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ほ‐け【法華】🔗🔉

ほ‐け法華⇒ほっけ

ほけ‐きょう【法華経】‥キヤウ🔗🔉

ほけ‐きょう法華経‥キヤウ ①正法華経・妙法蓮華経・添品妙法蓮華経をいう。一般に、妙法蓮華経の略称。 ②香銘。木所きどころは伽羅きゃら→香木

ほけきょう‐じ【法華経寺】‥キヤウ‥🔗🔉

ほけきょう‐じ法華経寺‥キヤウ‥ 千葉県市川市中山にある日蓮宗の大本山。1260年(文応1)檀徒富木常忍ときじょうにん(日常)の館に創建。日蓮がよく寄住した。

ほけ‐どう【法華堂】‥ダウ🔗🔉

ほけ‐どう法華堂‥ダウ ⇒ほっけどう。源氏物語夕顔「かの人の四十九日、忍びて比叡ひえの―にて」

ほっけ‐いちじょう【法華一乗】🔗🔉

ほっけ‐いちじょう法華一乗】 法華経に説かれる一乗の教え。すべての衆生しゅじょうが等しく成仏することのできる教え。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐いっき【法華一揆】🔗🔉

ほっけ‐いっき法華一揆】 戦国時代に起こった日蓮宗(法華宗)信徒の一揆。京都の町衆を中心に台頭し、自治権拡大を求めた。1532年(天文1)には一向一揆と衝突して山科本願寺を焼き払い、京中に勢力を張ったが、36年天文法華の乱で壊滅。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐え【法華会】‥ヱ🔗🔉

ほっけ‐え法華会‥ヱ 法華経を講讃する法会ほうえ。日本では746年(天平18)に始まる。延暦寺の霜月会などが有名。また、法華八講・法華十講などの称。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐きょう【法華経】‥キヤウ🔗🔉

ほっけ‐きょう法華経‥キヤウ ⇒ほけきょう⇒ほっ‐け【法華】

ほっけげんき【法華験記】🔗🔉

ほっけげんき法華験記】 天台宗の鎮源ちんげんの撰。3巻。長久(1040〜1044)年間成る。中国宋代の義寂の著した同名書を範として編纂した、日本の法華経霊験譚を集めた説話集。大日本国法華経験記。本朝法華験記。

ほっけげんぎ【法華玄義】🔗🔉

ほっけげんぎ法華玄義】 仏書。隋の智顗ちぎの講述を灌頂かんじょうが筆録。10巻。天台三大部の一つ。妙法蓮華経の経典題目の奥深い趣旨を、名・体・宗・用・教の五つの視点から説いたもの。玄義。妙法蓮華経玄義。

ほっけ‐さんだいぶ【法華三大部】🔗🔉

ほっけ‐さんだいぶ法華三大部(→)三大部1に同じ。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐ざんまい【法華三昧】🔗🔉

ほっけ‐ざんまい法華三昧】 天台宗で、法華経・観普賢経により中道実相の理を観ずること。これを修する法会を法華三昧会という。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐じ【法華寺】🔗🔉

ほっけ‐じ法華寺】 奈良市にある真言律宗の尼門跡。741年(天平13)頃、光明皇后が大和国分尼寺として父藤原不比等の家を喜捨創建したと伝える。総国分尼寺でもあった。現在の本堂は1601年(慶長6)豊臣秀頼の再建。本尊十一面観世音立像は平安初期の優作。法華滅罪之寺。氷室ひむろ御所。

ほっけ‐しちゆ【法華七喩】🔗🔉

ほっけ‐しちゆ法華七喩】 法華経に説かれる七つの譬喩ひゆ。火宅喩(譬喩品)、窮子ぐうじ喩(信解品)、薬草喩(薬草喩品)、化城けじょう喩(化城喩品)、衣珠喩(受記品)、髻珠けいしゅ喩(安楽行品)、医子喩(寿量品)。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐じっこう【法華十講】‥カウ🔗🔉

ほっけ‐じっこう法華十講‥カウ 法華経8巻を8座とし、その開経「無量義経」と結経「観普賢経」とを各1座とし、合わせて10座に講ずること。1日に朝夕の2座講じ、5日にわたって講ずる。十座。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐しゅう【法華宗】🔗🔉

ほっけ‐しゅう法華宗】 (法華経を所依とするからいう) ①天台宗の別称。 ②日蓮宗の別称。 ③日蓮系教団の一派。1941年、法華宗(日陣門流)・本門法華宗(日隆門流)・本妙法華宗(日真門流)が合同して法華宗と称したが、52年に再分裂し、それぞれ法華宗陣門流・同本門流・同真門流と称する。陣門流は総本山本成寺(新潟県三条市)、本門流は本山本能寺(京都市)など、真門流は総本山本隆寺(京都市)。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけしゅほういっぴゃくざききがきしょう【法華修法一百座聞書抄】‥ホフ‥セウ🔗🔉

ほっけしゅほういっぴゃくざききがきしょう法華修法一百座聞書抄‥ホフ‥セウ 1110年(天仁3)大安寺で開かれた法華経百座講経の聞書。現存するものには19座の法話が収められ、教理よりも説話に強い関心が示される。百座法談聞書抄・大安寺百座法談とも。

ほっけ‐しんとう【法華神道】‥タウ🔗🔉

ほっけ‐しんとう法華神道‥タウ 法華宗(日蓮宗)で唱えた神道説。室町時代に吉田兼倶かねともの教えを採り入れて一派の説を成した。三十番神を守護神に奉ずる。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐せんぼう【法華懺法】‥ボフ🔗🔉

ほっけ‐せんぼう法華懺法‥ボフ 法華経を読誦して罪障を懺悔滅罪する法要。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐だいじょう【法華大乗】🔗🔉

ほっけ‐だいじょう法華大乗(→)法華経に同じ。日本霊異記「僧常に―を誦持ずじして」 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐どう【法華堂】‥ダウ🔗🔉

ほっけ‐どう法華堂‥ダウ (ホケドウとも) ①法華三昧を修する道場。812年(弘仁3)最澄が比叡山東塔に建てたのが最初。法華三昧堂。 ②貴人の納骨堂で、法華懺法を修する所。 ③奈良市東大寺の一院。正しくは羂索けんじゃく堂。法華会を修するからいい、また旧3月に修するから三月堂ともいう。733年(天平5)良弁ろうべんの創建と伝える。奈良時代の建築(礼堂は鎌倉時代)で、内部には本尊不空羂索観音像をはじめ梵天・帝釈天・日光菩薩・月光菩薩・執金剛神像など、奈良時代のすぐれた仏像を多数安置。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐はっこう【法華八講】‥カウ🔗🔉

ほっけ‐はっこう法華八講‥カウ 法華経8巻を朝座・夕座に1巻ずつ4日間に8人の講師により読誦・供養する法会。八講。御八講。八講会。法華会。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐ほう【法華法】‥ホフ🔗🔉

ほっけ‐ほう法華法‥ホフ 密教で、法華経を本尊として息災などを祈願する修法しゅほう⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐まんだら【法華曼荼羅】🔗🔉

ほっけ‐まんだら法華曼荼羅】 法華経の説法の図、またその内容を描いた図。法華経曼荼羅または法華経変相ともいう。ほかに密教では、法華法の本尊として描いた釈迦・多宝の二仏を主尊とする曼荼羅もある。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐めつざい‐の‐てら【法華滅罪之寺】🔗🔉

ほっけ‐めつざい‐の‐てら法華滅罪之寺】 ①国分尼寺こくぶんにじの正称。 ②法華寺の別称。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけもんぐ【法華文句】🔗🔉

ほっけもんぐ法華文句】 仏書。隋の智顗ちぎの講述を灌頂かんじょうが筆録。10巻。天台三大部の一つ。妙法蓮華経の本文を解釈したもの。文句。妙法蓮華経文句。

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