複数辞典一括検索+

たて‐ひき【立引・達引】🔗🔉

たて‐ひき立引・達引】 ①義理や意気地を立て通して張り合うこと。意地を立て通すこと。洒落本、辰巳之園「吉原に意気地あれば、此土地に―有り」 ②意地の張り合いからおこるもめごと、談判、喧嘩。歌舞伎、韓人漢文手管始「若ひ奴等やつらが不調法な―」 ③主に遊女が客の遊興費などを立て替えること。人に振舞いをしたり、肩入れをしたりすること。通言総籬つうげんそうまがき「さよじさんに一本かりて、―をしてあげてやつたに」 ⇒たてひき‐ずく【立引尽】

たてひき‐ずく【立引尽】‥ヅク🔗🔉

たてひき‐ずく立引尽‥ヅク 互いに意気地を張り合うこと。いじずく。いじはりずく。東海道中膝栗毛2「―でがらら廿四文うつちやつたアもし」 ⇒たて‐ひき【立引・達引】

たて‐ひ・く【立て引く・達引く】🔗🔉

たて‐ひ・く立て引く・達引く】 〔自四〕 ①互いに義理を立て合う。はりあう。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「―・くどころか俺もともどもお世話して下されと」 ②気前を見せて、他人の出費を引きうける。歌舞伎、三人吉三廓初買「てめえがこの間、和田の仲間に―・く時、七十二文貸しがあらあ」

広辞苑立引で始まるの検索結果 1-3