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広辞苑の検索結果 (2)
たらち‐ね【足乳根・垂乳根】🔗⭐🔉
たらち‐ね【足乳根・垂乳根】
(乳を垂らす女、また乳の足りた女、満ち足りた女の意などという)
①女親。母。たらちめ。金葉和歌集雑「―は黒髪ながらいかなればこのまゆ白き糸となるらむ」
②ふたおや。父母。今鏡「―はいかにあはれと思ふらむ三年になりぬ足立たずして」
③(母を意味する「たらちめ」の語が生じたことから)父親。拾玉集1「―も又たらちめもうせはてて」
⇒たらちね‐の【足乳根の・垂乳根の】
たらちね‐の【足乳根の・垂乳根の】🔗⭐🔉
たらちね‐の【足乳根の・垂乳根の】
〔枕〕
「母」「親」にかかる。万葉集11「―母に申さな」。古今和歌集別「―親のまもりとあひそふる心ばかりはせきなとどめそ」
⇒たらち‐ね【足乳根・垂乳根】
大辞林の検索結果 (2)
たらち-ね【垂乳根】🔗⭐🔉
たらち-ね [0] 【垂乳根】
〔枕詞「たらちねの」から〕
(1)母。母親。たらちめ。「その―を尋ぬなる,子安の塔を過ぎ行けば/謡曲・熊野」
(2)親。父をも母をもいう。「昔だに昔と思ひし―のなほ恋しきぞはかなかりける/新古今(雑下)」
(3)〔母の意の「垂乳女(タラチメ)」が生じたことから〕
父。父親。たらちお。「(実忠ノコトヲ)忘るなよ契りおきけむ―も笑みて見るらむ/宇津保(国譲中)」
たらちね-の【垂乳根の】🔗⭐🔉
たらちね-の 【垂乳根の】 (枕詞)
(1)「母」にかかる。「―母の命は斎瓮(イワイヘ)を前にすゑ置きて/万葉 443」
(2)(中古以降の用法)「親」にかかる。「―親のまもりとあひ添ふる心ばかりはせきなとどめそ/古今(離別)」
〔語義未詳。乳を垂らす意とも,乳の満ち足りた意ともいう〕
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