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広辞苑の検索結果 (19)
ぼう‐たん【牡丹】🔗⭐🔉
ぼう‐たん【牡丹】
(ボタンの長音化)
①(→)「ぼたん」に同じ。〈[季]夏〉。栄華物語玉台「その下に薔薇そうびん・―・唐撫子・紅蓮花の花を植ゑさせ給へり」
②襲かさねの色目。山科流では、表は薄蘇芳うすすおう、裏は白、または、その反対。
③練貫ねりぬきの地に金銀箔はくで模様をかき、または繍ぬいをして、赤い裏をつけた近世の女性の衣服。
ぼた‐もち【牡丹餅】🔗⭐🔉
ぼた‐もち【牡丹餅】
①(赤小豆餡をまぶしたところが牡丹の花に似るからいう)(→)「はぎのもち」に同じ。誹風柳多留16「―をこわごわ上戸一つくひ」。「棚から―」
②女の顔の円く大きく醜いもの。
③円くて大きなもののたとえ。
ぼ‐たん【牡丹】🔗⭐🔉
ぼ‐たん【牡丹】
①ボタン科の落葉低木。中国原産。中国で花王と称する。観賞用・薬用に古くから栽培。高さ1メートル余。葉は羽状複葉。4〜5月頃、直径20センチメートルもある美花を開く。園芸品種が多く、色は紅・紫・白・淡紅など。根皮は漢方生薬の牡丹皮で、駆瘀血くおけつ剤。頭痛・腰痛・婦人病などの治療に用いる。二十日草。深見草。名取草。山橘。〈[季]夏〉。〈色葉字類抄〉→寒牡丹。
ボタン
撮影:関戸 勇
②⇒ぼうたん。
③紋所の名。牡丹の花や葉にかたどる。また文様としても用いられる。牡丹唐草・牡丹唐獅子など。
牡丹
④(「獅子に牡丹」の「獅子」に「猪しし」をかけて)猪いのししの肉の隠語。
⇒ぼたん‐えび【牡丹蝦】
⇒ぼたん‐きょう【牡丹杏】
⇒ぼたん‐ざくら【牡丹桜】
⇒ぼたん‐たまご【牡丹卵】
⇒ぼたん‐づる【牡丹蔓】
⇒ぼたん‐な【牡丹菜】
⇒ぼたん‐なべ【牡丹鍋】
⇒ぼたん‐の‐め【牡丹の芽】
⇒ぼたん‐ばけ【牡丹刷毛】
⇒ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】
⇒ぼたん‐やり【牡丹槍】
⇒ぼたん‐ゆき【牡丹雪】
②⇒ぼうたん。
③紋所の名。牡丹の花や葉にかたどる。また文様としても用いられる。牡丹唐草・牡丹唐獅子など。
牡丹
④(「獅子に牡丹」の「獅子」に「猪しし」をかけて)猪いのししの肉の隠語。
⇒ぼたん‐えび【牡丹蝦】
⇒ぼたん‐きょう【牡丹杏】
⇒ぼたん‐ざくら【牡丹桜】
⇒ぼたん‐たまご【牡丹卵】
⇒ぼたん‐づる【牡丹蔓】
⇒ぼたん‐な【牡丹菜】
⇒ぼたん‐なべ【牡丹鍋】
⇒ぼたん‐の‐め【牡丹の芽】
⇒ぼたん‐ばけ【牡丹刷毛】
⇒ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】
⇒ぼたん‐やり【牡丹槍】
⇒ぼたん‐ゆき【牡丹雪】
ぼたん‐えび【牡丹蝦】🔗⭐🔉
ぼたん‐えび【牡丹蝦】
タラバエビ科のエビ。体長15センチメートルになり、濃い黄赤色で体側に不規則な赤色斑紋がある。性転換するため体長10センチメートル以上のものはすべて雌。北海道の内浦湾から土佐湾にかけての水深300〜500メートルにすみ、10月から5月にかけて底引網や手繰網で漁獲する。肉は甘味があって美味。別なエビをボタンエビと呼ぶ地方もある。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】‥クワセウ‥🔗⭐🔉
ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】‥クワセウ‥
⇒しょうはく(肖柏)
ぼたん‐きょう【牡丹杏】‥キヤウ🔗⭐🔉
ぼたん‐きょう【牡丹杏】‥キヤウ
スモモの一品種。〈[季]夏〉
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐こう【牡丹江】‥カウ🔗⭐🔉
ぼたん‐こう【牡丹江】‥カウ
①(Mudan Jiang)中国東北部の松花江の支流。吉林省の牡丹嶺に発源、鏡泊湖に入り依蘭で松花江に注ぐ。全長725キロメートル。
②1の中流にある黒竜江省の工業都市。三つの鉄道幹線の交点。人口101万4千(2000)。
ぼたん‐ざくら【牡丹桜】🔗⭐🔉
ぼたん‐ざくら【牡丹桜】
ヤエザクラの別称。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐たまご【牡丹卵】🔗⭐🔉
ぼたん‐たまご【牡丹卵】
卵料理。熱した胡麻油の中に鶏卵を割って落とし、白身がひろがり黄身をかこむさまを牡丹の花に見立てたもの。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐づる【牡丹蔓】🔗⭐🔉
ぼたん‐づる【牡丹蔓】
キンポウゲ科の蔓性多年草。山地に自生し、葉柄によって他物にからみつく。全体や花はセンニンソウに似、葉は複葉で、ボタンに似る。夏、葉のつけ根に小形白色の花をつけ、毛を密生した痩果そうかを結ぶ。有毒植物の一つ。エミグサ。
ボタンヅル
撮影:関戸 勇
⇒ぼ‐たん【牡丹】
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたんていかんこんき【牡丹亭還魂記】‥クワン‥🔗⭐🔉
ぼたんていかんこんき【牡丹亭還魂記】‥クワン‥
明代の戯曲。湯顕祖作。杜麗娘という娘が夢で密会した書生柳夢梅に恋いこがれたすえに死に、幽魂となって夢梅と会い、蘇生して結ばれる。還魂記。
ぼたんどうろう【牡丹灯籠】🔗⭐🔉
ぼたんどうろう【牡丹灯籠】
①三遊亭円朝口演の人情噺。「怪談牡丹灯籠」の略称。中国の小説「剪灯せんとう新話」中の「牡丹灯記」を浅井了意が翻案して「伽婢子おとぎぼうこ」中に収録、円朝がこれに天保年間牛込の旗本の家に起こった事実譚を加えて創作した怪談。飯島の娘お露の死霊が、牡丹灯籠を提げて恋人新三郎のもとに通うという筋。1884年(明治17)、速記本を発行。講談・落語などの速記本刊行の最初。
②1を福地桜痴が補綴、3世河竹新七が脚色した歌舞伎脚本。「怪異談牡丹灯籠」の題で1892年(明治25)、5代尾上菊五郎・2代坂東秀調らが初演。
→文献資料[牡丹灯篭]
ぼたん‐な【牡丹菜】🔗⭐🔉
ぼたん‐な【牡丹菜】
葉牡丹の別称。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐なべ【牡丹鍋】🔗⭐🔉
ぼたん‐なべ【牡丹鍋】
猪肉・野菜・豆腐などを具材とした味噌味の鍋料理。猪鍋。ししなべ。〈[季]冬〉
⇒ぼ‐たん【牡丹】
○ボタンの掛け違いボタンのかけちがい
後になって矛盾や不都合を生ずるような、最初の方で犯した間違い。
⇒ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
ぼたん‐の‐め【牡丹の芽】🔗⭐🔉
ぼたん‐の‐め【牡丹の芽】
まだ寒気の残る早春、ふくらんでくる、ボタンの朱色の太い芽。〈[季]春〉
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐ばけ【牡丹刷毛】🔗⭐🔉
ぼたん‐ばけ【牡丹刷毛】
毛の張り開いた化粧用の刷毛。
牡丹刷毛
提供:ポーラ文化研究所
⇒ぼ‐たん【牡丹】
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】‥バウ‥🔗⭐🔉
ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】‥バウ‥
セリ科の大形多年草。海辺の陽地に自生。葉は緑白色の複葉で厚く、ボタンの葉に似る。秋、白色の小花を密生。若葉は食用。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐やり【牡丹槍】🔗⭐🔉
ぼたん‐やり【牡丹槍】
(→)「たんぽやり」に同じ。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐ゆき【牡丹雪】🔗⭐🔉
ぼたん‐ゆき【牡丹雪】
大きな雪片が牡丹の花びらのように降る雪。ぼたゆき。〈[季]冬〉
⇒ぼ‐たん【牡丹】
大辞林の検索結果 (27)
ぼう-たん【牡丹】🔗⭐🔉
ぼう-たん [0] 【牡丹】
「ぼたん(牡丹)」の長音化した語。俳句などで用いることが多い。[季]夏。《―の咲くときゝはや散るときゝ/星野立子》
ぼた-もち【牡丹餅】🔗⭐🔉
ぼた-もち [2] 【牡丹餅】
〔牡丹(ボタン)の花のように,小豆(アズキ)の餡(アン)をまぶしたことから〕
糯米(モチゴメ)に粳米(ウルチゴメ)を少しまぜて作った餅に,小豆餡・黄な粉などをまぶした食物。萩の餅。おはぎ。「棚から―」
ぼ-たん【牡丹】🔗⭐🔉
ぼ-たん [1] 【牡丹】
(1)キンポウゲ科の落葉小低木。中国原産。日本でも古くから栽培。高さ約1メートル。葉は白緑色で羽状に分裂し,さらに切れ込む。初夏,枝先に径10〜20センチメートルの花を開く。園芸品種は重弁で,紅・白・淡紅・紫・黄など。根皮は漢方薬に利用。ぼうたん。古名,ホウタン・フカミグサ・ハツカグサ。[季]夏。《―散てうちかさなりぬ二三片/蕪村》
(2)〔「獅子(シシ)に牡丹」の「獅子」を猪(イノシシ)にとりなして〕
イノシシの肉をいう。
(3)はなやかで大きなものの形容。「―エビ」
ぼたん=に唐獅子(カラジシ)🔗⭐🔉
――に唐獅子(カラジシ)
⇒獅子(シシ)に牡丹(ボタン)
ぼたん-いろ【牡丹色】🔗⭐🔉
ぼたん-いろ [0] 【牡丹色】
ボタンの花のような,あざやかな赤紫色。
ぼたん-いんこ【牡丹鸚哥】🔗⭐🔉
ぼたん-いんこ [4] 【牡丹鸚哥】
オウム目インコ科の鳥。全長15センチメートルほど。アフリカ産の飼い鳥。全体が緑色で,頭とのどが赤橙色。尾は短い。ラブバード。
ぼたん-か【牡丹花】🔗⭐🔉
ぼたん-か ―クワ [2] 【牡丹花】
ボタンの花。
ぼたん-からくさ【牡丹唐草】🔗⭐🔉
ぼたん-からくさ [5] 【牡丹唐草】
唐草に牡丹を配した文様。
ぼたん-きょう【牡丹杏】🔗⭐🔉
ぼたん-きょう ―キヤウ [0] 【牡丹杏】
植物の,スモモの栽培品種。[季]夏。
ぼたん-ざくら【牡丹桜】🔗⭐🔉
ぼたん-ざくら [4] 【牡丹桜】
サトザクラの別名。
ぼたん-たまご【牡丹卵】🔗⭐🔉
ぼたん-たまご [4][5] 【牡丹卵】
料理の一。熱した油に,鶏卵を割って落とす。白身が広がって黄身をかこんださまをボタンの花に見立てたもの。
ぼたん-づる【牡丹蔓】🔗⭐🔉
ぼたん-づる [2] 【牡丹蔓】
キンポウゲ科のつる性多年草。山地や原野に生える。茎の基部は木質化する。葉は対生し三出複葉からなる。夏,白色の花を多数円錐花序につける。痩果は卵形で羽毛状の毛がある。有毒植物。和名は葉形が牡丹に似るところからの名。エミグサ。
ぼたん-な【牡丹菜】🔗⭐🔉
ぼたん-な [2] 【牡丹菜】
ハボタンの異名。
ぼたん-なべ【牡丹鍋】🔗⭐🔉
ぼたん-なべ [4] 【牡丹鍋】
猪鍋(シシナベ)の異名。[季]冬。
ぼたん-ばけ【牡丹刷毛】🔗⭐🔉
ぼたん-ばけ [2] 【牡丹刷毛】
毛の開いた化粧用のはけ。
ぼたん-はも【牡丹鱧】🔗⭐🔉
ぼたん-はも [2] 【牡丹鱧】
骨切りした鱧に片栗粉をまぶし,湯引きしたもの。
〔加熱によって身が開き,牡丹{(1)}の花に見えるところから〕
ぼたん-ぴ【牡丹皮】🔗⭐🔉
ぼたん-ぴ [2] 【牡丹皮】
生薬の一。ボタンの根皮で,鎮痛・鎮静薬,特に婦人病薬とする。
ぼたん-ぼうふう【牡丹防風】🔗⭐🔉
ぼたん-ぼうふう ―バウ― [4] 【牡丹防風】
セリ科の大形多年草。関東以西の海岸に生える。高さ約80センチメートル。全体に白緑色。根葉は二回羽状に分かれ,ボタンの葉に似る。夏,枝先に白色の小花を密生。若葉は食用。根を薬用人参の代用にした。
ぼたん-やり【牡丹槍】🔗⭐🔉
ぼたん-やり [2] 【牡丹槍】
棒の先に綿または毛をまるく包んでつけた練習用のやり。たんぽやり。
ぼたん-ゆき【牡丹雪】🔗⭐🔉
ぼたん-ゆき [2] 【牡丹雪】
ボタンの花びらのように大きな雪片となって降る雪。多数の雪の結晶が付着しあったもの。ぼたゆき。[季]冬。
ぼたんか-しょうはく【牡丹花肖柏】🔗⭐🔉
ぼたんか-しょうはく ボタンクワセウハク 【牡丹花肖柏】
〔「ぼたんげしょうはく」とも〕
(1443-1527) 室町中期の連歌師・歌人。別号,夢庵・弄花軒。和歌を飛鳥井雅親に,連歌を宗祇に師事し古今伝授を受けた。「水無瀬三吟百韻」の作者の一人。「新撰菟玖波集」の撰にも携わる。詠草集「春夢集」,注釈書「弄花抄」「肖聞抄」など。
ぼたん-こう【牡丹江】🔗⭐🔉
ぼたん-こう ―カウ 【牡丹江】
(1)中国,黒竜江省南部を北流する松花江の支流。吉林省の牡丹嶺に源を発し,依蘭で松花江に合流。長さ725キロメートル。ムータン-チアン。
(2)中国,黒竜江省東南部の都市。牡丹江上流域にあり,機械・木材加工などの工業が発達。鉄道交通の要地。ムータンチアン。
ぼたんてい【牡丹亭】🔗⭐🔉
ぼたんてい 【牡丹亭】
「還魂記(カンコンキ)」の別名。
ぼたんてい-かんこんき【牡丹亭還魂記】🔗⭐🔉
ぼたんてい-かんこんき ―クワンコン― 【牡丹亭還魂記】
「還魂記」の別名。
ぼたんどうろう【牡丹灯籠】🔗⭐🔉
ぼたんどうろう 【牡丹灯籠】
人情噺の一。三遊亭円朝作。中国の怪異小説集「剪灯(セントウ)新話」中の「牡丹灯記」と「渭塘奇偶記」を浅井了意が翻案した「牡丹灯籠(ボタンノトウロウ)」(「御伽婢子(オトギボウコ)」所収)に取材し,幕末にあった旗本の横死事件などをからませたもの。怪談牡丹灯籠。
ぼたもち【牡丹餅】(和英)🔗⭐🔉
ぼたもち【牡丹餅】
a rice cake covered with bean jam.棚から〜 ⇒棚.
ぼたん【牡丹】(和英)🔗⭐🔉
ぼたん【牡丹】
a tree peony.
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