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かん【棺】クワン🔗🔉

かんクワン 死者を入れて葬るための箱や桶。ひつぎ。 ⇒棺を蓋いて事定まる

かん‐おけ【棺桶】クワンヲケ🔗🔉

かん‐おけ棺桶クワンヲケ 棺に用いる桶。はやおけ。 ⇒棺桶に片足を突っ込んでいる ○棺桶に片足を突っ込んでいるかんおけにかたあしをつっこんでいる いつ死んでもおかしくない状態にある。 ⇒かん‐おけ【棺桶】

○棺桶に片足を突っ込んでいるかんおけにかたあしをつっこんでいる🔗🔉

○棺桶に片足を突っ込んでいるかんおけにかたあしをつっこんでいる いつ死んでもおかしくない状態にある。 ⇒かん‐おけ【棺桶】 かんお‐はるひで神尾春央‥ヲ‥ 江戸中期の勘定奉行。1737年(元文2)就任。有毛検見ありげけみ法の実施、隠田おんでんの摘発など、年貢増徴を推進。「西域物語」に、「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るもの」と言ったと伝える。(1687〜1753) ⇒かんお【神尾】 かん‐おん桓温クワンヲン 東晋の武将・政治家。字は元子。穆帝ぼくていの時、軍功を以て臨賀郡公に封ぜられ、後に大司馬となり、簡文帝を立てて帝位を狙ったが、野望を達せずに没。「男子芳を百世に流す能わずんば亦た当まさに臭を万年に遺すべし」の語は有名。(312〜373) かん‐おん感恩】 恩に感ずること。恩を感謝すること。 かん‐おん漢音】 日本漢字音の一つ。唐代、長安(今の西安)地方で用いた標準的な発音を写したもの。遣唐使・留学生・音博士などによって奈良時代・平安初期に伝来した。「行」をカウ、「日」をジツとする類。官府・学者は漢音を、仏家は呉音を用いることが多かった。→呉音→唐音→宋音 かん‐おん幹音】 〔音〕(→)本位音に同じ。 かんおんじ観音寺クワン‥ 香川県西部、燧灘ひうちなだに面する市。空海創建と伝える観音かんのん寺を中心に発展。財田川河口の漁港では水産加工業が盛ん。人口6万5千。 かん‐か干戈‥クワ ①たてとほこ。武器。 ②転じて、いくさ。 ⇒干戈を交える かん‐か坩堝‥クワ るつぼ。 かん‐か函架】 図書を架蔵するための棚、または箱。 かん‐か官家クワン‥ ⇒かんけ かん‐か柑果‥クワ 蜜柑みかんの仲間の果実。外果皮・中果皮とも海綿状で内果皮が多くの室となり、壁面などの細胞が多肉質となる。蜜柑状果。 かん‐か看過‥クワ ①大したことではないとして見のがすこと。大目にみること。「―できない事態」 ②見すごすこと。見おとすこと。 かん‐か乾果‥クワ 成熟後、果皮が乾燥して木質または革質となる果実。閉果と裂開果とがある。乾燥果。↔液果 かん‐か勘過‥クワしらべて通すこと。 かん‐か患家クワン‥ 患者の家。医者の立場からいう。 かん‐か患禍クワンクワ わざわい。 かん‐か換価クワン‥ ①代価にみつもること。ねぶみ。 ②〔法〕差し押さえた財産を金銭に換えること。 ⇒かんか‐かぶ【換価株】 かん‐か閑暇】 (古くはカンガとも)するべきことのない状態。ひま。「―を得る」 かん‐か寒花‥クワ 冬咲く花。比喩的に、雪。 かん‐か寛仮クワン‥ 寛大に扱って容赦ようしゃすること。大目に見ること。 かん‐か感化‥クワ 人に影響を与えて心を変えさせること。「兄の―を受ける」「先輩に―される」 ⇒かんか‐いん【感化院】 ⇒かんか‐じぎょう【感化事業】 かん‐か感果‥クワ ある原因から生じた結果を感じとること。太平記27「時代純機宿報の―あることなれば」 かん‐か感荷】 恩を深く感ずること。感佩かんぱいかん‐か漢家】 ①漢朝の帝室。また、中国の称。平家物語1「―本朝是やはじめならむ」 ②漢方医。 かん‐か管下クワン‥ 管轄する範囲内にあること。管内。「警視庁―」 かん‐か瞰下】 みおろすこと。 かん‐か轗軻・坎坷】 好機にめぐまれず志を得ないこと。世にいれられないこと。困窮すること。不遇。不運。 かん‐か鰥寡クワンクワ 妻を失った男と夫を失った女。やもおとやもめ。 ⇒かんか‐こどく【鰥寡孤独】 かん‐が官衙クワン‥ (「衙」は役所の意)役所。官庁。 かん‐が閑雅】 ①しとやかでみやびやかなこと。「―な挙措」 ②閑静で雅致のあること。「―なたたずまい」 かん‐が漢画‥グワ ①漢代の絵画。 ②中国絵画の汎称。 ③鎌倉後期以後に興った宋元風の絵画。→唐絵⇒かんが‐は【漢画派】 がん‐か眼下】 ①下に見える方。目の下。「―に見おろす」 ②目下。目前。 がん‐か眼火‥クワ 火の出るように眼のぎらぎらすること。 がん‐か眼科‥クワ 眼に関する医学の一分科。「―医」 ⇒がんか‐がく【眼科学】 がん‐か眼窩・眼窠‥クワ 眼球がはいっている頭骨前面のくぼみ。めだまのあな。がんわ。「―に入る」 がん‐か頷下】 あごの下。 ⇒がんか‐の‐たま【頷下の珠】 がん‐か癌化‥クワ 癌でない細胞・組織あるいは病変が癌に変化すること。 がん‐か巌下】 いわおの下。 がんが ①(ガンガリの約)月の光などの明るいさま。皎皎こうこう。「窓から月が―とさすはの」(狂言歌謡) ②「がんがんさん」の略。 がんがグワングワ 物事のずんずん進むさま。どんどん。ぐんぐん。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「気儘に―と使はせる」 ガンガーGaṅgā 梵】 ガンジス川。恒河ごうがかん‐かい官海クワン‥ (→)官界に同じ。「―を遊弋ゆうよくする」 かん‐かい官界クワン‥ 官吏の社会。官海。 かん‐かい官階クワン‥ 官職の階級。官等。 かん‐かい官廨クワン‥ 官庁。役所。官署。官衙かんがかん‐かい勘会‥クワイ 実物と帳簿を照合すること。 かん‐かい勧戒・勧誡クワン‥ ①善を勧め、悪を戒めること。 ②〔仏〕有縁うえんの信徒に受戒を勧めること。 かん‐かい勧解クワン‥ 明治前半の制度で、裁判官が当事者の間に立って民事上の争いを和解させたもの。今日の調停に相当。歌舞伎、島鵆月白浪「実は負債が多いので、裁判所や―へ出訴されて」 かん‐かい寛解クワン‥ ①くつろぐこと。おだやかであること。 ②〔医〕(remission)病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的あるいは永続的に軽減または消失すること。特に白血病などの場合に用いる。 かん‐かい感懐‥クワイ 心に感じいだく思い。感想。 かん‐かい歓会クワンクワイ よろこばしい会。たのしい会合。 かん‐かい諫誨‥クワイ いさめ教えること。 かん‐かい環海クワン‥ 四方に海をめぐらしていること。また、その海。 かん‐かい鑑戒】 いましめとすべき手本。 かん‐がい干害・旱害】 ひでりによって受ける農作物などの損害。 かん‐がい函蓋】 はことふた。二者が相応ずるのにたとえていう語。 ⇒函蓋相応ず かん‐がい陥害】 人を陥れてそこなうこと。 かん‐がい患害クワン‥ わざわい。 かん‐がい菅蓋クワン‥ (カンカイとも)朝儀・祭会のときに用いる菅すげで作ったかさ。大嘗祭だいじょうさいでは、悠紀殿ゆきでん・主基殿すきでん行幸の時、背後から天皇の頭上にさしかける。すげがさ。さげのおかさ。 菅蓋 かん‐がい寒害】 季節はずれの気温の低下によって受ける農作物などの損害。冷害。 かん‐がい感慨】 物事に感じて心を動かすこと。身にしみて感ずること。夏目漱石、明暗「仕舞に彼は―に堪へんといふ顔をして」。「―にふける」「―をこめて歌う」 ⇒かんがい‐ぶか・い【感慨深い】 ⇒かんがい‐むりょう【感慨無量】 かん‐がい管外クワングワイ 管轄区域の外。 かん‐がい灌漑クワン‥ 田畑に水を引いてそそぎ、土地をうるおすこと。「―用水」 がん‐かい眼界】 ①目に見えるかぎり。視界。「―が開ける」 ②考えの及ぶ範囲。「―が狭い」 がん‐かい顔回‥クワイ 春秋末期の魯の賢人。孔門十哲の首位。字は子淵。陋巷で貧乏暮しをしながらも天命を楽しみ、徳行をもって聞こえたというが、早逝。顔淵。(前521〜前490) がん‐かい願海グワン‥ 〔仏〕仏・菩薩の誓願の深く広いことを海にたとえていう語。

かん‐かき【棺舁き】クワン‥🔗🔉

かん‐かき棺舁きクワン‥ 葬式で棺をかつぐこと。また、その人。

かん‐かく【棺槨・棺椁】クワンクワク🔗🔉

かん‐かく棺槨・棺椁クワンクワク (「槨」は棺を納める外箱・施設の意)ひつぎ。

かん‐ばこ【棺箱】クワン‥🔗🔉

かん‐ばこ棺箱クワン‥ 棺のこと。

かん‐もん【棺文】クワン‥🔗🔉

かん‐もん棺文クワン‥ 棺に書く文句。「出離生死、入住涅槃、寂静無畏、究竟安楽」「迷故三界城、悟故十方空、本来無東西、何処有南北」などと書く。

かん‐れん【棺斂】クワン‥🔗🔉

かん‐れん棺斂クワン‥ 死骸を棺に納めること。納棺。入棺。

○棺を蓋いて事定まるかんをおおいてことさだまる🔗🔉

○棺を蓋いて事定まるかんをおおいてことさだまる [晋書劉毅伝]死んでこの世を去った後、初めてその人の生前の事業や性行の真価が定まる。「人事は棺を蓋いて定まる」とも。 ⇒かん【棺】

き【棺】🔗🔉

】 死体をおさめる木造の箱。ひつぎ。孝徳紀「―は以て骨を朽くたすに足るばかり」

ひつ‐ぎ【棺・柩】🔗🔉

ひつ‐ぎ棺・柩】 (古くは清音)死体をおさめて葬る木製の箱。かん。唐櫃かろうど。ひとぎ。三蔵法師伝嘉応点「五棺ヒツキ已に掩ひ」

ひと‐き【棺・人城】🔗🔉

ひと‐き棺・人城】 ひつぎ。仁徳紀「―に伏して薨かむさりましぬ」

[漢]棺🔗🔉

 字形  筆順 〔木部8画/12画/常用/2029・343D〕 〔音〕カン〈クヮン〉(呉)(漢) 〔訓〕ひつぎ [意味] 死者を納めるはこ。かんおけ。ひつぎ。「棺を蓋おおいて事定まる」(死んではじめてその人の真価が確定する)「棺槨かんかく・石棺・納棺」 [解字] 形声。「木」+音符「官」(=周囲をとりまく)。遺体を収容する木箱の意。 [下ツキ 座棺・出棺・石棺・入棺・納棺

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