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とい【樋】トヒ🔗⭐🔉
とい【樋】トヒ
①屋根を流れる雨水を受けて地上に流す溝状・筒状の装置。金属薄板・竹などを用いる。軒に渡すものを軒樋(横樋)といい、その端に竪たてに渡すものを竪樋という。とゆ。とよ。雨樋。→呼樋よびどい。
②水を送るためにかけわたした管。ひ。
とい‐だけ【樋竹】トヒ‥🔗⭐🔉
とい‐だけ【樋竹】トヒ‥
樋としてわたす竹。樋にする竹。
ひ【樋】🔗⭐🔉
ひ【樋】
①水を導き送る長い管。とい。
②せきとめた水の出口の戸。これを開閉して水を出したり留めたりする。水門。
③刀や薙刀なぎなたの身の棟むねよりの側面につけた細長い溝。刀剣の重さを減らし、調子をととのえるためのもの。血走りをよくするものともいう。みぞ。血流し。
④丸木弓の本末の弾力を均衡させるため、弓腹ゆはらの中央から本弭もとはず近くまで彫った浅い溝。
⑤厠かわやで糞尿を受ける器。〈倭名類聚鈔14〉
ひ‐ぐち【樋口】🔗⭐🔉
ひ‐ぐち【樋口】
下水または樋の水などの出口。
ひぐち【樋口】(姓氏)🔗⭐🔉
ひぐち【樋口】
姓氏の一つ。
⇒ひぐち‐いちよう【樋口一葉】
ひぐち‐いちよう【樋口一葉】‥エフ🔗⭐🔉
ひぐち‐いちよう【樋口一葉】‥エフ
小説家。本名、奈津。東京生れ。和歌を中島歌子に学び、小説は半井なからい桃水に師事、のちに「文学界」同人と親交。小説「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」などのほか、文学性高い多くの日記を残した。(1872〜1896)
樋口一葉
提供:毎日新聞社
→作品:『十三夜』
→作品:『たけくらべ』
→作品:『にごりえ』
⇒ひぐち【樋口】

ひ‐じょうぎ【樋定木】‥ヂヤウ‥🔗⭐🔉
ひ‐じょうぎ【樋定木】‥ヂヤウ‥
細長い溝を彫った定木。〈日葡辞書〉
ひ‐しろ【樋代】🔗⭐🔉
ひ‐しろ【樋代】
⇒みひしろ(御樋代)
ひ‐すまし【洗歪・樋清・樋洗】🔗⭐🔉
ひ‐すまし【洗歪・樋清・樋洗】
平安時代以降、宮中で便所の掃除に当たった下級の女官。御厠人みかわやうど。洗すまし。源氏物語玉鬘「―めく者、古き下衆げす女、二人ばかりぞある」
ひ‐どの【樋殿・楲殿】🔗⭐🔉
ひ‐ぬき【樋貫・飛貫】🔗⭐🔉
ひ‐ぬき【樋貫・飛貫】
〔建〕
①柱の上方から少し下、頭貫かしらぬきと内法貫うちのりぬきとの間にある貫。鳥居の島木下の貫の類。
②破風はふ上の障泥板あおりいたを貫いて取り付けた貫。
ひ‐の‐くち【樋の口】🔗⭐🔉
ひ‐の‐くち【樋の口】
水を出し、またはふさぐ戸口。樋。水門。
⇒ひのくち‐まもり【樋口守り】
ひのくち‐まもり【樋口守り】🔗⭐🔉
ひのくち‐まもり【樋口守り】
〔動〕ミゾゴイの別称。
⇒ひ‐の‐くち【樋の口】
ひ‐ばこ【樋箱】🔗⭐🔉
ひ‐ばこ【樋箱】
便所の穴のまわりにある枠わく。
ひ‐はなち【樋放ち】🔗⭐🔉
ひ‐はなち【樋放ち】
天つ罪の一つ。田の樋を取り放つ、すなわち灌漑用水路を破壊すること。ひはがち。祝詞、大祓詞「―…を天つ罪と」
ひ‐もん【樋門】🔗⭐🔉
ひ‐もん【樋門】
用水の取入れや悪水の排除のため堤防を横断して作られた暗渠あんきょおよびゲートの総称。
ひ‐らでん【樋螺鈿】🔗⭐🔉
ひ‐らでん【樋螺鈿】
蒔絵中に樋ひをつくり、その中に飾りとして貝を摺すったもの。
⇒ひらでん‐の‐たち【樋螺鈿の太刀】
ひらでん‐の‐たち【樋螺鈿の太刀】🔗⭐🔉
ひらでん‐の‐たち【樋螺鈿の太刀】
鞘さやの中央、鞘口から石突いしづきにかけて樋を設け、これに螺鈿をはめた細太刀。勅授ちょくじゅ・衛府の公卿の佩はいたもの。→螺鈿の太刀
⇒ひ‐らでん【樋螺鈿】
[漢]樋🔗⭐🔉
樋 字形
〔木部11画/15画/4085・4875〕
〔音〕トウ(漢)
〔訓〕ひ・とい
[意味]
とい。かけひ。ひ。
▷木や竹で作った水の通路の意で、日本での用法。原義は、木の名。

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