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亶 まことに🔗⭐🔉
【亶】
13画 亠部 
区点=4825 16進=5039 シフトJIS=98B7
《音読み》 
タン
〈d
n〉/
セン
/ゼン
〈sh
n〉
《訓読み》 あつい(あつし)/おおい(おほし)/まことに/ほしいままに
《意味》

{形}あつい(アツシ)。おおい(オホシ)。ぶあつい。物がおおく集積されていてたくさんあるさま。
{接続}ただ。ただし。〈同義語〉→但。
{副}まことに。裏がないさま。▽単純の単に当てた用法。「亶其然乎=亶ニ其レ然ルカ」〔→詩経〕
{形・副}ほしいままに。かってにひとりぎめにするさま。もっぱら。▽擅センや専断の専に当てた用法。
《解字》
形声。上部は稟リン(米倉)の上部と同じで、穀物を囲いの中、屋根の下に集めた姿。下部に音符旦タンを加えて、物をおおく集めるの意を含む。
《熟語》
→主要人名
13画 亠部 
区点=4825 16進=5039 シフトJIS=98B7
《音読み》 
タン
〈d
n〉/
セン
/ゼン
〈sh
n〉
《訓読み》 あつい(あつし)/おおい(おほし)/まことに/ほしいままに
《意味》

{形}あつい(アツシ)。おおい(オホシ)。ぶあつい。物がおおく集積されていてたくさんあるさま。
{接続}ただ。ただし。〈同義語〉→但。
{副}まことに。裏がないさま。▽単純の単に当てた用法。「亶其然乎=亶ニ其レ然ルカ」〔→詩経〕
{形・副}ほしいままに。かってにひとりぎめにするさま。もっぱら。▽擅センや専断の専に当てた用法。
《解字》
形声。上部は稟リン(米倉)の上部と同じで、穀物を囲いの中、屋根の下に集めた姿。下部に音符旦タンを加えて、物をおおく集めるの意を含む。
《熟語》
→主要人名
信 まこと🔗⭐🔉
【信】
 9画 人部 [四年]
区点=3114 16進=3F2E シフトJIS=904D
《常用音訓》シン
《音読み》 シン
〈x
n〉
《訓読み》 まこと/まことに/のびる(のぶ)/のばす/まかせる(まかす)
《名付け》 あき・あきら・こと・さだ・さね・しげ・しの・ただ・ちか・とき・とし・のぶ・のぶる・まこと・まさ・みち
《意味》
{名}まこと。言明や約束をどこまでも通すこと。▽前言をかえたり、途中で屈したりするのを不信という。「信義」「民無信不立=民信無クバ立タズ」〔→論語〕
シンナリ{形}まこと。ほんとうであるさま。「信斯言也=信ナルカナ斯ノ言ヤ」〔→孟子〕
シンニ{副}まことに。ほんとうに。「若妻信病、賜小豆四十斛=若シ妻信ニ病メバ、小豆四十斛ヲ賜ヘヨ」〔→魏志〕
シンズ{動}信用する。「信任」「王信之乎=王コレヲ信ズルカ」〔→韓非〕
{名}約束。また、約束のしるし。「印信(はんこ)」
{動}のびる(ノブ)。のばす。つかえずにまっすぐのびる。〈同義語〉→申。「屈而不信=屈シテ信ビズ」〔→孟子〕
{動}まかせる(マカス)。引きとめずにまっすぐのばす。いくにまかせる。「信手=手ニ信ス」「東望都門信馬帰=東ノカタ都門ヲ望ンデ馬ニ信セテ帰ル」〔→白居易〕
{動}旅の行程をのばし二泊する。「信宿」
{名}遠くまでのび届くたよりやニュースのこと。▽訊シンに当てた用法。「音信」「風信」
《解字》
会意。言は、言明(はっきりいう)の意。信は「人+言」で、一度言明したことを押し通す人間の行為をあらわす。途中で屈することなく、まっすぐのび進むの意を含む。信義の信はその派生義。
《単語家族》
進
晉シン(=晋)
迅ジンと同系。
《類義》
真は、仮の反対で、びっしりつまっていること。実は、虚の反対で、内容がつまっていること。誠は、欠けめなく、首尾のまとまっていること。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
→主要人名
 9画 人部 [四年]
区点=3114 16進=3F2E シフトJIS=904D
《常用音訓》シン
《音読み》 シン
〈x
n〉
《訓読み》 まこと/まことに/のびる(のぶ)/のばす/まかせる(まかす)
《名付け》 あき・あきら・こと・さだ・さね・しげ・しの・ただ・ちか・とき・とし・のぶ・のぶる・まこと・まさ・みち
《意味》
{名}まこと。言明や約束をどこまでも通すこと。▽前言をかえたり、途中で屈したりするのを不信という。「信義」「民無信不立=民信無クバ立タズ」〔→論語〕
シンナリ{形}まこと。ほんとうであるさま。「信斯言也=信ナルカナ斯ノ言ヤ」〔→孟子〕
シンニ{副}まことに。ほんとうに。「若妻信病、賜小豆四十斛=若シ妻信ニ病メバ、小豆四十斛ヲ賜ヘヨ」〔→魏志〕
シンズ{動}信用する。「信任」「王信之乎=王コレヲ信ズルカ」〔→韓非〕
{名}約束。また、約束のしるし。「印信(はんこ)」
{動}のびる(ノブ)。のばす。つかえずにまっすぐのびる。〈同義語〉→申。「屈而不信=屈シテ信ビズ」〔→孟子〕
{動}まかせる(マカス)。引きとめずにまっすぐのばす。いくにまかせる。「信手=手ニ信ス」「東望都門信馬帰=東ノカタ都門ヲ望ンデ馬ニ信セテ帰ル」〔→白居易〕
{動}旅の行程をのばし二泊する。「信宿」
{名}遠くまでのび届くたよりやニュースのこと。▽訊シンに当てた用法。「音信」「風信」
《解字》
会意。言は、言明(はっきりいう)の意。信は「人+言」で、一度言明したことを押し通す人間の行為をあらわす。途中で屈することなく、まっすぐのび進むの意を含む。信義の信はその派生義。
《単語家族》
進
晉シン(=晋)
迅ジンと同系。
《類義》
真は、仮の反対で、びっしりつまっていること。実は、虚の反対で、内容がつまっていること。誠は、欠けめなく、首尾のまとまっていること。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
→主要人名
允 まこと🔗⭐🔉
【允】
 4画 儿部 [人名漢字]
区点=1684 16進=3074 シフトJIS=88F2
《音読み》 イン
〈y
n〉
《訓読み》 まこと/まことに/ゆるす/じょう
《名付け》 あえ・おか・こと・さね・すけ・ただ・ただし・ちか・とう・のぶ・まこと・まさ・まさし・みつ・みつる・よし
《意味》
{形}まこと。調和がとれて誠実なさま。穏やか。「平允ヘイイン(調和がとれる)」「允恭克譲=允恭ニシテ克ク譲ル」〔→書経〕
{副}まことに。調和がとれて。まじめに。「允執其中=允ニ其ノ中ヲ執ル」〔→論語〕
{動}ゆるす。かどをたてずに、相手の意見を聞き入れる。「允許インキョ」
〔国〕じょう。四等官で、寮の第三位。
《解字》
会意。「儿(人体)+柔らかくくねった形」で、なごやかな姿をした人を示す。
《単語家族》
尹イン(調和をとる)
均キン(なごやかに調和がとれる)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
 4画 儿部 [人名漢字]
区点=1684 16進=3074 シフトJIS=88F2
《音読み》 イン
〈y
n〉
《訓読み》 まこと/まことに/ゆるす/じょう
《名付け》 あえ・おか・こと・さね・すけ・ただ・ただし・ちか・とう・のぶ・まこと・まさ・まさし・みつ・みつる・よし
《意味》
{形}まこと。調和がとれて誠実なさま。穏やか。「平允ヘイイン(調和がとれる)」「允恭克譲=允恭ニシテ克ク譲ル」〔→書経〕
{副}まことに。調和がとれて。まじめに。「允執其中=允ニ其ノ中ヲ執ル」〔→論語〕
{動}ゆるす。かどをたてずに、相手の意見を聞き入れる。「允許インキョ」
〔国〕じょう。四等官で、寮の第三位。
《解字》
会意。「儿(人体)+柔らかくくねった形」で、なごやかな姿をした人を示す。
《単語家族》
尹イン(調和をとる)
均キン(なごやかに調和がとれる)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
友諒 マコトヲトモトス🔗⭐🔉
【友諒】
ユウリョウ・マコトヲトモトス 誠実な人を友とする。「友直友諒友多聞益矣=直キヲ友トシ諒ヲ友トシ多聞ヲ友トスルハ益ナリ」〔→論語〕
孚 まこと🔗⭐🔉
【孚】
 7画 子部 
区点=5353 16進=5555 シフトJIS=9B74
《音読み》 フ
〈f
〉
《訓読み》 はぐくむ/まこと
《意味》
{動}はぐくむ。卵を羽で抱いて暖めて育てる。▽訓の「はぐくむ」は、「は(羽)+くくむ」からできた。〈同義語〉→孵フ。「孚化フカ(=孵化)」
{名}外皮で包まれた卵や種。
{名・形}まこと。心の中にたいせつに抱きしめている気持ち。情けの厚いさま。「孚信フシン」
「中孚チュウフ」とは、六十四卦カの一つ。転じて、信義に厚いこと。
《解字》
会意。「爪(て)+子」で、幼い子を手でたいせつにかばうさまを示す。外から包んでたいせつに育てること。
《単語家族》
包(つつむ)
抱(だきかかえる)
覆(おおう)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
 7画 子部 
区点=5353 16進=5555 シフトJIS=9B74
《音読み》 フ
〈f
〉
《訓読み》 はぐくむ/まこと
《意味》
{動}はぐくむ。卵を羽で抱いて暖めて育てる。▽訓の「はぐくむ」は、「は(羽)+くくむ」からできた。〈同義語〉→孵フ。「孚化フカ(=孵化)」
{名}外皮で包まれた卵や種。
{名・形}まこと。心の中にたいせつに抱きしめている気持ち。情けの厚いさま。「孚信フシン」
「中孚チュウフ」とは、六十四卦カの一つ。転じて、信義に厚いこと。
《解字》
会意。「爪(て)+子」で、幼い子を手でたいせつにかばうさまを示す。外から包んでたいせつに育てること。
《単語家族》
包(つつむ)
抱(だきかかえる)
覆(おおう)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
実 まこと🔗⭐🔉
【実】
 8画 宀部 [三年]
区点=2834 16進=3C42 シフトJIS=8EC0
【實】旧字旧字
14画 宀部
区点=5373 16進=5569 シフトJIS=9B89
《常用音訓》ジツ/み/みの…る
《音読み》 ジツ
/ジチ
/シツ
〈sh
〉
《訓読み》 み/みのる/みちる(みつ)/まこと/まことに/じつ
《名付け》 これ・さね・ちか・つね・なお・のり・ま・まこと・み・みつ・みる
《意味》
{名}み。中身のつまった草木のみ。「果実」「草木之実足食也=草木ノ実食ラフニ足ル」〔→韓非〕
{動}みのる。草木のみの中身がつまる。「秀而不実者有矣夫=秀シテ実ラザル者有リ」〔→論語〕
{動}みちる(ミツ)。内容がいっぱいつまる。〈対語〉→虚。「充実」「君之倉廩実=君ノ倉廩実ツ」〔→孟子〕
ジツナリ{形}まこと。内容があってそらごとでない。〈対語〉→虚・→空。「事実」「后聴虚而黜実兮=后ハ虚ヲ聴キイレテ実ヲ黜ク」〔→楚辞〕
ジツニ{副}まことに。ほんとうに。実際に。「天実為之=天、実ニコレヲ為ス」〔→詩経〕
「其実ソノジツ」とは、文頭につけて、「じつをいうと」、「実際は」の意味をあらわす。「其実皆什一也=ソノ実ハ皆什ニ一ナリ」〔→孟子〕
〔国〕
じつ。真心。親身の心。「実のある人」
み。内容。「実のある話」
《解字》
会意。「宀(やね)+周(いっぱい)+貝(たから)」で、家の中に財宝をいっぱい満たす意を示す。中身がいっぱいで欠け目がないこと。また、真(中身がつまる)は、その語尾がnに転じたことば。
《単語家族》
質(中身)
窒チツ(ふさがる)
室(いきづまりのへや)などと同系。
《類義》
満は、容器にいっぱいに物をみたすこと。充は、中身をいっぱいにつめること。→信
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
 8画 宀部 [三年]
区点=2834 16進=3C42 シフトJIS=8EC0
【實】旧字旧字
14画 宀部
区点=5373 16進=5569 シフトJIS=9B89
《常用音訓》ジツ/み/みの…る
《音読み》 ジツ
/ジチ
/シツ
〈sh
〉
《訓読み》 み/みのる/みちる(みつ)/まこと/まことに/じつ
《名付け》 これ・さね・ちか・つね・なお・のり・ま・まこと・み・みつ・みる
《意味》
{名}み。中身のつまった草木のみ。「果実」「草木之実足食也=草木ノ実食ラフニ足ル」〔→韓非〕
{動}みのる。草木のみの中身がつまる。「秀而不実者有矣夫=秀シテ実ラザル者有リ」〔→論語〕
{動}みちる(ミツ)。内容がいっぱいつまる。〈対語〉→虚。「充実」「君之倉廩実=君ノ倉廩実ツ」〔→孟子〕
ジツナリ{形}まこと。内容があってそらごとでない。〈対語〉→虚・→空。「事実」「后聴虚而黜実兮=后ハ虚ヲ聴キイレテ実ヲ黜ク」〔→楚辞〕
ジツニ{副}まことに。ほんとうに。実際に。「天実為之=天、実ニコレヲ為ス」〔→詩経〕
「其実ソノジツ」とは、文頭につけて、「じつをいうと」、「実際は」の意味をあらわす。「其実皆什一也=ソノ実ハ皆什ニ一ナリ」〔→孟子〕
〔国〕
じつ。真心。親身の心。「実のある人」
み。内容。「実のある話」
《解字》
会意。「宀(やね)+周(いっぱい)+貝(たから)」で、家の中に財宝をいっぱい満たす意を示す。中身がいっぱいで欠け目がないこと。また、真(中身がつまる)は、その語尾がnに転じたことば。
《単語家族》
質(中身)
窒チツ(ふさがる)
室(いきづまりのへや)などと同系。
《類義》
満は、容器にいっぱいに物をみたすこと。充は、中身をいっぱいにつめること。→信
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
寔 まことに🔗⭐🔉
審 まことに🔗⭐🔉
【審】
15画 宀部 [常用漢字]
区点=3119 16進=3F33 シフトJIS=9052
《常用音訓》シン
《音読み》 シン(シム)
〈sh
n〉
《訓読み》 つまびらか(つまびらかなり)/つまびらかにする(つまびらかにす)/まことに
《名付け》 あき・あきら
《意味》
{形・副}つまびらか(ツマビラカナリ)。詳しくて、こまごました点まで明らかなさま。念入りに。〈類義語〉→悉シツ。「審詳」「何相信之審耶=ナンゾアヒ信ズルコト審ラカナル」〔→捜神記〕
{動}つまびらかにする(ツマビラカニス)。細かく見きわめる。すみずみまでよく理解する「審考」「審法度=法度ヲ審ラカニス」〔→論語〕「未審=イマダ審ラカニセズ」
{動}つまびらかにする(ツマビラカニス)。細かく調べる。「審判」「審査」
{副}まことに。ほんとうに。「審如此=審ニカクノゴトシ」
《解字》
会意。番ハンは、穀物の種を田にばらまく姿で、播ハの原字。審は「宀(やね)+番」で、家の中に散らばった細かい米つぶを、念入りに調べるさま。
《類義》
悉シツは、細かいところまで全部知りつくすの意。詳は、明白に比べあわせて吟味すること。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
15画 宀部 [常用漢字]
区点=3119 16進=3F33 シフトJIS=9052
《常用音訓》シン
《音読み》 シン(シム)
〈sh
n〉
《訓読み》 つまびらか(つまびらかなり)/つまびらかにする(つまびらかにす)/まことに
《名付け》 あき・あきら
《意味》
{形・副}つまびらか(ツマビラカナリ)。詳しくて、こまごました点まで明らかなさま。念入りに。〈類義語〉→悉シツ。「審詳」「何相信之審耶=ナンゾアヒ信ズルコト審ラカナル」〔→捜神記〕
{動}つまびらかにする(ツマビラカニス)。細かく見きわめる。すみずみまでよく理解する「審考」「審法度=法度ヲ審ラカニス」〔→論語〕「未審=イマダ審ラカニセズ」
{動}つまびらかにする(ツマビラカニス)。細かく調べる。「審判」「審査」
{副}まことに。ほんとうに。「審如此=審ニカクノゴトシ」
《解字》
会意。番ハンは、穀物の種を田にばらまく姿で、播ハの原字。審は「宀(やね)+番」で、家の中に散らばった細かい米つぶを、念入りに調べるさま。
《類義》
悉シツは、細かいところまで全部知りつくすの意。詳は、明白に比べあわせて吟味すること。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
思誠 マコトヲオモウ🔗⭐🔉
【思誠】
シセイ・マコトヲオモウ 真心を尽くすには、どうすればよいかと考える。「思誠者人之道也=誠ヲ思フハ人ノ道ナリ」〔→孟子〕
愨 まこと🔗⭐🔉
忱 まこと🔗⭐🔉
【忱】
 7画 
部 
区点=5558 16進=575A シフトJIS=9C79
《音読み》 シン(シム)
/ジン(ジム)
〈ch
n〉
《訓読み》 まこと
《意味》
{名}まこと。奥深い心の底の気持ち。真心。「謝忱シャシン(お礼の真情)」
《解字》
会意兼形声。右側の字は、人が重い荷を背負って、深くからだを下げたさま。沈チン(深くしずむ)
深シン(奥ふかい)と同系。忱はそれを音符とし、心を加えた字で、表面ではなく、奥ふかい心根のこと。
 7画 
部 
区点=5558 16進=575A シフトJIS=9C79
《音読み》 シン(シム)
/ジン(ジム)
〈ch
n〉
《訓読み》 まこと
《意味》
{名}まこと。奥深い心の底の気持ち。真心。「謝忱シャシン(お礼の真情)」
《解字》
会意兼形声。右側の字は、人が重い荷を背負って、深くからだを下げたさま。沈チン(深くしずむ)
深シン(奥ふかい)と同系。忱はそれを音符とし、心を加えた字で、表面ではなく、奥ふかい心根のこと。
恂 まこと🔗⭐🔉
【恂】
 9画 
部 
区点=5586 16進=5776 シフトJIS=9C96
《音読み》 ジュン
/シュン
〈x
n〉
《訓読み》 まこと
《意味》
{名}まこと。行き届いた心。〈類義語〉→誠。
「恂恂ジュンジュン」とは、ねんごろなさま。「孔子於郷党恂恂如也=孔子ノ郷党ニオケルヤ、恂恂如タリ」〔→論語〕
{動・形}気を配ってつつしむ。また、行き届くさま。「恂慄ジュンリツ」
《解字》
会意兼形声。旬は「手を巡らすさま+日」からなり、甲乙丙…と進んでひと巡りした十日間のこと。恂は「心+音符旬」で、心をすべての面に行き巡らすこと。
《単語家族》
恤ジュツ(思い巡らす)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
 9画 
部 
区点=5586 16進=5776 シフトJIS=9C96
《音読み》 ジュン
/シュン
〈x
n〉
《訓読み》 まこと
《意味》
{名}まこと。行き届いた心。〈類義語〉→誠。
「恂恂ジュンジュン」とは、ねんごろなさま。「孔子於郷党恂恂如也=孔子ノ郷党ニオケルヤ、恂恂如タリ」〔→論語〕
{動・形}気を配ってつつしむ。また、行き届くさま。「恂慄ジュンリツ」
《解字》
会意兼形声。旬は「手を巡らすさま+日」からなり、甲乙丙…と進んでひと巡りした十日間のこと。恂は「心+音符旬」で、心をすべての面に行き巡らすこと。
《単語家族》
恤ジュツ(思い巡らす)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
悃 まこと🔗⭐🔉
【悃】
10画 
部 
区点=5593 16進=577D シフトJIS=9C9D
《音読み》 コン
〈k
n〉
《訓読み》 まこと
《意味》
{名・形}まこと。いちずな気持ち。気まじめな。〈同義語〉→懇。「悃望(=懇望)」「愚悃グコン(自分の誠意のことをへりくだっていうことば)」
「悃悃コンコン」とは、ねんごろなさま。〈同義語〉懇懇。「吾寧悃悃款款、朴以忠乎=ワレハ寧ロ悃悃款款トシテ、朴ニシテ忠ナランカ」〔→楚辞〕
《解字》
会意兼形声。困コンとは、囗型の囲いの中に木を押しこめたさま。中にまるくおさまって外に出ない意を含む。悃は「心+音符困」で、はでに外にあらわれず、まるく中におさまった気まじめな心を意味する。懇コンときわめて近い。
《熟語》
→下付・中付語
10画 
部 
区点=5593 16進=577D シフトJIS=9C9D
《音読み》 コン
〈k
n〉
《訓読み》 まこと
《意味》
{名・形}まこと。いちずな気持ち。気まじめな。〈同義語〉→懇。「悃望(=懇望)」「愚悃グコン(自分の誠意のことをへりくだっていうことば)」
「悃悃コンコン」とは、ねんごろなさま。〈同義語〉懇懇。「吾寧悃悃款款、朴以忠乎=ワレハ寧ロ悃悃款款トシテ、朴ニシテ忠ナランカ」〔→楚辞〕
《解字》
会意兼形声。困コンとは、囗型の囲いの中に木を押しこめたさま。中にまるくおさまって外に出ない意を含む。悃は「心+音符困」で、はでに外にあらわれず、まるく中におさまった気まじめな心を意味する。懇コンときわめて近い。
《熟語》
→下付・中付語
情 まことに🔗⭐🔉
【情】
11画 
部 [五年]
区点=3080 16進=3E70 シフトJIS=8FEE
《常用音訓》ジョウ/セイ/なさ…け
《音読み》 ジョウ(ジヤウ)
/セイ
〈q
ng〉
《訓読み》 まことに/なさけ
《名付け》 さね・もと
《意味》
{名}感覚によっておこる心の動き。「情動於中而形於言=情、中ニ動キテ言ニ形ル」〔→詩経〕「順人之情、必出於争奪=人ノ情ニ順ヘバ、必ズ争奪ニ出ヅ」〔→荀子〕
{名}人の心の働きによるさまざまの思い。人の心の感じ方や社会の通念。「情理」「不近人情=人情ニ近カラズ」「人生有情涙沾臆=人生情アリ、涙臆ヲ沾ス」〔→杜甫〕
{名}男女の恋い慕う思い。「如不勝情而入=情ニ勝ヘザルガゴトクニシテ入ル」
{名}ほんとうの気持ち。本心。「無敢隠朕、皆言其情=アヘテ朕ニ隠スナカレ、皆ソノ情ヲ言ヘ」〔→史記〕
{名}ほんとうのこと。ほんとうの姿。「実情」「情偽(ほんとうとうそ)」「夫物之不斉物之情也=ソレ物ノ不斉ナルハ、物ノ情ナリ」〔→孟子〕
{名}個人的な感情や情実。「徇情=情ニ徇フ」
{副}まことに。ほんとうに。「情知帯眼従前緩=情ニ知ル帯眼ノ従前ヨリ緩キヲ」〔→王安石〕
〔国〕なさけ。人情。思いやり。「世は情け」
《解字》
会意兼形声。青セイは、清く澄み切ったエキスの意を含む。情は「心+音符青」で、心の動きをもたらすエキスのこと。
《単語家族》
精(エキス)と同系。
《類義》
性は、うまれつきの良心や良知。情は、喜怒哀楽などの心の働きをいう。→状
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
11画 
部 [五年]
区点=3080 16進=3E70 シフトJIS=8FEE
《常用音訓》ジョウ/セイ/なさ…け
《音読み》 ジョウ(ジヤウ)
/セイ
〈q
ng〉
《訓読み》 まことに/なさけ
《名付け》 さね・もと
《意味》
{名}感覚によっておこる心の動き。「情動於中而形於言=情、中ニ動キテ言ニ形ル」〔→詩経〕「順人之情、必出於争奪=人ノ情ニ順ヘバ、必ズ争奪ニ出ヅ」〔→荀子〕
{名}人の心の働きによるさまざまの思い。人の心の感じ方や社会の通念。「情理」「不近人情=人情ニ近カラズ」「人生有情涙沾臆=人生情アリ、涙臆ヲ沾ス」〔→杜甫〕
{名}男女の恋い慕う思い。「如不勝情而入=情ニ勝ヘザルガゴトクニシテ入ル」
{名}ほんとうの気持ち。本心。「無敢隠朕、皆言其情=アヘテ朕ニ隠スナカレ、皆ソノ情ヲ言ヘ」〔→史記〕
{名}ほんとうのこと。ほんとうの姿。「実情」「情偽(ほんとうとうそ)」「夫物之不斉物之情也=ソレ物ノ不斉ナルハ、物ノ情ナリ」〔→孟子〕
{名}個人的な感情や情実。「徇情=情ニ徇フ」
{副}まことに。ほんとうに。「情知帯眼従前緩=情ニ知ル帯眼ノ従前ヨリ緩キヲ」〔→王安石〕
〔国〕なさけ。人情。思いやり。「世は情け」
《解字》
会意兼形声。青セイは、清く澄み切ったエキスの意を含む。情は「心+音符青」で、心の動きをもたらすエキスのこと。
《単語家族》
精(エキス)と同系。
《類義》
性は、うまれつきの良心や良知。情は、喜怒哀楽などの心の働きをいう。→状
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
惇 まこと🔗⭐🔉
【惇】
11画 
部 [人名漢字]
区点=3855 16進=4657 シフトJIS=93D5
《音読み》 トン
/シュン
〈d
n〉
《訓読み》 あつい(あつし)/まこと
《名付け》 あつ・あつし・すなお・つとむ・とし・まこと
《意味》
{形・名}あつい(アツシ)。まこと。どっしりと落ち着いていて、人がらにあつみがある。穏やかな人がら。誠実さ。〈同義語〉→敦。〈対語〉→佻チョウ(かるはずみ)。〈類義語〉→篤・→厚。「惇厚トンコウ」
《解字》
会意兼形声。享トンは、ずっしりとあつく土を盛った城壁の姿。惇は「心+音符享」で、心がずっしりと重く落ち着いているさま。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
〈注〉熟語は→【敦】を見よ。
11画 
部 [人名漢字]
区点=3855 16進=4657 シフトJIS=93D5
《音読み》 トン
/シュン
〈d
n〉
《訓読み》 あつい(あつし)/まこと
《名付け》 あつ・あつし・すなお・つとむ・とし・まこと
《意味》
{形・名}あつい(アツシ)。まこと。どっしりと落ち着いていて、人がらにあつみがある。穏やかな人がら。誠実さ。〈同義語〉→敦。〈対語〉→佻チョウ(かるはずみ)。〈類義語〉→篤・→厚。「惇厚トンコウ」
《解字》
会意兼形声。享トンは、ずっしりとあつく土を盛った城壁の姿。惇は「心+音符享」で、心がずっしりと重く落ち着いているさま。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
〈注〉熟語は→【敦】を見よ。
款 まこと🔗⭐🔉
【款】
12画 欠部 [常用漢字]
区点=2030 16進=343E シフトJIS=8ABC
《常用音訓》カン
《音読み》 カン(ク
ン)
〈ku
n〉
《訓読み》 まこと/よろこぶ/よろこび
《名付け》 すけ・ただ・まさ・ゆく・よし
《意味》
{名・形}まこと。まろやかで欠けめのない心。こまやかな。周到な。〈類義語〉→誠。「款誠(まごころ)」「納款=款ヲ納ル」
{動・名}よろこぶ。よろこび。にこにことよろこぶ。まるくまとまる。まどやかさ。〈同義語〉→歓。「交款(=交歓)」「款待(=歓待)」
{名}ひとまとまり。転じて、それぞれにまとまった文章。ひとまとめの項目。「定款(きまった約束の項目)」「款目」
{名}ひとまとまりの金額。「借款」
{単位}条文や金額の項目を数えるときのことば。
カンス{動}門のとびらの輪をかんかんとたたいて開門をこう。「款門=門ヲ款ス」
{名}碑や印にまるくくぼめて刻んだ文字。また、転じて、書画にしるした字。「款識カンシ・カンシキ(金石に刻んだ文字)」「落款(書画や器にしるした文字)」
《解字》
会意。「からなしの木+欠(くぼむ)」か。木版にまるくくぼめて字をほること。完(まるくまとまる)や、歓(よろこぶ)に通じて用いる。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
12画 欠部 [常用漢字]
区点=2030 16進=343E シフトJIS=8ABC
《常用音訓》カン
《音読み》 カン(ク
ン)
〈ku
n〉
《訓読み》 まこと/よろこぶ/よろこび
《名付け》 すけ・ただ・まさ・ゆく・よし
《意味》
{名・形}まこと。まろやかで欠けめのない心。こまやかな。周到な。〈類義語〉→誠。「款誠(まごころ)」「納款=款ヲ納ル」
{動・名}よろこぶ。よろこび。にこにことよろこぶ。まるくまとまる。まどやかさ。〈同義語〉→歓。「交款(=交歓)」「款待(=歓待)」
{名}ひとまとまり。転じて、それぞれにまとまった文章。ひとまとめの項目。「定款(きまった約束の項目)」「款目」
{名}ひとまとまりの金額。「借款」
{単位}条文や金額の項目を数えるときのことば。
カンス{動}門のとびらの輪をかんかんとたたいて開門をこう。「款門=門ヲ款ス」
{名}碑や印にまるくくぼめて刻んだ文字。また、転じて、書画にしるした字。「款識カンシ・カンシキ(金石に刻んだ文字)」「落款(書画や器にしるした文字)」
《解字》
会意。「からなしの木+欠(くぼむ)」か。木版にまるくくぼめて字をほること。完(まるくまとまる)や、歓(よろこぶ)に通じて用いる。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
洵 まことに🔗⭐🔉
【洵】
 9画 水部 [人名漢字]
区点=6213 16進=5E2D シフトJIS=9FAB
《音読み》 シュン
/ジュン
〈x
n〉
《訓読み》 まことに
《名付け》 のぶ・ひとし・まこと
《意味》
{動・名}水がすみずみまでいきわたる。また、うずまき。
{副}まことに。まったく。ほんとうに。〈同義語〉→恂。「洵美且仁=洵ニ美ニシテカツ仁ナリ」〔→詩経〕
《解字》
会意兼形声。旬は「勹(手をまるくひとめぐりさせたさま)+日」の会意兼形声文字で、甲乙丙…の十干をひと回りする十日間のこと。洵は「水+音符旬」で、もと、水が回るうずまきのこと。恂ジュン(欠けめのない心、真実)に当てて、「ほんとうに」の意味をあらわす。
《熟語》
→熟語
 9画 水部 [人名漢字]
区点=6213 16進=5E2D シフトJIS=9FAB
《音読み》 シュン
/ジュン
〈x
n〉
《訓読み》 まことに
《名付け》 のぶ・ひとし・まこと
《意味》
{動・名}水がすみずみまでいきわたる。また、うずまき。
{副}まことに。まったく。ほんとうに。〈同義語〉→恂。「洵美且仁=洵ニ美ニシテカツ仁ナリ」〔→詩経〕
《解字》
会意兼形声。旬は「勹(手をまるくひとめぐりさせたさま)+日」の会意兼形声文字で、甲乙丙…の十干をひと回りする十日間のこと。洵は「水+音符旬」で、もと、水が回るうずまきのこと。恂ジュン(欠けめのない心、真実)に当てて、「ほんとうに」の意味をあらわす。
《熟語》
→熟語
真 まこと🔗⭐🔉
【真】
10画 目部 [三年]
区点=3131 16進=3F3F シフトJIS=905E
【眞】旧字人名に使える旧字
10画 目部
区点=6635 16進=6243 シフトJIS=E1C1
《常用音訓》シン/ま
《音読み》 シン
〈zh
n〉
《訓読み》 まこと/まことに/ま
《名付け》 さだ・さな・さね・ただ・ただし・ちか・なお・ま・まき・まこと・まさ・ます・また・まな・み
《意味》
シンナリ{形・名}まこと。うそや欠けめがない。充実している。〈対語〉→仮(上べだけ)。〈類義語〉→実。「真実」「使真偽毋相乱=真ト偽トヲシテアヒ乱ルコトナカラシム」〔→漢書〕
{名}欠けめなく充実した状態。▽儒家では誠といい、道家では真という。「保真=真ヲ保ツ」
{名}実在の人のいる官。〈対語〉→欠。「真除(実際の任官)」
{名}楷書カイショのこと。「真書」
シンニ{副}まことに。ほんとうに。じつに。「真好(ほんとうによい)」
〔国〕ま。ほんとうの、まったくのなどの意をあらわす接頭辞。
《解字》
会意。「匕(さじ)+鼎(かなえ)」で、匙(さじ)で容器に物をみたすさまを示す。充填ジュウテンの填(欠けめなくいっぱいつめる)の原字。実ジツはその語尾が入声(つまり音)に転じたことば。
《類義》
→信
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
10画 目部 [三年]
区点=3131 16進=3F3F シフトJIS=905E
【眞】旧字人名に使える旧字
10画 目部
区点=6635 16進=6243 シフトJIS=E1C1
《常用音訓》シン/ま
《音読み》 シン
〈zh
n〉
《訓読み》 まこと/まことに/ま
《名付け》 さだ・さな・さね・ただ・ただし・ちか・なお・ま・まき・まこと・まさ・ます・また・まな・み
《意味》
シンナリ{形・名}まこと。うそや欠けめがない。充実している。〈対語〉→仮(上べだけ)。〈類義語〉→実。「真実」「使真偽毋相乱=真ト偽トヲシテアヒ乱ルコトナカラシム」〔→漢書〕
{名}欠けめなく充実した状態。▽儒家では誠といい、道家では真という。「保真=真ヲ保ツ」
{名}実在の人のいる官。〈対語〉→欠。「真除(実際の任官)」
{名}楷書カイショのこと。「真書」
シンニ{副}まことに。ほんとうに。じつに。「真好(ほんとうによい)」
〔国〕ま。ほんとうの、まったくのなどの意をあらわす接頭辞。
《解字》
会意。「匕(さじ)+鼎(かなえ)」で、匙(さじ)で容器に物をみたすさまを示す。充填ジュウテンの填(欠けめなくいっぱいつめる)の原字。実ジツはその語尾が入声(つまり音)に転じたことば。
《類義》
→信
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
竭誠 マコトヲツクス🔗⭐🔉
【竭誠】
ケッセイ・マコトヲツクス 真心をありったけ出しつくす。
良 まことに🔗⭐🔉
【良】
 7画 艮部 [四年]
区点=4641 16進=4E49 シフトJIS=97C7
《常用音訓》リョウ/よ…い
《音読み》 リョウ(リヤウ)
/ロウ(ラウ)
〈li
ng〉
《訓読み》 よい(よし)/まことに/やや
《名付け》 あきら・お・かず・かた・さね・すけ・たか・つか・つかさ・つぎ・なおし・なか・なが・ながし・はる・ひこ・ひさ・ふみ・まこと・み・みよし・よし・ら・ろ・ろう
《意味》
{形}よい(ヨシ)。けがれがない。質がよい。わざがすぐれているさま。〈対語〉→悪。〈類義語〉→善。「良工」「良家」「夫子温良恭倹譲、以得之=夫子ハ温良恭倹譲、モッテコレヲ得タリ」〔→論語〕
{名}人格的にすぐれている人。すぐれていること。「二良(二人のよい人)」
{副}まことに。ほんとうに。〈類義語〉→諒リョウ。「良有以也=マコトニユ
有ルナリ」〔→李白〕
{副}やや。ずいぶんと。〈類義語〉→頗(すこぶる)。「秦王不怡者良久=秦王怡バザルコト、ヤヤ久シウス」〔→史記〕
「良人」とは、よい人の意から、妻が夫をいうことば。「何日平胡虜、良人罷遠征=イヅレノ日カ胡虜ヲ平ラゲ、良人遠征ヲ罷メン」〔→李白〕
《解字》
会意。○型の穀粒を水で洗い、きれいにしたさまをあらわす。粮リョウ(=糧。けがれのない穀物)の原字。
《単語家族》
亮リョウ(けがれのない)
涼リョウ(けがれのない)
諒リョウ(けがれのない)などと同系。
《類義》
善は、膳ゼンの原字で、おいしいごちそうのこと。感じがよいの意から、よいの意へと拡大された。嘉カも、やはりごちそうの意から、よい、めでたいの意に転じた。佳カは、姿や形のすっきりしていてよいこと。好は、大事にしてかわいがり、このましいこと。
《異字同訓》
よい。 良い「品質が良い。成績が良い。手際が良い」善い「善い行い。世の中のために善いことをする」
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
 7画 艮部 [四年]
区点=4641 16進=4E49 シフトJIS=97C7
《常用音訓》リョウ/よ…い
《音読み》 リョウ(リヤウ)
/ロウ(ラウ)
〈li
ng〉
《訓読み》 よい(よし)/まことに/やや
《名付け》 あきら・お・かず・かた・さね・すけ・たか・つか・つかさ・つぎ・なおし・なか・なが・ながし・はる・ひこ・ひさ・ふみ・まこと・み・みよし・よし・ら・ろ・ろう
《意味》
{形}よい(ヨシ)。けがれがない。質がよい。わざがすぐれているさま。〈対語〉→悪。〈類義語〉→善。「良工」「良家」「夫子温良恭倹譲、以得之=夫子ハ温良恭倹譲、モッテコレヲ得タリ」〔→論語〕
{名}人格的にすぐれている人。すぐれていること。「二良(二人のよい人)」
{副}まことに。ほんとうに。〈類義語〉→諒リョウ。「良有以也=マコトニユ
有ルナリ」〔→李白〕
{副}やや。ずいぶんと。〈類義語〉→頗(すこぶる)。「秦王不怡者良久=秦王怡バザルコト、ヤヤ久シウス」〔→史記〕
「良人」とは、よい人の意から、妻が夫をいうことば。「何日平胡虜、良人罷遠征=イヅレノ日カ胡虜ヲ平ラゲ、良人遠征ヲ罷メン」〔→李白〕
《解字》
会意。○型の穀粒を水で洗い、きれいにしたさまをあらわす。粮リョウ(=糧。けがれのない穀物)の原字。
《単語家族》
亮リョウ(けがれのない)
涼リョウ(けがれのない)
諒リョウ(けがれのない)などと同系。
《類義》
善は、膳ゼンの原字で、おいしいごちそうのこと。感じがよいの意から、よいの意へと拡大された。嘉カも、やはりごちそうの意から、よい、めでたいの意に転じた。佳カは、姿や形のすっきりしていてよいこと。好は、大事にしてかわいがり、このましいこと。
《異字同訓》
よい。 良い「品質が良い。成績が良い。手際が良い」善い「善い行い。世の中のために善いことをする」
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
苟 まことに🔗⭐🔉
【苟】
 8画 艸部 
区点=7181 16進=6771 シフトJIS=E491
《音読み》 コウ
/ク
〈g
u〉
《訓読み》 かりそめ/いやしくもする(いやしくもす)/かりそめにする(かりそめにす)/まことに/いやしくも
《意味》
{形・副}かりそめ。とりあえず小さくまるめて一時のまにあわせにするさま。また、いいかげんに当座をやりすごすさま。「苟安コウアン」「苟且コウショ」「苟全性命於乱世=苟ニ性命ヲ乱世ニ全ウス」〔→諸葛亮〕
{動}いやしくもする(イヤシクモス)。かりそめにする(カリソメニス)。とりあえずまるめこむ。いいかげんにすませる。「一筆不苟=一筆モ苟モセズ」
{副}まことに。そのつどけりをつけて。ひと区切りずつ。「苟日新日日新=苟ニ日ニ新タニシテ日日ニ新タナリ」〔→大学〕
{接続}いやしくも。もしも。万が一にも。「苟不志於仁=苟モ仁ニ志サズンバ」〔→孟子〕
《解字》
会意兼形声。句ク・コウは「勹(つつむ)+口」の会意文字で、小さく区切ってまるめこむこと。苟は「艸+音符句」で、とりあえず草でしばってまるめること。小さくまとめるの意を含む。▽敬の字の左の部分(キョク。ぐいと引きしめる)は別字。
《単語家族》
拘コウ(とらえこむ)
区ク(小さく区切ってかこむ)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
 8画 艸部 
区点=7181 16進=6771 シフトJIS=E491
《音読み》 コウ
/ク
〈g
u〉
《訓読み》 かりそめ/いやしくもする(いやしくもす)/かりそめにする(かりそめにす)/まことに/いやしくも
《意味》
{形・副}かりそめ。とりあえず小さくまるめて一時のまにあわせにするさま。また、いいかげんに当座をやりすごすさま。「苟安コウアン」「苟且コウショ」「苟全性命於乱世=苟ニ性命ヲ乱世ニ全ウス」〔→諸葛亮〕
{動}いやしくもする(イヤシクモス)。かりそめにする(カリソメニス)。とりあえずまるめこむ。いいかげんにすませる。「一筆不苟=一筆モ苟モセズ」
{副}まことに。そのつどけりをつけて。ひと区切りずつ。「苟日新日日新=苟ニ日ニ新タニシテ日日ニ新タナリ」〔→大学〕
{接続}いやしくも。もしも。万が一にも。「苟不志於仁=苟モ仁ニ志サズンバ」〔→孟子〕
《解字》
会意兼形声。句ク・コウは「勹(つつむ)+口」の会意文字で、小さく区切ってまるめこむこと。苟は「艸+音符句」で、とりあえず草でしばってまるめること。小さくまとめるの意を含む。▽敬の字の左の部分(キョク。ぐいと引きしめる)は別字。
《単語家族》
拘コウ(とらえこむ)
区ク(小さく区切ってかこむ)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
誠 まこと🔗⭐🔉
【誠】
13画 言部 [六年]
区点=3231 16進=403F シフトJIS=90BD
《常用音訓》セイ/まこと
《音読み》 セイ
/ジョウ(ジャウ)
〈ch
ng〉
《訓読み》 まこと/まことにする(まことにす)/まことに
《名付け》 あき・あきら・かね・さと・さね・しげ・すみ・たか・たかし・たね・とも・なが・なり・なる・のぶ・のり・まこと・まさ・み・もと・よし
《意味》
{名}まこと。うそのない心。また、ごまかしのない言行。▽訓は「真事(まこと)」の意。〈類義語〉→真。「推誠=誠ヲ推ス」「誠者天之道也=誠ナルモノハ天ノ道ナリ」〔→中庸〕
セイナリ{形}まこと。かけめやごまかしのない。真実の。「誠心誠意」「誠哉是言也=誠ナルカナ、コノ言ヤ」〔→論語〕
{動}まことにする(マコトニス)。ごまかしのない状態にする。かけめのないものにしあげる。「誠之者人之道也=コレヲ誠ニスルハ人ノ道ナリ」〔→中庸〕
{副}まことに。ほんとうに。まったく。「誠如是也=誠ニカクノゴトキナリ」〔→孟子〕
《解字》
会意兼形声。成セイは「戈(ほこ)+音符丁(とんとうつ)」からなり、道具でとんとんとうち固めて城壁をつくること。かけめなくまとまるの意を含む。誠は「言+音符成」で、かけめない言行。→成
《単語家族》
城(かけめなく固めたしろ)
成(かけめなくまとまる)などと同系。
《類義》
→信
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
13画 言部 [六年]
区点=3231 16進=403F シフトJIS=90BD
《常用音訓》セイ/まこと
《音読み》 セイ
/ジョウ(ジャウ)
〈ch
ng〉
《訓読み》 まこと/まことにする(まことにす)/まことに
《名付け》 あき・あきら・かね・さと・さね・しげ・すみ・たか・たかし・たね・とも・なが・なり・なる・のぶ・のり・まこと・まさ・み・もと・よし
《意味》
{名}まこと。うそのない心。また、ごまかしのない言行。▽訓は「真事(まこと)」の意。〈類義語〉→真。「推誠=誠ヲ推ス」「誠者天之道也=誠ナルモノハ天ノ道ナリ」〔→中庸〕
セイナリ{形}まこと。かけめやごまかしのない。真実の。「誠心誠意」「誠哉是言也=誠ナルカナ、コノ言ヤ」〔→論語〕
{動}まことにする(マコトニス)。ごまかしのない状態にする。かけめのないものにしあげる。「誠之者人之道也=コレヲ誠ニスルハ人ノ道ナリ」〔→中庸〕
{副}まことに。ほんとうに。まったく。「誠如是也=誠ニカクノゴトキナリ」〔→孟子〕
《解字》
会意兼形声。成セイは「戈(ほこ)+音符丁(とんとうつ)」からなり、道具でとんとんとうち固めて城壁をつくること。かけめなくまとまるの意を含む。誠は「言+音符成」で、かけめない言行。→成
《単語家族》
城(かけめなく固めたしろ)
成(かけめなくまとまる)などと同系。
《類義》
→信
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
諒 まこと🔗⭐🔉
【諒】
15画 言部 [人名漢字]
区点=4642 16進=4E4A シフトJIS=97C8
《音読み》 リョウ(リャウ)
/ロウ(ラウ)
〈li
ng〉
《訓読み》 まこと/まことに/あきらか(あきらかなり)/あきらかにする(あきらかにす)
《名付け》 あき・あさ・まこと・まさ
《意味》
{名}まこと。明白なこと。偽りのない真実。〈同義語〉→亮。「友直友諒=直ヲ友トシ諒ヲ友トス」〔→論語〕
{副}まことに。たしかに。「諒不我知=諒ニ我ヲ知ラズ」〔→詩経〕
リョウス{形・動}あきらか(アキラカナリ)。あきらかにする(アキラカニス)。はっきりとみきわめた。わかったという。是認する。転じて、あっさりと認める。〈同義語〉→了。「諒解リョウカイ(=了解)」「諒承リョウショウ(=了承)」「君子貞而不諒=君子ハ貞ニシテ諒セズ」〔→論語〕
「諒闇リョウアン」「諒陰リョウアン」とは、天子が父母の喪に服するときのへや。また、その喪に服している期間のこと。「高宗、諒陰三年不言=高宗、諒陰三年言ハズ」〔→論語〕
《解字》
会意兼形声。「言+音符京キョウ・リョウ(=亮。あきらか)」。明らかにものをいう。転じて、はっきりわかること。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
15画 言部 [人名漢字]
区点=4642 16進=4E4A シフトJIS=97C8
《音読み》 リョウ(リャウ)
/ロウ(ラウ)
〈li
ng〉
《訓読み》 まこと/まことに/あきらか(あきらかなり)/あきらかにする(あきらかにす)
《名付け》 あき・あさ・まこと・まさ
《意味》
{名}まこと。明白なこと。偽りのない真実。〈同義語〉→亮。「友直友諒=直ヲ友トシ諒ヲ友トス」〔→論語〕
{副}まことに。たしかに。「諒不我知=諒ニ我ヲ知ラズ」〔→詩経〕
リョウス{形・動}あきらか(アキラカナリ)。あきらかにする(アキラカニス)。はっきりとみきわめた。わかったという。是認する。転じて、あっさりと認める。〈同義語〉→了。「諒解リョウカイ(=了解)」「諒承リョウショウ(=了承)」「君子貞而不諒=君子ハ貞ニシテ諒セズ」〔→論語〕
「諒闇リョウアン」「諒陰リョウアン」とは、天子が父母の喪に服するときのへや。また、その喪に服している期間のこと。「高宗、諒陰三年不言=高宗、諒陰三年言ハズ」〔→論語〕
《解字》
会意兼形声。「言+音符京キョウ・リョウ(=亮。あきらか)」。明らかにものをいう。転じて、はっきりわかること。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
諦 まこと🔗⭐🔉
【諦】
16画 言部 
区点=3692 16進=447C シフトJIS=92FA
《音読み》 テイ
/タイ
〈d
〉
《訓読み》 つまびらかにする(つまびらかにす)/つまびらか(つまびらかなり)/あきらか(あきらかなり)/まこと/あきらめる(あきらむ)
《意味》
{動・形}つまびらかにする(ツマビラカニス)。つまびらか(ツマビラカナリ)。あきらか(アキラカナリ)。いろいろ観察をまとめて、真相をはっきりさせる。また、はっきりしている。「諦視テイシ」
{名}まこと。全体をとりまとめて見通した真相。
{名}〔仏〕真理。また、悟り。
〔国〕あきらめる(アキラム)。しかたがない、またはできないとして物事をやめる。思い切る。
《解字》
会意兼形声。「言+音符帝(しめくくる)」。
《単語家族》
締テイ(しめくくる)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
16画 言部 
区点=3692 16進=447C シフトJIS=92FA
《音読み》 テイ
/タイ
〈d
〉
《訓読み》 つまびらかにする(つまびらかにす)/つまびらか(つまびらかなり)/あきらか(あきらかなり)/まこと/あきらめる(あきらむ)
《意味》
{動・形}つまびらかにする(ツマビラカニス)。つまびらか(ツマビラカナリ)。あきらか(アキラカナリ)。いろいろ観察をまとめて、真相をはっきりさせる。また、はっきりしている。「諦視テイシ」
{名}まこと。全体をとりまとめて見通した真相。
{名}〔仏〕真理。また、悟り。
〔国〕あきらめる(アキラム)。しかたがない、またはできないとして物事をやめる。思い切る。
《解字》
会意兼形声。「言+音符帝(しめくくる)」。
《単語家族》
締テイ(しめくくる)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
輸誠 マコトヲイタス🔗⭐🔉
【輸誠】
シュセイ・ユセイ・マコトヲイタス 
まごころをつくす。『輸心シュシン・輸実シュジツ』
降伏する。帰順する。
まごころをつくす。『輸心シュシン・輸実シュジツ』
降伏する。帰順する。
漢字源に「マコト」で始まるの検索結果 1-25。
12画 宀部 
区点=5370 16進=5566 シフトJIS=9B86
《音読み》 ショク
14画 心部 
区点=5634 16進=5842 シフトJIS=9CC0
《音読み》 カク
〉
《訓読み》 まこと
《意味》
{形}まこと。義理堅い。きまじめなさま。「愨実カクジツ」
《解字》
会意兼形声。左上は、堅い貝がらをひもでつるした姿。殼カク(=殻。堅いから)の原字。それに動詞記号の殳印を添えた字(音コク・カク)は、固める、堅い物をたたくなどの意をあらわす。愨はそれを音符とし、心を加えた字で、堅苦しくまじめな心のこと。
《単語家族》
角(堅いつの)