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は【葉】🔗🔉

】 植物の栄養器官の一つ。炭酸同化作用および呼吸作用を営む。形状は一様でないが、一般に扁平で、完全葉では葉身・葉柄・托葉の3部から成り、その維管束を葉脈という。また、花弁・萼がく・蕊ずいなどは葉の変形したものとみなされる。万葉集6「橘は実さへ花さへその―さへ」 葉 葉身 葉脈 主脈 蜜腺 葉柄 托葉 ⇒葉を欠いて根を断つな

は‐いろ【葉色】🔗🔉

は‐いろ葉色】 葉の色。葉の色つや。

は‐おと【葉音】🔗🔉

は‐おと葉音】 葉が触れ合って発する音。

は‐がえ【葉替え】‥ガヘ🔗🔉

は‐がえ葉替え‥ガヘ 木の葉が生えかわること。枕草子40「それしも―せぬためしにいはれたるもをかし」

は‐がき【葉書・端書】🔗🔉

は‐がき葉書・端書】 ①紙片などに書きつけた覚書。 ②郵便葉書の略。明治初期には郵便はがき印紙・はがき紙などとも称した。公文書では1883年(明治16)ごろから「葉書」と表記。 ○羽が利くはがきく 羽振りがよい。勢力がある。幅が利く。 ⇒は【羽】

は‐がく・る【葉隠る】🔗🔉

は‐がく・る葉隠る】 〔自下二〕 草木の葉の間にかくれる。為忠百首「峰しめてはやす梢に―・れて」

は‐がくれ【葉隠れ】🔗🔉

は‐がくれ葉隠れ】 木の葉の間にかくれること。はかげ。

はがくれ【葉隠】🔗🔉

はがくれ葉隠】 武士道を論じた書。佐賀藩士山本常朝つねとも(1659〜1719)の談話の筆録。11巻。1716年(享保1)頃成る。藩内外の武士の言行の批評を通じて武士の心構えを説く。葉隠聞書。葉隠集。葉隠論語。鍋島論語。 →文献資料[葉隠]

は‐かげ【葉陰】🔗🔉

は‐かげ葉陰】 草木の葉のかげ。

は‐かぜ【葉風】🔗🔉

は‐かぜ葉風】 草木の葉を吹き動かす風。千載和歌集「我が宿の荻の―の吹き変るらん」

は‐から‐め【葉から芽】🔗🔉

は‐から‐め葉から芽】 (葉の縁の不定芽から増殖するから)(→)セイロンベンケイの俗称。

はがれ‐びょう【葉枯病】‥ビヤウ🔗🔉

はがれ‐びょう葉枯病‥ビヤウ 植物の病害。葉に灰白色・黄色・赤褐色などの斑点を生じ、それが次第に拡大してやがて葉全体が枯死する。通常、菌類の葉枯病菌によって起きるものをいう。イネ・トウモロコシのごま葉枯病など。

は‐ぎく【葉菊】🔗🔉

は‐ぎく葉菊】 襲かさねの色目。表は白、裏は青。

は‐ぎり【葉桐】🔗🔉

は‐ぎり葉桐】 江戸時代の金銀貨幣に極印ごくいんとして打った桐の葉の形。

は‐ぐさ【葉草】🔗🔉

は‐ぐさ葉草】 草の葉。くさば。

は‐ぐみ【葉組】🔗🔉

は‐ぐみ葉組】 華道の一技法。葉物で葉を組み合わせて形を作ること。

はぐろ‐そう【葉黒草】‥サウ🔗🔉

はぐろ‐そう葉黒草‥サウ キツネノマゴ科の多年草。樹陰に自生し、高さ約30センチメートル。暗緑色を帯び、葉は披針形。夏、淡紅紫色の小花を開く。

は‐げいとう【葉鶏頭】🔗🔉

は‐げいとう葉鶏頭】 ヒユ科の観賞用一年草。インド原産。茎の高さは90〜120センチメートル。葉は細長い楕円形、黄色や紅色・紫色の斑紋を持ち、非常に美しい。夏から秋に、黄緑色の微小な花を葉のつけ根に密生。アマランサス。鎌柄かまつか。漢名、雁来紅。〈[季]秋〉 ハゲイトウ 提供:OPO

は‐ごし【葉越し】🔗🔉

は‐ごし葉越し】 葉の間を通り越すこと。葉の隙間から透いて見えること。

は‐ごも【葉薦】🔗🔉

は‐ごも葉薦】 真菰まこもの葉を編んで作った薦。神前の案下あんかに敷く。散木奇歌集「柴の庵に―の囲ひそよめきて」

は‐ごろも【葉衣】🔗🔉

は‐ごろも葉衣】 木の葉で作ったころも。

は‐さき【葉先】🔗🔉

は‐さき葉先】 ①葉の先端。ようせん。 ②(→)「かいさき(櫂先)」2に同じ。

は‐ざくら【葉桜】🔗🔉

は‐ざくら葉桜】 ①花が散って若葉が出はじめた頃の桜。〈[季]夏〉 ②紋所の名。

は‐ざし【葉挿し】🔗🔉

は‐ざし葉挿し】 挿木法の一つ。接穂つぎほに葉を用い、不定芽を出させるもの。

は‐ざむらい【端侍・葉侍】‥ザムラヒ🔗🔉

は‐ざむらい端侍・葉侍‥ザムラヒ 取るに足りないつまらぬ武士。はむしゃ。

は‐しょうが【葉生姜】‥シヤウ‥🔗🔉

は‐しょうが葉生姜‥シヤウ‥ 葉のついたままのショウガ。生食する。

は‐ずれ【葉擦れ】🔗🔉

は‐ずれ葉擦れ】 風などで草木の葉がすれ合い、音を立てること。

は‐だに【葉蜱・葉壁蝨】🔗🔉

は‐だに葉蜱・葉壁蝨】 ハダニ科のダニの総称。体長0.4〜0.6ミリメートル。卵形で赤色または黄色。液汁・葉緑体を吸収する害虫。ナミハダニ・ミカンハダニ・リンゴハダニ・スギノハダニなど種類が多い。アカダニ。 ○肌に粟を生ずるはだにあわをしょうずる 突然の恐怖・冷気などで立毛筋が反射的に収縮し、肌に粟粒のようなぶつぶつが出る。鳥肌が立つ。総毛立つ。「―思い」 ⇒はだ【肌・膚】

は‐タバコ【葉煙草】🔗🔉

は‐タバコ葉煙草】 収穫して乾燥を終わったタバコの葉。

は‐ちびき【葉血引】🔗🔉

は‐ちびき葉血引】 ハチビキ科の沿岸魚。全長約60センチメートル。体は細長く側扁。南日本に分布。チビキ。アカサバ。

は‐ぢゃ【葉茶】🔗🔉

は‐ぢゃ葉茶】 (ハチャとも)葉の形を残して製した茶。抹茶に対していう。 ⇒はぢゃ‐つぼ【葉茶壺】 ⇒はぢゃ‐みせ【葉茶店】 ⇒はぢゃ‐や【葉茶屋】

はぢゃ‐つぼ【葉茶壺】🔗🔉

はぢゃ‐つぼ葉茶壺】 葉茶を詰める茶入。狂言、茶壺「先づあれは―で御座る」 ⇒は‐ぢゃ【葉茶】

はぢゃ‐みせ【葉茶店】🔗🔉

はぢゃ‐みせ葉茶店】 葉茶を売る商店。日本永代蔵4「程なく元手でかして―を手広く」 ⇒は‐ぢゃ【葉茶】

はぢゃ‐や【葉茶屋】🔗🔉

はぢゃ‐や葉茶屋】 葉茶を売る家。水茶屋・料理茶屋などと区別していう。 ⇒は‐ぢゃ【葉茶】

は‐つき【葉月・八月】🔗🔉

は‐つき葉月・八月⇒はづき

は‐づき【葉月・八月】🔗🔉

は‐づき葉月・八月】 (古くはハツキと清音)陰暦8月の異称。〈[季]秋〉

はつき‐とうば【葉付塔婆】‥タフ‥🔗🔉

はつき‐とうば葉付塔婆‥タフ‥ 年忌の最後として、多くは三十三年忌に墓場に立てる葉の付いたままの塔婆。杉仏。梢付塔婆うれつきとうば

はっ‐ぱ【葉っぱ】🔗🔉

はっ‐ぱ葉っぱ】 草木の葉のくだけたいい方。

は‐で【破手】🔗🔉

は‐で破手】 (「葉手」「端手」とも書く)(→)破手組に同じ。

は‐とうがらし【葉唐辛子】‥タウ‥🔗🔉

は‐とうがらし葉唐辛子‥タウ‥ 食用とする唐辛子の若葉。佃煮つくだになどにする。

は‐なみ【葉並】🔗🔉

は‐なみ葉並】 多くの葉のそろうさま。葉の並び方。葉ぶり。曾丹集「上そよぐ竹の―のかたよるを」

は‐にんじん【葉人参】🔗🔉

は‐にんじん葉人参】 若葉を食用とする秋季のニンジン。

は‐ばえ【葉生え】🔗🔉

は‐ばえ葉生え】 葉の生い出ること。また、その葉。浄瑠璃、冥途飛脚「麦の―に風荒れて」

は‐ばち【葉蜂】🔗🔉

は‐ばち葉蜂】 ハバチ科および近縁の科のハチの総称。原始的な蜂で、成虫の腹部の基部はくびれていない。幼虫は胸脚と明確な腹脚を有し、植物の葉を食う。農林業の害虫となるものが少なくない。 ハバチ 撮影:海野和男

は‐ばな【葉花】🔗🔉

は‐ばな葉花】 シキミの異称。

は‐びょう【葉鋲】‥ビヤウ🔗🔉

は‐びょう葉鋲‥ビヤウ (→)うろこに同じ。

は‐びろ【葉広】🔗🔉

は‐びろ葉広】 ①葉のひろがっていること。葉のひろいこと。また、その草木。古事記「生ひだてる―斎つ真椿」 ②(女房詞)萵苣ちしゃをいう。

は‐ふたつ【葉二】🔗🔉

は‐ふたつ葉二】 (赤葉・青葉おのおの一つあるのでいう)雅楽の笛の名器。別名、鬼丸。

は‐ぶり【葉振り】🔗🔉

は‐ぶり葉振り】 葉の形。葉のようす。

は‐ぼたん【葉牡丹】🔗🔉

は‐ぼたん葉牡丹】 アブラナ科の多年草で、園芸上は一年草。ヨーロッパ原産。キャベツの一品種で観賞用。葉の色は白・黄・紫紅・鮮紅・淡紅など。葉は縮緬ちりめん状をなし、牡丹の花のように美しい。正月の装飾として使う。オランダ菜。牡丹菜。〈[季]冬〉 ハボタン 提供:OPO

は‐まき【葉巻】🔗🔉

は‐まき葉巻】 葉巻煙草の略。尾崎紅葉、金色夜叉「車の上に声して行過ぎし跡には、―の吸殻の捨てたるが赤く見えて煙れり」 ⇒はまき‐タバコ【葉巻煙草】

はまき‐タバコ【葉巻煙草】🔗🔉

はまき‐タバコ葉巻煙草】 タバコの葉を刻まずに、巻いて作った巻タバコ。シガー。 葉巻煙草の製造(ハバナ) 撮影:小松義夫 ⇒は‐まき【葉巻】

はまき‐むし【葉捲虫】🔗🔉

はまき‐むし葉捲虫】 植物の葉を巻いてその中にすみ、これを食害する昆虫、特にチョウ目ハマキガ科の蛾の幼虫の総称。〈[季]夏〉

は‐みず【葉水】‥ミヅ🔗🔉

は‐みず葉水‥ミヅ 植物の葉に軽く散水すること。根の機能が低下している際、乾燥を防ぐために行う。

は‐むけ【葉向け】🔗🔉

は‐むけ葉向け】 風が草木の葉を一方に吹き向けること。新古今和歌集「いつしかと荻の―の片よりにそそや秋とぞ風も聞ゆる」

は‐むし【葉虫・金花虫】🔗🔉

は‐むし葉虫・金花虫】 コウチュウ目ハムシ科の昆虫の総称。円形または楕円形で糸状の触角をもち、背面はふくらみ、腹面は扁平。滑らかで光沢が強い。成虫・幼虫ともに植物の葉を食害。種類が甚だ多い。イモサルハムシ・ウリハムシなど。 セモンジンガサハムシ 撮影:海野和男 アオカメノコハムシ 撮影:海野和男

は‐むしゃ【端武者・葉武者】🔗🔉

は‐むしゃ端武者・葉武者】 取るに足りない武者。雑兵ぞうひょう。こっぱむしゃ。平治物語「―は討ちて何かせん」

は‐むら【葉叢・葉群】🔗🔉

は‐むら葉叢・葉群】 こんもりと茂っている葉。

はむろ【葉室】🔗🔉

はむろ葉室】 姓氏の一つ。 ⇒はむろ‐ときなが【葉室時長】

はむろ‐ときなが【葉室時長】🔗🔉

はむろ‐ときなが葉室時長】 平安末期から鎌倉初期の貴族。藤原氏。民部少輔であったという。「平家物語」ならびに「保元物語」「平治物語」の作者と伝えるが、確証はない。生没年未詳。 ⇒はむろ【葉室】

は‐もの【葉物】🔗🔉

は‐もの葉物】 ①生花・園芸などで葉を主として観賞するもの。→花物はなもの→実物みもの。 ②野菜のうち、主として葉を食するもの。

は‐もの【端者・葉者】🔗🔉

は‐もの端者・葉者】 数えるに足りないつまらない者。

はもり‐の‐かみ【葉守の神】🔗🔉

はもり‐の‐かみ葉守の神】 樹木を守護するという神。柏の木に宿るという。枕草子40「柏木、いとをかし、―のいますらむもかしこし」

はやま【葉山】🔗🔉

はやま葉山】 江戸時代、大坂新町遊郭の東口にあった化粧品屋。浮世草子、御前義経記「―が油、和中散」

はやま【葉山】(地名)🔗🔉

はやま葉山】 神奈川県三浦半島の北西にある町。海岸保養地として知られ、夏季、海水浴場としてにぎわう。御用邸がある。

はやま【葉山】(姓氏)🔗🔉

はやま葉山】 姓氏の一つ。 ⇒はやま‐よしき【葉山嘉樹】

はやま‐よしき【葉山嘉樹】🔗🔉

はやま‐よしき葉山嘉樹】 小説家。福岡県生れ。早大中退。プロレタリア文学の初期に活躍、のち主流を逸れた。作「淫売婦」「海に生くる人々」など。(1894〜1945) ⇒はやま【葉山】

は‐わけ【葉分け】🔗🔉

は‐わけ葉分け】 風・光・霜などが葉と葉との間をわけること。また、一枚一枚の葉。源氏物語藤袴「―の霜をけたずもあらなむ」

○葉を欠いて根を断つなはをかいてねをたつな🔗🔉

○葉を欠いて根を断つなはをかいてねをたつな 枝葉を取り除いて、大切な根本までも滅ぼすようなことをするな。 ⇒は【葉】

ひら‐で【枚手・葉手・葉盤】🔗🔉

ひら‐で枚手・葉手・葉盤】 数枚の柏かしわの葉を、細い竹釘で刺し止め、盤のようにした器。後世ではその形の土器かわらけをいい、木製・陶製もある。神饌の祭祀具として使用。ひらすき。古事記「箸と―とを多さわに作りて」

ヤルカンド【葉爾羌】🔗🔉

ヤルカンド葉爾羌】 (Yarkand)中国新疆ウイグル自治区の西部、パミール高原の東麓にあるオアシス都市。古来、隊商交通の要地。莎車さしゃ

よう【葉】エフ🔗🔉

ようエフ ①木の葉の先や縁のようにとがっているところ。徒然草「これは―の入りて、木にて縁をしたりければ」 ②葉のように薄く平たいもの。また、それを数える語。「写真1―」 ③時代。世。「5世紀中―」 ④千葉の略。

よう‐が【葉芽】エフ‥🔗🔉

よう‐が葉芽エフ‥ 発達して、茎・葉となるべき芽。一般に花芽より細い。

ようけい‐さい【葉茎菜】エフ‥🔗🔉

ようけい‐さい葉茎菜エフ‥ 主として、葉・花および茎を食用とする野菜の総称。ネギ・ニンニク・アスパラガス・ウド・セリ・クレソンの類。

よう‐けんえい【葉剣英】エフ‥🔗🔉

よう‐けんえい葉剣英エフ‥ (Ye Jianying)中国の軍人・政治家。広東梅県出身。作戦家として知られ、紅軍学校長・人民解放軍総参謀長を歴任。革命後も、国防部長・党副主席などの要職を歴任。(1897〜1986)

よう‐こう‐そ【葉黄素】エフクワウ‥🔗🔉

よう‐こう‐そ葉黄素エフクワウ‥ 〔生〕(→)キサントフィルに同じ。

よう‐さい【葉菜】エフ‥🔗🔉

よう‐さい葉菜エフ‥ 主に葉を食用とする野菜。菜類。ほうれん草など。

よう‐さん【葉酸】エフ‥🔗🔉

よう‐さん葉酸エフ‥ ビタミンB複合体の一つ。ホウレンソウなど一般に緑葉野菜中に含まれるのでこの名があり、動物の肝臓からも得られる。造血に有効。ビタミンM。

よう‐じょ【葉序】エフ‥🔗🔉

よう‐じょ葉序エフ‥ 〔生〕茎上に葉の配列する状態。節に付く葉の数によって互生・対生・輪生、また、葉の並び方によって斜生・縦生・輪生などに区別する。 葉序 互生 対生 輪生

よう‐しょう【葉鞘】エフセウ🔗🔉

よう‐しょう葉鞘エフセウ 葉柄の下部が茎を抱いて鞘さや状をなしているもの。イネ・ススキなどに見られる。

よう‐しょうきん【葉紹鈞】エフセウ‥🔗🔉

よう‐しょうきん葉紹鈞エフセウ‥ (Ye Shaojun)中国の教育家・小説家。字は聖陶、江蘇の人。文学研究会発起人となり文芸誌や国語教科書を編集。人民共和国建国後は教育行政の要職を歴任。作「小学教師」、童話集「かかし」。(1894〜1988)

ようじょう‐けい【葉状茎】エフジヤウ‥🔗🔉

ようじょう‐けい葉状茎エフジヤウ‥ 葉の形をし、葉緑素を持っていて同化作用を営む茎。ハナイカダ・ナギイカダ・サボテンなどに見られる。 ⇒よう‐じょう【葉状】

ようじょう‐しょくぶつ【葉状植物】エフジヤウ‥🔗🔉

ようじょう‐しょくぶつ葉状植物エフジヤウ‥ 葉状体からなる植物。↔茎葉けいよう植物。 ⇒よう‐じょう【葉状】

ようじょう‐たい【葉状体】エフジヤウ‥🔗🔉

ようじょう‐たい葉状体エフジヤウ‥ (thallus)維管束を分化せず、茎がなく、平面的に広がって成長する植物体。藻類・蘚苔類などの生活体。蘚類を除外する場合もある。↔茎葉体 ⇒よう‐じょう【葉状】

よう‐しん【葉身】エフ‥🔗🔉

よう‐しん葉身エフ‥ 葉の主部で、扁平・広大な部分。主として同化作用を営む部分。葉片。→葉(図)

よう‐せん【葉尖・葉先】エフ‥🔗🔉

よう‐せん葉尖・葉先エフ‥ 葉の先端部。植物の種類によってそれぞれ特徴的な形をもつ。葉端。葉頂。

よう‐てい【葉挺】エフ‥🔗🔉

よう‐てい葉挺エフ‥ (Ye Ting)中国の軍人。広東恵陽出身。北伐・南昌蜂起に参加し、のち新四軍軍長。皖南かんなん事件で国民党軍に捕らえられ、釈放後に事故死。(1896〜1946)

よう‐にく【葉肉】エフ‥🔗🔉

よう‐にく葉肉エフ‥ 葉の表皮下にある部分。葉緑体を含んだ柔細胞からなり、普通、柵さく状組織と海綿状組織に分かれる。 ○用に立つようにたつ 役に立つ。使い道がある。「いざという時の―」 ⇒よう【用】 ○様に依りて葫蘆を画くようによりてころをえがく [続湘山野録]先人の様式を模倣するだけで、少しも独創のないたとえ。 ⇒よう【様】

よう‐へい【葉柄】エフ‥🔗🔉

よう‐へい葉柄エフ‥ 葉の一部で葉身を茎に付着させる柄。→葉(図)

よう‐へん【葉片】エフ‥🔗🔉

よう‐へん葉片エフ‥ (→)葉身ようしんに同じ。

[漢]葉🔗🔉

 字形  筆順 〔艹部9画/12画/教育/4553・4D55〕 〔音〕ヨウ〈エフ〉・ショウ〈セフ〉(呉)(漢) 〔訓〕 [意味] ①植物の、は。「葉脈・葉緑素・紅葉・落葉樹」 ②①の形状に似て、うすく平たいもの。「胚葉はいよう・前頭葉・複葉機・粘葉装でっちょうそう」 ③紙などの枚数を数える語。「数葉の小冊子」 ④時代の一くぎり。世。「中葉・末葉」 ▷固有名詞の場合は多く「ショウ」とよむ。「迦葉かしょう」 [解字] 形声。「艹」+音符「」(=木の上に三枚のはがついている形)。 [下ツキ 一葉・闊葉樹・荷葉・観葉植物・金枝玉葉・後葉・紅葉・黄葉・広葉樹・梧葉・子葉・枝葉・針葉樹・托葉・単葉・中葉・粘葉・嫩葉・肺葉・胚葉・複葉・腐葉土・末葉・門葉・落葉

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