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ひかえ【控え・扣え】ヒカヘ🔗🔉

ひかえ控え・扣えヒカヘ ①ひきとめること。制止すること。西鶴織留3「神仏の御―あつて、此遊興をやめさせ給へば」 ②用意としてそなえておくこと。備忘のため書きとめておくこと。また、そのもの。「―をとる」「―の投手」 ③傍にいて加護すること。浮世草子、新可笑記「仏神の―にして、二たび蘇りのあるまじき事にあらず」 ④順番の来るのを待つこと。待機すること。また、その人や場所。「―の力士」「―の間」 ⑤生花で、主な枝のほかに添えとして挿す枝。 ⑥建物などが前に傾くのを防ぐため、これを支える針金・柱・杙くいの類。 ⑦石積で、他の石よりも深く壁中に入り込んだ石。 ⑧艪を操って船首を左方に向けること。艪で行う取舵。↔押え。 ⇒ひかえ‐がき【控え書】 ⇒ひかえ‐かべ【控壁】 ⇒ひかえ‐ぐい【控杙・控杭】 ⇒ひかえ‐じあん【控え思案】 ⇒ひかえ‐しつ【控室】 ⇒ひかえ‐じょ【控所】 ⇒ひかえ‐しょう【控え性】 ⇒ひかえ‐ち【控地】 ⇒ひかえ‐ちょう【控え帳】 ⇒ひかえ‐づな【控綱】 ⇒ひかえ‐ばしら【控柱】 ⇒ひかえ‐ぼん【控本】 ⇒ひかえ‐め【控え目】 ⇒ひかえ‐や【控家】 ⇒ひかえ‐やぐら【控櫓】 ⇒ひかえ‐やしき【控屋敷】 ⇒ひかえ‐りきし【控力士】

ひかえ‐がき【控え書】ヒカヘ‥🔗🔉

ひかえ‐がき控え書ヒカヘ‥ 後日の用のために書きとめておくこと。また、そのもの。備忘。メモ。ひかえ。 ⇒ひかえ【控え・扣え】

ひかえ‐じあん【控え思案】ヒカヘ‥🔗🔉

ひかえ‐じあん控え思案ヒカヘ‥ 控え目に考えること。 ⇒ひかえ【控え・扣え】

ひかえ‐しょう【控え性】ヒカヘシヤウ🔗🔉

ひかえ‐しょう控え性ヒカヘシヤウ 何事をも控え目にする性質。内気。 ⇒ひかえ【控え・扣え】

ひかえ‐ちょう【控え帳】ヒカヘチヤウ🔗🔉

ひかえ‐ちょう控え帳ヒカヘチヤウ 後日の用のために記録しておく帳面。 ⇒ひかえ【控え・扣え】

ひかえ‐め【控え目】ヒカヘ‥🔗🔉

ひかえ‐め控え目ヒカヘ‥ 存分に事を行わないこと。遠慮気味にすること。浮世風呂4「をつに―になつて参ります」。「―な態度」「酒を―にする」 ⇒ひかえ【控え・扣え】

ひか・える【控える・扣える】ヒカヘル🔗🔉

ひか・える控える・扣えるヒカヘル [文]ひか・ふ(下二) (室町時代以降、ヤ行にも活用) [一]〔自下一〕 ①用意をととのえて物事を待つ。待機する。平家物語9「熊谷・平山、かれこれ五騎で―・へたり」。「隣室に―・えていろ」 ②そばでじっとしている。そばにある。落窪物語3「まこと、かの物縫ひし夜―・へたりけるは此の君なりけり」 ③空間的・時間的に近い所にある。「試験が―・えている」 [二]〔他下一〕 ①ひきとめる。おさえる。源氏物語紅葉賀「立ち給ふを―・へて」 ②留めておく。見合わせる。宇治拾遺物語14「異事どもをばよく教へたりけれども、その一事をば―・へて教へざりけり」。「発言を―・える」 ③内輪うちわにする。節する。日葡辞書「ショクジ(食事)ヲヒカユル」。「塩分を―・える」 ④空間的・時間的に近い所に置く。「後ろに山を―・える」「海を―・えた工業都市」「試験を明日に―・える」 ⑤準備しておく。また、後々の用意に書きとめておく。「手帳に―・える」

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