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広辞苑の検索結果 (12)
ま‐こと【真・実・誠】🔗⭐🔉
ま‐こと【真・実・誠】
(「ま(真)こと(事・言)」の意)
[一]〔名〕
①事実の通りであること。うそでないこと。真実。ほんとう。万葉集14「葛飾の真間の手児奈てこなを―かもわれに寄すとふ真間の手児奈を」。「―の話」「うそから出た―」
②偽り飾らない情。人に対して親切にして欺かないこと。誠意。古今和歌集恋「いつはりと思ふものから今更にたが―をか我はたのまむ」。「―を尽くす」
[二]〔副〕
じつに。ほんとうに。万葉集3「聞きしごと―たふとく」→まことに。
[三]〔感〕
忘れていたことを思い起こしたり話の途中でふと思いついたりしたことをさしはさむ際、また、話題を転ずる際に用いる語。ほんとうに。それはそうと。そうそう。宇津保物語俊蔭「―、かのものの音いささか聞かせ給へ」
⇒まこと‐がお【実顔】
⇒まこと‐に【真に・実に・誠に・寔に・洵に】
⇒まこと‐の‐はな【真の花】
⇒まこと‐の‐ひと【真の人】
⇒まこと‐の‐みち【真の道】
⇒まこと‐や【実や】
⇒真にもって
まこと‐がお【実顔】‥ガホ🔗⭐🔉
まこと‐がお【実顔】‥ガホ
まことらしい顔つき。まことしがお。
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと・し【実し】🔗⭐🔉
まこと・し【実し】
〔形シク〕
①真実である。ほんとうだ。徒然草「―・しくは覚えねども人のいふ事なれば」
②誠実そうである。実直らしい。枕草子200「―・しく清げなる人」
③正しい。本格的である。源氏物語少女「今の世に―・しう伝へたる人をさをさ侍らずなりにたり」
まことし‐がお【実し顔】‥ガホ🔗⭐🔉
まことし‐がお【実し顔】‥ガホ
(→)「まことがお」に同じ。
まことし‐やか【実しやか】🔗⭐🔉
まことし‐やか【実しやか】
いかにも本当らしく言うさま。天草本伊曾保物語「―に言ふによつて」。「―な嘘」
まこと‐と・う【真事問ふ】‥トフ🔗⭐🔉
まこと‐と・う【真事問ふ】‥トフ
〔自四〕
ものを言う。古事記中「この御子、八拳鬚やつかひげ心前むなさきに至るまで―・はず」
まこと‐に【真に・実に・誠に・寔に・洵に】🔗⭐🔉
まこと‐に【真に・実に・誠に・寔に・洵に】
[一]〔副〕
いつわりなく。ほんとうに。転じて、非常に。竹取物語「―つばくらめ巣つくれり」。「―光栄だ」
[二]〔感〕
「まこと」に同じ。
⇒ま‐こと【真・実・誠】
○真にもってまことにもって
「まことに」を強めた語。はなはだ。「この度は―残念なことでした」
⇒ま‐こと【真・実・誠】
○真にもってまことにもって🔗⭐🔉
○真にもってまことにもって
「まことに」を強めた語。はなはだ。「この度は―残念なことでした」
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと‐の‐はな【真の花】
能楽で、鍛錬と工夫とを究めて得た真実の花の面白さ。風姿花伝「此の花は―にはあらず」↔時分の花。
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと‐の‐ひと【真の人】
道徳を成就した人。真理を悟った人。真人しんじん。徒然草「―は智もなく徳もなく功もなく名もなし」
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと‐の‐みち【真の道】
仏の道。仏道。新古今和歌集旅「さとり行く―に入りぬれば」
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと‐や【実や】
〔感〕
(→)「まこと」に同じ。
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと‐の‐はな【真の花】🔗⭐🔉
まこと‐の‐はな【真の花】
能楽で、鍛錬と工夫とを究めて得た真実の花の面白さ。風姿花伝「此の花は―にはあらず」↔時分の花。
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと‐の‐ひと【真の人】🔗⭐🔉
まこと‐の‐ひと【真の人】
道徳を成就した人。真理を悟った人。真人しんじん。徒然草「―は智もなく徳もなく功もなく名もなし」
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと‐の‐みち【真の道】🔗⭐🔉
まこと‐の‐みち【真の道】
仏の道。仏道。新古今和歌集旅「さとり行く―に入りぬれば」
⇒ま‐こと【真・実・誠】
まこと‐や【実や】🔗⭐🔉
まこと‐や【実や】
〔感〕
(→)「まこと」に同じ。
⇒ま‐こと【真・実・誠】
○馬子にも衣装まごにもいしょう
誰でも外面を飾れば立派に見える。
⇒ま‐ご【馬子】
○馬子に縕袍まごにわんぼう
馬子にはどてらが似合う。分相応の意のたとえ。
⇒ま‐ご【馬子】
大辞林の検索結果 (13)
ま-こと【真・実・誠】🔗⭐🔉
ま-こと [0] 【真・実・誠】
〔「ま(真)こと(事・言)」の意〕
■一■ (名)
(1)うそやいつわりでないこと。本当。「―を言えば」「―の英雄」
(2)いつわりのない心。人に対してよかれと思う心。まごころ。誠意。真情。「―を尽くす」
(3)歌論用語。作品に表れた作者の真情。「歌の様(サマ)はえたれども,―すくなし/古今(仮名序)」
■二■ (副)
本当に。実に。「―,それは怪物であった」「―,うれしい」
■三■ (感)
ふと思い出したり,話題を転換するときなどにいう語。ああ,そうそう。ああ,そういえば。まことや。「―,講の庭にもその蛇(クチナワ)侍りしかども,人もえ見つけざりしなり/宇治拾遺 4」
まこと-がお【実顔】🔗⭐🔉
まこと-がお ―ガホ 【実顔】
真剣な顔つき。まじめな様子。「人はいさあだし契の言の葉を―にや待ち更けぬらむ/風雅(恋二)」
まこと-に【真に・誠に】🔗⭐🔉
まこと-に 【真に・誠に】
■一■ [0] (副)
本当に。実に。「―お世話になりました」
■二■ (感)
「まこと{■三■}」に同じ。「―,ただ人にはあらざりけるとぞ/徒然 184」
まこと-の-はな【真の花】🔗⭐🔉
まこと-の-はな 【真の花】
能で,稽古(ケイコ)と工夫を究めた本当の芸のうまさ。
⇔時分の花
まこと-の-ひと【真の人】🔗⭐🔉
まこと-の-ひと 【真の人】
真理を悟った人。真人(シンジン)。「―は智もなく,徳もなく,功もなく,名もなし/徒然 38」
まこと-の-みち【真の道】🔗⭐🔉
まこと-の-みち 【真の道】
仏の道。仏道。「さとり行く―に入りぬれば/新古今(羇旅)」
まこと-まこと【実実】🔗⭐🔉
まこと-まこと 【実実】 (感)
「まこと{■三■}」を重ねて強めた言い方。「―,みかどの,ははぎさきの御もとに/大鏡(道長)」
まこと-や【実や】🔗⭐🔉
まこと-や 【実や】 (感)
「まこと{■三■}」に同じ。「―かの斎宮もかはり給ひにしかば/源氏(澪標)」
まこと・し【真し・実し】🔗⭐🔉
まこと・し 【真し・実し】 (形シク)
〔「まこと」の形容詞化〕
(1)本当である。真実だ。「我も―・しからずは思ひながら/徒然 73」
(2)本格的である。正式である。「今の世に(琵琶ノ道ヲ)―・しう伝へたる人,をさをさ侍らずなりにたり/源氏(乙女)」
(3)実務的である。政治・経済など実用的方面に関するさまである。「―・しき方ざまの御心おきてなどこそは/源氏(宿木)」
(4)まじめである。実直だ。「―・しうきよげなる人の,夜は風のさわぎに寝られざりければ/枕草子 200」
まことし-やか【真しやか】🔗⭐🔉
まことし-やか [4] 【真しやか】 (形動)[文]ナリ
いかにも本当らしいさま。真実をよそおうさま。「―なうそをつく」
[派生] ――さ(名)
ま-ことと・う【真事問ふ・真言問ふ】🔗⭐🔉
ま-ことと・う ―コトトフ 【真事問ふ・真言問ふ】 (動ハ四)
〔「ま」は接頭語〕
物を言う。口をきく。言問う。「然るに是の御子,八拳鬚(ヤツカヒゲ)心(ムネ)の前に至るまで―・はず/古事記(中)」
まことまこと・し【真真し】🔗⭐🔉
まことまこと・し 【真真し】 (形シク)
「まことし(真)」を強めて言う語。「―・しきおもひ人のいひなぐさめたる/枕草子 265」
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