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しつ‐りょう【質量】‥リヤウ🔗🔉

しつ‐りょう質量‥リヤウ 〔理〕(mass)物体が有する固有の量。物体の重量とは区別される。力が物体を動かそうとする時に物体の慣性によって生じる抵抗の度合を示す量(慣性質量)として定義され、他方万有引力の法則から2物体間に働く引力がおのおのの質量(重力質量)の積に比例するとして定義される。実験によれば、両質量は同等である。単位はキログラム、またはグラム。→静止質量⇒しつりょう‐けっそん【質量欠損】 ⇒しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】 ⇒しつりょう‐すう【質量数】 ⇒しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】 ⇒しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】 ⇒しつりょうふへん‐の‐ほうそく【質量不変の法則】 ⇒しつりょう‐ぶんせき‐き【質量分析器】 ⇒しつりょう‐ほぞんそく【質量保存則】

しつりょう‐けっそん【質量欠損】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐けっそん質量欠損‥リヤウ‥ 原子核の質量は、それを構成する中性子と陽子との質量の総和より約1パーセントほど小さい。この差を質量欠損という。中性子と陽子とが原子核を構成する時にこれだけの質量を失い、原子核の結合エネルギーに転化する。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】‥リヤウ‥ハフ‥🔗🔉

しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく質量作用の法則‥リヤウ‥ハフ‥ (law of mass action)化学反応aA+bB=mM+nNが化学平衡にあるとき、[M][N]/[A][B]K([ ]は濃度を表す)におけるは温度・圧力を定めると定数になるという法則。定数を平衡定数という。1864年、ノルウェーの数学者グルベルグ(C. M. Guldberg1836〜1902)と化学者ウォーゲ(P. Waage1833〜1900)とが提出。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐すう【質量数】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐すう質量数‥リヤウ‥ 原子核を構成する核子(陽子と中性子)の総数。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐スペクトル質量スペクトル‥リヤウ‥ 質量分析器で得られた試料のスペクトル。分子量の決定、原子質量の精密測定、同位体存在比、元素分析、物質の特定等に用いる。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐ちゅうしん質量中心‥リヤウ‥ 物体または質点系の質量の分布を平均して求められる1点。重心と一致する。→重心⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょうふへん‐の‐ほうそく【質量不変の法則】‥リヤウ‥ハフ‥🔗🔉

しつりょうふへん‐の‐ほうそく質量不変の法則‥リヤウ‥ハフ‥ (→)質量保存則に同じ。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐ぶんせき‐き【質量分析器】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐ぶんせき‐き質量分析器‥リヤウ‥ イオンの質量を測定する装置。磁場と電場を用いて、イオンの運動する方向やエネルギーが違っても、質量の等しいものが1点に集まるような集束を行なって、イオンをふるい分ける。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐ほぞんそく【質量保存則】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐ほぞんそく質量保存則‥リヤウ‥ 化学変化の前後における諸物質の質量の総和は不変であるという法則。1774年ラヴォアジエが発見。質量不変の法則。 ⇒しつ‐りょう【質量】

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