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さ・える【障える・支える】サヘル🔗🔉

さ・える障える・支えるサヘル 〔他下一〕[文]さ・ふ(下二) ①塞き止める。さえぎる。万葉集11「はしきやし誰が―・ふれかもたまほこの道見忘れて君が来まさぬ」 ②(多く「気に―・える」の形で)気にさわる。感情を害する。

ささえ【支え】ササヘ🔗🔉

ささえ支えササヘ ①ささえること。ささえるもの。太平記16「敵の大勢なるを聞きて、一ひと―もせず京都まで遠引とおびきしたらんは」。「一家の―を失う」 ②「ささえぐち」「ささえごと」の略。 ⇒ささえ‐ぐち【支え口】 ⇒ささえ‐こさえ【支へこさへ】 ⇒ささえ‐ごと【支え言】 ⇒ささえ‐じょう【支え状】 ⇒ささえ‐だて【支えだて】 ⇒ささえ‐ばしら【支え柱】

ささえ‐ぐち【支え口】ササヘ‥🔗🔉

ささえ‐ぐち支え口ササヘ‥ (→)「ささえごと」に同じ。浄瑠璃、ひぢりめん卯月紅葉「陰言・中言・―、立つてはふすべ、ゐてはそしり」 ⇒ささえ【支え】

ささえ‐ごと【支え言】ササヘ‥🔗🔉

ささえ‐ごと支え言ササヘ‥ 人を中傷すること。讒言ざんげん。ささえぐち。 ⇒ささえ【支え】

ささえ‐じょう【支え状】ササヘジヤウ🔗🔉

ささえ‐じょう支え状ササヘジヤウ 訴人の申出でに対して、支障を申し入れる文書。 ⇒ささえ【支え】

ささえ‐だて【支えだて】ササヘ‥🔗🔉

ささえ‐だて支えだてササヘ‥ じゃまをすること。じゃまだて。 ⇒ささえ【支え】

ささえ‐ばしら【支え柱】ササヘ‥🔗🔉

ささえ‐ばしら支え柱ササヘ‥ 物を支えるために立てる柱。しちゅう。 ⇒ささえ【支え】

ささ・える【支える】ササヘル🔗🔉

ささ・える支えるササヘル 〔他下一〕[文]ささ・ふ(下二) (室町時代頃からヤ行に活用する例がみられる) ①物をおさえとめて、落ちたり倒れたりしないようにする。つっかう。徒然草「身の後には金こがねをして北斗を―・ふとも、人のためにぞわづらはるべき」。「傾きかけた塀を丸太で―・える」 ②持ちこたえる。維持する。南海寄帰内法伝平安後期点「食は但懸うつけたるを支ササフばかり」。「一家のくらしを―・える」「国の繁栄を―・える」 ③相手の攻勢をくいとめる。防ぎとめる。平家物語7「平家の兵共暫し―・へて防ぎけれども、こらへずして、そこをも遂に攻め落さる」 ④通れないようにする。妨げる。中傷する。日葡辞書「ミチヲササユル」「ヒトヲササユル」

つかえ【支え・閊え】ツカヘ🔗🔉

つかえ支え・閊えツカヘ ①物事がとどこおりふさがること。さわり。故障。 ②(「痞」と書く)癪しゃくなどで胸がふさがるようで苦しいこと。「胸の―がおりる」 ③ささえ。支柱。日葡辞書「ツカエヲスル」 ⇒つかえ‐ばしら【支柱】

つか・える【支える・閊える】ツカヘル🔗🔉

つか・える支える・閊えるツカヘル 〔自下一〕[文]つか・ふ(下二) (室町時代頃からヤ行にも活用) ①ふさがったり突き当たったりして先に進めなくなる。とどこおる。日葡辞書「ショクガツカユル」。「頭が天井に―・える」「言葉が―・える」 ②(「痞える」と書く)癪しゃくなどで胸が締めつけられ苦しむ。ふさがる。日葡辞書「キ・ムネガツカユル」 ③こる。しこる。浄瑠璃、新版歌祭文「取上のぼしたか頭痛もする、いかう肩が―・へてきた」 ④(「手を―・える」の形で)手で支える。(挨拶などのために)手をつく。好色一代男5「お年を寄られた方へ手を―・えて」。宮崎三昧、指環「主人荘之助が玄関まで出迎へ慇懃に手を―・へて」

つっか・える【支える・閊える】ツツカヘル🔗🔉

つっか・える支える・閊えるツツカヘル 〔自下一〕 ツカエルの促音化。

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