複数辞典一括検索+

ぎゃく‐せつ【逆説】🔗🔉

ぎゃく‐せつ逆説】 (paradox) ①衆人の受容している通説、一般に真理と認められるものに反する説。「貧しき者は幸いである」の類。また、真理に反対しているようであるが、よく吟味すれば真理である説。「急がば回れ」「負けるが勝ち」の類。パラドックス。 ②外見上、同時に真でありかつ偽である命題。 ⇒ぎゃくせつ‐すいみん【逆説睡眠】 ⇒ぎゃくせつ‐てき【逆説的】

げっかく‐さ【月角差】🔗🔉

げっかく‐さ月角差】 (parallactic inequality)天球上の月の運行において、1朔望月さくぼうげつを周期とする遅れ進み。

ごく‐み【極微】🔗🔉

ごく‐み極微】 〔仏〕(梵語paramāṇu)それ以上分割できない物質の最小単位。七つの極微で一微塵を構成し、それらが集まって物質が構成されるとする。極微塵。

ごびゅう‐すいり【誤謬推理】‥ビウ‥🔗🔉

ごびゅう‐すいり誤謬推理‥ビウ‥ 〔論〕 ①(fallacy)論理的な誤りを含む推理。→虚偽2。 ②(Paralogismus ドイツ)特に、論理形式に関する無意識の過ちに基づいた推論。カントが、「純粋理性批判」の超越論的弁証論において、考える主体としての自我(霊魂)の単なる論理的統一から霊魂の諸特性を導出する推論を誤謬推理としたことが有名。 ⇒ご‐びゅう【誤謬】

し‐さ【視差】🔗🔉

し‐さ視差】 (parallax) ①二つの違った場所から同一物を見た時の視方向の差。そこから生ずる視覚像の差異をいうこともある。両眼で対象を見た時に生ずる両眼視差、頭や身体を移動した時に発生する運動視差などがあり、それらによって遠近や奥行の知覚が生ずる。 ②〔天〕天体の1点を2カ所から眺め比べた時の方向の差。天体までの距離の算定に用いる。 ③カメラのファインダーの視野と実際に撮影される画面との差。

しつらくえん【失楽園】‥ヱン🔗🔉

しつらくえん失楽園‥ヱン (Paradise Lost)ミルトンの12巻1万行余りの叙事詩。1667年刊。アダムとイヴの楽園追放の説話を礎いしずえにして、清教徒的世界観を展開しながら神とサタンとの闘争を描く。「楽園喪失」とも訳す。「復楽園」はその続編。

じょう‐じせい【常磁性】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐じせい常磁性ジヤウ‥ 〔理〕(paramagnetism)物質を磁場内に置いた時に、磁場と同じ向きに弱く磁化する性質。自発磁化をもたずヒステリシスも示さない。 ⇒じょうじせい‐たい【常磁性体】

じょ‐へんすう【助変数】🔗🔉

じょ‐へんすう助変数】 〔数〕(parameter)幾つかの変数間の関数関係を間接に表すために用いる変数。例えばxy=1は助変数θを用いてx=cosθ,y=sinθと表される。パラメーター。媒介変数。母数。径数。

しんだい【真諦】🔗🔉

しんだい真諦】 (梵語Paramārtha)西インドのバラモン出身の学僧。摂論宗しょうろんしゅうの祖。四大翻訳家の一人。546年、中国広州に至り、のち「摂大乗論しょうだいじょうろん」「大乗起信論」などを訳出。(499〜569)

パー【par】🔗🔉

パーpar】 ①同価。同等。 ②有価証券の市価がその額面または払込額と同一なこと。平価。 ③ゴルフで、各ホールごとの基準打数。

パラ【para】🔗🔉

パラpara】 (ギリシア語で「越えて」「反対側に」の意のparaに由来する接頭語)〔化〕ベンゼン環の1位と4位(正反対の位置)に置換基をもつことを示し、記号で表す。‐キシレン・‐ニトロフェノールの類。

パラアミノ‐あんそっこうさん【パラアミノ安息香酸】‥ソクカウ‥🔗🔉

パラアミノ‐あんそっこうさんパラアミノ安息香酸‥ソクカウ‥ (para-aminobenzoic acid)ビタミンB複合体の一つ。葉酸の成分。これが欠乏するとネズミの体毛は白色になる。ある種の細菌の増殖に必要。抗灰色毛因子。

パラアミノ‐サリチルさん【パラアミノサリチル酸】🔗🔉

パラアミノ‐サリチルさんパラアミノサリチル酸】 (para-aminosalicylic acid)分子式CH(NH)(OH)(COOH) 無色結晶性の粉末。抗結核薬。略称パス(PAS)。

はらい【波羅夷】🔗🔉

はらい波羅夷】 〔仏〕(梵語pārājika)戒律のうちで最も罪の重いもの。淫戒・盗戒・殺人戒・大妄語戒の四つ。これを犯すと教団から追放される。→四重禁

パライゾ【paraiso ポルトガル】🔗🔉

パライゾparaiso ポルトガル】 (キリシタン用語)天国。楽園。ハライソ。妙貞問答「後生の善所は―と云ひて天にあり」

パラグアイ【Paraguay】🔗🔉

パラグアイParaguay】 南米中南部の共和国。1811年スペインから独立。住民の大半はメスティーソで、言語はスペイン語とグアラニー語。日本人の移民が多い。経済は一次産品の輸出に依存。首都アスンシオン。面積40万7000平方キロメートル。人口545万6千(2001)。→南アメリカ(図)

パラ‐グライダー【paraglider】🔗🔉

パラ‐グライダーparaglider】 空を飛んで楽しむスポーツの一つ。空気をはらんだキャノピー4の揚力を利用して滑空する。

パラグラフ【paragraph】🔗🔉

パラグラフparagraph】 文章上の節。段落。

パラジクロロ‐ベンゼン【paradichlorobenzene】🔗🔉

パラジクロロ‐ベンゼンparadichlorobenzene「ジクロロ‐ベンゼン」参照。

パラシュート【parachute フランス】🔗🔉

パラシュートparachute フランス】 航空機から人や物資を投下するとき、空気抵抗によって降下速度を緩めるために用いる傘状のもの。宇宙船の着陸時や高速走行した自動車の停止時などにも使用。落下傘らっかさん

パラダイス【paradise】🔗🔉

パラダイスparadise】 ①(Paradise)エデンの園。 ②天国。また、悩みや苦しみのない楽しい所。楽園。

パラダイム【paradigm】🔗🔉

パラダイムparadigm】 ①〔言〕 ㋐語形変化表。用言の活用表・格変化表など。 ㋑(→)範列に同じ。 ②〔哲〕プラトンでは事物の範型としてのイデアを意味する。現代ではクーンが科学史叙述の枠組として提起した概念で、科学研究を一定期間導く模範となる業績を意味する。後に一般化され、一時代の支配的な物の見方や時代に共通の思考の枠組を指すようになった。

パラドキシカル【paradoxical】🔗🔉

パラドキシカルparadoxical(→)逆説的

パラドックス【paradox】🔗🔉

パラドックスparadox(→)逆説

パラフィン【paraffin】🔗🔉

パラフィンparaffin】 (ラテン語で「乏しい親和性」の意のparum affinisに由来) ①CH+2という一般式で表される飽和鎖式炭化水素の総称。化学的に安定で反応性に乏しい。パラフィン炭化水素。メタン系炭化水素。アルカン。 直鎖パラフィン炭化水素(表) ②狭義には、パラフィン蝋、すなわち石蝋せきろうを指す。高級なパラフィン炭化水素の混合物で、常温では白色半透明蝋状の固体。重油から分離精製され、天然には地蝋じろうとして産する。蝋燭ろうそくの原料、軟膏の基礎剤などにする。 ③(→)パラフィン紙の略。 ⇒パラフィン‐し【パラフィン紙】

パラボラ‐アンテナ🔗🔉

パラボラ‐アンテナ (parabola antenna)指向性アンテナの一種。回転放物面の反射面を備え、電波を一定方向に集中して発信または受信する。 ⇒パラボラ【parabola】

パラマリボ【Paramaribo】🔗🔉

パラマリボParamaribo】 南米北東部、スリナム共和国の首都。同国北部に位置する。旧市街はオランダ風の街並で、世界遺産。人口24万3千(2004)。 パラマリボ 提供:Photoshot/APL

パラメーター【parameter】🔗🔉

パラメーターparameter】 ①〔数〕(→)助変数。 ②㋐プログラムの起動と同時に指定し、その動作を決定する数値や文字などのこと。 ㋑関数2を呼び出す際に与えられる、処理に必要な情報。引数。

パラメディカル【paramedical】🔗🔉

パラメディカルparamedical】 看護師・保健師・検査技師・X線技師・作業療法士など医師以外の医療従事者。コ‐メディカル。

パララックス【parallax】🔗🔉

パララックスparallax】 〔理〕(→)視差に同じ。

パラリーガル【paralegal】🔗🔉

パラリーガルparalegal】 弁護士の指示・監督のもとで、法律関係の事務に携わる専門職。

パラリンピック【Paralympic】🔗🔉

パラリンピックParalympic】 (parallelとOlympicとの合成語)国際身体障害者スポーツ大会。4年に1回オリンピック開催地で行う。1960年脊椎損傷者だけが参加し第1回が開催。近年は肢体不自由・視覚障害者なども参加。夏季と冬季とがある。→スペシャル‐オリンピックス

パラレル【parallel】🔗🔉

パラレルparallel】 ①平行。 ②二つの物事が並行するさま。 ③〔電〕並列接続。 ④欧文記号の一つ。「‖」。参照符として用いる。 ⑤スキーで、スキー板を平行にそろえて滑る技術。 ⇒パラレル‐コンピューター【parallel computer】 ⇒パラレル‐レース【parallel race】

パラレル‐コンピューター【parallel computer】🔗🔉

パラレル‐コンピューターparallel computer】 複数の演算装置やプロセッサーなどの構成要素を結合し、高速性・信頼性・拡張性を向上させたコンピューター。 ⇒パラレル【parallel】

パラレル‐レース【parallel race】🔗🔉

パラレル‐レースparallel race】 スキー・スノーボードまたマウンテン‐バイクで、並行するコースを二人の競技者が同時に滑り、または走る競技。デュアル‐スラローム。 ⇒パラレル【parallel】

パリ【Paris・巴里】🔗🔉

パリParis・巴里】 フランス共和国の首都。国の北方、パリ盆地の中心部に位置し、セーヌ川にまたがる。市街はシテ島を核心として、これを取り巻く同心円状の3帯から成り、20区に分かれる。中世以来西ヨーロッパにおける文化・政治・経済の中心地の一つ。また、世界的な芸術・流行の中心地。著名な建築物・学校・旧跡などが多い。人口212万5千(1999)。 パリ 撮影:田沼武能 パリ(地図)

パレード【parade】🔗🔉

パレードparade】 ①祝賀や祭りの華やかな行列・行進。 ②閲兵式。

はん‐れつ【範列】🔗🔉

はん‐れつ範列】 〔言〕(paradigm) ①言語に含まれ、対立によって価値が決定される要素の体系。範例。パラダイム。→系列関係。 ②活用する語の語形変化表。 ⇒はんれつ‐かんけい【範列関係】

ふくらくえん【復楽園】‥ヱン🔗🔉

ふくらくえん復楽園‥ヱン (Paradise Regained)ミルトンの叙事詩。1671年刊。「失楽園」の続編。「楽園回復」とも訳される。

へい‐か【平価】🔗🔉

へい‐か平価】 (par) ①一国の通貨の対外価値を示す基準値。通貨の金含有量による金平価、米ドルを基準とするIMF平価がある。1973年の変動為替相場制移行後は用いられなくなった。 ②有価証券の価格が額面金額に等しいこと。 ⇒へいか‐きりさげ【平価切下げ】

へいこう‐ろん【並行論】‥カウ‥🔗🔉

へいこう‐ろん並行論‥カウ‥ 〔哲〕(parallelism)心と物、精神と身体との間の交互的な因果関係を否定し、両者の間には並行的な対応関係があるのみと主張する哲学説。精神物理的並行論。↔相制説 ⇒へい‐こう【並行・併行】

ほうぶつ‐せん【放物線・抛物線】ハウ‥🔗🔉

ほうぶつ‐せん放物線・抛物線ハウ‥ (parabola)円錐曲線(二次曲線)の一つ。幾何学的には一平面上で一定点Fと一定直線(準線)とからの距離が等しい点P(PP′=PF)の軌跡。直交座標を用いればyaxは定数)で表される。真空中で投げた物体は、放物線を描いて運動する。 放物線 ⇒ほうぶつせん‐めん【放物線面】

広辞苑parで始まるの検索結果 1-44もっと読み込む