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こうむ・る【被る・蒙る】カウムル🔗⭐🔉
こうむ・る【被る・蒙る】カウムル
〔他五〕
(カガフルの転。鎌倉時代頃まではカウブル)(目上や強力なものの動作を)身に受ける。いただく。また、身にふりかかるものとして受ける。平家物語11「東国北国の者どもも随分重恩を―・つたりしかども」。「損害を―・る」「御免を―・る」
むくり‐こくり【蒙古高句麗】🔗⭐🔉
むくり‐こくり【蒙古高句麗】
①元寇の時、蒙古・高麗軍が日本を襲ったことを、「蒙古高句麗の鬼が来る」といって怖れたことから、転じて子供の泣くのをとめるのに、「むくりこくり、鬼が来る」とおどす風習となったという。おそろしいもののたとえ。こくりむくり。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「―が以ての外せいが強うなつて」
②無理・非道なさま。浄瑠璃、心中二枚絵草紙「厄介悉皆―の上手ごかしにむつくり取られた」
もうぎゅう【蒙求】‥ギウ🔗⭐🔉
もうぎゅう【蒙求】‥ギウ
(易経蒙卦「童蒙我に求む」による)児童・初学者用教科書。唐の李瀚撰。3巻。中国古代から南北朝までの有名な人物の、類似する言行二つずつを配して4字句の韻語で記し、経・史・子類中の故実を学ぶようにした書。計596句。「孫康映雪、車胤聚蛍」の類。唐〜元代、広く使われ、日本でも古くより流布。
⇒もうぎゅう‐しょう【蒙求抄】
もうぎゅう‐しょう【蒙求抄】‥ギウセウ🔗⭐🔉
もうぎゅう‐しょう【蒙求抄】‥ギウセウ
「蒙求」の注釈書。清原宣賢が1529年(享禄2)頃行なった講義を、林宗二が34年(天文3)に編。口語資料として重要。
⇒もうぎゅう【蒙求】
もう‐きょう【蒙疆】‥キヤウ🔗⭐🔉
もう‐きょう【蒙疆】‥キヤウ
中国の旧察哈爾チャハル・綏遠すいえん両省および山西北部の称。
もうこ【蒙古】🔗⭐🔉
もうこ‐うし【蒙古牛】🔗⭐🔉
もうこ‐うし【蒙古牛】
モンゴル地方に産する牛の一品種。体は小さく、濃赤褐色。モンゴル人は乳用その他のために飼うが、泌乳量は少ない。
⇒もうこ【蒙古】
もうこ‐げんりゅう【蒙古源流】‥リウ🔗⭐🔉
もうこ‐げんりゅう【蒙古源流】‥リウ
モンゴル民族の通史。原本はモンゴル文で、原題「諸汗の源の宝の史綱」。オルドス部のサガン=セチェン撰。1662年成る。1777年漢訳。欽定蒙古源流。
⇒もうこ【蒙古】
もうこ‐ご【蒙古語】🔗⭐🔉
もうこしゅうらい‐えことば【蒙古襲来絵詞】‥シフ‥ヱ‥🔗⭐🔉
もうこしゅうらい‐えことば【蒙古襲来絵詞】‥シフ‥ヱ‥
肥後国の御家人竹崎季長すえながが、文永・弘安の両度の役に立てた自身の戦功を子孫に伝えるために描かせた絵巻。2巻。奥書に永仁元年(1293)の年記がある。鎌倉中期の実録的な戦記絵巻として描写は精密で、蒙古人の風俗や博多沿岸の石塁など史料的にも価値が高い。竹崎季長絵詞。
⇒もうこ【蒙古】
もうこ‐しょう【蒙古症】‥シヤウ🔗⭐🔉
もうこ‐しょう【蒙古症】‥シヤウ
ダウン症候群の旧称。
⇒もうこ【蒙古】
もうこ‐のうま【蒙古野馬】🔗⭐🔉
もうこ‐のうま【蒙古野馬】
ウマ科の一種。肩高は1.2メートルほど。毛色は赤褐色。1879年にロシアの探検家プルジェワリスキーが中国北西部で発見。真の野生種で、家畜ウマの祖先の一つ。現在では絶滅に近く、動物園で飼育。プシバルスキーうま。
もうこのうま
モウコノウマ
提供:東京動物園協会
⇒もうこ【蒙古】


もうこ‐のろば【蒙古野驢馬】🔗⭐🔉
もうこ‐のろば【蒙古野驢馬】
ウマ科の哺乳類。西アジアからモンゴルにかけての乾燥地にすむ野生のロバ。体高は1.2メートルほど。毛は赤茶色で、背中の中央に黒線がある。家畜のロバは別系統のアフリカノロバから出たとされる。アジアノロバ。
モウコノロバ
提供:東京動物園協会
⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐はん【蒙古斑】🔗⭐🔉
もうこ‐はん【蒙古斑】
小児の臀部でんぶ・腰部・背部・肩胛けんこう部などの皮膚にある青色の斑紋。皮膚真皮層中にメラニン色素細胞が存在するためで、年齢が進むと消失する。モンゴロイドに出現率が高く、日本人の生後1年以内乳児での斑紋は99.5パーセントに達するが、白色および黒色人種では稀。小児斑。児斑。
⇒もうこ【蒙古】
もうこ‐ひだ【蒙古襞】🔗⭐🔉
もうこ‐ひだ【蒙古襞】
上眼瞼がんけんの皮膚の鼻側の部分が、半月状をなして垂れ下がり、内眼角(目頭)をおおうもの。コーカソイドに少なくモンゴロイドに多い。もうこへき。
⇒もうこ【蒙古】
もうこ‐ひつじ【蒙古羊】🔗⭐🔉
もうこ‐ひつじ【蒙古羊】
アジアの代表的な羊の一品種。小形で、毛は少なく、質も粗悪であるが、よく粗飼料や悪天候に耐える。尾は脂肪を蓄積するため極めて厚く広い。中国・モンゴルに広く飼育、日本にも輸入。
⇒もうこ【蒙古】
もうこ‐もじ【蒙古文字】🔗⭐🔉
もうこ‐らい【蒙古来】🔗⭐🔉
もう‐じん【蒙塵】‥ヂン🔗⭐🔉
もう‐じん【蒙塵】‥ヂン
[左伝僖公24年「天子蒙塵于外」](宮殿の外で塵をかぶる意から)天子が変事に際し難を避けて逃れること。
もう‐てん【蒙恬】🔗⭐🔉
もう‐てん【蒙恬】
中国、秦の将軍。始皇帝のとき匈奴きょうどを討ち、万里の長城を築いたが、丞相李斯らに投獄され、2世皇帝のとき自殺。( 〜前210)
もう‐まい【蒙昧】🔗⭐🔉
もう‐まい【蒙昧】
知識が開けず、物事の道理に昧くらいこと。日葡辞書「グチ(愚痴)モウマイ」。「無知―」
⇒もうまい‐しゅぎ【蒙昧主義】
もうまい‐しゅぎ【蒙昧主義】🔗⭐🔉
もうまい‐しゅぎ【蒙昧主義】
〔哲〕(obscurantism)権威と結びついた既存の非合理的思想を擁護し、自由で合理的な思想に反対する態度。もと、啓蒙主義者が自分たちの闘争の相手の態度を称した語。
⇒もう‐まい【蒙昧】
もう‐む【蒙霧・朦霧】🔗⭐🔉
もう‐む【蒙霧・朦霧】
①もうもうとたちこめる霧。
②心の晴れやかでないこと。心のふさがること。
○蒙を啓くもうをひらく🔗⭐🔉
○蒙を啓くもうをひらく
道理にくらいのを教え導く。啓蒙。
⇒もう【蒙】
もえ【燃え】
もえること。もえぐあい。「―が悪い」
もえ‐あが・る【燃え上がる】
〔自五〕
①燃えて炎が高く上がる。「ぱっと―・る」
②感情などが激しく高まる。「抵抗運動が―・る」
もえ‐いし【燃え石】
(→)石炭せきたんの古称。
もえ‐い・ず【萌え出づ】‥イヅ
〔自下二〕
①芽ざす。芽ぐむ。生ずる。万葉集8「さわらびの―・づる春になりにけるかも」
②心にきざす。新勅撰和歌集恋「春くれば雪の下草下にのみ―・づる恋を」
もえ‐かす【燃え滓】
燃えがら。
もえ‐がら【燃え殻】
燃えてしまった後に残った物。「石炭の―」
もえ‐ぎ【萌え木】
若芽の萌え出た木。
もえ‐ぎ【萌葱・萌黄】
①葱ねぎの萌え出る色を連想させる、青と黄との間の色。もよぎ。
Munsell color system: 4GY6.5/9
②襲かさねの色目。表裏共に萌葱。また、表は薄青、裏は縹はなだ。
⇒もえぎいと‐おどし【萌葱糸縅】
⇒もえぎ‐いろ【萌黄色】
⇒もえぎ‐おどし【萌葱縅】
⇒もえぎ‐におい【萌葱匂】
もえぎいと‐おどし【萌葱糸縅】‥ヲドシ
鎧よろいの縅の一種。萌葱色の組糸を用いて縅したもの。
⇒もえ‐ぎ【萌葱・萌黄】
もえぎ‐いろ【萌黄色】
(→)「もえぎ」1に同じ。
⇒もえ‐ぎ【萌葱・萌黄】
もえぎ‐おどし【萌葱縅】‥ヲドシ
(→)萌葱糸縅に同じ。
⇒もえ‐ぎ【萌葱・萌黄】
もえぎ‐におい【萌葱匂】‥ニホヒ
①鎧よろいの縅おどしの一種。萌葱色の匂縅。
②女房の装束または懐紙の襲かさねの色目。上を濃い萌葱色にし、次第に下へ薄い色にしたもの。
⇒もえ‐ぎ【萌葱・萌黄】
もえ‐き・る【燃え切る】
〔自五〕
燃え尽きる。すっかり燃える。
もえ‐くい【燃え杭】‥クヒ
燃え残りの木。もえさしのくい。やけぼっくい。ほたぐい。〈倭名類聚鈔12〉
⇒燃え杭には火がつきやすい
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