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○積羽舟を沈むせきうふねをしずむ🔗⭐🔉
○積羽舟を沈むせきうふねをしずむ
[史記張儀伝]羽のように軽いものでも、多く積めば舟を沈めるほどの重さになる。小事も重なれば大事となるたとえ。
⇒せき‐う【積羽】
せき‐うん【積雲】
十種雲級の一つ。底面は平らで上方に高く盛りあがって円頂形をなす。十分に発達すると積乱雲になる。わた雲。雲の峰。記号Cu →雲級(表)
積雲
撮影:高橋健司
せき‐えい【石英】
(quartz)ケイ酸から成る鉱物の一種。三方晶系に属し、ガラス光沢をもつ粒状・塊状の集合。錐面をもつ六角柱状結晶は水晶と呼ばれる。硬度7。花崗岩や流紋岩などの中に多量に含まれる。また、変成岩・堆積岩の多くに含まれる。ガラス・陶磁器の材料。
⇒せきえい‐あんざんがん【石英安山岩】
⇒せきえい‐ガラス【石英硝子】
⇒せきえい‐しゃ【石英砂】
⇒せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
⇒せきえい‐そめんがん【石英粗面岩】
⇒せきえい‐はんがん【石英斑岩】
せき‐えい【隻影】
物の、ほんの一つの影。かたかげ。
せきえい‐あんざんがん【石英安山岩】
デイサイトの訳語。現在は使わない。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐ガラス【石英硝子】
純粋な二酸化ケイ素だけを成分とするガラス。石英の粉末や水晶を電気炉の中で溶融して製する。高温と温度の変化とに耐え、紫外線をよく通過させる。科学実験用・化学工業用・光学用など。光通信用ファイバーに使うものは四塩化ケイ素やモノシランの分解でつくる。シリカガラス。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐ぐん【赤衛軍】‥ヱイ‥
1917年、十月革命の過程でボリシェヴィキの指導のもとに生まれた労働者の武装部隊。赤軍の前身。
せきえい‐しゃ【石英砂】
(→)珪砂に同じ。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
主に斜長石・石英・角閃石から成る粗粒で完晶質の深成岩。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐そめんがん【石英粗面岩】
(liparite)(→)流紋岩に同じ。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐はんがん【石英斑岩】
火成岩の一種。石英と正長石の斑晶をもつ斑岩。多く岩脈や岩株となって産出、白・灰・黄・緑色などを呈する。
⇒せき‐えい【石英】
せき‐えん【石塩】
(→)岩塩がんえんに同じ。
せき‐えん【積怨】‥ヱン
つもるうらみ。
せき‐おう【石黄】‥ワウ
硫化ヒ素を主成分とする鉱物。単斜晶系に属し、黄色で樹脂光沢を有し有毒。雄黄。古名、雌黄。
せき‐おくり【関送り】
①京都から旅立つ人(特に伊勢参りの人)を逢坂の関まで送ること。↔関迎え。
②転じて、旅立つ人を見送ること。笈の小文「其角亭において―せんともてなす」
せき‐おんせん【関温泉】‥ヲン‥
新潟県南西部、妙高高原の北西にある温泉。妙高山の北東麓に位置し、泉質は塩化物泉。
せき‐か【石果】‥クワ
〔生〕(→)核果かっかに同じ。
せき‐が【席画】‥グワ
集会または客のある席上などで注文に応じて即席に絵を描くこと。また、その絵。
せきがい‐せん【赤外線】‥グワイ‥
(infrared radiation)スペクトルが赤色の外側に現れる電磁波。波長は可視光線より長く、約800ナノメートル〜1ミリメートルくらいまで。空気中の透過力が大きいので赤外線写真・赤外線通信などに用い、熱作用が大きいので熱線ともいう。IRと略記。→電磁波(図)。
⇒せきがいせん‐しゃしん【赤外線写真】
⇒せきがいせん‐でんきゅう【赤外線電球】
⇒せきがいせん‐てんもんがく【赤外線天文学】
⇒せきがいせん‐りょうほう【赤外線療法】
せきがいせん‐しゃしん【赤外線写真】‥グワイ‥
赤外線に感ずる感光材料を用いて、赤外線像を記録する写真。遠距離の物体の撮影、空中写真、暗黒中での撮影などに応用する。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐でんきゅう【赤外線電球】‥グワイ‥キウ
フィラメントの温度を低くして赤外線を多く放射するようにした白熱電球。医療・乾燥用。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐てんもんがく【赤外線天文学】‥グワイ‥
天体から放射される赤外線を観測し、研究する天文学の一分野。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐りょうほう【赤外線療法】‥グワイ‥レウハフ
赤外線を利用して疾患を軽くする療法。赤外線は深部組織に吸収され、温度を上昇させ、血管の拡張・充血をもたらし、代謝の改善・鎮痛・消炎の効がある。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せき‐がき【席書】
①集会の席などで、即興的に書画を書くこと。
②江戸時代、手習子てならいこ1に順次清書させる会。1年に2回開かれ、一般にも展覧した。
せき‐かく【刺客】
⇒せっかく
せき‐か・く【堰き掛く】
〔他下二〕
水をせきとめて注ぎ入れる。続後拾遺和歌集雑「―・くる苗代水のさまざまにわくるや人の心なるらむ」
せき‐がく【碩学】
[後漢書儒林伝、論](「碩」は大の意)学問のひろく深い人。大学者。碩儒せきじゅ。
⇒せきがく‐たいじゅ【碩学大儒】
⇒せきがく‐りょう【碩学料】
⇒せきがく‐りょう【碩学領】
せき‐がく【積学】
学問の功を積むこと。また、その人。
せきがく‐たいじゅ【碩学大儒】
深い学識をもった大学者。
⇒せき‐がく【碩学】
せきがく‐りょう【碩学料】‥レウ
江戸幕府が朝鮮使節の接待などに当たらせた五山の碩学に給した扶持米。
⇒せき‐がく【碩学】
せきがく‐りょう【碩学領】‥リヤウ
江戸幕府が五山の碩学に給した寺領。
⇒せき‐がく【碩学】
せきかし【石河子】
(Shihezi)中国、新疆ウイグル自治区北部、天山山脈北麓の工業都市。畜産業も盛ん。人口59万(2000)。
せき‐がし【席貸し】
席料をとって座敷や集会場を貸すこと。饗庭篁村、当世商人気質「乗客きゃくにつれられて南新地の―へ揚りしが」
せき‐かぜ【関風】
関所を吹く風。関路の風。更級日記「逢坂の関の―吹く声は」
せき‐がね【関金・塞金】
戸が敷居の一定の所で止まるようにさえぎる金具。
せきがはら【関ヶ原】
岐阜県南西端、不破ふわ郡の町。伊吹山の南東麓に位置し、古代は東山道の要地で、鈴鹿関・愛発関あらちのせきと共に、不破関をこの地に置いて、三関さんかんと称し、畿内防衛の外郭門戸とした。今、関址がある。近世には中山道と北国街道の分岐点。
関ヶ原古戦場
撮影:的場 啓
⇒せきがはら‐の‐たたかい【関ヶ原の戦】
せきがはら‐の‐たたかい【関ヶ原の戦】‥タタカヒ
慶長5年(1600)9月15日、関ヶ原で、石田三成の西軍と徳川家康の東軍とが天下を争った合戦。諸大名はいずれかに属したから天下分け目の戦いと呼ばれた。西軍小早川秀秋の裏切りによって東軍が大勝し、その結果、家康は天下の実権を握った。以来、一般に重大な勝敗を決する戦いを「天下分け目の関ヶ原」という。
⇒せきがはら【関ヶ原】
せき‐かん【石棺】‥クワン
⇒せっかん
せき‐がん【石巌】
岩。巌いわお。巌石。平家物語12「―のさがしきを切り払て」
せき‐がん【石龕】
石の塔。石の厨子ずし。
せき‐がん【隻眼】
①一つの眼。独眼。
②(「一隻眼」の形で)真実を見抜く眼。また、ひとかどの見識。
せき‐かん‐とう【石敢当】‥タウ
⇒いしがんとう
せき‐く【隻句】
⇒せっく
せき‐ぐち【関口・堰口】
いせきの水の落ちる所。
せきぐち【関口】
姓氏の一つ。
⇒せきぐち‐うじむね【関口氏心】
⇒せきぐち‐たかよし【関口隆吉】
⇒せきぐち‐りきち【関口鯉吉】
⇒せきぐち‐りゅう【関口流】
せきぐち‐うじむね【関口氏心】‥ウヂ‥
柔術関口流の祖。通称、弥六右衛門。柔心と号。三河の人。のち紀伊藩に仕えた。(1598〜1670)
⇒せきぐち【関口】
せきぐち‐たかよし【関口隆吉】
官僚。幕臣の子として江戸に生まれる。新政府に仕え、山形・山口・静岡の各県令。元老院議官。新村出(1876〜1967)・関口鯉吉の実父。関口泰(1889〜1956)の祖父。(1836〜1889)
⇒せきぐち【関口】
せきぐち‐りきち【関口鯉吉】
天文学者。静岡県の生れ。隆吉の末男。東大教授・東京天文台長。富士山頂の高層気象観測の創始者。(1886〜1951)
⇒せきぐち【関口】
せきぐち‐りゅう【関口流】‥リウ
柔術の一派。関口氏心の創始という。新心流。
⇒せきぐち【関口】
せき‐ぐん【赤軍】
ソ連の正規軍。正しくは労農赤軍。1918年、赤衛軍に代わって組織された正規の軍隊。46年ソビエト軍と改称。↔白衛軍
せき‐けい【夕景】
⇒せっけい
せき‐けい【石経】
⇒せっきょう
せき‐けいこう【戚継光】‥クワウ
明の武将。山東登州の人。胡宗憲の下で倭寇の鎮圧に活躍、勇名を馳せた。著「紀効新書」「練兵実紀」。(1528〜1587)
せき‐けいとう【石敬瑭】‥タウ
五代の後晋こうしんの高祖。沙陀突厥の出。後唐の明宗に仕え、後に契丹の力をかりて936年後唐を滅ぼした。(在位936〜942)(892〜942)
せき‐けん【赤県】
王城付近の地。畿内。日本では京都、またその付近を指す。平家物語12「―の内、白河のほとり、六勝寺、皆破れくづる」
せき‐こ【潟湖】
(→)「かた(潟)」2に同じ。
せき‐ご【隻語】
①ちょっとしたことば。隻句。「片言―」
②子供のかたこと。
せき‐こく【石国】
南北朝から隋・唐代、中国人が今の中央アジア、ウズベキスタン共和国のタシケント地方を呼んだ称。ソグド商人が活動の根拠地とした。
せき‐こく【石斛】
⇒せっこく
せき‐ごころ【急き心】
心がせいていらだつこと。あせる心。
せき‐こ・む【咳き込む】
〔自五〕
続けて激しく咳をする。
せき‐こ・む【急き込む】
〔自五〕
心がせいていらだつ。あせる。浮世風呂4「商人―・みて」。「―・んで話す」
せき‐さい【昔歳】
去年。昨年。また、むかし。
せき‐さい【碩才】
(「碩」は大の意)学才が大きいこと。博学多才。また、その人。
せき‐さい【積載】
つみのせること。特に、船舶・車馬などに荷物を積みのせること。「―量」「―能力」
せき‐ざい【石材】
土木・建築・製作の材料とする石。
せき‐ざい【昔在】
むかし。在昔。
せき‐さいぼう【石細胞】‥バウ
植物の根や果肉の組織中に生じる異形細胞。厚壁細胞の一つで、細胞壁が肥厚し、内部にリグニンなどを沈着して石のように硬くなる。ウメ・モモの内果皮など。
せき‐さく【脊索】
(notochord)脊髄の下を縦走する棒状で弾力のある組織。神経系や骨格系の形成に関わる。原索動物と脊椎動物にあり、原索動物のナメクジウオや脊椎動物の円口類では一生これが体の支柱となるが、他の高等な脊椎動物では、発生が進むに従ってその周囲に脊椎骨が形成され、脊索は退化する。
⇒せきさく‐どうぶつ【脊索動物】
せきさく‐どうぶつ【脊索動物】
終生または少なくとも発生初期に脊索をもつ動物群。分類上、これを動物界の一門とする場合は、原索動物亜門と脊椎動物亜門とに分ける。
⇒せき‐さく【脊索】
せき‐さつ【刺殺】
⇒しさつ
せき‐さば【関鯖】
豊後水道で漁獲され、大分市佐賀関に水揚げされたマサバのこと。商標名。
せき‐さん【石蒜】
〔植〕ヒガンバナの漢名。
せき‐さん【積算】
①あつめて計算すること。累計。
②事業・工事などの費用を見積りで計算すること。
⇒せきさん‐おんど【積算温度】
⇒せきさん‐でんりょくけい【積算電力計】
⇒せきさん‐ほう【積算法】
せきさん‐おんど【積算温度】‥ヲン‥
気温と与えられた基準温度の差を、ある期間にわたって合計したもの。時間単位・日単位・月単位の積算がある。
⇒せき‐さん【積算】
せきさん‐でんりょくけい【積算電力計】
ある期間中に使用した電力の総量(電力と時間との積、すなわちエネルギー)を測定する計器。家庭にある電気メーターの類。ワット時じメーター。電力量計。
⇒せき‐さん【積算】
せきさん‐ほう【積算法】‥ハフ
製造や工事の費用を予測する方法。部材・手間の量と単価の算出が中心となる。
⇒せき‐さん【積算】
せきざん‐みょうじん【赤山明神】‥ミヤウ‥
京都市左京区修学院にある赤山禅院にまつられる天台宗の守護神。入唐した円仁が登州(現、山東煙台)より勧請した神で、道教の泰山府君。延命富貴の神とされ、商人に信仰される。
せき‐し【尺紙】
①わずかの紙。ちいさい紙。
②ちょっとした文書。短い手紙。
せき‐し【赤子】
①生まれてまもない子。あかご。ちのみご。太平記4「―の母を慕ふがごとく」
②(天子を親に見立てて)人民の称。「陛下の―」
⇒せきし‐の‐こころ【赤子の心】
せき‐じ【関路】‥ヂ
関所に通ずる路。関所のある路。後撰和歌集別「不破の―に都忘るな」
⇒せきじ‐の‐とり【関路の鳥】
せき‐じ【昔時】
むかし。いにしえ。往時。
せき‐じ【席次】
座席の順序。座順。転じて、成績などの順位。「―が上がる」
せき‐しつ【石室】
①石造の室。いしむろ。いわむろ。
②石で構造した墓室。竪穴たてあな式と横穴式とがある。
せき‐しつ【石質】
石の性質。石のたち。ケイ酸塩に富む岩石の形容。
せき‐しつ【赤漆】
蘇芳すおうで木地を染め、透漆を塗ったもの。赤春慶塗に似る。奈良・平安時代に盛行し、正倉院宝物中に遺例が多い。
せき‐じつ【夕日】
ゆうひ。いりひ。
せき‐じつ【赤日】
①光の赤い太陽。強い光の太陽。夏の照りかがやく太陽。
②(→)赤口日しゃっこうにちに同じ。
せき‐じつ【昔日】
むかし。いにしえ。「―の面影」
せき‐じつ【積日】
多くの日数をかさねること。
せきし‐の‐こころ【赤子の心】
[孟子離婁下]赤ん坊のように純真な心。世の中の罪悪にけがれない清らかな心。
⇒せき‐し【赤子】
せきじ‐の‐とり【関路の鳥】‥ヂ‥
(清少納言の「夜をこめてとりのそらねははかるとも世にあふ坂の関は許さじ」の歌から)鶏の異称。謡曲、松風「―も声々に」
⇒せき‐じ【関路】
せき‐しゃ【昔者】
(「者」は助字)
①むかし。
②きのう。昨日さくじつ。
せき‐しゅ【赤手】
手に何も持たないこと。素手すで。徒手。「―空拳」
せき‐しゅ【赤酒】
①(→)「あくもちざけ(灰持酒)」に同じ。
②赤ぶどう酒。
せき‐しゅ【隻手】
片方の手。かたて。
⇒せきしゅ‐の‐おんじょう【隻手の音声】
せき‐じゅ【碩儒】
(「碩」は大の意)学問のひろく深い学者。大学者。大儒。
せき‐しゅう【石州】‥シウ
石見いわみ国の別称。
⇒せきしゅう‐ぎん【石州銀】
⇒せきしゅう‐ばんし【石州半紙】
⇒せきしゅう‐りゅう【石州流】
せき‐しゅう【積習】‥シフ
昔からのしきたり。長い間のならわし。
せき‐しゅう【積聚】
つみあつめること。つもりあつまること。積集。
せき‐じゅう【石絨】
石綿いしわたの別称。
せき‐じゅう【石獣】‥ジウ
中国の帝王など貴人の墳墓、宮殿・祠廟などの前を飾った獣形の石像。漢代に始まり、明・清に至り、朝鮮にも波及。
せきしゅう‐ぎん【石州銀】‥シウ‥
石見大森銀山の灰吹はいふき銀。文禄・慶長の役の軍用として鋳造。江戸初期まで貨幣として通用。
⇒せき‐しゅう【石州】
せき‐しゅうごう【積集合】‥シフガフ
〔数〕いくつかの集合が与えられたとき、そのどれにも属する要素の集合。記号∩で書き表す。共通部分。集合の交わり。ミート。キャップ。
積集合
せき‐じゅうじ【赤十字】‥ジフ‥
(Red Cross)戦時における傷病者・捕虜の保護を目的とする国際協力組織。アンリ=デュナンの提唱によって1864年創立、本部は赤十字国際委員会(ICRC)で、ジュネーヴにある。発祥地スイスの国旗白十字を転用した、白地に赤の「十」字形を徽章とする。→国際赤十字赤新月社連盟。
⇒せきじゅうじ‐しゃ【赤十字社】
⇒せきじゅうじ‐じょうやく【赤十字条約】
せきじゅうじ‐しゃ【赤十字社】‥ジフ‥
(Red Cross Society)赤十字条約に加盟した国に一国一社ずつ設けた民間組織の機関。平和時にも赤十字の事業を推進するために、各国赤十字社が加盟して国際赤十字赤新月社連盟を組織。本部はジュネーヴにある。→日本赤十字社。
⇒せき‐じゅうじ【赤十字】
せきじゅうじ‐じょうやく【赤十字条約】‥ジフ‥デウ‥
1864年ジュネーヴで締結された赤十字に関する国際条約。
⇒せき‐じゅうじ【赤十字】
せきしゅう‐ばんし【石州半紙】‥シウ‥
石見から産出する楮こうぞ製の強靱な和紙。記録用のほか、襖の下張り、壁張り、表装の裏打ちなどに用いる。
石州半紙
撮影:関戸 勇
⇒せき‐しゅう【石州】
せきしゅう‐りゅう【石州流】‥シウリウ
①江戸時代の茶道流派。寛永(1624〜1644)の頃の片桐石見守貞昌を祖とする。鎮信派・怡渓いけい派・道閑派などの支派がある。
②華道の一派。片桐石見守貞昌を祖と称する。
⇒せき‐しゅう【石州】
せき‐しゅつ【析出】
溶液または溶融状態から結晶が分離して出てくること。また、電気分解のとき金属が電極に出てくること。
せきしゅ‐の‐おんじょう【隻手の音声】‥ジヤウ
禅宗の公案の一つ。両手を打って鳴らせば音が出るが、片手にどんな音があるかという意。白隠が初めて参禅する者に対して「隻手声あり、その声を聞け」といったのに始まる。隻手の声。
⇒せき‐しゅ【隻手】
せき‐しゅん【惜春】
ゆく春を惜しむこと。〈[季]春〉。「―賦」
せき‐じゅん【石筍】
鍾乳洞の床上に水が滴下し、含まれている炭酸カルシウムが沈殿・堆積して生じた筍たけのこ状の突起物。→鍾乳石
せき‐じゅん【席順】
座席の順序。席次。
せき‐しょ【関所】
交通の要所または国境に設けて、通行人・通過貨物を検査し、脱出や侵入に備えた施設。律令時代には治安維持のために制度化され、中世には関銭徴収のために朝廷・幕府・社寺・土豪の手によって濫立されたが、近世には治安維持のために幕府のみが設置した。せき。→三関さんかん。
⇒せきしょ‐きって【関所切手】
⇒せきしょ‐てがた【関所手形】
⇒せきしょ‐ふだ【関所札】
⇒せきしょ‐やぶり【関所破り】
せき‐しょ【尺書】
[論衡書解]ちょっとした文書または手紙。短い文書または手紙。
せき‐じょ【石女】‥ヂヨ
①子を生めない女。うまずめ。〈日葡辞書〉
②石で作った女の像。
せき‐しょう【夕照】‥セウ
ゆう日のひかり。ゆうばえ。ゆうやけ。
せき‐しょう【石匠】‥シヤウ
石工いしく。石屋。
せき‐しょう【石松】
①石の上または間に生じた松。
②〔植〕ヒカゲノカズラの漢名。
⇒せきしょう‐し【石松子】
せき‐しょう【石菖・石菖蒲】‥シヤウ
サトイモ科の多年草。水辺に自生。ショウブに似、香気があるが小形。肥厚した根茎から長さ数十センチメートルの剣状の葉を生ずる。初夏、黄色の細花を棒状に集めて付ける。根茎を乾して鎮痛・健胃・駆虫剤とし、また浴料として使用。ネガラミ。古名、いしあやめ。漢名、菖蒲。〈[季]夏〉。〈運歩色葉集〉
⇒せきしょう‐むすび【石菖結び】
⇒せきしょう‐も【石菖藻】
せき‐じょう【関城】‥ジヤウ
茨城県筑西市関館にあった城。南北朝時代、関宗祐および小田城より入った北畠親房が拠点として戦ったが、1343年(康永2・興国4)高師冬に囲まれて落城、関氏父子は自刃。
せき‐じょう【赤縄】
[続幽怪録](唐の韋固が宋城で遇った異人に、袋の中に入れた赤い縄で男女が足をつながれると、仇同士の家柄でも離れることができない仲になるといわれた故事から)縁つなぎのなわ。夫婦の縁。
⇒せきじょう‐し【赤縄子】
⇒赤縄を結ぶ
せき‐じょう【席上】‥ジヤウ
①敷物の上。座席の上。
②会合の場。「委員会の―で説明する」
せき‐じょう【責譲】‥ジヤウ
罪や過失をせめとがめること。責誚せきしょう。
せき‐じょう【積畳】‥デフ
つみかさなること。つみかさねること。積襲せきしゅう。
せきしょう‐し【石松子】
ヒカゲノカズラの類の胞子。淡黄色の粉末。湿気を防ぐので、果樹の人工受精の花粉の稀釈剤とし、また、皮膚のただれに撒布する。
⇒せき‐しょう【石松】
せきしょう‐し【赤松子】
中国、上古の仙人。神農の時の雨師で、後に崑崙山に入って仙人になったという。一説に帝嚳ていこくの師とする。
せきじょう‐し【赤縄子】
唐の韋固が宋城で遇ったという異人。転じて、仲人。月下氷人。
⇒せき‐じょう【赤縄】
せき‐じょうじょう【赤条条】‥デウデウ
まるはだかであること。また、ありのままのさま。赤裸々。
せきしょう‐せん【石勝線】
北海道中央部を横断、札幌・室蘭方面と帯広・釧路方面とを結ぶJR線。南千歳・新得間132.4キロメートル、新夕張・夕張間16.1キロメートルから成る。
せき‐しょうにゅう【石鍾乳】
(→)鍾乳石に同じ。
せき‐しょうぶ【石菖蒲】‥シヤウ‥
(→)石菖せきしょうに同じ。
せきしょう‐むすび【石菖結び】‥シヤウ‥
水引などの結び方。慶事に用いる。
⇒せき‐しょう【石菖・石菖蒲】
せきしょう‐も【石菖藻】‥シヤウ‥
トチカガミ科の沈水性多年草。池溝・流水の底に生える。雌雄異株の水媒植物で、淡緑色の雌花は糸状の花茎の先端に単生して水面に浮かび、雄花は多数で水中の苞内に開き成熟すると離れて浮遊、雌花に遭遇して受粉する。ヘラモ。イトモ。
せきしょうも
⇒せき‐しょう【石菖・石菖蒲】
せき‐えい【石英】
(quartz)ケイ酸から成る鉱物の一種。三方晶系に属し、ガラス光沢をもつ粒状・塊状の集合。錐面をもつ六角柱状結晶は水晶と呼ばれる。硬度7。花崗岩や流紋岩などの中に多量に含まれる。また、変成岩・堆積岩の多くに含まれる。ガラス・陶磁器の材料。
⇒せきえい‐あんざんがん【石英安山岩】
⇒せきえい‐ガラス【石英硝子】
⇒せきえい‐しゃ【石英砂】
⇒せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
⇒せきえい‐そめんがん【石英粗面岩】
⇒せきえい‐はんがん【石英斑岩】
せき‐えい【隻影】
物の、ほんの一つの影。かたかげ。
せきえい‐あんざんがん【石英安山岩】
デイサイトの訳語。現在は使わない。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐ガラス【石英硝子】
純粋な二酸化ケイ素だけを成分とするガラス。石英の粉末や水晶を電気炉の中で溶融して製する。高温と温度の変化とに耐え、紫外線をよく通過させる。科学実験用・化学工業用・光学用など。光通信用ファイバーに使うものは四塩化ケイ素やモノシランの分解でつくる。シリカガラス。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐ぐん【赤衛軍】‥ヱイ‥
1917年、十月革命の過程でボリシェヴィキの指導のもとに生まれた労働者の武装部隊。赤軍の前身。
せきえい‐しゃ【石英砂】
(→)珪砂に同じ。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
主に斜長石・石英・角閃石から成る粗粒で完晶質の深成岩。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐そめんがん【石英粗面岩】
(liparite)(→)流紋岩に同じ。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐はんがん【石英斑岩】
火成岩の一種。石英と正長石の斑晶をもつ斑岩。多く岩脈や岩株となって産出、白・灰・黄・緑色などを呈する。
⇒せき‐えい【石英】
せき‐えん【石塩】
(→)岩塩がんえんに同じ。
せき‐えん【積怨】‥ヱン
つもるうらみ。
せき‐おう【石黄】‥ワウ
硫化ヒ素を主成分とする鉱物。単斜晶系に属し、黄色で樹脂光沢を有し有毒。雄黄。古名、雌黄。
せき‐おくり【関送り】
①京都から旅立つ人(特に伊勢参りの人)を逢坂の関まで送ること。↔関迎え。
②転じて、旅立つ人を見送ること。笈の小文「其角亭において―せんともてなす」
せき‐おんせん【関温泉】‥ヲン‥
新潟県南西部、妙高高原の北西にある温泉。妙高山の北東麓に位置し、泉質は塩化物泉。
せき‐か【石果】‥クワ
〔生〕(→)核果かっかに同じ。
せき‐が【席画】‥グワ
集会または客のある席上などで注文に応じて即席に絵を描くこと。また、その絵。
せきがい‐せん【赤外線】‥グワイ‥
(infrared radiation)スペクトルが赤色の外側に現れる電磁波。波長は可視光線より長く、約800ナノメートル〜1ミリメートルくらいまで。空気中の透過力が大きいので赤外線写真・赤外線通信などに用い、熱作用が大きいので熱線ともいう。IRと略記。→電磁波(図)。
⇒せきがいせん‐しゃしん【赤外線写真】
⇒せきがいせん‐でんきゅう【赤外線電球】
⇒せきがいせん‐てんもんがく【赤外線天文学】
⇒せきがいせん‐りょうほう【赤外線療法】
せきがいせん‐しゃしん【赤外線写真】‥グワイ‥
赤外線に感ずる感光材料を用いて、赤外線像を記録する写真。遠距離の物体の撮影、空中写真、暗黒中での撮影などに応用する。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐でんきゅう【赤外線電球】‥グワイ‥キウ
フィラメントの温度を低くして赤外線を多く放射するようにした白熱電球。医療・乾燥用。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐てんもんがく【赤外線天文学】‥グワイ‥
天体から放射される赤外線を観測し、研究する天文学の一分野。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐りょうほう【赤外線療法】‥グワイ‥レウハフ
赤外線を利用して疾患を軽くする療法。赤外線は深部組織に吸収され、温度を上昇させ、血管の拡張・充血をもたらし、代謝の改善・鎮痛・消炎の効がある。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せき‐がき【席書】
①集会の席などで、即興的に書画を書くこと。
②江戸時代、手習子てならいこ1に順次清書させる会。1年に2回開かれ、一般にも展覧した。
せき‐かく【刺客】
⇒せっかく
せき‐か・く【堰き掛く】
〔他下二〕
水をせきとめて注ぎ入れる。続後拾遺和歌集雑「―・くる苗代水のさまざまにわくるや人の心なるらむ」
せき‐がく【碩学】
[後漢書儒林伝、論](「碩」は大の意)学問のひろく深い人。大学者。碩儒せきじゅ。
⇒せきがく‐たいじゅ【碩学大儒】
⇒せきがく‐りょう【碩学料】
⇒せきがく‐りょう【碩学領】
せき‐がく【積学】
学問の功を積むこと。また、その人。
せきがく‐たいじゅ【碩学大儒】
深い学識をもった大学者。
⇒せき‐がく【碩学】
せきがく‐りょう【碩学料】‥レウ
江戸幕府が朝鮮使節の接待などに当たらせた五山の碩学に給した扶持米。
⇒せき‐がく【碩学】
せきがく‐りょう【碩学領】‥リヤウ
江戸幕府が五山の碩学に給した寺領。
⇒せき‐がく【碩学】
せきかし【石河子】
(Shihezi)中国、新疆ウイグル自治区北部、天山山脈北麓の工業都市。畜産業も盛ん。人口59万(2000)。
せき‐がし【席貸し】
席料をとって座敷や集会場を貸すこと。饗庭篁村、当世商人気質「乗客きゃくにつれられて南新地の―へ揚りしが」
せき‐かぜ【関風】
関所を吹く風。関路の風。更級日記「逢坂の関の―吹く声は」
せき‐がね【関金・塞金】
戸が敷居の一定の所で止まるようにさえぎる金具。
せきがはら【関ヶ原】
岐阜県南西端、不破ふわ郡の町。伊吹山の南東麓に位置し、古代は東山道の要地で、鈴鹿関・愛発関あらちのせきと共に、不破関をこの地に置いて、三関さんかんと称し、畿内防衛の外郭門戸とした。今、関址がある。近世には中山道と北国街道の分岐点。
関ヶ原古戦場
撮影:的場 啓
⇒せきがはら‐の‐たたかい【関ヶ原の戦】
せきがはら‐の‐たたかい【関ヶ原の戦】‥タタカヒ
慶長5年(1600)9月15日、関ヶ原で、石田三成の西軍と徳川家康の東軍とが天下を争った合戦。諸大名はいずれかに属したから天下分け目の戦いと呼ばれた。西軍小早川秀秋の裏切りによって東軍が大勝し、その結果、家康は天下の実権を握った。以来、一般に重大な勝敗を決する戦いを「天下分け目の関ヶ原」という。
⇒せきがはら【関ヶ原】
せき‐かん【石棺】‥クワン
⇒せっかん
せき‐がん【石巌】
岩。巌いわお。巌石。平家物語12「―のさがしきを切り払て」
せき‐がん【石龕】
石の塔。石の厨子ずし。
せき‐がん【隻眼】
①一つの眼。独眼。
②(「一隻眼」の形で)真実を見抜く眼。また、ひとかどの見識。
せき‐かん‐とう【石敢当】‥タウ
⇒いしがんとう
せき‐く【隻句】
⇒せっく
せき‐ぐち【関口・堰口】
いせきの水の落ちる所。
せきぐち【関口】
姓氏の一つ。
⇒せきぐち‐うじむね【関口氏心】
⇒せきぐち‐たかよし【関口隆吉】
⇒せきぐち‐りきち【関口鯉吉】
⇒せきぐち‐りゅう【関口流】
せきぐち‐うじむね【関口氏心】‥ウヂ‥
柔術関口流の祖。通称、弥六右衛門。柔心と号。三河の人。のち紀伊藩に仕えた。(1598〜1670)
⇒せきぐち【関口】
せきぐち‐たかよし【関口隆吉】
官僚。幕臣の子として江戸に生まれる。新政府に仕え、山形・山口・静岡の各県令。元老院議官。新村出(1876〜1967)・関口鯉吉の実父。関口泰(1889〜1956)の祖父。(1836〜1889)
⇒せきぐち【関口】
せきぐち‐りきち【関口鯉吉】
天文学者。静岡県の生れ。隆吉の末男。東大教授・東京天文台長。富士山頂の高層気象観測の創始者。(1886〜1951)
⇒せきぐち【関口】
せきぐち‐りゅう【関口流】‥リウ
柔術の一派。関口氏心の創始という。新心流。
⇒せきぐち【関口】
せき‐ぐん【赤軍】
ソ連の正規軍。正しくは労農赤軍。1918年、赤衛軍に代わって組織された正規の軍隊。46年ソビエト軍と改称。↔白衛軍
せき‐けい【夕景】
⇒せっけい
せき‐けい【石経】
⇒せっきょう
せき‐けいこう【戚継光】‥クワウ
明の武将。山東登州の人。胡宗憲の下で倭寇の鎮圧に活躍、勇名を馳せた。著「紀効新書」「練兵実紀」。(1528〜1587)
せき‐けいとう【石敬瑭】‥タウ
五代の後晋こうしんの高祖。沙陀突厥の出。後唐の明宗に仕え、後に契丹の力をかりて936年後唐を滅ぼした。(在位936〜942)(892〜942)
せき‐けん【赤県】
王城付近の地。畿内。日本では京都、またその付近を指す。平家物語12「―の内、白河のほとり、六勝寺、皆破れくづる」
せき‐こ【潟湖】
(→)「かた(潟)」2に同じ。
せき‐ご【隻語】
①ちょっとしたことば。隻句。「片言―」
②子供のかたこと。
せき‐こく【石国】
南北朝から隋・唐代、中国人が今の中央アジア、ウズベキスタン共和国のタシケント地方を呼んだ称。ソグド商人が活動の根拠地とした。
せき‐こく【石斛】
⇒せっこく
せき‐ごころ【急き心】
心がせいていらだつこと。あせる心。
せき‐こ・む【咳き込む】
〔自五〕
続けて激しく咳をする。
せき‐こ・む【急き込む】
〔自五〕
心がせいていらだつ。あせる。浮世風呂4「商人―・みて」。「―・んで話す」
せき‐さい【昔歳】
去年。昨年。また、むかし。
せき‐さい【碩才】
(「碩」は大の意)学才が大きいこと。博学多才。また、その人。
せき‐さい【積載】
つみのせること。特に、船舶・車馬などに荷物を積みのせること。「―量」「―能力」
せき‐ざい【石材】
土木・建築・製作の材料とする石。
せき‐ざい【昔在】
むかし。在昔。
せき‐さいぼう【石細胞】‥バウ
植物の根や果肉の組織中に生じる異形細胞。厚壁細胞の一つで、細胞壁が肥厚し、内部にリグニンなどを沈着して石のように硬くなる。ウメ・モモの内果皮など。
せき‐さく【脊索】
(notochord)脊髄の下を縦走する棒状で弾力のある組織。神経系や骨格系の形成に関わる。原索動物と脊椎動物にあり、原索動物のナメクジウオや脊椎動物の円口類では一生これが体の支柱となるが、他の高等な脊椎動物では、発生が進むに従ってその周囲に脊椎骨が形成され、脊索は退化する。
⇒せきさく‐どうぶつ【脊索動物】
せきさく‐どうぶつ【脊索動物】
終生または少なくとも発生初期に脊索をもつ動物群。分類上、これを動物界の一門とする場合は、原索動物亜門と脊椎動物亜門とに分ける。
⇒せき‐さく【脊索】
せき‐さつ【刺殺】
⇒しさつ
せき‐さば【関鯖】
豊後水道で漁獲され、大分市佐賀関に水揚げされたマサバのこと。商標名。
せき‐さん【石蒜】
〔植〕ヒガンバナの漢名。
せき‐さん【積算】
①あつめて計算すること。累計。
②事業・工事などの費用を見積りで計算すること。
⇒せきさん‐おんど【積算温度】
⇒せきさん‐でんりょくけい【積算電力計】
⇒せきさん‐ほう【積算法】
せきさん‐おんど【積算温度】‥ヲン‥
気温と与えられた基準温度の差を、ある期間にわたって合計したもの。時間単位・日単位・月単位の積算がある。
⇒せき‐さん【積算】
せきさん‐でんりょくけい【積算電力計】
ある期間中に使用した電力の総量(電力と時間との積、すなわちエネルギー)を測定する計器。家庭にある電気メーターの類。ワット時じメーター。電力量計。
⇒せき‐さん【積算】
せきさん‐ほう【積算法】‥ハフ
製造や工事の費用を予測する方法。部材・手間の量と単価の算出が中心となる。
⇒せき‐さん【積算】
せきざん‐みょうじん【赤山明神】‥ミヤウ‥
京都市左京区修学院にある赤山禅院にまつられる天台宗の守護神。入唐した円仁が登州(現、山東煙台)より勧請した神で、道教の泰山府君。延命富貴の神とされ、商人に信仰される。
せき‐し【尺紙】
①わずかの紙。ちいさい紙。
②ちょっとした文書。短い手紙。
せき‐し【赤子】
①生まれてまもない子。あかご。ちのみご。太平記4「―の母を慕ふがごとく」
②(天子を親に見立てて)人民の称。「陛下の―」
⇒せきし‐の‐こころ【赤子の心】
せき‐じ【関路】‥ヂ
関所に通ずる路。関所のある路。後撰和歌集別「不破の―に都忘るな」
⇒せきじ‐の‐とり【関路の鳥】
せき‐じ【昔時】
むかし。いにしえ。往時。
せき‐じ【席次】
座席の順序。座順。転じて、成績などの順位。「―が上がる」
せき‐しつ【石室】
①石造の室。いしむろ。いわむろ。
②石で構造した墓室。竪穴たてあな式と横穴式とがある。
せき‐しつ【石質】
石の性質。石のたち。ケイ酸塩に富む岩石の形容。
せき‐しつ【赤漆】
蘇芳すおうで木地を染め、透漆を塗ったもの。赤春慶塗に似る。奈良・平安時代に盛行し、正倉院宝物中に遺例が多い。
せき‐じつ【夕日】
ゆうひ。いりひ。
せき‐じつ【赤日】
①光の赤い太陽。強い光の太陽。夏の照りかがやく太陽。
②(→)赤口日しゃっこうにちに同じ。
せき‐じつ【昔日】
むかし。いにしえ。「―の面影」
せき‐じつ【積日】
多くの日数をかさねること。
せきし‐の‐こころ【赤子の心】
[孟子離婁下]赤ん坊のように純真な心。世の中の罪悪にけがれない清らかな心。
⇒せき‐し【赤子】
せきじ‐の‐とり【関路の鳥】‥ヂ‥
(清少納言の「夜をこめてとりのそらねははかるとも世にあふ坂の関は許さじ」の歌から)鶏の異称。謡曲、松風「―も声々に」
⇒せき‐じ【関路】
せき‐しゃ【昔者】
(「者」は助字)
①むかし。
②きのう。昨日さくじつ。
せき‐しゅ【赤手】
手に何も持たないこと。素手すで。徒手。「―空拳」
せき‐しゅ【赤酒】
①(→)「あくもちざけ(灰持酒)」に同じ。
②赤ぶどう酒。
せき‐しゅ【隻手】
片方の手。かたて。
⇒せきしゅ‐の‐おんじょう【隻手の音声】
せき‐じゅ【碩儒】
(「碩」は大の意)学問のひろく深い学者。大学者。大儒。
せき‐しゅう【石州】‥シウ
石見いわみ国の別称。
⇒せきしゅう‐ぎん【石州銀】
⇒せきしゅう‐ばんし【石州半紙】
⇒せきしゅう‐りゅう【石州流】
せき‐しゅう【積習】‥シフ
昔からのしきたり。長い間のならわし。
せき‐しゅう【積聚】
つみあつめること。つもりあつまること。積集。
せき‐じゅう【石絨】
石綿いしわたの別称。
せき‐じゅう【石獣】‥ジウ
中国の帝王など貴人の墳墓、宮殿・祠廟などの前を飾った獣形の石像。漢代に始まり、明・清に至り、朝鮮にも波及。
せきしゅう‐ぎん【石州銀】‥シウ‥
石見大森銀山の灰吹はいふき銀。文禄・慶長の役の軍用として鋳造。江戸初期まで貨幣として通用。
⇒せき‐しゅう【石州】
せき‐しゅうごう【積集合】‥シフガフ
〔数〕いくつかの集合が与えられたとき、そのどれにも属する要素の集合。記号∩で書き表す。共通部分。集合の交わり。ミート。キャップ。
積集合
せき‐じゅうじ【赤十字】‥ジフ‥
(Red Cross)戦時における傷病者・捕虜の保護を目的とする国際協力組織。アンリ=デュナンの提唱によって1864年創立、本部は赤十字国際委員会(ICRC)で、ジュネーヴにある。発祥地スイスの国旗白十字を転用した、白地に赤の「十」字形を徽章とする。→国際赤十字赤新月社連盟。
⇒せきじゅうじ‐しゃ【赤十字社】
⇒せきじゅうじ‐じょうやく【赤十字条約】
せきじゅうじ‐しゃ【赤十字社】‥ジフ‥
(Red Cross Society)赤十字条約に加盟した国に一国一社ずつ設けた民間組織の機関。平和時にも赤十字の事業を推進するために、各国赤十字社が加盟して国際赤十字赤新月社連盟を組織。本部はジュネーヴにある。→日本赤十字社。
⇒せき‐じゅうじ【赤十字】
せきじゅうじ‐じょうやく【赤十字条約】‥ジフ‥デウ‥
1864年ジュネーヴで締結された赤十字に関する国際条約。
⇒せき‐じゅうじ【赤十字】
せきしゅう‐ばんし【石州半紙】‥シウ‥
石見から産出する楮こうぞ製の強靱な和紙。記録用のほか、襖の下張り、壁張り、表装の裏打ちなどに用いる。
石州半紙
撮影:関戸 勇
⇒せき‐しゅう【石州】
せきしゅう‐りゅう【石州流】‥シウリウ
①江戸時代の茶道流派。寛永(1624〜1644)の頃の片桐石見守貞昌を祖とする。鎮信派・怡渓いけい派・道閑派などの支派がある。
②華道の一派。片桐石見守貞昌を祖と称する。
⇒せき‐しゅう【石州】
せき‐しゅつ【析出】
溶液または溶融状態から結晶が分離して出てくること。また、電気分解のとき金属が電極に出てくること。
せきしゅ‐の‐おんじょう【隻手の音声】‥ジヤウ
禅宗の公案の一つ。両手を打って鳴らせば音が出るが、片手にどんな音があるかという意。白隠が初めて参禅する者に対して「隻手声あり、その声を聞け」といったのに始まる。隻手の声。
⇒せき‐しゅ【隻手】
せき‐しゅん【惜春】
ゆく春を惜しむこと。〈[季]春〉。「―賦」
せき‐じゅん【石筍】
鍾乳洞の床上に水が滴下し、含まれている炭酸カルシウムが沈殿・堆積して生じた筍たけのこ状の突起物。→鍾乳石
せき‐じゅん【席順】
座席の順序。席次。
せき‐しょ【関所】
交通の要所または国境に設けて、通行人・通過貨物を検査し、脱出や侵入に備えた施設。律令時代には治安維持のために制度化され、中世には関銭徴収のために朝廷・幕府・社寺・土豪の手によって濫立されたが、近世には治安維持のために幕府のみが設置した。せき。→三関さんかん。
⇒せきしょ‐きって【関所切手】
⇒せきしょ‐てがた【関所手形】
⇒せきしょ‐ふだ【関所札】
⇒せきしょ‐やぶり【関所破り】
せき‐しょ【尺書】
[論衡書解]ちょっとした文書または手紙。短い文書または手紙。
せき‐じょ【石女】‥ヂヨ
①子を生めない女。うまずめ。〈日葡辞書〉
②石で作った女の像。
せき‐しょう【夕照】‥セウ
ゆう日のひかり。ゆうばえ。ゆうやけ。
せき‐しょう【石匠】‥シヤウ
石工いしく。石屋。
せき‐しょう【石松】
①石の上または間に生じた松。
②〔植〕ヒカゲノカズラの漢名。
⇒せきしょう‐し【石松子】
せき‐しょう【石菖・石菖蒲】‥シヤウ
サトイモ科の多年草。水辺に自生。ショウブに似、香気があるが小形。肥厚した根茎から長さ数十センチメートルの剣状の葉を生ずる。初夏、黄色の細花を棒状に集めて付ける。根茎を乾して鎮痛・健胃・駆虫剤とし、また浴料として使用。ネガラミ。古名、いしあやめ。漢名、菖蒲。〈[季]夏〉。〈運歩色葉集〉
⇒せきしょう‐むすび【石菖結び】
⇒せきしょう‐も【石菖藻】
せき‐じょう【関城】‥ジヤウ
茨城県筑西市関館にあった城。南北朝時代、関宗祐および小田城より入った北畠親房が拠点として戦ったが、1343年(康永2・興国4)高師冬に囲まれて落城、関氏父子は自刃。
せき‐じょう【赤縄】
[続幽怪録](唐の韋固が宋城で遇った異人に、袋の中に入れた赤い縄で男女が足をつながれると、仇同士の家柄でも離れることができない仲になるといわれた故事から)縁つなぎのなわ。夫婦の縁。
⇒せきじょう‐し【赤縄子】
⇒赤縄を結ぶ
せき‐じょう【席上】‥ジヤウ
①敷物の上。座席の上。
②会合の場。「委員会の―で説明する」
せき‐じょう【責譲】‥ジヤウ
罪や過失をせめとがめること。責誚せきしょう。
せき‐じょう【積畳】‥デフ
つみかさなること。つみかさねること。積襲せきしゅう。
せきしょう‐し【石松子】
ヒカゲノカズラの類の胞子。淡黄色の粉末。湿気を防ぐので、果樹の人工受精の花粉の稀釈剤とし、また、皮膚のただれに撒布する。
⇒せき‐しょう【石松】
せきしょう‐し【赤松子】
中国、上古の仙人。神農の時の雨師で、後に崑崙山に入って仙人になったという。一説に帝嚳ていこくの師とする。
せきじょう‐し【赤縄子】
唐の韋固が宋城で遇ったという異人。転じて、仲人。月下氷人。
⇒せき‐じょう【赤縄】
せき‐じょうじょう【赤条条】‥デウデウ
まるはだかであること。また、ありのままのさま。赤裸々。
せきしょう‐せん【石勝線】
北海道中央部を横断、札幌・室蘭方面と帯広・釧路方面とを結ぶJR線。南千歳・新得間132.4キロメートル、新夕張・夕張間16.1キロメートルから成る。
せき‐しょうにゅう【石鍾乳】
(→)鍾乳石に同じ。
せき‐しょうぶ【石菖蒲】‥シヤウ‥
(→)石菖せきしょうに同じ。
せきしょう‐むすび【石菖結び】‥シヤウ‥
水引などの結び方。慶事に用いる。
⇒せき‐しょう【石菖・石菖蒲】
せきしょう‐も【石菖藻】‥シヤウ‥
トチカガミ科の沈水性多年草。池溝・流水の底に生える。雌雄異株の水媒植物で、淡緑色の雌花は糸状の花茎の先端に単生して水面に浮かび、雄花は多数で水中の苞内に開き成熟すると離れて浮遊、雌花に遭遇して受粉する。ヘラモ。イトモ。
せきしょうも
⇒せき‐しょう【石菖・石菖蒲】
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