○板子一枚下は地獄_{いたごいちまいしたはじごく} 船乗り稼業の危険なことのたとえ。すぐ近くに恐ろしい災難が待っている。「一寸下は地獄」とも。 ⇒いた‐ご【板子】 いた‐ごし【板輿】 屋形と左右両側を白木板で張り、前または前後に簾_すだれをかけた軽便な輿。上皇・公卿・僧侶の遠行用。木輿。 板輿 いた‐ごと【痛事】 費用がかかること。ものいり。浮世風呂2「おとつさんのお―でございますね」 いたこ‐ぶし【潮来節】 江戸後期の流行唄_{はやりうた}。潮来の舟唄が座敷唄となり、文化・文政年間大流行した。元歌は「潮来出島の真菰_まこもの中にあやめ咲くとはしをらしや」。 ⇒いたこ【潮来】 いた‐こんごう【板金剛】_‥ガウ ^（→）板草履に同じ。 イタコン‐さん【イタコン酸】 (itaconic acid)二重結合1個を含むジカルボン酸。分子式HOOCC（＝CH_２）CH_２COOH 特異な臭気のある無色結晶。工業的にはコウジカビの一種などをサトウキビで培養して製する。合成樹脂・合成繊維・可塑剤の原料。 いた‐ざい【板材】 板にした木材。 いた・し【痛し・甚し】 〔形ク〕 ⇒いたい いだし【出し】 (イダスの連用形) ⇒いだし‐あこめ【出し衵】 ⇒いだし‐うちき【出し袿】 ⇒いだし‐ぎぬ【出し衣】 ⇒いだし‐ぐるま【出し車】 ⇒いだし‐づま【出し褄】 ⇒いだし‐ふづくえ【出文机】 い‐だし【鋳出し】 鋳型に入れて鋳物を作り出すこと。また、その鋳物。 いだし‐あこめ【出し衵】 ^（→）「いだしぎぬ」1に同じ。 ⇒いだし【出し】 いだし‐あわ・す【出し合す】_‥アハス 〔他下二〕 両方からさし出す。互いに出しあう。 いた‐じいら【板粃】_‥ジヒラ 未熟の米籾_もみ。いかし。 いだし‐うちき【出し袿】 ^（→）「いだしぎぬ」1に同じ。枕草子4「桜のなほしに―して」 ⇒いだし【出し】 いたし‐かた【致し方】 する方法。「しかた」の丁寧な、また、へりくだった言い方。「―ありません」