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うたい【謡】ウタヒ🔗🔉

うたいウタヒ (動詞ウタウの連用形から)能・狂言、また、それに近い芸能の歌唱。→謡曲⇒うたい‐こう【謡講】 ⇒うたい‐ぞめ【謡初】 ⇒うたい‐ぼん【謡本】 ⇒うたい‐もの【謡い物】

うたい‐こう【謡講】ウタヒカウ🔗🔉

うたい‐こう謡講ウタヒカウ 人々が集まって楽しみに謡をうたう会。 ⇒うたい【謡】

うたい‐ぞめ【謡初】ウタヒ‥🔗🔉

うたい‐ぞめ謡初ウタヒ‥ 正月に謡を初めてうたう儀式。特に、江戸幕府で毎年正月2日、のち3日に行う盛大な式を指すことが多い。 ⇒うたい【謡】

うたいのしょう【謡抄】ウタヒ‥セウ🔗🔉

うたいのしょう謡抄ウタヒ‥セウ 謡曲の最初の注釈書。1595年(文禄4)豊臣秀次の命により、山科言経ときつねや五山の禅僧らが謡曲百番の語句を注したもの。

うたい‐ぼん【謡本】ウタヒ‥🔗🔉

うたい‐ぼん謡本ウタヒ‥ 謡曲の譜本。 ⇒うたい【謡】

うたい‐もの【歌い物・謡い物】ウタヒ‥🔗🔉

うたい‐もの歌い物・謡い物ウタヒ‥ ①声楽の種目のうち、歌詞の意味内容よりも旋律など音楽としての面白味を重視する傾向の強いもの。語り物に比べて、歌詞は短編で叙情的・韻文的傾向が強く、歌唱には装飾の多い節回しを多用する。雅楽の声楽曲のほか、長唄・端唄・うた沢・小唄など。↔語り物。 ②地歌・箏曲の一種。謡曲の歌詞を採ったり、題材を用いた曲。「鉄輪かなわ」「虫の音」など。 ⇒うたい【歌い】

うたい‐もの【謡い物】ウタヒ‥🔗🔉

うたい‐もの謡い物ウタヒ‥ (→)「歌い物」に同じ。 ⇒うたい【謡】

うた・う【歌う・謡う・唄う・謳う】ウタフ🔗🔉

うた・う歌う・謡う・唄う・謳うウタフ 〔他五〕 (ウタ(歌)アフ(合)の約。一説、ウチ(打)アフ(合)の約) ①節をつけて声を出す。 ㋐(楽器に合わせて)言葉に節づけして口にする。神功紀「この酒みきを醸みけむ人はその鼓臼に立てて―・ひつつ醸みけめかも」。源氏物語若紫「豊浦とよらの寺の西なるやと―・ふ」。「歌を―・う」 ㋑詩歌を作って吟じる。また、詩歌に作る。土佐日記「わらはあり其れが―・ふ歌」。枕草子226「ほととぎすをいとなめう―・ふ」 ㋒(比喩的に、鳥などが)さえずる。啼く。夫木和歌抄2「天の戸をおし明がたに―・ふなりこや鶯の朝くらの声」 ②《謳》(多くの人が一斉にうたう意から転じて) ㋐多くの人々がほめ、もてはやす。ほめたたえる。平家物語5「尭舜無為の化を―・ひ」。「天才と―・われる」 ㋑ある事をさかんに言いたてる。主張する。「自己の立場を―・う」 ㋒公の書類などに書き記す。表明する。「憲法は主権在民を―・う」

うた‐うたい【歌謡い・謡唄い】‥ウタヒ🔗🔉

うた‐うたい歌謡い・謡唄い‥ウタヒ ①歌を歌うのを専門の職業とする人。歌手。 ②うため。歌妓。 ③(海中で音を発するから)シマイサキの異称。

よう‐きょく【謡曲】エウ‥🔗🔉

よう‐きょく謡曲エウ‥ 能楽の詞章。また、その詞章をうたうこと。能の謡うたい

よう‐げん【謡言】エウ‥🔗🔉

よう‐げん謡言エウ‥ 世間のうわさ。とりざた。流言。風説。

わざ‐うた【童謡・謡歌】🔗🔉

わざ‐うた童謡・謡歌】 上代歌謡の一種。民間のはやり歌。時事の諷刺や異変の前兆を謡った。皇極紀「古人大兄を立てて天皇とせむとす。時に、―有りて曰はく」。三蔵法師伝永久点「下、閭里の謳ワザウタに入る」

[漢]謡🔗🔉

 字形  筆順 〔言部9画/16画/常用/4556・4D58〕 [謠] 字形 〔言部10画/17画/7579・6B6F〕 〔音〕ヨウ〈エウ〉(呉)(漢) 〔訓〕うたいうたう [意味] ①うたう。楽器の伴奏なしでうたう。うたい。「謡吟・謡曲」 ②節ふしをつけた歌。はやりうた。「歌謡・民謡・童謡・俗謡・俚謡りよう」 ③世間に流れている(うわさ)。「謡言」 [解字] 形声。「言」+音符「」(=ゆらゆらと動く)。言葉にふしまわしをつけてうたう意。

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