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しん‐えん【深淵】‥ヱン🔗⭐🔉
しん‐えん【深淵】‥ヱン
ふかいふち。比喩的にも用いる。「両者の間には―が横たわる」「心の―」
⇒深淵に臨んで薄氷を踏むが如し
○深淵に臨んで薄氷を踏むが如ししんえんにのぞんではくひょうをふむがごとし🔗⭐🔉
○深淵に臨んで薄氷を踏むが如ししんえんにのぞんではくひょうをふむがごとし
[詩経小雅、小旻「戦戦兢兢、如臨深淵、如履薄氷」]深い淵をのぞきこむ時のように、また薄い氷の上を歩く時のように、こわごわと慎重に行動すること。転じて、危険に直面していることの形容。
⇒しん‐えん【深淵】
しんえん‐るい【真猿類】‥ヱン‥
サル目(霊長類)のうち、原猿類に対して高等な猿類の総称。広鼻猿類と狭鼻猿類とに大別。
しん‐おう【心奥】‥アウ
心のおくふかい所。「―はうかがい知れない」
しん‐おう【神奥】‥アウ
神秘・霊妙で測り知ることができないこと。
しん‐おう【深奥】‥アウ
おくふかいさま。また、おくふかい所。深遠。おくそこ。「心の―」「芸の―を極める」
しん‐おう【新鶯】‥アウ
初春に深山から出てさえずるウグイス。
しん‐おう【震央】‥アウ
地震で震源の真上の地点。すなわち震源と地球の中心とを結ぶ直線が、地球の表面と交わる点。
⇒しんおう‐きょり【震央距離】
しんおう‐きょり【震央距離】‥アウ‥
震央と観測点との間の、地表(球面)沿いの距離。キロメートル単位または、この弧が作る地球の中心角の度で表す。
⇒しん‐おう【震央】
しん‐おおしま【新大島】‥オホ‥
絹綿交織の絣かすり織物の一種。地合や色合を大島紬つむぎに擬したもの。足利地方の産。
しん‐おおばん【新大判】‥オホ‥
江戸幕府が1860〜62年(万延1〜文久2)に鋳造した大判。万延大判。→万延金
じん‐おく【人屋】‥ヲク
人の住む家屋。人家。平家物語3「―多く顛倒す」
しんおし‐だい【心押台】
旋盤のベッド上を動く台。主軸台に対し、この台にセンターをはめて工作物を支える。また、センターの代りに錐を挿入し、錐もみ加工を行う。押コップ。辷すべり心受け。
しん‐おめし【新御召】
絹糸と強撚綿糸との交織の御召縮緬ちりめん。天保(1830〜1844)年間、足利で創製したもの。
しん‐おん【心音】
心臓の鼓動の音。心臓が収縮・拡張する時に起こる音。心室筋の緊張、僧帽弁の閉鎖、動脈への血液駆出の開始、血流の加速に基づく低く長い第1音と、これに続く大動脈弁閉鎖、肺動脈弁閉鎖に由来する高く短い第2音とから成る。
しん‐おん【神恩】
神の恩恵。神のめぐみ。
しん‐おん【唇音】
〔言〕
①(labial)唇で調音される音の総称。両唇音と唇歯音とに分かれる。
②中国音韻学の用語。五音ごいんの一つ。両唇破裂音・鼻音および唇歯摩擦音を指す。
しん‐おん【震音】
〔音〕トレモロの訳語。
じん‐おん【仁恩】
仁愛を垂れ、恩を施すこと。めぐみ。
しん‐か【心下】
漢方で、みずおちの部分。
⇒しんか‐ひこう【心下痞
】
しん‐か【心火】‥クワ
①火が燃えるように、烈しく起こりたつ憎悪・嫉妬または憤怒ふんぬの情。今昔物語集11「雷神として瞋いかりの―を出せるなり」
②死者の魂が飛びかうとされる怪しい火。また、歌舞伎で人魂を表すために燃やす火。陰火。
しん‐か【心窩】‥クワ
胸骨正中下方、みぞおちの部分。しんわ。
しん‐か【臣下】
君主に仕える者。臣。けらい。
しん‐か【神化】‥クワ
①神が万物をつくり育てること。また、神のような偉大な徳化。雨月物語3「大師の―、土石草木も霊を啓きて」
②不思議な変化。
③霊魂が神となること。
しん‐か【神火】‥クワ
①不思議な火。
②神聖な火。
しん‐か【神歌】
⇒かみうた
しん‐か【真仮】
まこととかり。「―の別」
しん‐か【真価】
真の価値。ほんとうのねうち。「―が問われる」「―を発揮する」
しん‐か【真果】‥クワ
受精後、種子の発育に伴って、子房の部分だけが発達してできる果実。ブドウ・キュウリ・モモの実など、例は多い。↔偽果
しん‐か【深化】‥クワ
(物事の進み具合が)深くなること。また、深めること。「対立が―する」「思考の―」
しん‐か【進化】‥クワ
(evolution)
①進歩し発展すること。↔退化。
②〔生〕生物が世代を経るにつれて次第に変化し、元の種との差異を増大して多様な種を生じてゆくこと。その過程では体制は概して複雑化し、適応が高度化し、また種類が増す。
③〔社〕生物における進化の観念を社会に適用した発展の観念。社会は同質のものから異質のものへ、未分化のものから分化したものへ一方向的に進むとする。スペンサーが提唱。社会進化。
⇒しんかがく‐てき‐しゅ【進化学的種】
⇒しんか‐しゅぎ【進化主義】
⇒しんか‐はっせい‐がく【進化発生学】
⇒しんか‐ろん【進化論】
⇒しんかろんてき‐にんしきろん【進化論的認識論】
⇒しんかろんてき‐りんりせつ【進化論的倫理説】
しん‐か【新加】
新しく加えること。新しく加わること。
しん‐か【請暇】
(シンは唐音)禅僧が、住持にしばらくの暇を請うこと。せいか。
しん‐が【寝臥】‥グワ
ふすこと。ねること。
しん‐が【新芽】
新しい芽。しんめ。
じん‐か【人家】
人の住む家屋。「―も稀な山中」
じん‐が【人我】
他人と自分。にんが。「―一体」
シンカー【sinker】
野球で、投手の投げる変化球の一種。打者の近くで急に沈むように落ちる。
シンガー【singer】
声楽家。歌手。
⇒シンガー‐ソングライター【singer-songwriter】
シンガー【Isaac Bashevis Singer】
アメリカの小説家。ポーランド出身。ユダヤ民話の持つ寓話的・幻想的な語り口を用いた小説に秀でる。短編集「馬鹿者ギンペル」、長編「モスカット家の人々」など。ノーベル賞。(1904〜1991)
シンガー【Isaac Merritt Singer】
アメリカの発明家。家庭用ミシンを開発し、1851年シンガー‐ミシン会社を設立。(1811〜1875)
シンガー‐ソングライター【singer-songwriter】
ポピュラー音楽で、自作を自演する歌手。
⇒シンガー【singer】
シン‐ガード【shin guard】
スポーツ用具の一種。ホッケー・アイス‐ホッケーの選手や野球の捕手などがつける臑当すねあて。レッグ‐プロテクター。レガーズ。
しん‐かい【心界】
心の世界。精神界。↔物界
しん‐かい【身解】
体得すること。体験してさとること。
しん‐かい【神怪】‥クワイ
あやしいこと。不思議なこと。
しん‐かい【神階】
(→)神位1に同じ。
しんかい【真改】
⇒いのうえしんかい(井上真改)
しん‐かい【秦桧】‥クワイ
南宋初めの宰相。字は会之。江寧(南京)の人。高宗に仕え、侵入する金国と講和して南宋を安定させた。主戦派の岳飛を獄死させ、自らの栄達をはかったと批判され、後世奸臣の典型とされる。(1090〜1155)
しん‐かい【深海】
①水深の深い海。
②海の深いところ。海洋学では海面から2000メートル以深をいう。日光が入射せず、従って植物の光合成は行われないので、深海にすむ動物の栄養は、主に表層からもたらされる生物またはその遺骸に頼っている。
⇒しんかい‐ぎょ【深海魚】
⇒しんかい‐せい【深海成】
⇒しんかいせい‐げんぶがん【深海性玄武岩】
⇒しんかい‐せい‐そう【深海成層】
⇒しんかい‐てい【深海底】
⇒しんかい‐は【深海波】
しん‐かい【新戒】
〔仏〕初めて受戒した沙弥しゃみ。
しん‐かい【新開】
①荒地を新たに開墾して田畠をつくること。また、その田畠。
②新たに開けて市街となること。また、その市街地。徳田秋声、新世帯「―の暗い街を、鈍のろく曳いて来る車の音は、何となく物々しかつた」
③(シンガイとも)新開銭の略。
⇒しんかい‐せん【新開銭】
⇒しんかい‐ち【新開地】
しんかい【新海】
姓氏の一つ。
⇒しんかい‐たけたろう【新海竹太郎】
しん‐がい【心外】‥グワイ
①⇒しんげ。
②思いもよらないこと。意外。また、予期に反して遺憾に思うこと。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「御―もつともながら」。「―な話」
しん‐がい【身外】‥グワイ
一身の外ほか。「―無物」
しん‐がい【辛亥】
干支えとの一つ。かのとい。
⇒しんがい‐かくめい【辛亥革命】
しん‐がい【侵害】
他人の権利や利益をおかし、損害を与えること。「私有地を―する」「人権―」
⇒しんがい‐はん【侵害犯】
しん‐がい【震駭】
おそれてふるえおどろくこと。「世間を―させた犯罪」
じん‐かい【人界】
人間の世界。
じん‐かい【塵灰】ヂンクワイ
①ちりとはい。
②火に焼けうせること。「―となす」
じん‐かい【塵芥】ヂン‥
ちりあくた。ごみ。
じん‐かい【塵界】ヂン‥
ちりにまみれた俗世間。俗界。
じん‐かい【燼灰】‥クワイ
①もえさしとはい。
②火に焼けうせること。灰燼。「―に帰す」
じん‐がい【人外】‥グワイ
①人間の住む世界の外。出家の境涯。
②⇒にんがい。
⇒じんがい‐きょう【人外境】
じん‐がい【陣貝】ヂンガヒ
陣中で進退などの合図に鳴らす法螺貝ほらがい。
陣貝
じん‐がい【塵外】ヂングワイ
塵界の外。俗世間の煩わしさをはなれた所。
しんがい‐かくめい【辛亥革命】
1911年辛亥の歳に武昌に挙兵し、清朝を倒した中国の民主主義革命。12年1月孫文が臨時大総統に就任して共和制を宣言、中華民国が誕生。しかし革命勢力は弱く、まもなく北洋軍閥の袁世凱が大総統となった。→中華民国
⇒しん‐がい【辛亥】
しんかい‐ぎょ【深海魚】
約200メートル以深の深海中にすむ魚類。浅海魚に比べて著しく変形したものが多く、軟弱で弾性のある骨格および筋肉、発光器、異常に発達しまたは逆に退化した眼、大きな口、単純な体色などが特徴。チョウチンアンコウ・ハダカイワシなど。
⇒しん‐かい【深海】
じんがい‐きょう【人外境】‥グワイキヤウ
人の住んでいない所。俗世を離れた土地。
⇒じん‐がい【人外】
じんかいしゅう【塵芥集】ヂン‥シフ
戦国大名伊達稙宗たねむねが制定した分国法。1536年(天文5)成る。171カ条から成り、分国法中最大。別名、伊達稙宗教令。
→文献資料[塵芥集]
しんかい‐せい【深海成】
大洋の深海底に堆積すること。→浅海成。
⇒しん‐かい【深海】
しんかいせい‐げんぶがん【深海性玄武岩】
中央海嶺において玄武岩質のマグマが海底に噴出して生じた玄武岩。しばしば枕状溶岩をなす。
⇒しん‐かい【深海】
しんかい‐せい‐そう【深海成層】
深海成の堆積物。生物の遺骸から成る軟泥、火山灰などを主とし、微量の宇宙塵を含むが、陸源の粗粒堆積物はない。
⇒しん‐かい【深海】
しんかい‐せん【新開銭】
(北陸地方で、シンガイゼン。家長の耕地以外を新開して得たものは家族個々の所得となるからいう)家族個々の者の所得。また、それを貯めたもの。へそくり。ほっため。ほまち。
⇒しん‐かい【新開】
しんかい‐せん【伸開線】
〔数〕(involute)円周その他曲線の周囲に巻かれた糸を弛みなく解いていった場合、その糸の上の定点が描く軌跡。インボリュート。↔縮閉線
じんかい‐せんじゅつ【人海戦術】
多数の兵員を投じて、数の力によって敵の戦線を分断・突破する攻撃法。転じて、多数の人員を次々に繰り出すことによって物事を成し遂げようとするやり方。
しんかい‐たけたろう【新海竹太郎】‥ラウ
彫刻家。山形市生れ。小倉惣次郎(1846〜1913)に塑造を、浅井忠にデッサンを学び、ベルリンに留学。帰国後、太平洋画会彫刻部を主宰。新古典主義的作風で知られる。作「ゆあみ」。(1868〜1927)
⇒しんかい【新海】
しんかい‐ち【新開地】
①新たに開墾した土地。
②新たに開けて市街となった所。
⇒しん‐かい【新開】
しんかい‐てい【深海底】
深海の海底と地下。国連海洋法条約では国家管轄の及ばない海域の海底として、地下資源の国際協同開発が規定される。大洋底。
⇒しん‐かい【深海】
しんかい‐は【深海波】
水底の影響がない、水深が十分深い所での波。波長の2分の1以上の水深があれば、深海波とみなすことができる。
⇒しん‐かい【深海】
しんがい‐はん【侵害犯】
〔法〕法益が現実に侵害されてはじめて成立する犯罪。↔危険犯
⇒しん‐がい【侵害】
じん‐がえ【陣替】ヂンガヘ
陣所を他にうつすこと。
しん‐がお【新顔】‥ガホ
これまでの人のほかに新たに加わった人。新人。「番組に―が登場する」↔古顔
しんかがく‐てき‐しゅ【進化学的種】‥クワ‥
「種2」参照。
⇒しん‐か【進化】
しん‐かき【真書】
①楷書。
②楷書の細字を書くのに用いる穂先の細い筆。しんかきふで。
しん‐かく【神格】
神の格式。神としての資格。「―化」
しん‐かく【審覈】
(「審」「覈」とも、しらべる意)くわしくしらべること。
しん‐がく【心学】
①心を修養する学問。程朱学・陽明学の類。
②江戸時代、神・儒・仏の三教を融合して、その教旨を平易な言葉と通俗なたとえとで説いた一種の庶民教育。修錬のためには静座などを重んじ、社会教化には道話を用いる。石田梅岩を祖とする石門心学に始まり、手島堵庵・中沢道二に伝えられ、さらに柴田鳩翁に至って大いに拡張され、一時は65カ国、149の講舎を所有。→道話
しん‐がく【神学】
(theology)宗教、特にキリスト教で、啓示に基づき教義や歴史や信仰生活の倫理などを組織的に研究する学問。
⇒しんがく‐の‐じじょ【神学の侍女】
しん‐がく【晨岳】
朝日の昇る方の山、すなわち東方の山。
しん‐がく【深壑】
ふかいたに。深谷。
しん‐がく【清楽】
日本に伝来した中国清代の音楽。月琴・胡琴・提琴・阮咸・三弦・琵琶・携琴などの弦楽器、清笛・洞簫・哨吶さないなどの管楽器、木琴・拍板・雲鑼・金鑼・小鈸・太鼓・片鼓などの打楽器を用いる。文政(1818〜1830)の頃、長崎来住の清人金琴江らから伝わった。外来音楽として明治前半まで広い層に愛好された。→明清楽
しん‐がく【進学】
①学問に進み励むこと。また、学問を進歩させること。
②上級学校へ進むこと。〈[季]春〉。「大学に―する」
⇒しんがく‐しどう【進学指導】
⇒しんがく‐てきせい‐けんさ【進学適性検査】
しん‐がく【新学】
①新しい学問。
②学びはじめであること。初学。今昔物語集1「その時に、提婆達多、―の五百の御弟子等を語らひて」
しん‐がく【新楽】
①新しい音楽。近代の音楽。
②雅楽の楽曲分類の一つ。新古の分類の基準は諸説あるが、唐時代以後の作品とその様式による日本製の作品、および右方の全部を含む。↔古楽
じん‐かく【人格】
(personality)
①人がら。人品。「―を磨く」
②〔心〕(→)パーソナリティー1に同じ。
③道徳的行為の主体としての個人。自律的意志を有し、自己決定的であるところの個人。
④法律関係、特に権利・義務が帰属し得る主体・資格。権利能力。
⇒じんかく‐か【人格化】
⇒じんかく‐きょういく【人格教育】
⇒じんかく‐けん【人格権】
⇒じんかく‐しゃ【人格者】
⇒じんかく‐しゅぎ【人格主義】
⇒じんかく‐しん【人格神】
⇒じんかくしん‐ろん【人格神論】
⇒じんかく‐の‐どういつせい【人格の同一性】
じんかく‐か【人格化】‥クワ
(personification)人間でない事物を人格的活動をなす主体と見なすこと。→擬人化。
⇒じん‐かく【人格】
じんかく‐きょういく【人格教育】‥ケウ‥
心身の健全な発達とともに知性・情操・道徳性・社会性などの調和のとれた円満な人格の完成を目標とする教育。
⇒じん‐かく【人格】
じんかく‐けん【人格権】
人が自己の生命・身体・自由・名誉・プライバシーなどの人格的利益について有する権利。
⇒じん‐かく【人格】
しんかく‐さいぼう【真核細胞】‥バウ
核膜に包まれた核を持ち、ミトコンドリア・小胞体・ゴルジ体・リソソームなどの細胞小器官が分化している細胞。染色体構造を持ち、有糸分裂を行う。→原核細胞
しんがく‐しどう【進学指導】‥ダウ
児童・生徒に最も適切な教育を受けさせるため、上級学校への進学の可能性や学校・学科の選択などについて指導すること。
⇒しん‐がく【進学】
じんかく‐しゃ【人格者】
すぐれた人格の備わった人。
⇒じん‐かく【人格】
じんかく‐しゅぎ【人格主義】
①自覚的・自律的な人格に絶対的な価値をおき、これと関連させて他のもろもろの価値の意義と序列とを定めようとする倫理的立場(カント・阿部次郎)。
②フランスにおいて、1930年代以降、人格の実現を究極目標としたカトリック左派系の開かれた共同体的社会を目指す思想運動。ムーニエ(E. Mounier1905〜1950)が創唱。エスプリ運動。
⇒じん‐かく【人格】
じんかく‐しん【人格神】
①祖神観念の一つ。神を擬人化したもので、例えば、日本やギリシアなどの神話の神々。
②ユダヤ教・キリスト教などのペルソナ的な唯一神。→ペルソナ。
⇒じん‐かく【人格】
じんかくしん‐ろん【人格神論】
(→)有神論ゆうしんろん1に同じ。
⇒じん‐かく【人格】
しんかく‐せいぶつ【真核生物】
核を持ち、細胞分裂の際に染色体構造を生じる生物。細菌・藍藻以外のすべての生物。真生核生物。↔原核生物
しんがくたいぜん【神学大全】
(Summa Theologiae ラテン)トマス=アクィナスの主著。1266年頃に着手、未完。初心者用に書かれたが、カトリック神学の体系づけを行い、スコラ哲学を総合・完成した書。
しんがく‐てきせい‐けんさ【進学適性検査】
上級学校進学に適当な資質能力の有無をしらべる検査。1948年から旧制高等学校など、ついで新制大学の入学試験の一部として実施、54年廃止。
⇒しん‐がく【進学】
しんがく‐の‐じじょ【神学の侍女】‥ヂヨ
(ancilla theologiae ラテン)中世のスコラ哲学では、哲学は神学の下位に置かれ、神学に仕える立場の哲学が神学を否定するような言動は越権行為とされた。この関係を表す語。
⇒しん‐がく【神学】
じんかく‐の‐どういつせい【人格の同一性】
〔哲〕ある人物を、時間を隔てて同一の人物であると再認すること。
⇒じん‐かく【人格】
しんがくはやそめくさ【心学早染草】
黄表紙。3巻。山東京伝作。北尾政美画。1790年(寛政2)刊。寛政の改革による文芸の新動向の中に生まれた作。心学教化の意図をも見せる。
しんかげ‐りゅう【新陰流】‥リウ
剣術の一派。
①戦国時代、上泉かみいずみ秀綱が陰流などに学んで創始。本来の表記は、新影流。
②織豊時代、上泉秀綱に学んだ柳生宗厳やぎゅうむねよしの流派。新陰柳生流。柳生新陰流。柳生流。
じん‐がさ【陣笠】ヂン‥
①足軽・雑兵ぞうひょうが行軍・陣中で兜かぶとの代りにかぶった笠。薄い鉄または革・木などで造り、漆を塗る。江戸時代には黒漆に金で定紋を入れ、野外出行に際して将軍以下が用いた。
陣笠
②陣笠連の略。
⇒じんがさ‐れん【陣笠連】
じんがさ‐れん【陣笠連】ヂン‥
①陣笠をかぶった足軽・雑兵の仲間。陣笠。
②(政党などで)幹部でない、下っぱの連中。役についていない一般議員。
⇒じん‐がさ【陣笠】
しんか‐しゃ【新華社】‥クワ‥
中華人民共和国の国営通信社。正式呼称は新華通訊社。1937年中国共産党の通信社として延安に創設。49年国営化し、国務院直属。本社は北京。
しんか‐しゅぎ【進化主義】‥クワ‥
一般に進化論の考え方に基づいて物事を説明する立場。自然や社会のみでなく、精神生活についてもしばしば用いられる。
⇒しん‐か【進化】
しんか‐じょうれい【新貨条例】‥クワデウ‥
1871年(明治4)に制定された、近代日本最初の貨幣制度に関する法令。貨幣単位を円・銭・厘と定め、金本位制を採用したが、事実上は金銀複本位制となった。75年貨幣条例と改称。
しんか‐しょてん【新華書店】‥クワ‥
中華人民共和国の国営出版社。政府関係の出版物の出版(党関係は人民出版社)とともに、各種出版物の取次・販売も行う。1937年延安に創設。
じん‐がしら【陣頭】ヂン‥
一軍の統率者。
しんかせいしき【新加制式】
阿波の三好氏が制定した分国法。22カ条。1562年(永禄5)〜73年(天正1)の間に制定と推定。
しん‐かぞく【新華族】‥クワ‥
明治時代、旧大名・旧公卿の家柄でなく、特別の勲功によって新たに華族に列せられた者。福沢諭吉、尊王論「―を作るは経世の策にあらざるが如し」
しん‐がた【新型・新形】
従来のものとはかわって、新しく考案された型や形式。
⇒しんがた‐コレラ【新型コレラ】
⇒しんがた‐てんかんろ【新型転換炉】
しん‐かたかな【真片仮名】
真字すなわち漢字に片仮名を交えた書き方。
しんがた‐コレラ【新型コレラ】
(→)ベンガル‐コレラに同じ。
⇒しん‐がた【新型・新形】
しんがた‐てんかんろ【新型転換炉】‥クワン‥
(advanced thermal converter reactor)原子炉の一つ。ウランとプルトニウムの混合燃料を用い、ウラン238をプルトニウム239に転換する割合を高めて、新しい核燃料をつくりながら発電できるように設計。ATR
⇒しん‐がた【新型・新形】
じん‐がたな【陣刀】ヂン‥
戦陣で用いる刀。軍刀。じんとう。
】
しん‐か【心火】‥クワ
①火が燃えるように、烈しく起こりたつ憎悪・嫉妬または憤怒ふんぬの情。今昔物語集11「雷神として瞋いかりの―を出せるなり」
②死者の魂が飛びかうとされる怪しい火。また、歌舞伎で人魂を表すために燃やす火。陰火。
しん‐か【心窩】‥クワ
胸骨正中下方、みぞおちの部分。しんわ。
しん‐か【臣下】
君主に仕える者。臣。けらい。
しん‐か【神化】‥クワ
①神が万物をつくり育てること。また、神のような偉大な徳化。雨月物語3「大師の―、土石草木も霊を啓きて」
②不思議な変化。
③霊魂が神となること。
しん‐か【神火】‥クワ
①不思議な火。
②神聖な火。
しん‐か【神歌】
⇒かみうた
しん‐か【真仮】
まこととかり。「―の別」
しん‐か【真価】
真の価値。ほんとうのねうち。「―が問われる」「―を発揮する」
しん‐か【真果】‥クワ
受精後、種子の発育に伴って、子房の部分だけが発達してできる果実。ブドウ・キュウリ・モモの実など、例は多い。↔偽果
しん‐か【深化】‥クワ
(物事の進み具合が)深くなること。また、深めること。「対立が―する」「思考の―」
しん‐か【進化】‥クワ
(evolution)
①進歩し発展すること。↔退化。
②〔生〕生物が世代を経るにつれて次第に変化し、元の種との差異を増大して多様な種を生じてゆくこと。その過程では体制は概して複雑化し、適応が高度化し、また種類が増す。
③〔社〕生物における進化の観念を社会に適用した発展の観念。社会は同質のものから異質のものへ、未分化のものから分化したものへ一方向的に進むとする。スペンサーが提唱。社会進化。
⇒しんかがく‐てき‐しゅ【進化学的種】
⇒しんか‐しゅぎ【進化主義】
⇒しんか‐はっせい‐がく【進化発生学】
⇒しんか‐ろん【進化論】
⇒しんかろんてき‐にんしきろん【進化論的認識論】
⇒しんかろんてき‐りんりせつ【進化論的倫理説】
しん‐か【新加】
新しく加えること。新しく加わること。
しん‐か【請暇】
(シンは唐音)禅僧が、住持にしばらくの暇を請うこと。せいか。
しん‐が【寝臥】‥グワ
ふすこと。ねること。
しん‐が【新芽】
新しい芽。しんめ。
じん‐か【人家】
人の住む家屋。「―も稀な山中」
じん‐が【人我】
他人と自分。にんが。「―一体」
シンカー【sinker】
野球で、投手の投げる変化球の一種。打者の近くで急に沈むように落ちる。
シンガー【singer】
声楽家。歌手。
⇒シンガー‐ソングライター【singer-songwriter】
シンガー【Isaac Bashevis Singer】
アメリカの小説家。ポーランド出身。ユダヤ民話の持つ寓話的・幻想的な語り口を用いた小説に秀でる。短編集「馬鹿者ギンペル」、長編「モスカット家の人々」など。ノーベル賞。(1904〜1991)
シンガー【Isaac Merritt Singer】
アメリカの発明家。家庭用ミシンを開発し、1851年シンガー‐ミシン会社を設立。(1811〜1875)
シンガー‐ソングライター【singer-songwriter】
ポピュラー音楽で、自作を自演する歌手。
⇒シンガー【singer】
シン‐ガード【shin guard】
スポーツ用具の一種。ホッケー・アイス‐ホッケーの選手や野球の捕手などがつける臑当すねあて。レッグ‐プロテクター。レガーズ。
しん‐かい【心界】
心の世界。精神界。↔物界
しん‐かい【身解】
体得すること。体験してさとること。
しん‐かい【神怪】‥クワイ
あやしいこと。不思議なこと。
しん‐かい【神階】
(→)神位1に同じ。
しんかい【真改】
⇒いのうえしんかい(井上真改)
しん‐かい【秦桧】‥クワイ
南宋初めの宰相。字は会之。江寧(南京)の人。高宗に仕え、侵入する金国と講和して南宋を安定させた。主戦派の岳飛を獄死させ、自らの栄達をはかったと批判され、後世奸臣の典型とされる。(1090〜1155)
しん‐かい【深海】
①水深の深い海。
②海の深いところ。海洋学では海面から2000メートル以深をいう。日光が入射せず、従って植物の光合成は行われないので、深海にすむ動物の栄養は、主に表層からもたらされる生物またはその遺骸に頼っている。
⇒しんかい‐ぎょ【深海魚】
⇒しんかい‐せい【深海成】
⇒しんかいせい‐げんぶがん【深海性玄武岩】
⇒しんかい‐せい‐そう【深海成層】
⇒しんかい‐てい【深海底】
⇒しんかい‐は【深海波】
しん‐かい【新戒】
〔仏〕初めて受戒した沙弥しゃみ。
しん‐かい【新開】
①荒地を新たに開墾して田畠をつくること。また、その田畠。
②新たに開けて市街となること。また、その市街地。徳田秋声、新世帯「―の暗い街を、鈍のろく曳いて来る車の音は、何となく物々しかつた」
③(シンガイとも)新開銭の略。
⇒しんかい‐せん【新開銭】
⇒しんかい‐ち【新開地】
しんかい【新海】
姓氏の一つ。
⇒しんかい‐たけたろう【新海竹太郎】
しん‐がい【心外】‥グワイ
①⇒しんげ。
②思いもよらないこと。意外。また、予期に反して遺憾に思うこと。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「御―もつともながら」。「―な話」
しん‐がい【身外】‥グワイ
一身の外ほか。「―無物」
しん‐がい【辛亥】
干支えとの一つ。かのとい。
⇒しんがい‐かくめい【辛亥革命】
しん‐がい【侵害】
他人の権利や利益をおかし、損害を与えること。「私有地を―する」「人権―」
⇒しんがい‐はん【侵害犯】
しん‐がい【震駭】
おそれてふるえおどろくこと。「世間を―させた犯罪」
じん‐かい【人界】
人間の世界。
じん‐かい【塵灰】ヂンクワイ
①ちりとはい。
②火に焼けうせること。「―となす」
じん‐かい【塵芥】ヂン‥
ちりあくた。ごみ。
じん‐かい【塵界】ヂン‥
ちりにまみれた俗世間。俗界。
じん‐かい【燼灰】‥クワイ
①もえさしとはい。
②火に焼けうせること。灰燼。「―に帰す」
じん‐がい【人外】‥グワイ
①人間の住む世界の外。出家の境涯。
②⇒にんがい。
⇒じんがい‐きょう【人外境】
じん‐がい【陣貝】ヂンガヒ
陣中で進退などの合図に鳴らす法螺貝ほらがい。
陣貝
じん‐がい【塵外】ヂングワイ
塵界の外。俗世間の煩わしさをはなれた所。
しんがい‐かくめい【辛亥革命】
1911年辛亥の歳に武昌に挙兵し、清朝を倒した中国の民主主義革命。12年1月孫文が臨時大総統に就任して共和制を宣言、中華民国が誕生。しかし革命勢力は弱く、まもなく北洋軍閥の袁世凱が大総統となった。→中華民国
⇒しん‐がい【辛亥】
しんかい‐ぎょ【深海魚】
約200メートル以深の深海中にすむ魚類。浅海魚に比べて著しく変形したものが多く、軟弱で弾性のある骨格および筋肉、発光器、異常に発達しまたは逆に退化した眼、大きな口、単純な体色などが特徴。チョウチンアンコウ・ハダカイワシなど。
⇒しん‐かい【深海】
じんがい‐きょう【人外境】‥グワイキヤウ
人の住んでいない所。俗世を離れた土地。
⇒じん‐がい【人外】
じんかいしゅう【塵芥集】ヂン‥シフ
戦国大名伊達稙宗たねむねが制定した分国法。1536年(天文5)成る。171カ条から成り、分国法中最大。別名、伊達稙宗教令。
→文献資料[塵芥集]
しんかい‐せい【深海成】
大洋の深海底に堆積すること。→浅海成。
⇒しん‐かい【深海】
しんかいせい‐げんぶがん【深海性玄武岩】
中央海嶺において玄武岩質のマグマが海底に噴出して生じた玄武岩。しばしば枕状溶岩をなす。
⇒しん‐かい【深海】
しんかい‐せい‐そう【深海成層】
深海成の堆積物。生物の遺骸から成る軟泥、火山灰などを主とし、微量の宇宙塵を含むが、陸源の粗粒堆積物はない。
⇒しん‐かい【深海】
しんかい‐せん【新開銭】
(北陸地方で、シンガイゼン。家長の耕地以外を新開して得たものは家族個々の所得となるからいう)家族個々の者の所得。また、それを貯めたもの。へそくり。ほっため。ほまち。
⇒しん‐かい【新開】
しんかい‐せん【伸開線】
〔数〕(involute)円周その他曲線の周囲に巻かれた糸を弛みなく解いていった場合、その糸の上の定点が描く軌跡。インボリュート。↔縮閉線
じんかい‐せんじゅつ【人海戦術】
多数の兵員を投じて、数の力によって敵の戦線を分断・突破する攻撃法。転じて、多数の人員を次々に繰り出すことによって物事を成し遂げようとするやり方。
しんかい‐たけたろう【新海竹太郎】‥ラウ
彫刻家。山形市生れ。小倉惣次郎(1846〜1913)に塑造を、浅井忠にデッサンを学び、ベルリンに留学。帰国後、太平洋画会彫刻部を主宰。新古典主義的作風で知られる。作「ゆあみ」。(1868〜1927)
⇒しんかい【新海】
しんかい‐ち【新開地】
①新たに開墾した土地。
②新たに開けて市街となった所。
⇒しん‐かい【新開】
しんかい‐てい【深海底】
深海の海底と地下。国連海洋法条約では国家管轄の及ばない海域の海底として、地下資源の国際協同開発が規定される。大洋底。
⇒しん‐かい【深海】
しんかい‐は【深海波】
水底の影響がない、水深が十分深い所での波。波長の2分の1以上の水深があれば、深海波とみなすことができる。
⇒しん‐かい【深海】
しんがい‐はん【侵害犯】
〔法〕法益が現実に侵害されてはじめて成立する犯罪。↔危険犯
⇒しん‐がい【侵害】
じん‐がえ【陣替】ヂンガヘ
陣所を他にうつすこと。
しん‐がお【新顔】‥ガホ
これまでの人のほかに新たに加わった人。新人。「番組に―が登場する」↔古顔
しんかがく‐てき‐しゅ【進化学的種】‥クワ‥
「種2」参照。
⇒しん‐か【進化】
しん‐かき【真書】
①楷書。
②楷書の細字を書くのに用いる穂先の細い筆。しんかきふで。
しん‐かく【神格】
神の格式。神としての資格。「―化」
しん‐かく【審覈】
(「審」「覈」とも、しらべる意)くわしくしらべること。
しん‐がく【心学】
①心を修養する学問。程朱学・陽明学の類。
②江戸時代、神・儒・仏の三教を融合して、その教旨を平易な言葉と通俗なたとえとで説いた一種の庶民教育。修錬のためには静座などを重んじ、社会教化には道話を用いる。石田梅岩を祖とする石門心学に始まり、手島堵庵・中沢道二に伝えられ、さらに柴田鳩翁に至って大いに拡張され、一時は65カ国、149の講舎を所有。→道話
しん‐がく【神学】
(theology)宗教、特にキリスト教で、啓示に基づき教義や歴史や信仰生活の倫理などを組織的に研究する学問。
⇒しんがく‐の‐じじょ【神学の侍女】
しん‐がく【晨岳】
朝日の昇る方の山、すなわち東方の山。
しん‐がく【深壑】
ふかいたに。深谷。
しん‐がく【清楽】
日本に伝来した中国清代の音楽。月琴・胡琴・提琴・阮咸・三弦・琵琶・携琴などの弦楽器、清笛・洞簫・哨吶さないなどの管楽器、木琴・拍板・雲鑼・金鑼・小鈸・太鼓・片鼓などの打楽器を用いる。文政(1818〜1830)の頃、長崎来住の清人金琴江らから伝わった。外来音楽として明治前半まで広い層に愛好された。→明清楽
しん‐がく【進学】
①学問に進み励むこと。また、学問を進歩させること。
②上級学校へ進むこと。〈[季]春〉。「大学に―する」
⇒しんがく‐しどう【進学指導】
⇒しんがく‐てきせい‐けんさ【進学適性検査】
しん‐がく【新学】
①新しい学問。
②学びはじめであること。初学。今昔物語集1「その時に、提婆達多、―の五百の御弟子等を語らひて」
しん‐がく【新楽】
①新しい音楽。近代の音楽。
②雅楽の楽曲分類の一つ。新古の分類の基準は諸説あるが、唐時代以後の作品とその様式による日本製の作品、および右方の全部を含む。↔古楽
じん‐かく【人格】
(personality)
①人がら。人品。「―を磨く」
②〔心〕(→)パーソナリティー1に同じ。
③道徳的行為の主体としての個人。自律的意志を有し、自己決定的であるところの個人。
④法律関係、特に権利・義務が帰属し得る主体・資格。権利能力。
⇒じんかく‐か【人格化】
⇒じんかく‐きょういく【人格教育】
⇒じんかく‐けん【人格権】
⇒じんかく‐しゃ【人格者】
⇒じんかく‐しゅぎ【人格主義】
⇒じんかく‐しん【人格神】
⇒じんかくしん‐ろん【人格神論】
⇒じんかく‐の‐どういつせい【人格の同一性】
じんかく‐か【人格化】‥クワ
(personification)人間でない事物を人格的活動をなす主体と見なすこと。→擬人化。
⇒じん‐かく【人格】
じんかく‐きょういく【人格教育】‥ケウ‥
心身の健全な発達とともに知性・情操・道徳性・社会性などの調和のとれた円満な人格の完成を目標とする教育。
⇒じん‐かく【人格】
じんかく‐けん【人格権】
人が自己の生命・身体・自由・名誉・プライバシーなどの人格的利益について有する権利。
⇒じん‐かく【人格】
しんかく‐さいぼう【真核細胞】‥バウ
核膜に包まれた核を持ち、ミトコンドリア・小胞体・ゴルジ体・リソソームなどの細胞小器官が分化している細胞。染色体構造を持ち、有糸分裂を行う。→原核細胞
しんがく‐しどう【進学指導】‥ダウ
児童・生徒に最も適切な教育を受けさせるため、上級学校への進学の可能性や学校・学科の選択などについて指導すること。
⇒しん‐がく【進学】
じんかく‐しゃ【人格者】
すぐれた人格の備わった人。
⇒じん‐かく【人格】
じんかく‐しゅぎ【人格主義】
①自覚的・自律的な人格に絶対的な価値をおき、これと関連させて他のもろもろの価値の意義と序列とを定めようとする倫理的立場(カント・阿部次郎)。
②フランスにおいて、1930年代以降、人格の実現を究極目標としたカトリック左派系の開かれた共同体的社会を目指す思想運動。ムーニエ(E. Mounier1905〜1950)が創唱。エスプリ運動。
⇒じん‐かく【人格】
じんかく‐しん【人格神】
①祖神観念の一つ。神を擬人化したもので、例えば、日本やギリシアなどの神話の神々。
②ユダヤ教・キリスト教などのペルソナ的な唯一神。→ペルソナ。
⇒じん‐かく【人格】
じんかくしん‐ろん【人格神論】
(→)有神論ゆうしんろん1に同じ。
⇒じん‐かく【人格】
しんかく‐せいぶつ【真核生物】
核を持ち、細胞分裂の際に染色体構造を生じる生物。細菌・藍藻以外のすべての生物。真生核生物。↔原核生物
しんがくたいぜん【神学大全】
(Summa Theologiae ラテン)トマス=アクィナスの主著。1266年頃に着手、未完。初心者用に書かれたが、カトリック神学の体系づけを行い、スコラ哲学を総合・完成した書。
しんがく‐てきせい‐けんさ【進学適性検査】
上級学校進学に適当な資質能力の有無をしらべる検査。1948年から旧制高等学校など、ついで新制大学の入学試験の一部として実施、54年廃止。
⇒しん‐がく【進学】
しんがく‐の‐じじょ【神学の侍女】‥ヂヨ
(ancilla theologiae ラテン)中世のスコラ哲学では、哲学は神学の下位に置かれ、神学に仕える立場の哲学が神学を否定するような言動は越権行為とされた。この関係を表す語。
⇒しん‐がく【神学】
じんかく‐の‐どういつせい【人格の同一性】
〔哲〕ある人物を、時間を隔てて同一の人物であると再認すること。
⇒じん‐かく【人格】
しんがくはやそめくさ【心学早染草】
黄表紙。3巻。山東京伝作。北尾政美画。1790年(寛政2)刊。寛政の改革による文芸の新動向の中に生まれた作。心学教化の意図をも見せる。
しんかげ‐りゅう【新陰流】‥リウ
剣術の一派。
①戦国時代、上泉かみいずみ秀綱が陰流などに学んで創始。本来の表記は、新影流。
②織豊時代、上泉秀綱に学んだ柳生宗厳やぎゅうむねよしの流派。新陰柳生流。柳生新陰流。柳生流。
じん‐がさ【陣笠】ヂン‥
①足軽・雑兵ぞうひょうが行軍・陣中で兜かぶとの代りにかぶった笠。薄い鉄または革・木などで造り、漆を塗る。江戸時代には黒漆に金で定紋を入れ、野外出行に際して将軍以下が用いた。
陣笠
②陣笠連の略。
⇒じんがさ‐れん【陣笠連】
じんがさ‐れん【陣笠連】ヂン‥
①陣笠をかぶった足軽・雑兵の仲間。陣笠。
②(政党などで)幹部でない、下っぱの連中。役についていない一般議員。
⇒じん‐がさ【陣笠】
しんか‐しゃ【新華社】‥クワ‥
中華人民共和国の国営通信社。正式呼称は新華通訊社。1937年中国共産党の通信社として延安に創設。49年国営化し、国務院直属。本社は北京。
しんか‐しゅぎ【進化主義】‥クワ‥
一般に進化論の考え方に基づいて物事を説明する立場。自然や社会のみでなく、精神生活についてもしばしば用いられる。
⇒しん‐か【進化】
しんか‐じょうれい【新貨条例】‥クワデウ‥
1871年(明治4)に制定された、近代日本最初の貨幣制度に関する法令。貨幣単位を円・銭・厘と定め、金本位制を採用したが、事実上は金銀複本位制となった。75年貨幣条例と改称。
しんか‐しょてん【新華書店】‥クワ‥
中華人民共和国の国営出版社。政府関係の出版物の出版(党関係は人民出版社)とともに、各種出版物の取次・販売も行う。1937年延安に創設。
じん‐がしら【陣頭】ヂン‥
一軍の統率者。
しんかせいしき【新加制式】
阿波の三好氏が制定した分国法。22カ条。1562年(永禄5)〜73年(天正1)の間に制定と推定。
しん‐かぞく【新華族】‥クワ‥
明治時代、旧大名・旧公卿の家柄でなく、特別の勲功によって新たに華族に列せられた者。福沢諭吉、尊王論「―を作るは経世の策にあらざるが如し」
しん‐がた【新型・新形】
従来のものとはかわって、新しく考案された型や形式。
⇒しんがた‐コレラ【新型コレラ】
⇒しんがた‐てんかんろ【新型転換炉】
しん‐かたかな【真片仮名】
真字すなわち漢字に片仮名を交えた書き方。
しんがた‐コレラ【新型コレラ】
(→)ベンガル‐コレラに同じ。
⇒しん‐がた【新型・新形】
しんがた‐てんかんろ【新型転換炉】‥クワン‥
(advanced thermal converter reactor)原子炉の一つ。ウランとプルトニウムの混合燃料を用い、ウラン238をプルトニウム239に転換する割合を高めて、新しい核燃料をつくりながら発電できるように設計。ATR
⇒しん‐がた【新型・新形】
じん‐がたな【陣刀】ヂン‥
戦陣で用いる刀。軍刀。じんとう。
広辞苑に「深淵」で始まるの検索結果 1-2。