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くき【茎】🔗🔉

くき】 ①高等植物において根・葉とならぶ基本的な器官。胚の幼芽が発達したもので、枝葉をつけ、根を生じる。地上茎と地下茎との別がある。 ②一般に、ものの柄など茎状のものの称。

くき‐おけ【茎桶】‥ヲケ🔗🔉

くき‐おけ茎桶‥ヲケ 茎漬をする桶。日本永代蔵2「―の用意、焼火たきびをたのしみ」

くき‐だ・つ【茎立つ】🔗🔉

くき‐だ・つ茎立つ】 〔自四〕 茎がはえ出る。茎が伸びる。新撰六帖2「山がつの垣根の中のからなづな―・つほどに春ぞなりぬる」

くき‐ちゃ【茎茶】🔗🔉

くき‐ちゃ茎茶】 茶の茎や葉柄の部分を集めて煎じて飲むもの。

くき‐づけ【茎漬】🔗🔉

くき‐づけ茎漬】 大根・蕪などを、葉・茎ともに塩漬にしたもの。冬に仕込む。〈[季]冬〉。誹風柳多留22「―を食ひ小半日歯をいぢり」

くき‐なが【茎長】🔗🔉

くき‐なが茎長】 薙刀なぎなたや槍などを持つとき、柄の前方を長く残し、元の方を持つこと。義経記2「長刀を―に取りてするりとさし出す」↔茎短くきみじか

くき‐みじか【茎短】🔗🔉

くき‐みじか茎短】 薙刀なぎなた・槍などを持つとき、柄の元の方を長く残し、刃に近い方を持つこと。平家物語1「白柄の長刀―に取り」↔茎長くきなが

くき‐わかめ【茎若布】🔗🔉

くき‐わかめ茎若布】 ワカメの主に中肋ちゅうろくの部分を塩蔵あるいは乾燥した食品。つくだ煮・汁の実・炒めもの・和えものにする。 ○釘をさすくぎをさす (釘をさしこんで固める意)違約のないようにあらかじめ念をおす。「釘を打つ」とも。人情本、春色辰巳園「やきもちらしいがかれこれと時々釘をさして置くのに」。「他言しないよう釘をさして置いた」 ⇒くぎ【釘】

くく‐たち【茎立】🔗🔉

くく‐たち茎立】 (ククはクキの古形)菜の薹とう。特にスズナの薹のたったもの。〈[季]春〉。万葉集14「かみつけの佐野の―折りはやし」

くく‐みら【茎韮】🔗🔉

くく‐みら茎韮】 (ククはクキの古形、ミラはニラの古形)ニラの茎の生い立ったもの。万葉集14「きはつくの岡の―われ摘めど」

けい【茎】🔗🔉

けい】 ①草のみき。くき。 ②草のくきなど、細長いものを数える語。

けい‐さい【茎菜】🔗🔉

けい‐さい茎菜】 主に茎を食用とする野菜の総称。たけのこ・うど・アスパラガスの類。

けい‐よう【茎葉】‥エフ🔗🔉

けい‐よう茎葉‥エフ ①茎と葉。 ②茎につく葉。茎生葉。→根生葉⇒けいよう‐しょくぶつ【茎葉植物】 ⇒けいよう‐たい【茎葉体】

けいよう‐しょくぶつ【茎葉植物】‥エフ‥🔗🔉

けいよう‐しょくぶつ茎葉植物‥エフ‥ 茎葉体をもつ植物の総称。↔葉状植物。 ⇒けい‐よう【茎葉】

けいよう‐たい【茎葉体】‥エフ‥🔗🔉

けいよう‐たい茎葉体‥エフ‥ (cormus)維管束が分化し、茎と、ほとんどの場合は葉をもつ植物体。維管束植物のすべて。↔葉状体 ⇒けい‐よう【茎葉】

なか‐ご【中子・中心】🔗🔉

なか‐ご中子・中心】 ①ものの中心。真ん中。〈類聚名義抄〉 ②瓜類の、種子を含んだ柔らかい部分。 ③(「茎」とも書く)刀身の、柄つかに入った部分。作者の銘などをこの部分に切る。刀心。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「―に阿呍あうんの梵字」→刀(図)。 ④鏃やじりの、箆の中に入った部分。太平記15「鏃の―を筈もとまで打通しにしたる矢」 ⑤三味線の棹さおの、胴に入った部分。 ⑥入れ子づくりで、中に入るもの。 ⑦(斎宮の忌詞。堂の中央に安置することから)ほとけ。 ⑧葦の茎の中の薄様の紙のような皮。 ⑨中空の鋳物を作るため、中空となる部分に入れる鋳型。中型なかご⇒なかご‐うけ【中子受】 ⇒なかご‐おさえ【中子抑え】 ⇒なかご‐さき【中子先】 ⇒なかご‐ぼし【心宿】

[漢]茎🔗🔉

 字形  筆順 〔艹部5画/8画/常用/2352・3754〕 [莖] 字形 〔艹部7画/10画/7219・6833〕 〔音〕ケイ(慣) コウ〈カウ〉(漢) 〔訓〕くき [意味] ①草のみき。くき。「茎幹・球茎・地下茎」 ②①に形が似たもの。「陰茎」 ③細長いものを数える語。本。「数茎の白髪」 [解字] 形声。「艹」+音符「」(=まっすぐのびる)。草のまっすぐな部分の意。 [下ツキ 陰茎・塊茎・花茎・根茎・包茎・鱗茎・芋茎ずいき

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