複数辞典一括検索+

しん‐くう【真空】🔗🔉

しん‐くう真空】 ①〔仏〕 ㋐真実の空。大乗の究極をいう。 ㋑小乗の涅槃。 ②〔理〕(vacuum ラテン)物質のない空間。人工的には1気圧の約1/1016以上のものは得られないが、実際には大気よりも圧力の低い空間をも真空と呼ぶ。 ③(比喩的に)作用・活動が停止した空白の状態。 ⇒しんくう‐かん【真空管】 ⇒しんくう‐けい【真空計】 ⇒しんくう‐しゃだんき【真空遮断器】 ⇒しんくう‐そうじき【真空掃除機】 ⇒しんくう‐パック【真空パック】 ⇒しんくう‐ブレーキ【真空ブレーキ】 ⇒しんくう‐ほうでん【真空放電】 ⇒しんくう‐ポンプ【真空ポンプ】 ⇒しんくう‐みょうう【真空妙有】

しんくう‐かん【真空管】‥クワン🔗🔉

しんくう‐かん真空管‥クワン 内部を高度に真空にし、電極を封入した中空の管球。陰極から陽極に流れる電子流を制御することによって増幅・検波・整流・発振などに幅広く用いたが、現在はトランジスター・ICなどの半導体にその座を譲り、一般用にはほとんど使われない。マイクロ波管・X線管など、特殊用途のものだけが残っている。 ⇒しん‐くう【真空】

しんくう‐けい【真空計】🔗🔉

しんくう‐けい真空計】 希薄気体の圧力を測定して真空度を知る装置。低圧計。 ⇒しん‐くう【真空】

しんくう‐しゃだんき【真空遮断器】🔗🔉

しんくう‐しゃだんき真空遮断器】 電流を遮断する接点を真空中においた遮断器。非常に短時間で遮断できる。 ⇒しん‐くう【真空】

しんくう‐そうじき【真空掃除機】‥サウヂ‥🔗🔉

しんくう‐そうじき真空掃除機‥サウヂ‥ (→)電気掃除機に同じ。 ⇒しん‐くう【真空】

しんくうちたい【真空地帯】🔗🔉

しんくうちたい真空地帯】 長編小説。野間宏作。1952年刊。内務班の実態を中心に、作者の体験に基づいて日本の軍隊機構を初めて全体的に描出した戦後派文学の代表作。 →文献資料[真空地帯]

しんくう‐パック【真空パック】🔗🔉

しんくう‐パック真空パック】 腐敗・酸化を防ぐために中を真空状態にした包装。 ⇒しん‐くう【真空】

しんくう‐ブレーキ【真空ブレーキ】🔗🔉

しんくう‐ブレーキ真空ブレーキ】 ブレーキの一種。通常はシリンダー内を真空にしておき、大気圧によってピストンを動かし制動させる。 ⇒しん‐くう【真空】

しんくう‐ほうでん【真空放電】‥ハウ‥🔗🔉

しんくう‐ほうでん真空放電‥ハウ‥ 希薄な気体を通して起こる放電。通常、低圧の気体を容れた密閉ガラス管内に二つの電極を封入し、これらの間に高い電位差を与えて行う。 ⇒しん‐くう【真空】

しんくう‐ポンプ【真空ポンプ】🔗🔉

しんくう‐ポンプ真空ポンプ】 真空を作るためのポンプ。機械的に空気をかき出す回転真空ポンプ、水銀・油の蒸気流を用いて空気分子を引き出す拡散ポンプが最も多く使われる。 ⇒しん‐くう【真空】

しんくう‐みょうう【真空妙有】‥メウ‥🔗🔉

しんくう‐みょうう真空妙有‥メウ‥ 〔仏〕真実の空はけっして虚無ではなく、かえってすばらしい有であるとし、現実を積極的に評価する大乗仏教の世界観。→空2 ⇒しん‐くう【真空】

広辞苑真空で始まるの検索結果 1-11