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くら・む【暗む・眩む】🔗🔉

くら・む暗む・眩む】 [一]〔自五〕 ①暗くなる。見えなくなる。〈日葡辞書〉。「強い光で目が―・む」 ②目がまわる。謡曲、船弁慶「眼まなこも―・み、心も乱れて、前後を忘ずるばかりなり」 ③理非をわきまえる力を失う。判断力がなくなる。〈日葡辞書〉。「欲に―・む」 [二]〔他下二〕 暗くする。くらます。古今著聞集16「跡を―・めて失せぬ」

く・る【眩る】🔗🔉

く・る眩る】 〔自下二〕 ⇒くれる(下一)

くる‐め・く【眩く】🔗🔉

くる‐め・く眩く】 〔自五〕 (「転めく」とも書く) ①くるくる回る。回転する。くるべく。 ②目が回る。めまいがする。徒然草「目―・き枝危きほど」 ③せわしく動き回る。あわてさわぐ。古今著聞集20「女俄に病みいでて…―・くことおびただし」

く・れる【眩れる】🔗🔉

く・れる眩れる】 〔自下一〕[文]く・る(下二) (「暮れる」と同源。暗くなる意) ①(目の前が)まっくらになる。めまいがする。落窪物語1「目―・るるここちして」 ②(涙で)曇って見えなくなる。源氏物語須磨「世の常なさ思ひ知られて、泪に―・れたり」。日葡辞書「ナミダニメガクルル」 ③(「暮れる」とも書く)分別がつかなくなる。理性を失う。思い惑う。保元物語(金刀比羅本)「行く末―・れたる御心、せんかたなくぞおぼしめす」。日葡辞書「タカラニメガクルル」。「思案に―・れる」「途方に―・れる」

げん‐うん【眩暈】🔗🔉

げん‐うん眩暈】 目がくらんで頭のふらふらする感じ。めまい。

げん・す【眩す】🔗🔉

げん・す眩す】 〔自他サ変〕 目がくらむ。めまいがする。目をくらませる。

げん‐ぜん【眩然】🔗🔉

げん‐ぜん眩然】 目のくらむさま。

げん‐めい【眩瞑】🔗🔉

げん‐めい眩瞑】 目がくらむこと。めまい。瞑眩。

げん‐もく【眩目】🔗🔉

げん‐もく眩目】 目のくらむこと。まばゆいこと。

げん‐よう【眩耀】‥エウ🔗🔉

げん‐よう眩耀‥エウ まばゆいほど輝くこと。

げん‐わく【眩惑】🔗🔉

げん‐わく眩惑】 目がくらみまどうこと。目をくらましまどわすこと。「目先の華やかさに―される」

ま・う【眩う】マフ🔗🔉

ま・う眩うマフ 〔自五〕 目がまわる。目がくらむ。

ま‐く・る【眩る】🔗🔉

ま‐く・る眩る】 〔自下二〕 (マグルとも) ①目がくらむ。目がまわる。宇治拾遺物語1「かしらを荒う打ちて―・れ入りてふせりけり」 ②煙や炎などにまかれて窒息する。気を失う。方丈記「焔に―・れてたちまちに死ぬ」。日葡辞書「キ(気)ガマグレタ」

ま‐ばゆ・い【目映い・眩い】🔗🔉

ま‐ばゆ・い目映い・眩い】 〔形〕[文]まばゆ・し(ク) (マ(目)ハ(映)ユシの意) ①強い光が目を刺激して見にくい。目がくらむようである。まぶしい。源氏物語椎本「朝涼みの程に出で給ひければ、あやにくにさしくる日影も―・くて」。「―・い光を浴びる」 ②光り輝くほど美しい。源氏物語「いと―・きまでねび行く人のかたちかな」。「―・いばかりの宝冠」 ③気恥かしい思いがする。きまりが悪い。 ㋐他のはなばなしいものに対して気おくれがする。源氏物語浮舟「いと恥かしく―・きまで清らなる人にさし向かひたるよと思へど」 ㋑物事のあらわになるのが気が咎とがめる。源氏物語若菜下「只今しも人の見聞きつけたらんやうに―・くはづかしくおぼさるれば」 ④いとわしくてまともに見られない。源氏物語東屋「腰折れたる歌合・物語・庚申こうしんをし、―・く見苦しう、遊びがちに、好めるを」

まぶ・い【眩い】🔗🔉

まぶ・い眩い】 〔形〕 美しい。浮世床「第一座敷が上手だに、芸が能いいときてゐるに、面が―・いと云ふもんだから」

まぶし・い【眩しい】🔗🔉

まぶし・い眩しい】 〔形〕[文]まぶ・し(シク) 光が強く輝いてまともに見ることができない。また、まばゆいまでに美しい。「陽光が―・い」「―・いほどの美人」

まぼし・い【眩しい】🔗🔉

まぼし・い眩しい】 〔形〕 まぶしい。人情本、春色辰巳園「仇さん、おめへは―・かろう」

め‐くら・む【眩む】🔗🔉

め‐くら・む眩む】 〔自五〕 目がくらむ。めくるめく。

め‐まい【目眩・眩暈】‥マヒ🔗🔉

め‐まい目眩・眩暈‥マヒ 目がまわること。目がくらむこと。げんうん。謡曲、卒都婆小町「あら苦し―や、胸苦しやと」。「―がする」 ⇒めまい‐もち【目眩持ち】

[漢]眩🔗🔉

 字形 〔目部5画/10画/6633・6241〕 〔音〕ゲン(呉) 〔訓〕くらむ [意味] 目がくらむ。目まいがする。目をくらませる。「眩惑・眩暈げんうん・瞑眩めんげん

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