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キニク‐がくは【キニク学派】🔗🔉

キニク‐がくはキニク学派】 〔哲〕(Kynik ギリシア・Cynics イギリス)ソクラテスの弟子アンティステネスが始めたギリシア哲学の一派。幸福は有徳な生活にあり、それは外的条件に左右されず、意志で欲望を制することによって達せられると考え、無欲な自然生活を営むことを理想とし、一切の社会的習慣を無視し、文化的生活を軽蔑した。ここからしばしばキニク主義(シニシズム)は社会生活の伝統や見栄を意識的に無視する生活態度を意味する。シニック学派。犬儒学派。 ○気に食わないきにくわない 自分の気持に合わず、不満である。気に入らない。 ⇒き【気】

キプロス【Kypros ギリシア】🔗🔉

キプロスKypros ギリシア】 地中海東部、トルコ南方にある島。1925年イギリス植民地、60年共和国として独立。東地中海の軍事的要衝。面積9千平方キロメートル。人口73万7千(2004)。大部分はギリシア正教徒。少数のトルコ系は北部に居住。74年北部にトルコ軍が進駐し、83年北キプロス-トルコ共和国として独立を宣言。事実上南北に分裂。南部のキプロス共和国が2004年にEU加盟。首都ニコシア。英語名サイプラス。→西アジア(図)

キュプリアヌス【Cyprianus ラテン】🔗🔉

キュプリアヌスCyprianus ラテン】 初期キリスト教の教父。キリスト教に改宗し、教会統一のために尽力。司教団のローマ教皇に対する優位を説く。カルタゴの司教として殉教。( 〜258)

サイクリック‐エー‐エム‐ピー【サイクリックAMP】🔗🔉

サイクリック‐エー‐エム‐ピーサイクリックAMP】 〔生〕(cyclic adenosine monophosphate)環状ヌクレオチドの一つ。サイクリック‐アデノシン‐3′、5′‐一リン酸。広く動植物組織や細菌の、特に膜構造に局在。多くのホルモンや生理活性物質による細胞外情報を標的細胞に伝達し、特定酵素の生成・代謝調節に関与する。細胞膜を通しての物質輸送や細胞の増殖・分化にも重要な機能を持つとされる。環状AMP。cAMP

サイクリング【cycling】🔗🔉

サイクリングcycling】 楽しみのために自転車に乗ること。自転車の遠乗り。

サイクル【cycle】🔗🔉

サイクルcycle】 ①周期。循環過程。 ②振動数・周波数の単位。国際単位系のヘルツに等しい。サイクル毎秒。 ③自転車のこと。「レンタ‐―」 ⇒サイクル‐タイム【cycle time】 ⇒サイクル‐ヒット【cycle hit】

サイクル‐タイム【cycle time】🔗🔉

サイクル‐タイムcycle time】 コンピューターで、データの記録と再生の開始との間に必要な最小の時間間隔。 ⇒サイクル【cycle】

サイクル‐ヒット【cycle hit】🔗🔉

サイクル‐ヒットcycle hit】 野球で、一人の選手が1試合に単打・二塁打・三塁打・本塁打を打つこと。順番は問わない。 ⇒サイクル【cycle】

サイクロイド【cycloid】🔗🔉

サイクロイドcycloid】 〔数〕平面内において一直線上を円が滑ることなくころがるとき、円周上に固定された一点(P)が描く曲線。擺線はいせん。 サイクロイド ⇒サイクロイド‐はぐるま【サイクロイド歯車】

サイクロトロン【cyclotron】🔗🔉

サイクロトロンcyclotron】 〔理〕加速器の一つ。磁場の中で円運動をしているイオンを同じ周期の高周波電場によって加速して、1000万〜数億電子ボルトのエネルギーをもつようにする装置。放射性同位体の製造や原子核の人工破壊に用いる。

サイクロン【cyclone】🔗🔉

サイクロンcyclone】 〔気〕インド洋に発生する熱帯低気圧。季節風交替期(5月・10月)によく発生し、ベンガル湾沿岸地方などを襲う。

サイバー【cyber】🔗🔉

サイバーcyber】 (サイバネティックスから)コンピューターやコンピューター‐ネットワークに関すること。 ⇒サイバー‐スペース【cyberspace】 ⇒サイバー‐テロ ⇒サイバーパンク【cyberpunk】 ⇒サイバー‐モール【cyber mall】

サイバー‐スペース【cyberspace】🔗🔉

サイバー‐スペースcyberspace】 (SF作家ギブソン(William Gibson1948〜)の造語)コンピューターやコンピューター‐ネットワーク上で電子的に作られた仮想的な空間のこと。→バーチャル‐リアリティー⇒サイバー【cyber】

サイバー‐テロ🔗🔉

サイバー‐テロ (cyber-terrorism)国家や社会基盤の情報システムに不正に侵入し、データの破壊や改竄かいざんなどを行うことで、社会機能を不全に陥らせる行為。 ⇒サイバー【cyber】

サイバーパンク【cyberpunk】🔗🔉

サイバーパンクcyberpunk】 SFの一種。コンピューターが支配する未来社会を描くもの。 ⇒サイバー【cyber】

サイバー‐モール【cyber mall】🔗🔉

サイバー‐モールcyber mall】 ウェブ上で、複数の店から買い物ができるサイト。電子商店街。 ⇒サイバー【cyber】

サイバネティックス【cybernetics】🔗🔉

サイバネティックスcybernetics】 (「舵手」の意のギリシア語に由来)通信・自動制御などの工学的問題から、統計力学、神経系統や脳の生理作用までを統一的に処理する理論の体系。1947年頃アメリカの数学者ウィーナーの提唱に始まる学問分野。

サイプレス【cypress】🔗🔉

サイプレスcypress】 〔植〕(→)イトスギ

サイボーグ【cyborg】🔗🔉

サイボーグcyborg】 (cybernetic organismから)動物、特に人間の生体機能の重要な部分を電子機器などに代行させたもの。

シアニン‐せんりょう【シアニン染料】‥レウ🔗🔉

シアニン‐せんりょうシアニン染料‥レウ (cyanine dye)2個の含窒素複素環をメチン基(‐CH=)またはポリメチン基で結合した構造の染料。写真乳剤の増感色素として重要で、種類も多い。アクリル繊維の染色や医薬、レーザー用色素として用いるものもある。

シアノコバラミン【cyanocobalamine】🔗🔉

シアノコバラミンcyanocobalamine(→)ビタミンB12の別称。

シアン【cyaan オランダ・cyan イギリス】🔗🔉

シアンcyaan オランダ・cyan イギリス】 ①分子式(CN) 水銀・銀・金などのシアン化物を赤熱すると生ずる無色の気体。特異な臭気を帯び、毒性をもつ。点火すると紫色の炎をあげて燃焼する。有機合成原料に用いる。青素。ジシアン。 ②澄んだ青緑色。カラー写真・絵具・印刷インクなどの三原色の一つで、赤の補色。 ⇒シアンか‐カリウム【シアン化カリウム】 ⇒シアンか‐すいそ【シアン化水素】 ⇒シアンか‐ナトリウム【シアン化ナトリウム】 ⇒シアンか‐ぶつ【シアン化物】

シアンか‐ぶつ【シアン化物】‥クワ‥🔗🔉

シアンか‐ぶつシアン化物‥クワ‥ (cyanide)シアン化水素の水素原子を金属原子または金属性基で置き換えた化合物の総称。青化物。青酸塩。 ⇒シアン【cyaan オランダ・cyan イギリス】

シクラメン【Cyclamen ラテン】🔗🔉

シクラメンCyclamen ラテン】 サクラソウ科の観賞用多年草。地中海東岸原産。地下に塊茎がある。長柄の心臓形の葉には白斑があり、裏面は光沢のある紅紫色。春、花は下向きに開き、花弁は5枚でそり返り、白または紅、一重・八重など園芸品種が多い。鉢植として栽培。また、広くはサクラソウ科シクラメン属植物(その学名)で、西アジアを中心に約10種が分布。ブタノマンジュウ。カガリビバナ。〈[季]春〉 シクラメン 提供:OPO

シクロ【cyclo】🔗🔉

シクロcyclo】 東南アジアで用いる自転車タクシー。前輪が二つ、後輪が一つで、運転手席の前方に客席がある。

シクロスポリン【cyclosporin】🔗🔉

シクロスポリンcyclosporin】 免疫抑制剤の一つ。ヘルパーT細胞に作用して細胞性免疫を抑制する。移植手術における拒否反応の抑制などに用いる。サイクロスポリン。

シクロデキストリン【cyclodextrin】🔗🔉

シクロデキストリンcyclodextrin】 数個のグルコース(ブドウ糖)が環状につながったオリゴ糖。グルコースが6、7、8個つながったものをそれぞれα‐、β‐、γ‐シクロデキストリンと呼ぶ。

シクロヘキサン【cyclohexane】🔗🔉

シクロヘキサンcyclohexane】 分子式CH12 環式炭化水素の一つ。石油臭の無色流動性液体。ナフテン系原油から分留したガソリン中に含まれ、工業的にはベンゼンの水素添加によって製する。ナイロンなど有機合成の原料。有機溶剤。

シニカル【cynical】🔗🔉

シニカルcynical】 皮肉な態度をとるさま。冷笑的。シニック。→キニク学派

シニシズム【cynicism】🔗🔉

シニシズムcynicism】 ①キニク学派の教義。 ②一般に世論・習俗、通常の道徳などを無視し、万事に冷笑的に振る舞う態度。犬儒主義。冷笑主義。シニスム。

シニスム【cynisme フランス】🔗🔉

シニスムcynisme フランス⇒シニシズム

シニック【cynic イギリス・cynique フランス】🔗🔉

シニックcynic イギリス・cynique フランス⇒シニカル

シプリペディウム【Cypripedium ラテン】🔗🔉

シプリペディウムCypripedium ラテン】 ①ラン科クマガイソウ属植物(その学名)。日本産のクマガイソウ・アツモリソウなど。北半球の温帯に約30種が産する。花の唇弁が大きく袋状に発達、雄しべが3本(うち1本は仮雄蕊)あり、ラン科中で原始的な群とされる。 ②ラン科パフィオペディルム属の園芸種の通称。旧分類で1に属すとされていたことによる。略称シップ(Cyp.)。

シリンダー【cylinder】🔗🔉

シリンダーcylinder】 ①円筒。円柱。 ②往復運動機関の主要部分の一つ。鋼製または鋳鉄製の中空円筒状で、その内部をピストンが往復して所要の仕事を行う。気筒。シリンドル。 ③ハード‐ディスクに記録されたデータを管理する区分の一つ。 ⇒シリンダー‐じょう【シリンダー錠】 ⇒シリンダー‐ゆ【シリンダー油】

シリンダー‐ゆ【シリンダー油】🔗🔉

シリンダー‐ゆシリンダー油】 (cylinder oil)機械の歯車を装備した部分および蒸気機関の気筒の潤滑に用いる油。鉱物性で粘度大きく、引火点高く、不純物の含有量は少ない。 ⇒シリンダー【cylinder】

シンバル【cymbal】🔗🔉

シンバルcymbal】 打楽器。東洋の鈸はちをヨーロッパで採用したもの。凹面の金属円盤を打ち合わせ、またはスティックで叩いて音を出す。

シンビディウム【Cymbidium ラテン】🔗🔉

シンビディウムCymbidium ラテン】 (シンビジウムとも)広義にはラン科シュンラン属植物(その学名)。アジアの熱帯・温帯に約70種が分布。日本にはシュンラン・カンランなどが自生。園芸上のシンビディウムは、同属で東南アジア熱帯産の着生種をもとに多くの品種がある。「シンビ」と略称。 シンビディウム 提供:OPO

はくちょう‐ざ【白鳥座】‥テウ‥🔗🔉

はくちょう‐ざ白鳥座‥テウ‥ (Cygnus ラテン)北天の星座。星の配列が白鳥の飛ぶさまに似ている。天の川中にあり、9月下旬の夕方、天頂で南中。主な輝星を結ぶと十字形をなすので、南十字に対し北十字と呼ばれる。首星デネブ。 白鳥座 ⇒はく‐ちょう【白鳥】

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