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じょう‐ど【浄土】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょう‐ど【浄土】ジヤウ‥
〔仏〕
①五濁ごじょく・悪道のない仏・菩薩の住する国。十方に諸仏の浄土があるとされるが、特に、西方浄土往生の思想が盛んになると、阿弥陀の西方浄土を指すようになった。浄刹。↔穢土えど。
②浄土宗の略。
⇒じょうど‐きょう【浄土教】
⇒じょうど‐ごそ【浄土五祖】
⇒じょうど‐さんぶきょう【浄土三部経】
⇒じょうど‐しゅう【浄土宗】
⇒じょうど‐しんしゅう【浄土真宗】
⇒じょうど‐すごろく【浄土双六】
⇒じょうど‐の‐あるじ【浄土の主】
⇒じょうど‐はっそ【浄土八祖】
⇒じょうど‐へんそう【浄土変相】
⇒じょうど‐まんだら【浄土曼荼羅】
⇒じょうど‐もん【浄土門】
じょうど‐が‐はま【浄土ヶ浜】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐が‐はま【浄土ヶ浜】ジヤウ‥
岩手県宮古市東部、臼木うすぎ半島東端の海岸。景勝地で海水浴場。
浄土ヶ浜
撮影:山梨勝弘

じょうど‐きょう【浄土教】ジヤウ‥ケウ🔗⭐🔉
じょうど‐きょう【浄土教】ジヤウ‥ケウ
浄土門の教法。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐ごそ【浄土五祖】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐ごそ【浄土五祖】ジヤウ‥
中国浄土教の五人の高僧。すなわち曇鸞どんらん・道綽どうしゃく・善導・懐感・少康。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐さんぶきょう【浄土三部経】ジヤウ‥キヤウ🔗⭐🔉
じょうど‐さんぶきょう【浄土三部経】ジヤウ‥キヤウ
(→)三部経5のこと。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐じ【浄土寺】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐じ【浄土寺】ジヤウ‥
①兵庫県小野市にある真言宗の寺。鎌倉初期、重源が東大寺復興の播磨別所として創立。本堂・浄土堂(阿弥陀堂)は当時の大仏様式建築。
②広島県尾道市にある真言宗浄土寺派の本山。聖徳太子草創と伝える。1306年(徳治1)叡尊の弟子定証が再興。25年(正中2)焼失。現存の堂宇はその直後の再建。
浄土寺と尾道水道
撮影:新海良夫

じょうど‐しゅう【浄土宗】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐しゅう【浄土宗】ジヤウ‥
仏教の一派。浄土三部経を所依とし、法然を宗祖とする。自力教を排して、他力念仏によって極楽浄土に往生することを目的とする。その門流は、弁長の鎮西義、証空の西山流、隆寛の長楽寺流、長西の九品寺流、幸西の一念義の五流に分かれる。現在の浄土宗は鎮西派の流れをくむ。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐しんしゅう【浄土真宗】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐しんしゅう【浄土真宗】ジヤウ‥
浄土門の一派。浄土三部経を所依とする。阿弥陀仏の他力本願を信ずることによって往生成仏できるとし、称名念仏は仏恩報謝の行ぎょうであるとする。親鸞を開祖とし、浄土宗より出て一派をなした。本願寺派・大谷派・仏光寺派・高田派・木辺きべ派・興正派・出雲路派・山元派・誠照寺派・三門徒派の十派に分かれる。門徒宗。一向宗。真宗。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐すごろく【浄土双六】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐すごろく【浄土双六】ジヤウ‥
絵双六の一種。仏道の過程を描いた双六。「南無分身諸仏」の6字を記した骰子さいを用いる。南閻浮洲なんえんぶしゅうを振出しとし、善い目を振れば天上に登り、妙覚に至れば上がりとなる。また、悪い目を振れば地獄に落ち、永沈ようちんに入る。初学の僧に仏法の名目みょうもくを覚えさせるために創案。江戸前期、万治・寛文の頃から流行。仏法浄土双六。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐の‐あるじ【浄土の主】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐の‐あるじ【浄土の主】ジヤウ‥
極楽浄土を主宰する仏陀。阿弥陀。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐はっそ【浄土八祖】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐はっそ【浄土八祖】ジヤウ‥
浄土宗鎮西派で、浄土教を相承した三国の祖師、馬鳴めみょう・竜樹・天親(以上インド)、菩提流支・曇鸞どんらん・道綽どうしゃく・善導(以上中国)、法然(日本)の八人。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐へんそう【浄土変相】ジヤウ‥サウ🔗⭐🔉
じょうど‐へんそう【浄土変相】ジヤウ‥サウ
諸仏の浄土の有様を描いた図絵。極楽浄土変相・薬師浄土変相・霊山浄土変相・盧舎那浄土変相などがある。浄土変。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐まんだら【浄土曼荼羅】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐まんだら【浄土曼荼羅】ジヤウ‥
浄土変相の別称。特に、阿弥陀如来の極楽浄土の変相についていう。当麻・智光・清海の浄土三曼荼羅が著名。
⇒じょう‐ど【浄土】
じょうど‐もん【浄土門】ジヤウ‥🔗⭐🔉
じょうど‐もん【浄土門】ジヤウ‥
現世において修行し自力で悟ろうとする聖道門に対して、阿弥陀仏の浄土に往生して仏果を得ようと期する教え。
⇒じょう‐ど【浄土】
広辞苑に「浄土」で始まるの検索結果 1-14。