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こ・い【濃い】🔗🔉

こ・い濃い】 〔形〕[文]こ・し(ク) ①色が深い。古今和歌集物名「花の色はただひとさかり―・けれども」。「―・い緑色」 ②染色(特に、紫・紅)の度合が強い。土佐日記「船には紅―・く良き衣着ず」。源氏物語空蝉「―・き綾の単襲ひとえがさねなめり」 ③密度が高い。 ㋐液体の濃度が高い。宇治拾遺物語3「見れば沈・丁子を―・く煎じて入れたり」。「茶を―・くいれる」 ㋑(味・香・化粧などが)淡泊でない。濃厚である。後撰和歌集「なほざりに折りつるものを梅の花―・き香にわれや衣染めてむ」。西大寺本最勝王経平安初期点「滋コキ味無けむ」。「吸物の味が―・い」「―・い化粧」 ㋒(分布状態などが)密である。厚い。西大寺本最勝王経平安初期点「果実も並に滋コク繁くして」。「―・い眉」「霧が―・い」 ㋓男女間の交情がこまやかである。つながりが密接である。傾城禁短気「よくよく分別して―・うならぬ中に見事な事をして、止めるが至極の要なり」。「―・い仲に水をさす」 ④可能性・必然性などの程度が大である。「敗色が―・い」「疲労の色が―・い」「詐欺の疑いが―・い」

こい‐め【濃い目】🔗🔉

こい‐め濃い目】 (濃目こめの訛)色・味などが比較的濃いこと。どちらかと言えば、濃いこと。

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