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しつ‐りょう【質料】‥レウ🔗🔉

しつ‐りょう質料‥レウ 〔哲〕(matter イギリス・hyle ギリシア・materia ラテン)形相(形・構造)を具えることによって初めて一定の事物となる材料的なもの。アリストテレスは、質料を形相と共に存在の根本原理と考えた。例えば家の構造は形相で材木や石材は質料。→デュナミス⇒しつりょう‐いん【質料因】

そ‐ざい【素材】🔗🔉

そ‐ざい素材】 ①もととなる材料。原料。 ②造材によってできた材種で、まだ製材されてないもの。丸太・杣角そまかくの類。 ③(material)芸術創作の材料となるもの。「作品の―を身辺に求める」

ぶっしつ‐しゅぎ【物質主義】🔗🔉

ぶっしつ‐しゅぎ物質主義】 (materialism) ①精神的なものを無視して、衣食住などの問題を第一義とする立場。 ②(→)唯物ゆいぶつに同じ。 ⇒ぶっ‐しつ【物質】

ぼせい‐いでん【母性遺伝】‥ヰ‥🔗🔉

ぼせい‐いでん母性遺伝‥ヰ‥ (maternal inheritance)卵の細胞質に貯えられた母親の核内遺伝子の産物が子の形質として現れる遺伝様式。母親の細胞質は卵を通じて伝わりうるが、父親の細胞質は、精子核のみが卵に入るため伝わらない。 ⇒ぼ‐せい【母性】

マタニティー【maternity】🔗🔉

マタニティーmaternity】 ①母性。 ②妊産婦。妊婦のための。「―‐スイミング」 ③マタニティー‐ウェアの略。 ⇒マタニティー‐ウェア【maternity wear】 ⇒マタニティー‐ブルー

マタニティー‐ウェア【maternity wear】🔗🔉

マタニティー‐ウェアmaternity wear】 妊産婦用の腹部にゆとりをもたせた服。マタニティー‐ドレス。 ⇒マタニティー【maternity】

マタニティー‐ブルー🔗🔉

マタニティー‐ブルー (和製語maternity blue)妊娠中あるいは出産直後の母親にあらわれる情緒不安定な状態。 ⇒マタニティー【maternity】

マテリアリズム【materialism】🔗🔉

マテリアリズムmaterialism】 唯物論。物質主義。

マテリアル【material】🔗🔉

マテリアルmaterial】 ①材料。素材。 ②物質的。

メート【mate】🔗🔉

メートmate】 ①仲間。相棒。「クラス‐―」 ②商船で、航海士。

ゆいぶつ‐しかん【唯物史観】‥クワン🔗🔉

ゆいぶつ‐しかん唯物史観‥クワン 〔哲〕(materialistische Geschichtsauffassung ドイツ)マルクス主義の歴史観。物質的・経済的生活関係を以て歴史的発展の究極の原動力と考える立場。これによれば、社会的・政治的および精神的生活過程一般は、究極において物質的・経済的生活の生産様式によって規定され、しかもこの物質的基盤そのものは、それ自身の弁証法的発展の必然性に従って展開するものとされる。史的唯物論。↔唯心史観。→マルクス主義→弁証法的唯物論⇒ゆい‐ぶつ【唯物】

ゆいぶつ‐べんしょうほう【唯物弁証法】‥ハフ🔗🔉

ゆいぶつ‐べんしょうほう唯物弁証法‥ハフ 〔哲〕(materialistische Dialektik ドイツ)マルクス主義の弁証法。ヘーゲルの弁証法が精神や理念を基礎としているのに対して、逆に物質的なものの弁証法的自己展開を基本と見、特に否定と実践との契機を重視する。→弁証法→弁証法的唯物論⇒ゆい‐ぶつ【唯物】

ゆいぶつ‐ろん【唯物論】🔗🔉

ゆいぶつ‐ろん唯物論】 〔哲〕(materialism) ①精神に対する物質の根源性を主張する立場。従って物質から独立の霊魂・精神・意識を認めず、意識は高度に組織された物質(脳髄)の所産と考え、認識は客観的実在の脳髄による反映であるとする。古くインド・中国にも見られ、西洋では古代ギリシア初期の哲学者たち以来、近世の機械的唯物論(特に18世紀のイギリス・フランスの唯物論)やマルクス主義の弁証法的唯物論を経て、脳科学に基礎を置く現代の創発的唯物論に至るまでさまざまな形態をとって、哲学史上絶えず現れている。↔観念論↔唯心論。→反映論。 ②通俗的用法としては、卑俗な処世法としての打算的・享楽主義的な態度を指す。 ⇒ゆい‐ぶつ【唯物】

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