銘柄と第2部上場銘柄に分かれる。上場株。
⇒じょう‐じょう【上場】
しょうじょう‐るてん【生生流転】シヤウジヤウ‥
(セイセイルテンとも)万物は永遠に生死を繰り返し、絶えず移り変わってゆくこと。
しょうじょう‐れつよう【掌状裂葉】シヤウジヤウ‥エフ
葉縁から葉の基部に向かって分裂して掌状をなす葉。カエデ・ヤツデの葉はその例。
⇒しょう‐じょう【掌状】
しょうじょ‐かげき【少女歌劇】セウヂヨ‥
若い女性によって演じられる大衆的音楽劇。明治末年、白木屋呉服店の組織した劇団に始まり、宝塚・松竹のものが有名だったが松竹歌劇団は1996年に解散。
⇒しょう‐じょ【少女】
しょうしょ‐かしつけ【証書貸付】
銀行が借用証書を提出させて行う貸付。手形貸付などに対していう。一般に長期資金の貸付に用いられる。
⇒しょう‐しょ【証書】
しょう‐しょく【小食・少食】セウ‥
食べる分量が少ないこと。こじょく。しょうじき。「―は長生きのしるし」
しょう‐しょく【小職】セウ‥
官職についている人の謙称。
じょう‐しょく【上職】ジヤウ
①高貴な職。上位の職員。風姿花伝「―の品々」
②遊郭で、大夫職たゆうしょくの称。
じょう‐しょく【浄拭】ジヤウ‥
ぬぐいきよめること。きよぶき。
じょう‐しょく【常食】ジヤウ‥
①日常の食事。いつも口にする食物。「麺類を―とする」
②一定の食事。
じょう‐しょく【常職】ジヤウ‥
①日常の職務または職業。
②一定の職務または職業。
じょうしょさ‐ち【成所作智】ジヤウ‥
〔仏〕前五識を転じて得る智。衆生しゅじょうを救済して、なすべきことを成就するはたらきをもつ。唯識では四智の一つ。密教では五智の一つで、不空成就如来のはたらき。
しょうじょ‐しゅみ【少女趣味】セウヂヨ‥
少女に共通した好みや傾向。甘美で感傷的・夢想的な情緒を好む傾向。
⇒しょう‐じょ【少女】
しょうしょ‐しょう【尚書省】シヤウ‥シヤウ
①中国の一般行政をつかさどった中央官庁。秦代、尚書を置いて文書の授受をつかさどらせ、漢に尚書令・尚書僕射を設け、晋の時、尚書都省を置き、隋に至って三省分立、唐は隋制にならって中書省・門下省と並行して行政事務を総攬そうらんさせ、元に至って廃し中書省に帰併、その下に六部を統轄。
②太政官の唐名。
⇒しょう‐しょ【尚書】
じょうしょ‐てんめん【情緒纏綿】ジヤウ‥
情緒深く離れがたいこと。情緒がつきまとうこと。
⇒じょう‐しょ【情緒】
しょうじょ‐ほう【商除法】シヤウヂヨハフ
掛け算九九くくを用いて行う珠算の割り算。形式は筆算に類似し、現在の珠算で行われる。↔帰除法
しょう・じる【生じる】シヤウ‥
〔自他上一〕
(→)「生ずる」に同じ。
しょう・じる【請じる】シヤウ‥
〔他上一〕
(→)「請ずる」に同じ。
じょう・じる【乗じる】
〔自他上一〕
(→)「乗ずる」に同じ。
しょうし‐るい【鞘翅類】セウ‥
(→)コウチュウ目に同じ。
しょうじ‐るてん【生死流転】シヤウ‥
頑迷な衆生は、自分の業力ごうりきによって生死を繰り返し迷いの世界からのがれられないこと。
⇒しょう‐じ【生死】
しょうじ‐わん【精進椀】シヤウ‥
僧の食事用の椀。〈日葡辞書〉
⇒しょう‐じ【精進】



しょうじょう‐ふくよう【掌状複葉】シヤウジヤウ‥エフ🔗⭐🔉
しょうじょう‐ふくよう【掌状複葉】シヤウジヤウ‥エフ
複葉の一型。共通の葉柄ようへいの末端に放射状に小葉が着生した複葉。アケビの葉はその例。
⇒しょう‐じょう【掌状】
しょうじょう‐みゃく【掌状脈】シヤウジヤウ‥🔗⭐🔉
しょうじょう‐みゃく【掌状脈】シヤウジヤウ‥
葉脈の一種。双子葉植物に多く見られ、主要な葉脈が葉身の基部から掌状に派出するもの。カエデ・ヤツデなどの葉脈。
⇒しょう‐じょう【掌状】
しょうじょう‐れつよう【掌状裂葉】シヤウジヤウ‥エフ🔗⭐🔉
しょうじょう‐れつよう【掌状裂葉】シヤウジヤウ‥エフ
葉縁から葉の基部に向かって分裂して掌状をなす葉。カエデ・ヤツデの葉はその例。
⇒しょう‐じょう【掌状】
しょう‐せい【掌性】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐せい【掌性】シヤウ‥
左右の手のように、あるいは実像と鏡像のように、形は似ているが重ならない性質。キラリティー。
しょう‐だい【掌大】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐だい【掌大】シヤウ‥
手のひらほどの大きさ。物や場所の小さいことにたとえていう。
しょう‐ちゅう【掌中】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐ちゅう【掌中】シヤウ‥
①手のひらの中。
②転じて、自分の領有の範囲。支配の及ぶ範囲。その人の所有。「―に収める」
⇒掌中の珠
○掌中の珠しょうちゅうのたま🔗⭐🔉
○掌中の珠しょうちゅうのたま
[杜甫詩「掌中貪むさぼり見る一珠の新たなるを」]最も大切にしているもの、特に、最愛の子供のたとえ。
⇒しょう‐ちゅう【掌中】
しょうちゅう‐の‐へん【正中の変】シヤウ‥
後醍醐天皇が北条高時を討って政権の回復を企てた政変。正中元年(1324)挙兵の計画がもれて日野資朝・俊基は捕らえられ、失敗。天皇はその意のないことを釈明して事なきを得た。
⇒しょうちゅう【正中】
しょうちゅう‐び【焼酎火】セウチウ‥
歌舞伎の小道具。綿に焼酎(今はアルコール)をひたしたものを、差金さしがねの先に釣って燃やす火。青い炎を出し、狐火・幽霊の場などに用いる。
⇒しょう‐ちゅう【焼酎】
じょうちゅう‐るい【条虫類・絛虫類】デウ‥
扁形動物の一綱。裂頭条虫・瓜実うりざね条虫・エキノコックス・猫条虫など12目3400種がある。体は頭部・頸部・片節部から成り、消化器は退化、脊椎せきつい動物の腸内に寄生。人に寄生する広節裂頭条虫は長さ10メートルに達し、広節は3000〜4200。第1中間宿主はケンミジンコ、第2中間宿主はマス類。サナダムシ。寸白すばく・すんぱく。
⇒じょう‐ちゅう【条虫・絛虫】
しょう‐ちょ【小著】セウ‥
①小さな著作。↔大著。
②自分の著作をへりくだっていう語。拙著。「―謹呈」
じょう‐ちょ【情緒】ジヤウ‥
⇒じょうしょ。「―不安定」
しょう‐ちょう【小腸】セウチヤウ
胃に続く細長い中空性消化器官。腹腔内を蛇行し大腸に続く。動物の食性により長さは著しく異なり、ヒトでは約6〜7メートル。十二指腸・空腸くうちょうおよび回腸かいちょうに分かれ、いずれも内面の粘膜に絨毛じゅうもうをそなえ、食物を消化・吸収する。→内臓(図)
しょう‐ちょう【少丁】セウチヤウ
⇒しょうてい
しょう‐ちょう【少長】セウチヤウ
若年と壮年。
しょう‐ちょう【正長】シヤウチヤウ
平安時代の公営田くえいでんの農事指導にあたった現地の土豪。
しょうちょう【正長】シヤウチヤウ
[礼記正義]室町前期、称光・後花園天皇朝の年号。応永35年4月27日(1428年6月10日)改元、正長2年9月5日(1429年10月3日)永享に改元。
⇒しょうちょう‐の‐つちいっき【正長の土一揆】
しょう‐ちょう【匠丁】シヤウチヤウ
⇒しょうてい
しょう‐ちょう【抄帳】セウチヤウ
平安時代、諸国から送ってきた租税に対し中央諸官庁が発行した返抄へんしょう、すなわち受領証を照合するための租税の台帳。
しょう‐ちょう【省庁】シヤウチヤウ
省と庁。日本の中央官庁の総称。
しょう‐ちょう【省帳】シヤウチヤウ
奈良・平安時代に民部省で保管していた民政上の帳簿。
しょう‐ちょう【荘長】シヤウチヤウ
(→)荘司しょうじに同じ。
しょう‐ちょう【消長】セウチヤウ
衰えることと盛んになること。盛衰。「勢力の―」
しょう‐ちょう【商調】シヤウテウ
商の音を主音とする音階。中国中世の俗楽に用い、日本の雅楽の呂旋音階はこれに類似する。
しょう‐ちょう【象徴】シヤウ‥
(symbole フランスの訳語。中江兆民の訳書「維氏美学」(1883年刊)に初出。語源であるギリシア語symbolonは割符の意)
①ある別のものを指示する目印・記号。
②本来かかわりのない二つのもの(具体的なものと抽象的なもの)を何らかの類似性をもとに関連づける作用。例えば、白色が純潔を、黒色が悲しみを表すなど。シンボル。
⇒しょうちょう‐し【象徴詩】
⇒しょうちょう‐しゅぎ【象徴主義】
⇒しょうちょう‐じんるいがく【象徴人類学】
⇒しょうちょう‐てき【象徴的】
⇒しょうちょう‐てんのうせい【象徴天皇制】
⇒しょうちょう‐は【象徴派】
しょう‐ちょう【証徴】
ある事や物の正当性を証明すること。また、それを証明するに足るしるし。
しょう‐ちょう【鍾寵】
あつく寵愛すること。
じょう‐ちょう【上長】ジヤウチヤウ
年齢や地位が上であること。また、その人。としうえ。めうえ。長上。
じょう‐ちょう【上聴】ジヤウチヤウ
(→)上聞じょうぶんに同じ。
じょう‐ちょう【冗長】‥チヤウ
くだくだしく長いこと。「―な文章」
⇒じょうちょう‐ど【冗長度】
じょうちょう【定朝】ヂヤウテウ
平安中期の仏師。康尚の子(または弟子)。1022年(治安2)法成寺金堂の諸像造立の功により仏師として初めて法橋ほっきょうに叙せられ、その後、興福寺の造仏で法眼ほうげんに進んだ。平等院鳳凰堂本尊阿弥陀像は現存する唯一の作例。王朝貴族の好みにかなった豊麗な日本的様式を創造、定朝様として長く日本の仏像の典型となった。( 〜1057)→寄木よせぎ造り
じょう‐ちょう【情調】ジヤウテウ
①おもむき。気分。「異国―」
②喜怒哀楽などの感情。
しょうちょう‐し【象徴詩】シヤウ‥
象徴派の詩。暗示的な語句を用いて、直接にはつかみにくい内容を表現しようとする詩。
⇒しょう‐ちょう【象徴】
しょうちょう‐しゅぎ【象徴主義】シヤウ‥
(symbolisme フランス)リアリズムに対抗し、象徴作用によって内的世界を表現しようとする芸術思潮。ボードレールを先駆とし、マラルメを中心として19世紀末フランスに興り、ヨーロッパ諸国に波及。文学・演劇・美術などのジャンルにおいて20世紀の芸術に大きな影響を与えた。→象徴派。
⇒しょう‐ちょう【象徴】
しょうちょう‐じんるいがく【象徴人類学】シヤウ‥
文化における象徴的な表象・表現・思考の過程に焦点を置いて研究する文化人類学の一領域。
⇒しょう‐ちょう【象徴】
しょうちょう‐てき【象徴的】シヤウ‥
あるものが別の物事の象徴となっているさま。
⇒しょう‐ちょう【象徴】
しょうちょう‐てんのうせい【象徴天皇制】シヤウ‥ワウ‥
日本国憲法の定める天皇制。天皇は日本国の象徴および国民統合の象徴であり、国政に関する権能を有しないとされる。
⇒しょう‐ちょう【象徴】
じょうちょう‐ど【冗長度】‥チヤウ‥
伝達される情報に含まれる余分な部分の割合。リダンダンシー。
⇒じょう‐ちょう【冗長】
しょうちょう‐の‐つちいっき【正長の土一揆】シヤウチヤウ‥
正長元年(1428)徳政を要求して蜂起した最初の大規模な土一揆。大津の馬借ばしゃく、醍醐の農民の蜂起が口火となり、畿内各地に波及、京都に乱入して土倉を襲い、借書を破いて徳政を要求。「日本開闢以来」といわれるほどに大規模であった。
→文献資料[正長の土一揆]
⇒しょうちょう【正長】
しょうちょう‐は【象徴派】シヤウ‥
(symbolistes フランス)象徴主義を奉ずる、またはその傾向を有する詩人の一派。フランスではマラルメを宗とし、ボードレール・ヴェルレーヌ・ランボー・ヴァレリー、イギリスではイェーツ、ドイツではリルケ、ロシアではベールイ・ブロークなど、また演劇ではベルギーのメーテルリンクもこれに属する。日本では、明治30年代末期から大正時代に栄えた詩人の一派。上田敏の訳詩、蒲原有明かんばらありあけ・三木露風・日夏耿之介ひなつこうのすけ・萩原朔太郎らはその代表。→高踏派
⇒しょう‐ちょう【象徴】
しょう‐ちょく【峭直】セウ‥
性質がきびしくただしいこと。厳格で道理をまげないこと。峻厳。
しょう‐ちょく【詔勅】セウ‥
天皇が意思を表示する文書。詔書と勅書と勅語。
じょう‐ちょく【常直】ジヤウ‥
毎日宿直すること。
じょうち‐りん【上地林】ジヤウ‥
江戸時代の社寺の所領で、1871年(明治4)に政府に上地した森林。上地官林。
⇒じょう‐ち【上地】
しょう‐ちん【昇沈】
のぼることとしずむこと。盛んなことと衰えること。浮き沈み。盛衰。
しょう‐ちん【消沈・銷沈】セウ‥
きえうせること。衰えてしまうこと。「意気―」
じょう‐ちん【条陳】デウ‥
箇条わけにして、または条を逐って述べ説くこと。
じょう‐ちん【定賃】ヂヤウ‥
きまっている賃金。一定の賃銭。
じょう‐つう【上通】ジヤウ‥
下の者が上の者に意思を通ずること。
じょう‐つう【状通】ジヤウ‥
書面をつかわすこと。また、その書面。
しょう‐つき【祥月】シヤウ‥
一周忌以後における故人の死去の当月。命日の月。
⇒しょうつき‐めいにち【祥月命日】
しょう‐づき【将付】シヤウ‥
敗軍の際、大将に付き添って落ち行く者。
しょうつき‐めいにち【祥月命日】シヤウ‥
一周忌以後における故人の死去の当月当日。正忌。正命日。
⇒しょう‐つき【祥月】
じょうっ‐ぱり【情っ張り】ジヤウ‥
ジョウハリの促音化。浮世床2「―のかかあ左衛門」
じょう‐づめ【定詰】ヂヤウ‥
①勤務のため一定の場所に始終詰めていること。また、その人。
②江戸時代、大名・旗本・藩士などが一定期間江戸に勤務のため滞在すること。
じょう‐づめ【常詰】ジヤウ‥
常に詰めていること。また、その人。
じょう‐て【上手】ジヤウ‥
(→)「じょうず」1に同じ。〈日葡辞書〉
⇒じょうて‐もの【上手物】
しょう‐てい【上帝】シヤウ‥
⇒じょうてい
しょう‐てい【小弟】セウ‥
①自分の弟の謙称。
②男子の謙称。雨月物語1「―はやくより待ちて今に至りぬる」↔大兄たいけい
しょう‐てい【小亭】セウ‥
小さいあずまや。
しょう‐てい【小艇】セウ‥
こぶね。
しょう‐てい【少丁】セウ‥
大宝令制で、17〜20歳の男子。正丁せいていの4分の1の課税を負担。養老令では中男ちゅうなんという。しょうちょう。→少女2
しょう‐てい【正丁】シヤウ‥
⇒せいてい
しょう‐てい【匠丁】シヤウ‥
律令制で下級技術者の称。特に飛騨国から徴用した木工。しょうちょう。たくみよほろ。
しょう‐てい【祥禎】シヤウ‥
めでたいこと。めでたいしるし。
しょう‐てい【章程】シヤウ‥
(「程」は法式の意)
①おきて。のり。法度・規程の箇条書。
②事務執行の細則。
しょう‐てい【訟廷・訟庭】
法廷。裁判廷。
しょう‐てい【椒庭】セウ‥
(→)椒房に同じ。
しょう‐てい【衝程】
(stroke)(→)行程こうてい3に同じ。
しょう‐てい【鐘鼎】
つりがねとかなえ。
⇒しょうてい‐ぶん【鐘鼎文】
しょう‐でい【障泥】シヤウ‥
⇒あおり
じょう‐てい【上丁】ジヤウ‥
①陰暦2月の最初の上丁かみのひのとの日。
②2月と8月の最初の上丁の日に孔子を祭ること。釈奠せきてん。
じょう‐てい【上呈】ジヤウ‥
目上の人に差し上げること。奉呈。
じょう‐てい【上底】ジヤウ‥
台形の平行な2辺のうち、上方にある辺。→台形
じょう‐てい【上帝】ジヤウ‥
①天の神。天上にある万物の主宰者。天帝。また、天子。しょうてい。
②造物主。エホバ。
⇒じょうてい‐かい【上帝会】
じょう‐てい【上程】ジヤウ‥
議案を会議にかけること。「予算案を国会に―する」
じょう‐てい【縄梯】
なわばしご。
じょうてい‐かい【上帝会】ジヤウ‥クワイ
清末の宗教結社。上帝エホバを崇拝し、指導者洪秀全をキリストの弟とした。太平天国の中核となる。拝上帝会。
⇒じょう‐てい【上帝】
しょうてい‐きんすい【松亭金水】
江戸末期の読本よみほん・人情本作者。人情本「閑情末摘花」、読本「大川仁政録」などが有名。随筆に「松亭漫筆」がある。(1797〜1862)
しょうてい‐づくり【聖帝造】シヤウ‥
(→)日吉造ひえづくりに同じ。
しょうてい‐ぶん【鐘鼎文】
殷・周時代の鐘や青銅製容器の類にある金文。
⇒しょう‐てい【鐘鼎】
しょう‐てき【小敵・少敵】セウ‥
①弱い敵。
②少数の敵。
じょう‐でき【上出来】ジヤウ‥
すぐれたできばえ。性質や作りがすぐれていること。上作。「今年は西瓜すいかが―だ」「―なお子さん」↔不出来
しょうてつ【正徹】シヤウ‥
室町前期の歌僧。字は清岩、また清巌。号は松月。東福寺の書記であったので世に徹書記という。歌を冷泉為尹ためただ・今川了俊に学び、沈滞した当時の二条家の歌風を排し、定家ていかへの復帰を強調。その歌は夢幻的・象徴的。歌集「草根集」、歌論書「正徹物語」など。(1381〜1459)
⇒しょうてつ‐ものがたり【正徹物語】
しょう‐てっこう【沼鉄鉱】セウ‥クワウ
沼沢地、冷泉・鉱泉などに堆積して生ずる多孔性土質の鉄鉱。針鉄鉱・菱鉄鉱などからなる。熊本県阿蘇谷などに産する。
しょうてつ‐ものがたり【正徹物語】シヤウ‥
歌論書。正徹著。1448〜50年頃成立。巻頭の「歌道に於て定家ていかを難ぜん輩は冥加もあるべからず」の語は著名。上巻に「徹書記物語」、下巻に「清巌茶話」の別称がある。
⇒しょうてつ【正徹】
じょうて‐もの【上手物】ジヤウ‥
上等の品。精緻に作った高価な工芸品。↔下手物げてもの
⇒じょう‐て【上手】
しょう‐デュマ【小デュマ】セウ‥
「デュマ」参照。
しょう‐てん【小店】セウ‥
自分の店の謙称。
しょう‐てん【小篆】セウ‥
漢字の書体の一つ。大篆から脱化した字形で、筆写に便にしたもの。秦の李斯りしの創始という。さらに簡便な隷書・楷書の創始以来、鐘鼎しょうてい・碑銘・印章などだけに用いる。説文解字せつもんかいじの正文はこの字体に属し、漢字の原義を知るに便利。篆文。秦篆。篆書。↔大篆
小篆
しょう‐てん【少典】セウ‥
大宰府の主典さかんで、大典の次に位するもの。
しょう‐てん【召天】セウ‥
(天に召される意)キリスト教で、死ぬこと。
しょう‐てん【生天】シヤウ‥
天界に生まれること。転じて死ぬこと。地獄に堕ちることの反対。古来インドでは輪廻思想の影響が強く、仏教でも在家者に対しては施論・戒論・生天論を説き、天界に再生することを勧めた。
しょう‐てん【声点】シヤウ‥
漢字の声調せいちょう・清濁を示すため、字の四隅につける符号の点。
しょう‐てん【昇天】
①天に昇ること。上天。
②(天国におもむく意で)死ぬこと。
⇒しょうてん‐さい【昇天祭】
しょう‐てん【消点】セウ‥
(vanishing point)絵画の遠近法で、画面上において遠方へ向かう平行線が集結する一点。レオナルド=ダ=ヴィンチらが理論的に追究。消失点。焦点。
しょう‐てん【商店】シヤウ‥
商品を販売する店。
⇒しょうてん‐がい【商店街】
⇒しょうてん‐ほう【商店法】
しょう‐てん【掌典】シヤウ‥
①典籍をつかさどること。
②皇室の祭祀の事をつかさどる職員。
しょう‐てん【焦点】セウ‥
(focusの訳語。「焼点」とも書いた)
①〔数〕楕円・双曲線・放物線の位置および形を定める要素となる点。例えば楕円では2点から成り、それら2点からの距離の和が一定である点の軌跡が楕円となる。→円錐曲線。
②〔理〕光学系において光軸に平行な入射光線が像(実像または虚像)を結ぶ点。
焦点
③転じて、人々の注意や興味の集まるところ。また、問題の中心点。夏目漱石、坊つちやん「おれと山嵐がこんなに注意の焼点となつてるなかに」
⇒しょうてん‐ガラス【焦点ガラス】
⇒しょうてん‐きょり【焦点距離】
⇒しょうてん‐しんど【焦点深度】
⇒焦点を絞る
しょう‐てん【聖天】シヤウ‥
①(大聖歓喜天の略)歓喜天かんぎてんのこと。
②⇒しょうでん。
⇒しょうてん‐ぐ【聖天供】
しょう‐てん【衝天】
天をつくこと。勢いの盛んなこと。「怒髪―」「意気―」
しょう‐てん【賞典】シヤウ‥
①褒賞として賜る物。
②賞与に関する規定。
⇒しょうてん‐ろく【賞典禄】
しょう‐でん【小伝】セウ‥
簡単な伝記。
しょう‐でん【召電】セウ‥
人を呼び寄せるために打つ電報。
しょう‐でん【承伝】
うけ伝えること。うけつぐこと。
しょう‐でん【招電】セウ‥
人を招待するために打つ電報。
しょう‐でん【昇殿】
①平安時代以後、清涼殿の南面の殿上の間に昇ることを許されたこと。五位以上の者および六位の蔵人の中から特別に許され、後世は家格によって定められた。昇殿を許された人を殿上人てんじょうびと・堂上とうしょう、許されない人を地下じげという。平家物語1「内の―をゆるさる。忠盛三十六にて始めて―す」。「院の―」
②許されて神社の拝殿に入ること。「―参拝」
しょう‐でん【荘田】シヤウ‥
荘園の田地。
しょう‐でん【聖天】シヤウ‥
①⇒しょうてん。
②(「正天」「正殿」「昇殿」などとも書く)歌舞伎囃子の一つ。太鼓を、主として細ばちで打ち、祭礼の場面に用いるもの。
しょう‐でん【詳伝】シヤウ‥
くわしい伝記。
じょう‐てん【上天】ジヤウ‥
①上にある天。↔下土かど。
②上帝。天帝。造物者。
③四天の一つ。冬の天。
④天にのぼること。昇天。どちりなきりしたん「オリベテといへる山より御―なされたること」
じょう‐てん【常典】ジヤウ‥
定まった規則。常のおきて。
じょう‐でん【上田】ジヤウ‥
地味の肥えた田地。浄瑠璃、傾城反魂香「米の育ちは―の」↔下田げでん
じょう‐でん【定田】ヂヤウ‥
荘園領主が年貢・課役を課する土地。除田すなわち荘園内の荒廃地および寺社田・人給田など以外の土地をいう。
じょう‐でん【乗田・剰田】
①均田法・班田法において、位田・職田・口分田くぶんでんなどに充ててなお剰あまった田。剰余田。公乗田。公田。
②中国周代に、祭祀の犠牲にする家畜の飼養をつかさどった職。
しょうてん‐がい【商店街】シヤウ‥
商店が立ち並んだ通り。
⇒しょう‐てん【商店】
しょうてん‐ガラス【焦点ガラス】セウ‥
(→)ピント‐グラスに同じ。
⇒しょう‐てん【焦点】
しょう‐でんき【焦電気】セウ‥
結晶体の一部を熱するときに表面に現れる電気。電気石で最も著しい。ピロ電気。
じょう‐てんき【上天気】ジヤウ‥
よく晴れたいい天気。泉鏡花、朱日記「今日とは違つた嘘のやうな―で」
しょうてん‐きょり【焦点距離】セウ‥
レンズや鏡の中心からその焦点までの距離。
⇒しょう‐てん【焦点】
しょうてん‐ぐ【聖天供】シヤウ‥
聖天を本尊として除災・富貴を目的として行う修法。単独に、あるいは密教の大法を立てて修法の開始にあたって行われる。
⇒しょう‐てん【聖天】
しょうてん‐さい【昇天祭】
(Ascension Day)キリストの昇天を記念し、復活日後40日目の木曜日に行う祭。昇天日。御昇天の祝日。
⇒しょう‐てん【昇天】
しょうでん‐じけん【昭電事件】セウ‥
第二次大戦後、昭和電工株式会社が復興金融金庫の融資を受けるため、多額の金品を政治家に渡し、政界・財界人多数が贈収賄容疑で逮捕・告訴された事件。芦田内閣の崩壊の原因ともなった。昭電疑獄。
検察庁に出頭する芦田均 1948年12月7日
提供:毎日新聞社
しょうてん‐しんど【焦点深度】セウ‥
カメラ‐レンズなどで、ある被写体にピントを合わせた時、その焦点面の前後で鮮鋭な像が得られる範囲。→被写界深度
⇒しょう‐てん【焦点】
しょう‐てんち【小天地】セウ‥
小さい世界。宇宙の大に比べて人間界の狭いのをいう。狭い社会。
しょうでん‐ぶし【正伝節】シヤウ‥
浄瑠璃の一流派。薗八節の分派。宝暦(1751〜1764)頃、初世宮古路薗八門下の春富士はるふじ正伝が京都から江戸に下って、正伝節の名で語り広めたが、やがて薗八節に復帰し消滅。
しょうてん‐ほう【商店法】シヤウ‥ハフ
商店などの使用人保護の目的から、閉店時刻・休日制を規定した法律。1938年制定。労働基準法の実施により廃止。
⇒しょう‐てん【商店】
しょうてん‐ろく【賞典禄】シヤウ‥
明治維新に勲功のあった公卿・大名・士族に賞与として与えられた禄。永世禄・終身禄・年限禄の別があった。1876年(明治9)金禄公債の支給に伴い廃止。→金禄公債
⇒しょう‐てん【賞典】



しょう‐てん【掌典】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐てん【掌典】シヤウ‥
①典籍をつかさどること。
②皇室の祭祀の事をつかさどる職員。
しょう‐へん【掌編・掌篇】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐へん【掌編・掌篇】シヤウ‥
きわめて短い作品。
⇒しょうへん‐しょうせつ【掌編小説】
しょうへん‐しょうせつ【掌編小説】シヤウ‥セウ‥🔗⭐🔉
しょうへん‐しょうせつ【掌編小説】シヤウ‥セウ‥
(千葉亀雄の命名という)短編よりさらに短い小説の形態。「掌てのひらの小説」とも。
⇒しょう‐へん【掌編・掌篇】
しょう‐もん【掌紋】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐もん【掌紋】シヤウ‥
手のひら全体に見られる指紋様の皮膚隆起線。紋様は一生不変で、遺伝性。
しょう‐り【掌理】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐り【掌理】シヤウ‥
取り扱って処理すること。
しょう‐り【掌裡】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐り【掌裡】シヤウ‥
てのひらのうち。掌中。
○掌を反すしょうをかえす🔗⭐🔉
○掌を反すしょうをかえす
「たなごころを反す」に同じ。→たなごころ(成句)
⇒しょう【掌】
た‐な‐うら【掌】🔗⭐🔉
た‐な‐うら【掌】
(「手の裏」の意)てのひら。たなごころ。地蔵十輪経元慶点「衆の妙薬を施すること宝の手タナウラの如し」
た‐な‐ごころ【掌】🔗⭐🔉
た‐な‐ごころ【掌】
(タはテの古形。ナは助詞ノに同じ)てのひら。てのうら。〈倭名類聚鈔3〉
⇒たなごころ‐の‐なか【掌の中】
⇒掌にする
⇒掌を反す
⇒掌を指す
○掌にするたなごころにする
手中にする。思いのままにする。
⇒た‐な‐ごころ【掌】
○掌にするたなごころにする🔗⭐🔉
○掌にするたなごころにする
手中にする。思いのままにする。
⇒た‐な‐ごころ【掌】
たなごころ‐の‐なか【掌の中】
物が掌の中にあるように、思いのままになることのたとえ。
⇒た‐な‐ごころ【掌】
たなごころ‐の‐なか【掌の中】🔗⭐🔉
たなごころ‐の‐なか【掌の中】
物が掌の中にあるように、思いのままになることのたとえ。
⇒た‐な‐ごころ【掌】
○掌を反すたなごころをかえす
①[漢書枚乗伝「為さんと欲する所を変うるは、掌を反すより易く、泰山より安し」]事の極めてたやすいことのたとえ。
②人の心や態度が急変するさま。「手を反す」「手の平を返す」「手の裏を返す」とも。
⇒た‐な‐ごころ【掌】
○掌を指すたなごころをさす
物事の極めて明白なことのたとえ。
⇒た‐な‐ごころ【掌】
○掌を反すたなごころをかえす🔗⭐🔉
○掌を反すたなごころをかえす
①[漢書枚乗伝「為さんと欲する所を変うるは、掌を反すより易く、泰山より安し」]事の極めてたやすいことのたとえ。
②人の心や態度が急変するさま。「手を反す」「手の平を返す」「手の裏を返す」とも。
⇒た‐な‐ごころ【掌】
○掌を指すたなごころをさす🔗⭐🔉
○掌を指すたなごころをさす
物事の極めて明白なことのたとえ。
⇒た‐な‐ごころ【掌】
たな‐さがし【棚捜し・店探し】
①夜中に台所の棚をさがして何か食物を求めること。浮世草子、好色万金丹「―に柚ゆみそをちよつとねぶるもさもし」
②揚屋で、客が夜更けに起き出し、残肴をさがし出して、酒盛りをすること。夜起き。
③借家をさがして人に世話する業者。
④人の欠点・短所をさがし求めて悪く言うこと。浄瑠璃、伽羅先代萩「おとがひの動くまま、さまざまと人の―するがな」
た‐な‐さき【手先】
(タはテの古形。ナは助詞ノに同じ)
①手のさき。ゆびさき。
②(→)徒前たださきに同じ。
たな‐さき【店前】
みせの前。みせさき。
たな‐さばき【店捌き】
店を預かってとりしきること。好色一代男2「―せし小分別ある者の才覚にて」
たな‐ざらえ【棚浚え】‥ザラヘ
整理のため、(商品棚にある)商品を全部取り出して廉価に売ること。
たな‐ざらし【店晒し】
①商品が売れずに長く店にさらされてあること。また、その商品。
②比喩的に、物事が解決されずに放置されていること。「―の案件」
た‐なし【手無・袖無】
筒袖の仕事着。麻などで作った襦袢ジバンのようなもの。
たなし【田無】
東京都西東京市の地名。もと青梅街道の宿場町・市場町。第二次大戦後、大住宅団地が建設される。
たな‐しごと【店仕事】
商店の依頼を受けてする賃仕事。
たな‐しし【膜】
皮膚と肉との間のうすい皮。まく。〈新撰字鏡1〉
たな‐した【棚下・店下】
(タナジタとも)商店の軒下。店先。好色五人女4「―を引き連れ立ちて」
たな‐したて【棚仕立】
果樹などの仕立法の一つ。鉄線・竹などで網棚を設け、枝を棚の平面にみちびく整枝法。梨・葡萄ぶどうなどの栽培に用いる。
たな‐しね【種稲】
(タナはタネの古形。シネはイネに同じ)いねのたね。種子用のもみ。いなだね。天智紀「稲種たなしね三千斛」
たな‐しり【棚尻】
つき出た形の尻。でじり。たなっちり。
たな‐し・る【たな知る】
〔他四〕
(タナは「確かに」「十分に」の意)よくよく知る。たしかに知る。万葉集9「何すとか身を―・りて」
た‐な‐すえ【手末】‥スヱ
(タはテの古形。ナは助詞ノに同じ)手のさき。東大寺諷誦文稿「善根の手タナスヱは」
⇒たなすえ‐の‐みつぎ【手末の調】
たなすえ‐の‐みつぎ【手末の調】‥スヱ‥
(古くは清音)調の一つ。女子が布帛を織って献じたもの。崇神紀「此を男の弭ゆはずの調、女の―と謂ふ」↔弓弭ゆはずの調
⇒た‐な‐すえ【手末】
たな‐ずし【棚厨子】‥ヅ‥
棚のある厨子。宇津保物語吹上下「御前に沈じんの―九よろひ」
た‐な‐そこ【手底・手掌】
(→)「たなごころ」に同じ。〈顕宗紀訓注〉
たな‐だ【棚田】
急な傾斜地を耕して階段状に作った田。膳棚田。
たな‐だて【店立て】
家主が借家人をその貸家から追い立てること。「―を食う」
たな‐ちん【店賃】
家賃やちん。
たな‐つ‐もの【種子・穀】
(タナは種たね)稲。また、穀類の総称。神代紀上「稲を以ては水田種子たなつものとす」
たな‐どき【種時】
稲の種まきの時期。苗代なわしろをつくる季節。苗代時。
タナトス【Thanatos】
①ギリシア神話で、死を擬人化した神。
②死の本能。フロイトは、人は生得的に生の本能と対立して死(破壊)への本能(衝動)をもつとした。→エロス2
タナトロジー【thanatology】
死についての学問。人間の死をいかに考え、各自が己れの死、他人の死をどう迎えるかについての学際研究。ラテン語の動詞morior(死ぬ)に基づきモリオロジー(moriology)ともいう。
たななし‐おぶね【棚無し小舟】‥ヲ‥
船棚のない小舟。たななしぶね。万葉集1「あれの崎漕ぎたみゆきし―」↔棚小舟
つかさ‐ど・る【掌る・司る】🔗⭐🔉
つかさ‐ど・る【掌る・司る】
〔他五〕
(官つかさを取る意)
①官職として担当する。役目として担当する。神代紀下「汝が祭祀まつりを―・らむは」
②支配する。統率する。法華義疏長保点「正まさに三根の声聞に主ツカサドル、是れなり」。〈日葡辞書〉。「神が人の運命を―・る」
て‐の‐ひら【手の平・掌】🔗⭐🔉
て‐の‐ひら【手の平・掌】
手首から先の、内側の面。手のうら。たなごころ。
⇒手の平を返す
○手の平を返すてのひらをかえす
がらりと態度を変える。「手の裏を返す」「掌たなごころを反かえす」「手を反す」とも。
⇒て‐の‐ひら【手の平・掌】
ないし‐の‐じょう【掌侍】🔗⭐🔉
ないし‐の‐じょう【掌侍】
(ショウジとも)内侍司の判官。もと従七位相当、後に従五位相当。その第一位を勾当内侍こうとうのないしという。内侍。
⇒ない‐し【内侍】
[漢]掌🔗⭐🔉
掌 字形
筆順
〔手(扌)部8画/12画/常用/3024・3E38〕
〔音〕ショウ〈シャウ〉(呉)(漢)
〔訓〕てのひら・たなごころ・つかさどる
[意味]
①てのひら。たなごころ。「掌中・掌握・合掌・落掌」▶「たなごころ」は、「手心」の訓読。
②つかさどる。職務として取り扱う。「職掌・車掌・管掌」
[解字]
形声。「手」+音符「
」(=たいらにひろがる)。手のたいらな部分の意。一説に、「
」を「あてる」意と解し、手の物にぴたりとあてる部分の意とする。
[下ツキ
鞅掌・合掌・管掌・車掌・職掌・仙人掌・分掌・熊掌・落掌・領掌




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