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さわり【触り】サハリ🔗⭐🔉
さわり【触り】サハリ
①さわること。手でふれること。また、触れた感じ。
②㋐(他の節ふしにさわっている意)義太夫節の中に他の音曲の旋律を取り入れた箇所。曲中で目立つ箇所になる。
㋑転じて、邦楽の各曲中の最大の聞かせ所。「くどき」の部分を指すことが多い。
㋒さらに転じて、一般的に話や物語などの要点、または、最も興味を引く部分。「―だけ聞かせる」
③弦楽器の音に付随する独特の共鳴音。また、それを作り出す仕掛け。例えば、日本の三味線では棹の上端に仕掛けがあり、2や3の糸を弾くと1の糸が共振してサワリの効果が生まれる。
④三味線の上駒かみごまの別称「触さわり金がね」の略。
⇒触り三百
○触り三百さわりさんびゃく🔗⭐🔉
○触り三百さわりさんびゃく
ちょっと触れたばかりで銭300文の損になる意。喧嘩・物言いなどに口出しして迷惑を被ることにいう。世間胸算用1「是ぞ世にいふ―なるべし」
⇒さわり【触り】
さわり‐どころ【障り所】サハリ‥
さまたげるもの。障害。源氏物語総角「ほどもなき物の隔てばかりを―にて」
⇒さわり【障り】
さわり‐むし【障り虫・月水虫】サハリ‥
月経で腹が痛むこと。錦之裏「わたくしは―がかぶつてなりイせん」
⇒さわり【障り】
さわり‐ようじ【障り用事】サハリ‥
芸娼妓が月経のひどい時に用事と称して勤めを休むこと。深川の岡場所で言った。
⇒さわり【障り】
さわ・る【触る】サハル
〔自五〕
(「障る」と同源)
①手で触れる。接触する。あたる。竹取物語「手をささげて探り給ふに、手に平ひらめる物―・る時に」。「展示物には―・らないでください」
②かかわる。よりつく。「その問題には―・らずにおこう」
③(「障る」とも書く)感情を害する。「神経に―・る」
④(→)「おさえる」7に同じ。浄瑠璃、暦「ここは一つ―・りませう」
⇒触らぬ神に祟りなし
さわ・る【障る】サハル
〔自五〕
(「触る」と同源)
①障害となる。さえぎられる。万葉集17「あしひきの山野―・らず」
②さしつかえる。都合が悪くなる。伊勢物語「二日三日ばかり―・ることありて、え行かでかくなん」
③体の害になる。病気になる。「体に―・る」「癪に―・る」
さわれサハレ
(サハアレの約。サバレとも)ええ、ままよ。どうにでもなれ。まあ、とにかく。源氏物語柏木「―このついでにも死なばや」
さ‐わん【左腕】
左の腕。特に野球で、左手投げの投手。サウスポー。↔右腕
ふり‐あ・う【触り合う・振り合う】‥アフ🔗⭐🔉
ふり‐あ・う【触り合う・振り合う】‥アフ
〔自五〕
互いに触れる。ふれ合う。「袖―・うも多生の縁」
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