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広辞苑の検索結果 (27)

ほ‐け【法華】🔗🔉

ほ‐け法華⇒ほっけ

ほけ‐きょう【法華経】‥キヤウ🔗🔉

ほけ‐きょう法華経‥キヤウ ①正法華経・妙法蓮華経・添品妙法蓮華経をいう。一般に、妙法蓮華経の略称。 ②香銘。木所きどころは伽羅きゃら→香木

ほけきょう‐じ【法華経寺】‥キヤウ‥🔗🔉

ほけきょう‐じ法華経寺‥キヤウ‥ 千葉県市川市中山にある日蓮宗の大本山。1260年(文応1)檀徒富木常忍ときじょうにん(日常)の館に創建。日蓮がよく寄住した。

ほけ‐どう【法華堂】‥ダウ🔗🔉

ほけ‐どう法華堂‥ダウ ⇒ほっけどう。源氏物語夕顔「かの人の四十九日、忍びて比叡ひえの―にて」

ほっけ‐いちじょう【法華一乗】🔗🔉

ほっけ‐いちじょう法華一乗】 法華経に説かれる一乗の教え。すべての衆生しゅじょうが等しく成仏することのできる教え。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐いっき【法華一揆】🔗🔉

ほっけ‐いっき法華一揆】 戦国時代に起こった日蓮宗(法華宗)信徒の一揆。京都の町衆を中心に台頭し、自治権拡大を求めた。1532年(天文1)には一向一揆と衝突して山科本願寺を焼き払い、京中に勢力を張ったが、36年天文法華の乱で壊滅。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐え【法華会】‥ヱ🔗🔉

ほっけ‐え法華会‥ヱ 法華経を講讃する法会ほうえ。日本では746年(天平18)に始まる。延暦寺の霜月会などが有名。また、法華八講・法華十講などの称。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐きょう【法華経】‥キヤウ🔗🔉

ほっけ‐きょう法華経‥キヤウ ⇒ほけきょう⇒ほっ‐け【法華】

ほっけげんき【法華験記】🔗🔉

ほっけげんき法華験記】 天台宗の鎮源ちんげんの撰。3巻。長久(1040〜1044)年間成る。中国宋代の義寂の著した同名書を範として編纂した、日本の法華経霊験譚を集めた説話集。大日本国法華経験記。本朝法華験記。

ほっけげんぎ【法華玄義】🔗🔉

ほっけげんぎ法華玄義】 仏書。隋の智顗ちぎの講述を灌頂かんじょうが筆録。10巻。天台三大部の一つ。妙法蓮華経の経典題目の奥深い趣旨を、名・体・宗・用・教の五つの視点から説いたもの。玄義。妙法蓮華経玄義。

ほっけ‐さんだいぶ【法華三大部】🔗🔉

ほっけ‐さんだいぶ法華三大部(→)三大部1に同じ。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐ざんまい【法華三昧】🔗🔉

ほっけ‐ざんまい法華三昧】 天台宗で、法華経・観普賢経により中道実相の理を観ずること。これを修する法会を法華三昧会という。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐じ【法華寺】🔗🔉

ほっけ‐じ法華寺】 奈良市にある真言律宗の尼門跡。741年(天平13)頃、光明皇后が大和国分尼寺として父藤原不比等の家を喜捨創建したと伝える。総国分尼寺でもあった。現在の本堂は1601年(慶長6)豊臣秀頼の再建。本尊十一面観世音立像は平安初期の優作。法華滅罪之寺。氷室ひむろ御所。

ほっけ‐しちゆ【法華七喩】🔗🔉

ほっけ‐しちゆ法華七喩】 法華経に説かれる七つの譬喩ひゆ。火宅喩(譬喩品)、窮子ぐうじ喩(信解品)、薬草喩(薬草喩品)、化城けじょう喩(化城喩品)、衣珠喩(受記品)、髻珠けいしゅ喩(安楽行品)、医子喩(寿量品)。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐じっこう【法華十講】‥カウ🔗🔉

ほっけ‐じっこう法華十講‥カウ 法華経8巻を8座とし、その開経「無量義経」と結経「観普賢経」とを各1座とし、合わせて10座に講ずること。1日に朝夕の2座講じ、5日にわたって講ずる。十座。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐しゅう【法華宗】🔗🔉

ほっけ‐しゅう法華宗】 (法華経を所依とするからいう) ①天台宗の別称。 ②日蓮宗の別称。 ③日蓮系教団の一派。1941年、法華宗(日陣門流)・本門法華宗(日隆門流)・本妙法華宗(日真門流)が合同して法華宗と称したが、52年に再分裂し、それぞれ法華宗陣門流・同本門流・同真門流と称する。陣門流は総本山本成寺(新潟県三条市)、本門流は本山本能寺(京都市)など、真門流は総本山本隆寺(京都市)。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけしゅほういっぴゃくざききがきしょう【法華修法一百座聞書抄】‥ホフ‥セウ🔗🔉

ほっけしゅほういっぴゃくざききがきしょう法華修法一百座聞書抄‥ホフ‥セウ 1110年(天仁3)大安寺で開かれた法華経百座講経の聞書。現存するものには19座の法話が収められ、教理よりも説話に強い関心が示される。百座法談聞書抄・大安寺百座法談とも。

ほっけ‐しんとう【法華神道】‥タウ🔗🔉

ほっけ‐しんとう法華神道‥タウ 法華宗(日蓮宗)で唱えた神道説。室町時代に吉田兼倶かねともの教えを採り入れて一派の説を成した。三十番神を守護神に奉ずる。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐せんぼう【法華懺法】‥ボフ🔗🔉

ほっけ‐せんぼう法華懺法‥ボフ 法華経を読誦して罪障を懺悔滅罪する法要。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐だいじょう【法華大乗】🔗🔉

ほっけ‐だいじょう法華大乗(→)法華経に同じ。日本霊異記「僧常に―を誦持ずじして」 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐どう【法華堂】‥ダウ🔗🔉

ほっけ‐どう法華堂‥ダウ (ホケドウとも) ①法華三昧を修する道場。812年(弘仁3)最澄が比叡山東塔に建てたのが最初。法華三昧堂。 ②貴人の納骨堂で、法華懺法を修する所。 ③奈良市東大寺の一院。正しくは羂索けんじゃく堂。法華会を修するからいい、また旧3月に修するから三月堂ともいう。733年(天平5)良弁ろうべんの創建と伝える。奈良時代の建築(礼堂は鎌倉時代)で、内部には本尊不空羂索観音像をはじめ梵天・帝釈天・日光菩薩・月光菩薩・執金剛神像など、奈良時代のすぐれた仏像を多数安置。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐はっこう【法華八講】‥カウ🔗🔉

ほっけ‐はっこう法華八講‥カウ 法華経8巻を朝座・夕座に1巻ずつ4日間に8人の講師により読誦・供養する法会。八講。御八講。八講会。法華会。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐ほう【法華法】‥ホフ🔗🔉

ほっけ‐ほう法華法‥ホフ 密教で、法華経を本尊として息災などを祈願する修法しゅほう⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐まんだら【法華曼荼羅】🔗🔉

ほっけ‐まんだら法華曼荼羅】 法華経の説法の図、またその内容を描いた図。法華経曼荼羅または法華経変相ともいう。ほかに密教では、法華法の本尊として描いた釈迦・多宝の二仏を主尊とする曼荼羅もある。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけ‐めつざい‐の‐てら【法華滅罪之寺】🔗🔉

ほっけ‐めつざい‐の‐てら法華滅罪之寺】 ①国分尼寺こくぶんにじの正称。 ②法華寺の別称。 ⇒ほっ‐け【法華】

ほっけもんぐ【法華文句】🔗🔉

ほっけもんぐ法華文句】 仏書。隋の智顗ちぎの講述を灌頂かんじょうが筆録。10巻。天台三大部の一つ。妙法蓮華経の本文を解釈したもの。文句。妙法蓮華経文句。

大辞林の検索結果 (27)

ほけ-きょう【法華経】🔗🔉

ほけ-きょう ―キヤウ 【法華経】 〔楚 Saddharmapuarka-stra〕 代表的な大乗仏教経典。漢訳六種(三種が現存)のうち,二八品より成る鳩摩羅什(クマラジユウ)訳の「妙法蓮華経」八巻が最も広く流布。三乗が一乗に帰すること,釈迦が永遠の仏であることなどを説く。天台宗・日蓮宗の所依の経典。ほっけきょう。

ほけきょう-ぎしょ【法華経義疏】🔗🔉

ほけきょう-ぎしょ ―キヤウ― 【法華経義疏】 法華経の注釈書。四巻。聖徳太子著。615年成る。三経義疏の一。法華義疏。

ほけきょう-じ【法華経寺】🔗🔉

ほけきょう-じ ホケキヤウ― 【法華経寺】 千葉県市川市中山町にある中山妙宗の大本山。山号,正中山。もと日蓮宗四本山の一。富木常忍(日常)が日蓮を招き法華堂を建てたのに始まる。日蓮自筆の「観心本尊鈔」「立正安国論」などを所蔵。

ほっ-け【法華】🔗🔉

ほっ-け [0] 【法華】 〔仏〕「法華宗」「法華経」の略。

ほっけ-いちじょう【法華一乗】🔗🔉

ほっけ-いちじょう [5] 【法華一乗】 声聞(シヨウモン)・縁覚(エンガク)・菩薩の三乗は,唯一の真実の教えである一乗の方便であって,法華経が説かれることによって三乗は一乗に融合されるとする天台宗の考え方。

ほっけ-え【法華会】🔗🔉

ほっけ-え [3] 【法華会】 法華経を講説する法会。法華八講・法華十講など。

ほっけ-きょう【法華経】🔗🔉

ほっけ-きょう ―キヤウ 【法華経】 ⇒ほけきょう(法華経)

ほっけ-げんぎ【法華玄義】🔗🔉

ほっけ-げんぎ 【法華玄義】 中国,隋代の仏教書。一〇巻。智(チギ)述,灌頂(カンジヨウ)筆録。「法華経」の趣意を五字の経題(妙法蓮華経)の解釈を通して明らかにしようとしたもの。法華三大部の一。妙法蓮華経玄義。玄義。

ほっけ-さんだいぶ【法華三大部】🔗🔉

ほっけ-さんだいぶ [6] 【法華三大部】 智(チギ)の著した法華玄義・法華文句・摩訶止観の総称。天台宗の根幹を定めた論書。

ほっけ-さんまい【法華三昧】🔗🔉

ほっけ-さんまい [4] 【法華三昧】 (1)天台宗の「摩訶止観」に説く四種三昧の一つ半行半座三昧のうち,「法華経」に基づいて行うもの。二一日間にわたって仏像の周囲を歩く行と座禅を中心に修行し,精神を集中させて仏の智慧を得ようとする。 (2)一心に「法華経」を読んで,精神を集中させること。

ほっけ-さんまいどう【法華三昧堂】🔗🔉

ほっけ-さんまいどう ―ダウ [0] 【法華三昧堂】 法華三昧を修する建物。法華堂。三昧堂。

ほっけ-しちゆ【法華七喩】🔗🔉

ほっけ-しちゆ [5] 【法華七喩】 「法華経」に含まれる,比喩を用いた七つの代表的教説をいう。すなわち火宅喩・窮子(グウジ)喩・薬草喩・化城喩・衣珠喩・髻珠(ケイシユ)喩・医子喩の総称。

ほっけ-じっこう【法華十講】🔗🔉

ほっけ-じっこう ―カウ [4] 【法華十講】 「法華経」八巻に,法華開経の「無量義経」と,結経の「観普賢経」とを加えて十座とし,朝夕二座ずつ五日間講ずる法会。十座。

ほっけ-しゅう【法華宗】🔗🔉

ほっけ-しゅう [3] 【法華宗】 〔「法華経」をよりどころとする宗派の意〕 (1)天台宗(天台法華宗)の別名。 (2)日蓮宗(日蓮法華宗)の別名。また,日蓮宗内の教派名。本門流・真門流・陣門流の三流派がある。

ほっけ-しんとう【法華神道】🔗🔉

ほっけ-しんとう ―タウ 【法華神道】 日蓮宗の唱える神道説。天台神道に吉田神道の教えを採り入れて完成したもの。

ほっけ-せんぼう【法華懺法】🔗🔉

ほっけ-せんぼう ―ボフ [4] 【法華懺法】 「法華経」を読誦(ドクジユ)して,罪障を懺悔する天台宗の重要法要。

ほっけ-だいじょう【法華大乗】🔗🔉

ほっけ-だいじょう 【法華大乗】 「法華経」に明らかにされる大乗の教え。一乗真実の教え。

ほっけ-どう【法華堂】🔗🔉

ほっけ-どう ―ダウ [0] 【法華堂】 (1)「法華三昧堂」の略。 (2)貴人の納骨堂。 (3)奈良市東大寺の堂舎の一。733年良弁(ロウベン)の創建と伝える。旧暦三月に法華会が修されることから三月堂とも呼ばれる。羂索(ケンジヤク)堂。

ほっけ-ねはんじ【法華涅槃時】🔗🔉

ほっけ-ねはんじ [5] 【法華涅槃時】 天台宗で説く五時の一。釈迦が「法華経」と「涅槃(ネハン)経」とを説いた八年間。

ほっけ-はっこう【法華八講】🔗🔉

ほっけ-はっこう ―カウ [4] 【法華八講】 「法華経」八巻を八座に分け,朝夕一座ずつ四日間で講ずる法会。八講。法華八講会。

ほっけ-ほう【法華法】🔗🔉

ほっけ-ほう ―ホフ [0] 【法華法】 「法華経」を転読して,息災延命などを祈る修法。密教,特に台密で重視される修法。法華経法。

ほっけ-まんだら【法華曼荼羅】🔗🔉

ほっけ-まんだら [4] 【法華曼荼羅】 (1)釈迦が霊鷲山で「法華経」を説く会座を描いた画像。 (2)日蓮宗で,中央に南無妙法蓮華経と書き,その周囲に諸仏の名を書き記したもの。

ほっけ-めつざい-の-てら【法華滅罪之寺】🔗🔉

ほっけ-めつざい-の-てら 【法華滅罪之寺】 (1)奈良時代,全国に建てられた国分尼寺の正称。 (2)法華寺のこと。

ほっけ-じ【法華寺】🔗🔉

ほっけ-じ 【法華寺】 奈良市にある真言律宗の尼寺。天平年間(729-749)光明皇后が父藤原不比等の邸宅跡に総国分尼寺として開く。鎌倉時代に西大寺の叡尊が再興。現在の本堂は慶長年間(1596-1615)に豊臣秀頼の再建したもの。本尊十一面観世音立像は平安初期の作。法華滅罪之寺。氷室御所。

ほっけもんぐ【法華文句】🔗🔉

ほっけもんぐ 【法華文句】 中国,隋代の仏教書。一〇巻。智(チギ)述,灌頂(カンジヨウ)による筆録。法華三大部の一。妙法蓮華経文句。文句。

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