複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (2)
たん‐もの【反物・段物】🔗⭐🔉
たん‐もの【反物・段物】
①1反に仕上げてある織物。太物。↔疋物ひきもの。→たん(段・反)。
②一般に、呉服。「―屋」
だん‐もの【段物】🔗⭐🔉
だん‐もの【段物】
①能で、一曲の眼目とされるような謡いどころ、舞いどころのうち、曲くせ・狂くるいなどの定型に属さない一段。「三井寺」の鐘の段、「自然居士」のささらの段の類。
②義太夫節で、各段のうちの有名なあるいは特殊な一段。それを集めたものを正本・院本まるほんに対して「段物集」という。主として道行みちゆき・景事けいごとなどから選ぶ。
③常磐津や新内節で、義太夫節からの移入曲。短編の端物はものに対して、長編の曲を指す。
④日本舞踊で、常磐津・清元など浄瑠璃の伴奏による舞踊劇。
⑤箏曲そうきょくの曲種。歌のない器楽曲で、数段で一曲を構成する。各段の拍数は一定。速度は漸次急。八橋検校の「六段の調しらべ」など。しらべもの。
大辞林の検索結果 (2)
だん-もの【段物】🔗⭐🔉
だん-もの [0][4] 【段物】
(1)能の一曲中の聞かせ所・見せ所とされる部分で,類型的形式に該当せず,「何々の段」と呼ばれるもの。「熊野(ユヤ)」の「文(フミ)の段」,「小督(コゴウ)」の「駒の段」など。
(2)箏曲の曲種の一。歌のない器楽曲で,拍子数が一定(五二拍子)した数段よりなる曲。「六段」「八段」など。調物(シラベモノ)。
(3)豊後節系統の浄瑠璃(特に新内節)の曲種分類の一。義太夫節の曲を摂取した,劇的性格の強い曲。
⇔端物(ハモノ)(3)
(4)日本舞踊で,長唄・常磐津・清元などによる本格的な舞踊。
⇔端物(4)
だんもの-しゅう【段物集】🔗⭐🔉
だんもの-しゅう ―シフ [4] 【段物集】
浄瑠璃本(ジヨウルリボン)の一種。各曲各段のうち人気の高い段だけを抜き出して集めた板本。
⇔丸本(マルホン)
広辞苑+大辞林に「段物」で始まるの検索結果。