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広辞苑の検索結果 (3)
かさ‐の‐だい【笠の台】🔗⭐🔉
かさ‐の‐だい【笠の台】
笠をかぶせる台。人の首をいう。
⇒笠の台が飛ぶ
⇒笠の台の生き別れ
○笠の台が飛ぶかさのだいがとぶ
首を斬られる。死罪になる。浄瑠璃、新版歌祭文「お前この銀取ると―ぞへ」
⇒かさ‐の‐だい【笠の台】
○笠の台の生き別れかさのだいのいきわかれ
斬られて首と胴とが離れる。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「悪く邪魔立てひろぐが最期、―」
⇒かさ‐の‐だい【笠の台】
○笠の台が飛ぶかさのだいがとぶ🔗⭐🔉
○笠の台が飛ぶかさのだいがとぶ
首を斬られる。死罪になる。浄瑠璃、新版歌祭文「お前この銀取ると―ぞへ」
⇒かさ‐の‐だい【笠の台】
○笠の台の生き別れかさのだいのいきわかれ🔗⭐🔉
○笠の台の生き別れかさのだいのいきわかれ
斬られて首と胴とが離れる。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「悪く邪魔立てひろぐが最期、―」
⇒かさ‐の‐だい【笠の台】
かさ‐の‐ゆき【笠の雪】
笠の上に降り積もった雪。また、重い物のたとえ。
かさ‐のり【傘海苔】
海産の緑藻アオサ藻綱。単細胞性。長さ約5センチメートルの細い柄の上部に、直径1センチメートルほどの円盤状の傘を生ずる。暖海性で、奄美諸島以南のサンゴ礁などに分布。細胞と核の機能を研究する実験材料として著名。
かさのり
かさ‐はぐるま【傘歯車】
平行でなく相交わる2軸間に回転力を伝達する傘形の歯車。ベベルギア。→歯車(図)
かさ‐はずし【笠はずし】‥ハヅシ
茨城県・福島県で、婚家に到着した嫁が門口でかぶってきた笠をはずす風習。→笠被かさかぶせ
かさ‐ばち【瘡鉢】
幼児などの頭にできる膿痂疹のうかしんのこと。頭瘡ずがさ。
かざ‐はな【風花】
(カザバナとも)
①初冬の風が立って雪または雨のちらちらと降ること。〈[季]冬〉。誹風柳多留7「―の内は居つづけ煮えきらず」
②晴天にちらつく雪。風上かざかみの降雪地から風に送られてまばらに飛来する雪。〈[季]冬〉
③「かざほろし」の異称。
かざはや【風早】
和歌山県日高郡美浜町三尾(古くは三穂)辺、および広島県東広島市安芸津町の三津湾奥部の古名。後者に、風早の地名が今も残る。(歌枕)
かさ‐はり【傘張り】
からかさを、骨に紙をはって作ること。また、その職人。
かさ‐ば・る【嵩張る】
〔自五〕
かさが増す。かさが大きい。かさむ。「―・った荷物」
かざ‐ひまち【風日待】
(→)風祭かざまつり1に同じ。
カザフ【Kazakh】
カザフスタンの旧称。
かざふき‐がらす【風吹烏】
(風に吹かれてただよう烏の意)遊里のひやかし客や、見すぼらしい浮浪人をあざけっていう語。かぜふきがらす。風来坊。
かさ‐ぶくろ【傘袋・笠袋】
傘を入れる袋。特に、中世以降、旅行や行列で長柄の傘を入れるのに用いた袋。また、編笠を入れる袋。
かざ‐ぶくろ【風袋・風嚢】
①風の神の持っているという袋。
②武具の指物さしものの一種。吹流しに似て裂け目なく、底があって袋になっているもの。
カザフスタン【Kazakhstan】
中央アジア北部の共和国。カスピ海から東トルキスタンまで広がる。地下資源に富み、牧畜も盛ん。1991年ソ連解体で独立。面積271万7000平方キロメートル。人口1501万3千(2004)。首都は97年アルマトゥイからアスタナ(旧称アクモラ)に移転。→CIS(図)
かさ‐ぶた【瘡蓋・痂】
はれもの・きずなどのなおるに従って、その上に生ずる皮。日葡辞書「カサフタ」
カサブランカ【Casablanca】
(スペイン語で「白い家」の意)アフリカ北西部、モロッコ中部大西洋岸の重要な港湾都市。人口338万9千(2000)。
カサブランカ
撮影:小松義夫
かざ‐ふり【風振り】
舞などで、袖をかざして振ること。堀河百首冬「榊葉の霜うち払ふ袖の―」
かざ‐ぶるし【風震し】
風邪。引きかぜ。がいけ。
かさ‐ぼこ【傘鉾・笠鉾】
祭礼の飾り物の一つ。大きな傘の上に鉾・長刀なぎなた・造花などをとりつけたもの。
⇒かさぼこ‐ぐも【傘鉾雲】
⇒かさぼこ‐ざや【傘鉾鞘】
かさぼこ‐ぐも【傘鉾雲】
南の空に傘を開いたような形で現れる雲。風の前兆で、その破れた方から風が吹くという。
⇒かさ‐ぼこ【傘鉾・笠鉾】
かさぼこ‐ざや【傘鉾鞘】
槍の鞘の一種。傘を閉じたような形のもの。
⇒かさ‐ぼこ【傘鉾・笠鉾】
かざ‐ぼし【風乾し・風干し】
風にあてて物をかわかすこと。
かざ‐ほろし【風疿】
発熱のあとに生じる皮膚の発疹ほっしん。風邪によるものとされた。→ほろし(疿子)
かさま【笠間】
茨城県北西部にある市。もと牧野氏8万石の城下町。笠間稲荷の門前町・宿場町。笠間焼・建築石材を産出。人口8万1千。
笠間稲荷
撮影:関戸 勇
かざ‐ま【風間】
①風のやんでいる間。かぜま。土佐日記「祈りくる―と思ふを」
②風の吹いている時。浮世風呂2「雨降、―には、転んだり何かいたさぬで」
③風の通るすき間。風穴。
④暴風雨で出漁のできない時。しけ。
かざ‐まけ【風負け】
樹木などが風圧に堪えられず、折れたり曲がったりすること。
かざ‐まち【風待ち】
船が出航しようとして港などで順風を待っていること。かぜまち。
かさ‐まつ【笠松】
枝が四方へ広がり垂れて、笠の形をした松。
かざ‐まつり【風祭】
①風を鎮めるため二百十日の前後に行う祭。風日待かざひまち。とうせんぼう。
②竜田または広瀬の神を祭って豊作を祈ること。かぜまつり。
かざ‐まど【風窓】
①風を通すために設けた窓。
②建物の床下の通風用に外壁の下部に設けた開口。
かざ‐まもり【風守り】
風の様子を見て出発の頃合を待つこと。万葉集3「―好くしていませ荒しその路」
かざみ【汗衫】
(字音カンサンの転)汗取りの単ひとえの短衣。平安時代以降、貴族の童女などの上衣となる。儀礼の童女の汗衫は闕腋けってき裾長で、濃袴こきのはかまに表袴うえのはかまを重ねる。
汗衫
かざ‐み【風見】
屋根または船の帆柱などに設け、風に従って向きを変えるようにして風の方向を知る具。鳥・船などの形のものがある。風向計。風信器。
⇒かざみ‐あんてい【風見安定】
⇒かざみ‐ぐさ【風見草】
⇒かざみ‐どり【風見鶏】
⇒かざみ‐の‐からす【風見の烏】
がざみ【蝤蛑】
ワタリガニ科のカニ。大形で、甲は横に延びて菱形、左右両端がとがる。鋏はさみは大きく、最後の歩脚は扁平で遊泳脚となる。函館以南の内湾にすむ。昼間は海底の砂中に潜み、夜間出て活動。肉は美味、初夏に卵をもつ頃が旬。また、広くは同科のジャノメガザミ・ノコギリガザミなどの総称。流通名のワタリガニの名で広く知られている。〈[季]夏〉
がざみ
ノコギリガザミ
提供:東京動物園協会
かざみ‐あんてい【風見安定】
飛行機の機首が進行方向に対して左右に振れた時、垂直尾翼の働きで元に戻ろうとする特性。方向安定。
⇒かざ‐み【風見】
かざみ‐ぐさ【風見草】
①ウメの異称。蔵玉集「山里の軒端に咲ける―」
②ヤナギの異称。蔵玉集「風見草、柳。梓弓はるの梢に―」
⇒かざ‐み【風見】
かざ‐みち【風道】
風の吹き抜ける道。また、風の通ったあと。かぜみち。
かざみ‐どり【風見鶏】
①鶏にかたどった風見。西洋で寺院の塔上などに装置。
②比喩的に、定見を持たず大勢の動向にすぐ順応する人。「政界の―」
⇒かざ‐み【風見】
かざみ‐の‐からす【風見の烏】
①烏にかたどった風見。
②㋐お高くとまっていばっている様子のたとえ。浮世風呂3「―を見るやうに高くとまつて」
㋑くるくるよく回るたとえ。歌舞伎、助六所縁江戸桜「此の舌が廻つて来たぞ、…風車、独楽こまにぶん廻しに―」
⇒かざ‐み【風見】
かさ・む【嵩む】
〔自五〕
①物などの数量が大きくなる。日本永代蔵1「元もと壱貫の銭、八千百九拾弐貫に―・み」。「費用が―・む」
②勢いが他にまさる。源平盛衰記46「禁中花色の振舞、…頼朝に―・みて見ゆ」
③勢いに乗ずる。嵩かさにかかる。甲陽軍鑑6「駿河義元公、あまり―・みて信長に負け」
かざ‐むき【風向き】
風の吹いて来る方向。転じて、物事のなりゆき。人の機嫌。形勢。かぜむき。「おやじの―が悪くなって来た」
かさ‐もち【傘持】
長柄の傘を持つ供人。
かざ‐もり【風守】
(→)風見かざみに同じ。
かさもり‐いなり【笠森稲荷】
江戸谷中やなか、感応寺の南西隅にあった稲荷社。かさもり(瘡守)の音通で、瘡(皮膚病)除けの神として信仰され、土や米の団子を供える。
かさもり‐おせん【笠森お仙】
江戸谷中やなかの笠森稲荷境内の水茶屋の娘。御家人倉地甚左衛門の妻。美人の評判高く、明和(1764〜1772)頃には浮世絵に描かれて人気となった。お仙にまつわる巷説は、山東京伝の合巻「笠森娘錦笈摺かさもりむすめにしきのおいずり」や河竹黙阿弥の歌舞伎「怪談月笠森」などの題材。(1751〜1827)
かさ‐や【傘屋・笠屋】
傘や笠を作り、また、売る店や人。
かさ‐やどり【笠宿り】
軒下または樹陰などにしばらくあまやどりすること。また、その所。催馬楽、妹が門「ひぢかさの雨もや降らなむ…―やどりてまからむ」
かざ‐よけ【風除け】
風をよけること。また、そのために設けたもの。かぜよけ。
⇒かざよけ‐がっしょう【風除合掌】
かざよけ‐がっしょう【風除合掌】‥シヤウ
(→)上鞍に同じ。
⇒かざ‐よけ【風除け】
かざら・う【飾らふ】カザラフ
〔他四〕
(カザルに接尾語フの付いた語)飾る。万葉集16「飛び翔るすがるの如き腰細に取り―・ひ」
かざり【飾り】
①かざること。よそおい。装飾。装飾品。転じて、見かけをととのえるためだけにあるもの。大唐西域記長寛点「荘飾カザリ虧かけたること有り」。「部屋の―」「あの社長は―だ」「―ボタン」
②松かざり。しめかざり。おかざり。〈[季]新年〉
③表面だけの美しさ。虚飾。「―のない人」
④頭髪。髪。
⇒かざり‐あげ【飾揚げ】
⇒かざり‐あみ【飾り編み】
⇒かざり‐いし【飾石】
⇒かざり‐いづつ【飾井筒】
⇒かざり‐いと【飾り糸】
⇒かざり‐いど【飾井戸】
⇒かざり‐うす【飾り臼】
⇒かざり‐うま【飾り馬】
⇒かざり‐うり【飾り売り】
⇒かざり‐えび【飾り海老】
⇒かざり‐がし【飾り菓子】
⇒かざり‐がしら【飾り頭】
⇒かざり‐がね【飾り金】
⇒かざり‐かぶと【飾り冑】
⇒かざり‐かわ【飾革】
⇒かざり‐ぎり【飾り切り】
⇒かざり‐くぎ【飾り釘】
⇒かざり‐ぐし【飾串】
⇒かざり‐ぐら【飾り鞍】
⇒かざり‐ぐるま【飾車・餝車】
⇒かざり‐け【飾り気】
⇒かざり‐けい【飾り罫】
⇒かざり‐さんぼう【飾り三方】
⇒かざり‐し【飾師・錺師】
⇒かざり‐じつけ【飾り仕付け】
⇒かざり‐しょく【飾職・錺職】
⇒かざり‐ずみ【飾り炭】
⇒かざり‐せっちん【飾雪隠・荘雪隠】
⇒かざり‐だけ【飾り竹】
⇒かざり‐たち【飾太刀】
⇒かざりたち‐だい【飾太刀代】
⇒かざり‐だな【飾り棚】
⇒かざり‐たま【飾り玉】
⇒かざり‐ちまき【飾り粽】
⇒かざり‐ちょうどがけ【飾調度懸】
⇒かざり‐つけ【飾り付け】
⇒かざり‐つぼ【飾り壺】
⇒かざり‐なえ【飾り苗】
⇒かざり‐なわ【飾り縄】
⇒かざり‐ぬい【飾り縫い】
⇒かざり‐ばな【飾り花】
⇒かざり‐ばやし【飾り囃し】
⇒かざり‐ひも【飾り紐】
⇒かざり‐へいじ【飾り瓶子】
⇒かざり‐ぼうちょう【飾り庖丁】
⇒かざり‐ボタン【飾り釦】
⇒かざり‐まつ【飾り松】
⇒かざり‐まど【飾り窓】
⇒かざり‐ミシン【飾りミシン】
⇒かざり‐めぬき【飾目貫】
⇒かざり‐もの【飾り物】
⇒かざり‐や【飾屋・錺屋】
⇒かざり‐ゆみ【飾り弓】
⇒かざり‐わら【飾り藁】
⇒飾り取る
⇒飾りを下ろす
かざり‐あげ【飾揚げ】
(→)左義長さぎちょうのこと。
⇒かざり【飾り】
かざり‐あみ【飾り編み】
編物などで、その一部分に装飾的に編みつける編み方。
⇒かざり【飾り】
かざり‐いし【飾石】
宝石よりは品位が低いが、装飾に用いる石。水晶・碧玉・瑪瑙めのうなど。
⇒かざり【飾り】
かざり‐いづつ【飾井筒】‥ヰ‥
井筒を組んで井戸のように見せ、庭園に興趣を添えるもの。
⇒かざり【飾り】
かざり‐いと【飾り糸】
飾りに用いる織糸。縒より合わせ、また種々の色をつけて製する。
⇒かざり【飾り】
かざり‐いど【飾井戸】‥ヰ‥
(→)飾井筒かざりいづつに同じ。
⇒かざり【飾り】
かざり‐うす【飾り臼】
農家で、新年に臼に注連しめを張って鏡餅を供えること。
⇒かざり【飾り】
かざり‐うま【飾り馬】
①新年の初荷を運ぶ馬、祭礼の馬など、美々しく飾りたてた馬。
②賀茂祭などに出す唐鞍からくらを置いた馬。
③五月人形と共に飾る毛植細工の馬。
④嫁を乗せる馬。通例、婿方で準備する。
⇒かざり【飾り】
かざり‐うり【飾り売り】
歳暮に新年の飾り物を売り歩く人。
⇒かざり【飾り】
かざり‐えび【飾り海老】
新年の飾りに用いるエビ。〈[季]新年〉
⇒かざり【飾り】
かざり‐がし【飾り菓子】‥グワ‥
冠婚葬祭などの儀式用の菓子。雲平糖・有平あるへい糖などで、四季の草花・果実・魚介の形に、美術的に細工したもの。
⇒かざり【飾り】
かざり‐がしら【飾り頭】
屋形船の舳先へさきにつけた飾り。
⇒かざり【飾り】
かざり‐がね【飾り金】
飾りにつけた金具。
⇒かざり【飾り】
かざり‐かぶと【飾り冑】
端午たんごの節句の飾り物の一つ。ショウブでかぶとの形に作り、幟のぼりとともに屋外に飾るもの。
⇒かざり【飾り】
かざり‐かわ【飾革】‥カハ
靴の爪先に当てた装飾用の革。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ぎり【飾り切り】
料理の飾りとして、また季節感を出すために、主に野菜を花などの形に切ること。また、切ったもの。→菊花切り→茶筅ちゃせん切り。
⇒かざり【飾り】
かざり‐くぎ【飾り釘】
装飾としてうつ釘。太鼓の鋲びょうの類。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ぐし【飾串】
古代、冠の背につけた薄物の羽形の飾り物。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ぐら【飾り鞍】
①美しく装飾した鞍。
②飾り馬につける馬具の総称。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ぐるま【飾車・餝車】
牛車ぎっしゃを金銀・珠玉・錦繍などで装飾し、または袖に人の形を透かし彫りにしたもの。行幸・大嘗会だいじょうえ・御禊ごけいなどの時に用いた。
⇒かざり【飾り】
かざり‐け【飾り気】
自分をよく見せかけようと表面をつくろう様子。「―のない人」
⇒かざり【飾り】
かざり‐けい【飾り罫】
単純な直線ではなく、模様でできた罫線。
⇒かざり【飾り】
かざり‐さんぼう【飾り三方】‥バウ
年始の客に出す三方。熨斗鮑のしあわび・昆布を盛った硯蓋と白箸とをのせる。
⇒かざり【飾り】
かざり‐し【飾師・錺師】
(→)飾職に同じ。
⇒かざり【飾り】
かざり‐じつけ【飾り仕付け】
和服の被きせを整えるために、装飾を兼ねてかける仕付け。
⇒かざり【飾り】
かざり‐しょく【飾職・錺職】
金属のかんざしやブローチ・金具などの細かい細工をする職人。かざりし。かざりや。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ずみ【飾り炭】
①新年の松飾りに用いる炭。邪気を避けるためのもの。
②(→)枝炭えだずみに同じ。
⇒かざり【飾り】
かざり‐せっちん【飾雪隠・荘雪隠】
(→)砂雪隠すなせっちんに同じ。
⇒かざり【飾り】
かざり‐だけ【飾り竹】
新年の門松に添えて立てる竹。〈[季]新年〉
⇒かざり【飾り】
かざり‐たち【飾太刀】
平安時代、節会せちえ・御禊ごけい・行幸などに、兵仗宣下ひょうじょうせんげの許可を得た公卿が束帯につける儀仗用の太刀。鮫柄さめづかに、鞘は紫檀・沈じんなどの螺鈿らでんで、玉石をちりばめた金銀の長飾ながかざりを特色とした。かざたち。
⇒かざり【飾り】
かざりたち‐だい【飾太刀代】
節会・内宴などに、公卿が飾太刀の代用として帯びた儀仗用の太刀。
⇒かざり【飾り】
かざり‐た・てる【飾り立てる】
〔他下一〕[文]かざりた・つ(下二)
人目に立つように盛んに飾る。けばけばしく飾る。今昔物語集31「―・てたる大鼓・鉦鼓・舞台・絹屋などの照り曜かかやき」。「店内を―・てる」
かざり‐だな【飾り棚】
美術品などを飾っておく棚。
⇒かざり【飾り】
かざり‐たま【飾り玉】
①室内の装飾に用いる玉。
②水晶・瑠璃るりなど装飾に用いる玉。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ちまき【飾り粽】
種々の糸で美しく飾ったちまき。多く端午に用いる。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ちょうどがけ【飾調度懸】‥テウ‥
座敷の装飾に用いた、弓を立て矢を盛る器。
⇒かざり【飾り】
かざり‐つけ【飾り付け】
飾りつけること。飾りつけたもの。装飾。「舞台の―」
⇒かざり【飾り】
かざり‐つ・ける【飾り付ける】
〔他下一〕[文]かざりつ・く(下二)
必要なものを飾って立派にととのえる。装飾する。
かざり‐つぼ【飾り壺】
床の間の飾りに用いる茶壺。
⇒かざり【飾り】
かさ‐はぐるま【傘歯車】
平行でなく相交わる2軸間に回転力を伝達する傘形の歯車。ベベルギア。→歯車(図)
かさ‐はずし【笠はずし】‥ハヅシ
茨城県・福島県で、婚家に到着した嫁が門口でかぶってきた笠をはずす風習。→笠被かさかぶせ
かさ‐ばち【瘡鉢】
幼児などの頭にできる膿痂疹のうかしんのこと。頭瘡ずがさ。
かざ‐はな【風花】
(カザバナとも)
①初冬の風が立って雪または雨のちらちらと降ること。〈[季]冬〉。誹風柳多留7「―の内は居つづけ煮えきらず」
②晴天にちらつく雪。風上かざかみの降雪地から風に送られてまばらに飛来する雪。〈[季]冬〉
③「かざほろし」の異称。
かざはや【風早】
和歌山県日高郡美浜町三尾(古くは三穂)辺、および広島県東広島市安芸津町の三津湾奥部の古名。後者に、風早の地名が今も残る。(歌枕)
かさ‐はり【傘張り】
からかさを、骨に紙をはって作ること。また、その職人。
かさ‐ば・る【嵩張る】
〔自五〕
かさが増す。かさが大きい。かさむ。「―・った荷物」
かざ‐ひまち【風日待】
(→)風祭かざまつり1に同じ。
カザフ【Kazakh】
カザフスタンの旧称。
かざふき‐がらす【風吹烏】
(風に吹かれてただよう烏の意)遊里のひやかし客や、見すぼらしい浮浪人をあざけっていう語。かぜふきがらす。風来坊。
かさ‐ぶくろ【傘袋・笠袋】
傘を入れる袋。特に、中世以降、旅行や行列で長柄の傘を入れるのに用いた袋。また、編笠を入れる袋。
かざ‐ぶくろ【風袋・風嚢】
①風の神の持っているという袋。
②武具の指物さしものの一種。吹流しに似て裂け目なく、底があって袋になっているもの。
カザフスタン【Kazakhstan】
中央アジア北部の共和国。カスピ海から東トルキスタンまで広がる。地下資源に富み、牧畜も盛ん。1991年ソ連解体で独立。面積271万7000平方キロメートル。人口1501万3千(2004)。首都は97年アルマトゥイからアスタナ(旧称アクモラ)に移転。→CIS(図)
かさ‐ぶた【瘡蓋・痂】
はれもの・きずなどのなおるに従って、その上に生ずる皮。日葡辞書「カサフタ」
カサブランカ【Casablanca】
(スペイン語で「白い家」の意)アフリカ北西部、モロッコ中部大西洋岸の重要な港湾都市。人口338万9千(2000)。
カサブランカ
撮影:小松義夫
かざ‐ふり【風振り】
舞などで、袖をかざして振ること。堀河百首冬「榊葉の霜うち払ふ袖の―」
かざ‐ぶるし【風震し】
風邪。引きかぜ。がいけ。
かさ‐ぼこ【傘鉾・笠鉾】
祭礼の飾り物の一つ。大きな傘の上に鉾・長刀なぎなた・造花などをとりつけたもの。
⇒かさぼこ‐ぐも【傘鉾雲】
⇒かさぼこ‐ざや【傘鉾鞘】
かさぼこ‐ぐも【傘鉾雲】
南の空に傘を開いたような形で現れる雲。風の前兆で、その破れた方から風が吹くという。
⇒かさ‐ぼこ【傘鉾・笠鉾】
かさぼこ‐ざや【傘鉾鞘】
槍の鞘の一種。傘を閉じたような形のもの。
⇒かさ‐ぼこ【傘鉾・笠鉾】
かざ‐ぼし【風乾し・風干し】
風にあてて物をかわかすこと。
かざ‐ほろし【風疿】
発熱のあとに生じる皮膚の発疹ほっしん。風邪によるものとされた。→ほろし(疿子)
かさま【笠間】
茨城県北西部にある市。もと牧野氏8万石の城下町。笠間稲荷の門前町・宿場町。笠間焼・建築石材を産出。人口8万1千。
笠間稲荷
撮影:関戸 勇
かざ‐ま【風間】
①風のやんでいる間。かぜま。土佐日記「祈りくる―と思ふを」
②風の吹いている時。浮世風呂2「雨降、―には、転んだり何かいたさぬで」
③風の通るすき間。風穴。
④暴風雨で出漁のできない時。しけ。
かざ‐まけ【風負け】
樹木などが風圧に堪えられず、折れたり曲がったりすること。
かざ‐まち【風待ち】
船が出航しようとして港などで順風を待っていること。かぜまち。
かさ‐まつ【笠松】
枝が四方へ広がり垂れて、笠の形をした松。
かざ‐まつり【風祭】
①風を鎮めるため二百十日の前後に行う祭。風日待かざひまち。とうせんぼう。
②竜田または広瀬の神を祭って豊作を祈ること。かぜまつり。
かざ‐まど【風窓】
①風を通すために設けた窓。
②建物の床下の通風用に外壁の下部に設けた開口。
かざ‐まもり【風守り】
風の様子を見て出発の頃合を待つこと。万葉集3「―好くしていませ荒しその路」
かざみ【汗衫】
(字音カンサンの転)汗取りの単ひとえの短衣。平安時代以降、貴族の童女などの上衣となる。儀礼の童女の汗衫は闕腋けってき裾長で、濃袴こきのはかまに表袴うえのはかまを重ねる。
汗衫
かざ‐み【風見】
屋根または船の帆柱などに設け、風に従って向きを変えるようにして風の方向を知る具。鳥・船などの形のものがある。風向計。風信器。
⇒かざみ‐あんてい【風見安定】
⇒かざみ‐ぐさ【風見草】
⇒かざみ‐どり【風見鶏】
⇒かざみ‐の‐からす【風見の烏】
がざみ【蝤蛑】
ワタリガニ科のカニ。大形で、甲は横に延びて菱形、左右両端がとがる。鋏はさみは大きく、最後の歩脚は扁平で遊泳脚となる。函館以南の内湾にすむ。昼間は海底の砂中に潜み、夜間出て活動。肉は美味、初夏に卵をもつ頃が旬。また、広くは同科のジャノメガザミ・ノコギリガザミなどの総称。流通名のワタリガニの名で広く知られている。〈[季]夏〉
がざみ
ノコギリガザミ
提供:東京動物園協会
かざみ‐あんてい【風見安定】
飛行機の機首が進行方向に対して左右に振れた時、垂直尾翼の働きで元に戻ろうとする特性。方向安定。
⇒かざ‐み【風見】
かざみ‐ぐさ【風見草】
①ウメの異称。蔵玉集「山里の軒端に咲ける―」
②ヤナギの異称。蔵玉集「風見草、柳。梓弓はるの梢に―」
⇒かざ‐み【風見】
かざ‐みち【風道】
風の吹き抜ける道。また、風の通ったあと。かぜみち。
かざみ‐どり【風見鶏】
①鶏にかたどった風見。西洋で寺院の塔上などに装置。
②比喩的に、定見を持たず大勢の動向にすぐ順応する人。「政界の―」
⇒かざ‐み【風見】
かざみ‐の‐からす【風見の烏】
①烏にかたどった風見。
②㋐お高くとまっていばっている様子のたとえ。浮世風呂3「―を見るやうに高くとまつて」
㋑くるくるよく回るたとえ。歌舞伎、助六所縁江戸桜「此の舌が廻つて来たぞ、…風車、独楽こまにぶん廻しに―」
⇒かざ‐み【風見】
かさ・む【嵩む】
〔自五〕
①物などの数量が大きくなる。日本永代蔵1「元もと壱貫の銭、八千百九拾弐貫に―・み」。「費用が―・む」
②勢いが他にまさる。源平盛衰記46「禁中花色の振舞、…頼朝に―・みて見ゆ」
③勢いに乗ずる。嵩かさにかかる。甲陽軍鑑6「駿河義元公、あまり―・みて信長に負け」
かざ‐むき【風向き】
風の吹いて来る方向。転じて、物事のなりゆき。人の機嫌。形勢。かぜむき。「おやじの―が悪くなって来た」
かさ‐もち【傘持】
長柄の傘を持つ供人。
かざ‐もり【風守】
(→)風見かざみに同じ。
かさもり‐いなり【笠森稲荷】
江戸谷中やなか、感応寺の南西隅にあった稲荷社。かさもり(瘡守)の音通で、瘡(皮膚病)除けの神として信仰され、土や米の団子を供える。
かさもり‐おせん【笠森お仙】
江戸谷中やなかの笠森稲荷境内の水茶屋の娘。御家人倉地甚左衛門の妻。美人の評判高く、明和(1764〜1772)頃には浮世絵に描かれて人気となった。お仙にまつわる巷説は、山東京伝の合巻「笠森娘錦笈摺かさもりむすめにしきのおいずり」や河竹黙阿弥の歌舞伎「怪談月笠森」などの題材。(1751〜1827)
かさ‐や【傘屋・笠屋】
傘や笠を作り、また、売る店や人。
かさ‐やどり【笠宿り】
軒下または樹陰などにしばらくあまやどりすること。また、その所。催馬楽、妹が門「ひぢかさの雨もや降らなむ…―やどりてまからむ」
かざ‐よけ【風除け】
風をよけること。また、そのために設けたもの。かぜよけ。
⇒かざよけ‐がっしょう【風除合掌】
かざよけ‐がっしょう【風除合掌】‥シヤウ
(→)上鞍に同じ。
⇒かざ‐よけ【風除け】
かざら・う【飾らふ】カザラフ
〔他四〕
(カザルに接尾語フの付いた語)飾る。万葉集16「飛び翔るすがるの如き腰細に取り―・ひ」
かざり【飾り】
①かざること。よそおい。装飾。装飾品。転じて、見かけをととのえるためだけにあるもの。大唐西域記長寛点「荘飾カザリ虧かけたること有り」。「部屋の―」「あの社長は―だ」「―ボタン」
②松かざり。しめかざり。おかざり。〈[季]新年〉
③表面だけの美しさ。虚飾。「―のない人」
④頭髪。髪。
⇒かざり‐あげ【飾揚げ】
⇒かざり‐あみ【飾り編み】
⇒かざり‐いし【飾石】
⇒かざり‐いづつ【飾井筒】
⇒かざり‐いと【飾り糸】
⇒かざり‐いど【飾井戸】
⇒かざり‐うす【飾り臼】
⇒かざり‐うま【飾り馬】
⇒かざり‐うり【飾り売り】
⇒かざり‐えび【飾り海老】
⇒かざり‐がし【飾り菓子】
⇒かざり‐がしら【飾り頭】
⇒かざり‐がね【飾り金】
⇒かざり‐かぶと【飾り冑】
⇒かざり‐かわ【飾革】
⇒かざり‐ぎり【飾り切り】
⇒かざり‐くぎ【飾り釘】
⇒かざり‐ぐし【飾串】
⇒かざり‐ぐら【飾り鞍】
⇒かざり‐ぐるま【飾車・餝車】
⇒かざり‐け【飾り気】
⇒かざり‐けい【飾り罫】
⇒かざり‐さんぼう【飾り三方】
⇒かざり‐し【飾師・錺師】
⇒かざり‐じつけ【飾り仕付け】
⇒かざり‐しょく【飾職・錺職】
⇒かざり‐ずみ【飾り炭】
⇒かざり‐せっちん【飾雪隠・荘雪隠】
⇒かざり‐だけ【飾り竹】
⇒かざり‐たち【飾太刀】
⇒かざりたち‐だい【飾太刀代】
⇒かざり‐だな【飾り棚】
⇒かざり‐たま【飾り玉】
⇒かざり‐ちまき【飾り粽】
⇒かざり‐ちょうどがけ【飾調度懸】
⇒かざり‐つけ【飾り付け】
⇒かざり‐つぼ【飾り壺】
⇒かざり‐なえ【飾り苗】
⇒かざり‐なわ【飾り縄】
⇒かざり‐ぬい【飾り縫い】
⇒かざり‐ばな【飾り花】
⇒かざり‐ばやし【飾り囃し】
⇒かざり‐ひも【飾り紐】
⇒かざり‐へいじ【飾り瓶子】
⇒かざり‐ぼうちょう【飾り庖丁】
⇒かざり‐ボタン【飾り釦】
⇒かざり‐まつ【飾り松】
⇒かざり‐まど【飾り窓】
⇒かざり‐ミシン【飾りミシン】
⇒かざり‐めぬき【飾目貫】
⇒かざり‐もの【飾り物】
⇒かざり‐や【飾屋・錺屋】
⇒かざり‐ゆみ【飾り弓】
⇒かざり‐わら【飾り藁】
⇒飾り取る
⇒飾りを下ろす
かざり‐あげ【飾揚げ】
(→)左義長さぎちょうのこと。
⇒かざり【飾り】
かざり‐あみ【飾り編み】
編物などで、その一部分に装飾的に編みつける編み方。
⇒かざり【飾り】
かざり‐いし【飾石】
宝石よりは品位が低いが、装飾に用いる石。水晶・碧玉・瑪瑙めのうなど。
⇒かざり【飾り】
かざり‐いづつ【飾井筒】‥ヰ‥
井筒を組んで井戸のように見せ、庭園に興趣を添えるもの。
⇒かざり【飾り】
かざり‐いと【飾り糸】
飾りに用いる織糸。縒より合わせ、また種々の色をつけて製する。
⇒かざり【飾り】
かざり‐いど【飾井戸】‥ヰ‥
(→)飾井筒かざりいづつに同じ。
⇒かざり【飾り】
かざり‐うす【飾り臼】
農家で、新年に臼に注連しめを張って鏡餅を供えること。
⇒かざり【飾り】
かざり‐うま【飾り馬】
①新年の初荷を運ぶ馬、祭礼の馬など、美々しく飾りたてた馬。
②賀茂祭などに出す唐鞍からくらを置いた馬。
③五月人形と共に飾る毛植細工の馬。
④嫁を乗せる馬。通例、婿方で準備する。
⇒かざり【飾り】
かざり‐うり【飾り売り】
歳暮に新年の飾り物を売り歩く人。
⇒かざり【飾り】
かざり‐えび【飾り海老】
新年の飾りに用いるエビ。〈[季]新年〉
⇒かざり【飾り】
かざり‐がし【飾り菓子】‥グワ‥
冠婚葬祭などの儀式用の菓子。雲平糖・有平あるへい糖などで、四季の草花・果実・魚介の形に、美術的に細工したもの。
⇒かざり【飾り】
かざり‐がしら【飾り頭】
屋形船の舳先へさきにつけた飾り。
⇒かざり【飾り】
かざり‐がね【飾り金】
飾りにつけた金具。
⇒かざり【飾り】
かざり‐かぶと【飾り冑】
端午たんごの節句の飾り物の一つ。ショウブでかぶとの形に作り、幟のぼりとともに屋外に飾るもの。
⇒かざり【飾り】
かざり‐かわ【飾革】‥カハ
靴の爪先に当てた装飾用の革。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ぎり【飾り切り】
料理の飾りとして、また季節感を出すために、主に野菜を花などの形に切ること。また、切ったもの。→菊花切り→茶筅ちゃせん切り。
⇒かざり【飾り】
かざり‐くぎ【飾り釘】
装飾としてうつ釘。太鼓の鋲びょうの類。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ぐし【飾串】
古代、冠の背につけた薄物の羽形の飾り物。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ぐら【飾り鞍】
①美しく装飾した鞍。
②飾り馬につける馬具の総称。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ぐるま【飾車・餝車】
牛車ぎっしゃを金銀・珠玉・錦繍などで装飾し、または袖に人の形を透かし彫りにしたもの。行幸・大嘗会だいじょうえ・御禊ごけいなどの時に用いた。
⇒かざり【飾り】
かざり‐け【飾り気】
自分をよく見せかけようと表面をつくろう様子。「―のない人」
⇒かざり【飾り】
かざり‐けい【飾り罫】
単純な直線ではなく、模様でできた罫線。
⇒かざり【飾り】
かざり‐さんぼう【飾り三方】‥バウ
年始の客に出す三方。熨斗鮑のしあわび・昆布を盛った硯蓋と白箸とをのせる。
⇒かざり【飾り】
かざり‐し【飾師・錺師】
(→)飾職に同じ。
⇒かざり【飾り】
かざり‐じつけ【飾り仕付け】
和服の被きせを整えるために、装飾を兼ねてかける仕付け。
⇒かざり【飾り】
かざり‐しょく【飾職・錺職】
金属のかんざしやブローチ・金具などの細かい細工をする職人。かざりし。かざりや。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ずみ【飾り炭】
①新年の松飾りに用いる炭。邪気を避けるためのもの。
②(→)枝炭えだずみに同じ。
⇒かざり【飾り】
かざり‐せっちん【飾雪隠・荘雪隠】
(→)砂雪隠すなせっちんに同じ。
⇒かざり【飾り】
かざり‐だけ【飾り竹】
新年の門松に添えて立てる竹。〈[季]新年〉
⇒かざり【飾り】
かざり‐たち【飾太刀】
平安時代、節会せちえ・御禊ごけい・行幸などに、兵仗宣下ひょうじょうせんげの許可を得た公卿が束帯につける儀仗用の太刀。鮫柄さめづかに、鞘は紫檀・沈じんなどの螺鈿らでんで、玉石をちりばめた金銀の長飾ながかざりを特色とした。かざたち。
⇒かざり【飾り】
かざりたち‐だい【飾太刀代】
節会・内宴などに、公卿が飾太刀の代用として帯びた儀仗用の太刀。
⇒かざり【飾り】
かざり‐た・てる【飾り立てる】
〔他下一〕[文]かざりた・つ(下二)
人目に立つように盛んに飾る。けばけばしく飾る。今昔物語集31「―・てたる大鼓・鉦鼓・舞台・絹屋などの照り曜かかやき」。「店内を―・てる」
かざり‐だな【飾り棚】
美術品などを飾っておく棚。
⇒かざり【飾り】
かざり‐たま【飾り玉】
①室内の装飾に用いる玉。
②水晶・瑠璃るりなど装飾に用いる玉。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ちまき【飾り粽】
種々の糸で美しく飾ったちまき。多く端午に用いる。
⇒かざり【飾り】
かざり‐ちょうどがけ【飾調度懸】‥テウ‥
座敷の装飾に用いた、弓を立て矢を盛る器。
⇒かざり【飾り】
かざり‐つけ【飾り付け】
飾りつけること。飾りつけたもの。装飾。「舞台の―」
⇒かざり【飾り】
かざり‐つ・ける【飾り付ける】
〔他下一〕[文]かざりつ・く(下二)
必要なものを飾って立派にととのえる。装飾する。
かざり‐つぼ【飾り壺】
床の間の飾りに用いる茶壺。
⇒かざり【飾り】
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かさ-の-だい【笠の台】🔗⭐🔉
かさ-の-だい 【笠の台】
〔笠をのせる台の意〕
頭(アタマ)。
かさのだい=が飛・ぶ🔗⭐🔉
――が飛・ぶ
(1)首を斬られる。
(2)免職になる。
かさのだい=の生き別れ🔗⭐🔉
――の生き別れ
斬られて,首と胴とが別々になること。
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