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すりこ‐ぎ【擂粉木・摺子木】🔗🔉

すりこ‐ぎ擂粉木・摺子木】 ①擂鉢で物を擂るのに使う棒。多くは山椒の木を用いる。すりぎ。れんぎ。あたりぎ。 ②僧侶をののしっていう語。転じて、一般に人をののしっていう語。傾城買二筋道「この―めら」 ③(使用するに従って短くなることから)進歩せずにかえって退歩する人を嘲っていう語。 ⇒すりこぎ‐あたま【擂粉木頭】 ⇒すりこぎ‐かくし【擂粉木隠し】 ⇒擂粉木で芋を盛る ⇒擂粉木で腹を切る

すりこぎ‐あたま【擂粉木頭】🔗🔉

すりこぎ‐あたま擂粉木頭】 すりこぎの先のように円い頭。 ⇒すりこ‐ぎ【擂粉木・摺子木】

すりこぎ‐かくし【擂粉木隠し】🔗🔉

すりこぎ‐かくし擂粉木隠し】 陰暦11月、大師講の日。また、その日に降る雪。弘法大師を宿泊させた家の老婆は、食物がないので他人の畑の物を盗んだ。大師は老婆の信心に免じて、その足跡を隠すために呪法で雪を降らせたという伝説。老婆の足に指が無く擂粉木のようであったとも、大師の足が擂粉木のようであったともいう。あとかくし雪。 ⇒すりこ‐ぎ【擂粉木・摺子木】 ○擂粉木で芋を盛るすりこぎでいもをもる (→)「擂粉木で腹を切る」と同趣意。 ⇒すりこ‐ぎ【擂粉木・摺子木】 ○擂粉木で腹を切るすりこぎではらをきる 不可能なことのたとえ。「連木で腹を切る」「杓子しゃくしで腹を切る」「切匙せっかいで腹を切る」ともいう。 ⇒すりこ‐ぎ【擂粉木・摺子木】

○擂粉木で腹を切るすりこぎではらをきる🔗🔉

○擂粉木で腹を切るすりこぎではらをきる 不可能なことのたとえ。「連木で腹を切る」「杓子しゃくしで腹を切る」「切匙せっかいで腹を切る」ともいう。 ⇒すりこ‐ぎ【擂粉木・摺子木】 すり‐こそで摺小袖】 摺模様の小袖。 すりこ‐ばち摺粉鉢(→)「すりばち」に同じ。沙石集5「心太こころぶとにぞ似たりける。―にさし入れて」 すり‐こみ刷込み】 〔生〕(imprinting)多くの動物、特に鳥類において最も顕著に認められる学習の一形態。ローレンツが最初に記載。生後間もない特定期間内に目にした動物や物体が雛に固定的に認識され、以後それを見ると機械的に反応する。刻印づけ。 すり‐こみ摺込み・摩込み】 摺り込むこと。 ⇒すりこみ‐ぞめ【摺込染】 すりこみ‐ぞめ摺込染】 染色法の一つ。平板上に張った布帛ふはくの上に型紙をおき、その上から染料液を含ませた刷毛はけで、種々の色を摺り込んで文様を染め出すこと。また、その布帛。すりぞめ。 ⇒すり‐こみ【摺込み・摩込み】 すり‐こ・む刷り込む】 〔他五〕 ある紙面に印刷する。他のものに添えて共に印刷する。 すり‐こ・む摺り込む・摩り込む】 [一]〔他五〕 ①(薬・染料などを)こすってしみこませる。「軟膏なんこうを―・む」 ②すり砕いて入れまぜる。 [二]〔自四〕 へつらって機嫌をとる。ごまをする。歌舞伎、善悪両面児手柏「十四の年から桑名屋へ、小間遣ひから―・んで、挙句がお前をたらしこみ」 すり‐ごろも摺り衣】 山藍やまあいや鴨跖草つきくさなどの汁で種々の文様を布帛ふはくに摺り付けて染め出した衣。信夫摺しのぶずり・山藍摺・萩の花摺などがある。すりぎぬ。伊勢物語「春日野の若紫の―」 ずり‐さが・るずり下がる】 〔自五〕 そのものの位置からすべるようにして下がる。 すり‐し摺師】 ①摺模様を作ることを業とする人。 ②木版を摺る職人。 すり‐しき修理職⇒しゅりしき。源氏物語桐壺「―たくみづかさに宣旨下りて」 スリ‐ジャヤワルダナプラ‐コッテSri Jayawardenepura Kotte】 スリランカ民主社会主義共和国の首都。コロンボの南東方に位置する。人口11万6千(2001)。 すり‐す磨臼⇒すりうす すり‐すいかん摺水干】 摺模様のある水干。 すり‐ぞめ摺染(→)摺込染すりこみぞめに同じ。 すり‐だし剃出し】 江戸時代、髪結の弟子の称。(俚言集覧) すり‐だし磨り出し】 ①すりだすこと。すりだしたもの。 ②マッチのこと。 ③刀剣の茎なかごの上部に種々の鑢目やすりめを組み合わせて装飾的に入れたもの。 ⇒すりだし‐まきえ【磨り出し蒔絵】 すりだし‐まきえ磨り出し蒔絵‥ヱ (→)研出蒔絵とぎだしまきえに同じ。 ⇒すり‐だし【磨り出し】 すり‐だ・す磨り出す】 〔他五〕 すりみがいて光沢または文様をあらわし出す。 すり‐ちが・う擦り違ふ‥チガフ 〔自四〕 「すれちがう」に同じ。浄瑠璃、堀川波鼓「―・うて妹のお藤、するすると走り出で」 すり‐ちゃ擂茶・磨茶】 ①石臼で磨った茶。碾茶ひきちゃ。抹茶。〈日葡辞書〉 ②茶入れの名。口が広く、周囲に半円形の粒が取り巻いているもの。また、そうした文様のついた器物。 スリッカーslicker】 (本来、アメリカ西部で着る黄色い防水服)レインコートの一種。ゴム引布・オイル‐クロースなどの防水布でつくったもの。 すり‐つ・く摺り付く】 〔他下二〕 摺って色をつける。万葉集7「衣に―・け着む日知らずも」 すり‐づくし摺尽し】 染め草の汁で種々に模様を摺り出したもの。義経記1「あひあひ引柿したる―の直垂ひたたれすり‐つけぎ擦付木・摺付木】 (明治期の語)マッチのこと。 すり‐つ・ける擦り付ける】 〔他下一〕[文]すりつ・く(下二) ①こすりつける。なすりつける。 ②すって火をつける。 すり‐つづみ摺鼓・揩鼓】 古代の雅楽の打楽器。インド起源の鼓の一種で、中国から奈良時代に唐楽とともに伝来した答臘鼓とうろうこの和名。左手で支え、右手の指で革面をすって鳴らす。鎌倉時代以降廃絶。かいこ。〈倭名類聚鈔4〉 摺鼓 スリットslit】 ①光線または粒子線の幅を制限するための細い隙間。細隙さいげき。 ②衣服の細長い切り込み。 ⇒スリット‐カメラ【slit camera】 ⇒スリット‐ドラム【slit drum】 スリット‐カメラslit camera】 フィルムの直前に垂直にスリットを設けたカメラ。カメラの前を通過する被写体の動きに合わせてフィルムを巻きとりながら露光し、その像が順次記録される。トラック競技、競馬・競輪の着順判定などに用いる。 ⇒スリット【slit】 スリット‐ドラムslit drum】 中空で細い隙間のある木製打楽器の総称。世界各地に分布し、大きさも形も多様。木魚もこの一種。 スリット-ドラム ⇒スリット【slit】 スリッパslipper(s)】 足を滑りこませてはく室内ばき。スリッパー。 スリップslip】 ①滑ること。特に、自動車のタイヤが路面で滑ること。「―事故」 ②女性用下着の一種。ドレスの裾より少し短く仕立て、細紐などで肩から吊る。ドレスの滑りをよくするためのもの。 ③出版元が書籍にはさみ込む、補充注文伝票。 ⇒スリップ‐ウェア【slipware】 ⇒スリップ‐オン【slip-on】 ⇒スリップ‐ダウン【slip down】 スリップ‐ウェアslipware】 泥状の化粧土けしょうつち(スリップ)を用いて文様などを施した陶器。特に、17、8世紀にイギリスで作られた大皿などの食器類をいう。 ⇒スリップ【slip】 スリップ‐オンslip-on】 靴紐くつひもや止め具なしの、はいたり脱いだりしやすい靴。スリッポン。 ⇒スリップ【slip】 すり‐つぶ・す磨り潰す・擂り潰す】 〔他五〕 ①すってこまかくくだく。すって形をなくする。「いもを―・す」 ②失敗して財産を失う。「身代を―・す」 スリップスthrips】 アザミウマ類の昆虫の、特に農業害虫としての名称。 スリップ‐ダウンslip down】 ボクシングで、相手の攻撃によらずに自ら足をすべらせたり、つまずいたりして倒れること。カウントはされない。 ⇒スリップ【slip】 すり‐ながし擂り流し】 魚介類、または枝豆・銀杏ぎんなん・豆腐などをすりつぶし、出し汁でのばして仕立てた汁。擂り流し汁。 スリナムSurinam】 南米北東部の共和国。旧オランダ領ギアナで、1975年独立。住民はインド系と混血が多く、公用語はオランダ語。面積16万平方キロメートル。人口48万7千(2004)。首都パラマリボ。→南アメリカ(図) すり‐ぬか磨糠(→)「もみがら」に同じ。 すり‐ぬ・ける擦り抜ける】 〔自下一〕 ①狭い所や群集の中などを、ぶつからないよう体をかわしながらぬけでる。「人ごみを―・ける」 ②あれこれとまぎらわしてうまく免れる。「その場はなんとか―・けた」 すり‐の‐かみ修理大夫⇒しゅりのだいぶ すり‐の・く摩り退く】 〔自四〕 膝をすって脇へ退く。 すり‐の‐だいぶ修理大夫⇒しゅりのだいぶ すり‐ば擦場】 川魚が川底に身をすりつけて産卵する場所。掘場。付場。 すり‐ばかま摺袴】 山藍・鴨跖草つきくさなどを摺り付けて種々の文様を染め出した袴。多く舞人が着用する。拾遺和歌集雑秋「―すりに遣はしけるを」 すり‐はく摺箔】 金箔や銀箔を糊などで生地に接着させ、文様を表現する技法。また、そういう裂きれで仕立てた能装束の着付。御伽草子、鉢かづき「上には―の御小袖」 能装束・摺箔 撮影:神田佳明(所蔵:彦根城博物館) すり‐ばち擂鉢】 味噌・胡麻などを入れて擂粉木すりこぎで擂りつぶすのに用いる鉢。漏斗ろうと状の土焼製で、内面に縦のきざみ目がある。摺粉鉢。御回し。当たり鉢。 ⇒すりばち‐むし【擂鉢虫】 すりばち‐むし擂鉢虫(→)「ありじごく」の別称。 ⇒すり‐ばち【擂鉢】 すりはり‐とうげ磨針峠‥タウゲ 滋賀県彦根市東部、鳥居本にある峠。昔、中山道の難所。 磨針峠 撮影:的場 啓 すり‐ばん擂半】 擂半鐘すりばんしょうの略。近火の知らせに半鐘を続けざまに鳴らすこと。 すり‐び擦火・摺火】 燧石ひうちいしを火打金ひうちがねですって出す火。きりび。 ⇒すりび‐うち【擦火打】 すりび‐うち擦火打】 燧石ひうちいしを火打金ですって火を出すこと。また、それらの道具。 ⇒すり‐び【擦火・摺火】 すり‐ひざ磨り膝】 膝頭ですりながらすすむこと。膝行しっこうすり‐びしお擂醤‥ビシホ 魚・鳥の肉を細かに切り、塩をふり酒をかけた食品。 すり‐ぶくろ簏袋】 簏すりそのものとも、簏を入れる袋ともいう。また、火打ひうちを入れる袋、色に摺って染めた布袋などの説もある。万葉集18「針袋これは賜たばりぬ―今は得てしか翁おきなさびせむ」 すり‐へら・す磨り減らす】 〔他五〕 ①こすってへらす。 ②頻繁に使って消耗させる。「神経を―・す」 すり‐へ・る磨り減る】 〔自五〕 こすれて(物の形が)小さくなる。消耗する。「靴が―・る」「神経が―・る」 すり‐ぼうし剃法師‥ボフ‥ 新たに髪を剃り落とした僧。今道心いまどうしん。義経記1「―なりけるが、これはおそろしき者の子孫なり」 すり‐ぼとけ摺仏】 仏・菩薩・天部などの画像を、単独に、あるいは多数組み合わせて紙や布に木版刷したもの。印仏。 すり‐ほん刷本】 ①版ですった書物。印本。版本。摺本すりほん。 ②印刷しあがって、まだ製本していない紙。 すり‐み擂り身】 魚肉を叩き、擂鉢ですりつぶしたもの。蒲鉾かまぼこ・竹輪ちくわなどの材料とし、またゆでて吸物などの実とする。 すり‐みつ擂蜜】 砂糖を煮溶かして冷却後攪拌かくはんしたもの。洋菓子ではフォンダンという。 スリムslim】 細いさま。ほっそりしたさま。「―な体形」 ⇒スリム‐スカート【slim skirt】 すり‐む・く擦り剥く】 [一]〔他五〕 物に強くすって外皮をむく。「膝を―・く」 [二]〔自下二〕 ⇒すりむける(下一) すり‐む・ける擦り剥ける】 〔自下一〕[文]すりむ・く(下二) 物に強くすれて外皮がむける。 スリム‐スカートslim skirt】 ほっそりしたスカートの総称。 ⇒スリム【slim】 すり‐め摺目】 摺った模様のすじめ。紫式部日記「唐衣は松の実の紋、裳は海浦かいふを織りて大海の―にかたどれり」 すり‐も摺裳】 摺絵すりえの裳。栄華物語月宴「大海の―打ち出したるに」 すり‐もどろか・す摺りもどろかす】 〔他四〕 乱れ模様を摺りつけて染める。枕草子119「青色の襖あお、紅のきぬ、―・したる水干といふ袴を着せて」 すり‐もの刷物・摺物】 ①版ですったもの。印刷物。「―を配る」 ②摺物絵の略。 ⇒すりもの‐え【摺物絵】 すりもの‐え摺物絵‥ヱ 暦・俳句・狂歌などに絵をそえて一枚摺りにしたもの。文化・文政(1804〜1830)頃流行した。 ⇒すり‐もの【刷物・摺物】 すり‐もよう摺模様‥ヤウ すりつけて染め出した模様。 すりゃ 〔接続〕 (「すれば」の転)そうすれば。それならば。さては。狂言、吟じ聟「―又仕合でござりまする」 スリューテルClaus Sluter】 フランス中世末、ブルゴーニュの彫刻家。現実感のある堂々たる彫刻でルネサンス彫刻の先駆者。作「モーセの井戸」。(1350頃〜1405頃) ず‐りょう受領‥リヤウ (ジュリョウ・ズロウとも。前任者から事務の引継ぎを受ける意)諸国の長官。任国に行って実地に政務をとる国司の最上席のもの。通例は守かみ、時には権守ごんのかみ・介すけなどの場合もある。遥授ようじゅの国守と区別する称。源氏物語帚木「―といひて人の国のことにかかづらひいとなみて」 ⇒ずりょう‐しょく【受領職】 ⇒ずりょう‐の‐きょ【受領の挙】 ⇒ずりょう‐めい【受領銘】 ⇒受領は倒るる所に土を掴め ずりょう‐しょく受領職‥リヤウ‥ 近世、実職とは関係なく、武蔵守・肥後守などと国守を称することを許された者。 ⇒ず‐りょう【受領】 ずりょう‐の‐きょ受領の挙‥リヤウ‥ 平安時代、県召除目あがためしのじもくに、公卿くぎょうから受領たるべきものを推挙すること。 ⇒ず‐りょう【受領】

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