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おも‐に【重荷】🔗🔉

おも‐に重荷】 ①目方の重い荷物。 ②重すぎる負担。重任。「親の期待が―になる」 ③船荷の運賃を重量によって計算するもの。重量荷物。 ⇒重荷に小付 ⇒重荷を下ろす

○重荷に小付おもににこづけ🔗🔉

○重荷に小付おもににこづけ 重い負担の上に、さらに負担の加わること。 ⇒おも‐に【重荷】

○重荷を下ろすおもにをおろす🔗🔉

○重荷を下ろすおもにをおろす [穀梁伝昭公29年]心配事がなくなって安心する。責任を果たして、重い負担を免れる。 ⇒おも‐に【重荷】 おも‐ね主根⇒しゅこん。↔支根えだね おも‐ね・る阿る】 〔自五〕 (一説に、「おも」は面、「ねる」は練る、顔を左右に向ける意)機嫌をとって相手の気に入るようにする。へつらう。追従ついしょうする。神代紀「大己貴おおあなむちの神に佞おもねり媚びて」。「上役に―・る」 お‐もの佩物・珮】 「おびもの」の略。 お‐もの御物】 ①天皇・貴人の召上り物。 ②一般に、食べる人を敬って、その食物、特に御飯をいう。 ③武家時代、貴人が身につけるものの称。 ④御物奉行の略。 ⑤帝室に属する工芸美術品。帝室御物。ぎょぶつ。 ◇1・2は「御膳」とも書く。 ⇒おもの‐し【御物師】 ⇒おもの‐だな【御物棚】 ⇒おもの‐ちゃし【御物茶師】 ⇒おもの‐づくり【御物作り】 ⇒おもの‐ぶぎょう【御物奉行】 ⇒おもの‐やどり【御物宿り】 お‐ものい追物射・御物射⇒おいものい(追物射) おもの‐がわ雄物川ヲ‥ガハ 秋田県南東部に発し、横手盆地・秋田平野を経て日本海に注ぐ川。長さ133キロメートル。 雄物川 撮影:関戸 勇 おもの‐し御物師】 武家に仕えた裁縫師。また、裁縫の女奉公人。お居間。好色五人女1「―は針にて血をしぼり心の程を書き遣はしける」 ⇒お‐もの【御物】 おもの‐だな御物棚】 御食膳を納めておく棚。枕草子56「御厨子所の―」 ⇒お‐もの【御物】 おもの‐ちゃし御物茶師】 江戸時代、宮中および将軍飲料の茶をつかさどった宇治の茶師。 ⇒お‐もの【御物】 おもの‐づくり御物作り】 室町将軍所用の刀のこしらえ。 ⇒お‐もの【御物】 おもの‐ぶぎょう御物奉行‥ギヤウ 室町時代の職名。将軍の参内などの際、衣冠・刀剣などを入れた唐櫃からびつを預かり、付き添った職。唐櫃奉行。直廬役じきろやく。ごもつぶぎょう。 ⇒お‐もの【御物】 おもの‐やどり御物宿り】 紫宸殿の西廂にしのひさしにあり、天皇の食物を納めて置いた所。その事務をつかさどる女官を「おものやどりの刀自とじ」という。 ⇒お‐もの【御物】 おもは・う思はふオモハフ 〔他下二〕 (オモヒア(合)フの約)思い合わせる。予期する。万葉集20「俄にわしくも負おうせ給ほか―・へなくに」 おも‐ばしら主柱】 主となる大柱。袖柱などに対していう。本柱。 おも‐ばば重馬場】 雨や雪などのため水分を多く含んで、馬が走りにくくなっている競馬の走路。 おもは・ゆ思はゆ】 〔自下二〕 (オモフの未然形に助動詞ユの付いた形)自然に思われる。おぼゆ。おもほゆ。万葉集5「遥々はろはろに―・ゆるかも」 おも‐はゆ・い面映ゆい】 〔形〕[文]おもはゆ・し(ク) 顔を合わせることがまばゆいように思われる。恥かしい。てれくさい。きまりがわるい。源平盛衰記6「物の具して相向はんこと―・くや思はれけむ」。「二人っきりでいるのがなんとも―・い」 おも‐はらから母同胞】 同じ母をもつ兄弟姉妹。 おも‐ば・る面腫る】 〔自下二〕 顔がはれる。浮世草子、世間娘容気「目のはた―・れて、よからぬこと」 おも‐ぶき(→)「おもむき」に同じ。文鏡秘府論保延点「轍あとを異にし、帰ヲモフキを同じくす」 おも‐ぶ・く趣く】 〔他下二〕 (→)「おもむく」に同じ。続日本紀10「教へ賜ひ―・け賜ひ」 おも‐ぶけ趣け(→)「おもむけ」に同じ。 おも‐ぶせ面伏せ(→)「おもてぶせ」に同じ。 おもぶる‐に徐に】 〔副〕 ゆったりと。おもむろに。筑後風土記逸文「一人ひとりの石人あり、―地つちに立てり」 おもほえ‐ず思ほえず】 おぼえず。おもいがけず。万葉集6「―来ましし君を」 おもほ・し思ほし】 〔形シク〕 「おもはし」に同じ。万葉集17「―・しき言伝てやらず」→おもわしい おもほし‐め・す思ほし召す】 〔他四〕 おぼしめす。万葉集15「思はずてあるらむものと―・すな」 おもほ・す思ほす】 〔他四〕 (オモフに尊敬の助動詞スが付いたオモハスの転)「思う」の尊敬語。おぼす。万葉集4「恋ふと言はば軽率おそろと我を―・さむかも」 おも‐ほてり面熱り】 顔がほてること。 おもほ・ゆ思ほゆ】 〔自下二〕 (オモハユの転)自然に思われる。おぼゆ。万葉集17「恋しく君が―・えば」 おもほゆらく思ほゆらく】 (思ホユのク語法)思われること。万葉集12「木綿間ゆうま山越えにし君が―に」 おもほ・る溺ほる】 〔自下二〕 (→)「おぼほる」に同じ。伊勢物語集「われも涙に―・れなまし」 おも‐み重み】 ①重いこと。また、その程度。「一方に―が掛かる」 ②人をおさえしずめる威力。また、重要な意味。重々しさ。「どことなく―のある人」「伝統の―」 ③連歌・俳諧で、観念的で古くさい作り方。去来抄「越人が句、すでに落付きたりと見ゆれば又―出で来たり」 ④〔数〕(→)ウェート2に同じ。 おも‐むき】 ①心の動く方向。心の動き。心のあり方。源氏物語若菜上「人の心の、とあるさまかかる―を見るに」 ②事柄の大事な内容。伝えたい事柄。趣旨。意味。「申し出の―」「手紙の―」 ③物事のなりゆき。事情。ようす。保元物語「合戦の―はからひ申せ」 ④しみじみとしたあじわい。おもしろみ。「―のある庭」 ⑤(「…の―」の形で)…ということ。…のようす。「御病気の―案じております」 おも‐む・く赴く・趣く】 [一]〔自五〕 (「面向おもむく」の意) ①その方へ向かって行く。竹取物語「この吹く風は…良き方に―・きて吹くなり」。「広島に―・く」 ②状態がその方へ向く。気が進む。源氏物語御法「ひたみちに行ひに―・きなむに」。「興の―・くところ」 ③同意する。従う。源氏物語玉鬘「語らふに、二人は―・きにけり」 [二]〔他下二〕 ①その方へ向ける。向かって行かせる。今昔物語集25「岳の上より南の添そいを下り様に―・けたり」 ②(人の心を)その方へ向かわせる。従わせる。源氏物語少女「恥かしげなる御気色なれば、強ひても、え聞え―・け給はず」 ③事がその方へうまく運ぶようにする。源氏物語宿木「本意ほいならぬかたに、―・け給ひしが、妬ねたくうらめしかりしかば」 ④その方向で考える。源氏物語末摘花「似げなき御事とも―・け侍らず」 おも‐むけ趣け】 おもむくようにすること。意向。教化。源氏物語総角「御―に従ひ聞えずなりにし」 おもむろ‐に徐に】 〔副〕 落ち着いて事を始めるさま。しずかに。ゆるやかに。おもぶるに。「―口を開く」 おも‐もち面持ち】 (内面の感情が現れた)かおつき。顔色。表情。源氏物語少女「―、声づかひむべむべしくもてなしつつ」。「けげんな―」 おも‐や面や】 未詳。ヤはイヤ(弥)の約で、顔がいよいよの意か。また、オモワ(面輪)の転か。万葉集18「今日見れば―めづらし都方人かたひとおも‐や母屋・母家・主家】 ①(ひさし・廊下などに対して)建物の中央の部分。もや。竹取物語「―の内には、女どもを番にをりて守らす」 ②(付属の家屋に対して)住居に用いる建物。本屋ほんや。おおや。 ③(分家・支店に対して)本家ほんけ・本店の意。 ⇒母屋を渡す おも‐やか重やか】 おもそうなさま。おごそか。おもらか。「―な口ぶり」 おも‐やく重役】 責任のおもい役目。また、その役目の人。じゅうやく。尾崎紅葉、不言不語「かくては商会の―を務めさせたまふべき御容体なり」 おも‐やくにん重役人】 おもだった役人。 おも‐や・す面痩す】 〔自下二〕 顔がやせてほっそり見える。おもやつれする。源氏物語若紫「うちなやみ―・せ給へる」 おも‐やせ面痩せ(→)「おもやつれ」に同じ。 おも‐やつれ面窶れ】 病気や心労で、顔がやせて見えること。おもやせ。 おも‐やなぎ面柳】 襲かさねの色目の名。表は濃青、裏は薄青。

じゅう‐か【重荷】ヂユウ‥🔗🔉

じゅう‐か重荷ヂユウ‥ ①重い荷物。 ②重い負担。

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