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広辞苑の検索結果 (8)

あこめ【衵・袙】🔗🔉

あこめ衵・袙】 (アイコメ(間籠)の意という)公家の男女の装束の内着。上の衣きぬと下の単ひとえの衣との間につける。形状は男子のものは単と同様で身丈短く裏付きとし、脇を明ける。女子のものは身丈みたけを長くし、脇を縫い合わせる。童子のものは身丈が短い。 衵(男) ⇒あこめ‐おうぎ【衵扇】 ⇒あこめ‐きちょう【衵几帳】 ⇒あこめ‐ぎぬ【衵衣】 ⇒あこめ‐すがた【衵姿】 ⇒あこめ‐の‐はな【衵の花】 ⇒あこめ‐ばかま【衵袴】

あこめ‐おうぎ【衵扇】‥アフギ🔗🔉

あこめ‐おうぎ衵扇‥アフギ 宮廷の女房が威儀に用いる桧扇ひおうぎ。男子の桧扇よりも華麗に金銀泥を配して吉祥文様を極彩色とし、親骨に飾り紐をつける。 衵扇 ⇒あこめ【衵・袙】

あこめ‐きちょう【衵几帳】‥チヤウ🔗🔉

あこめ‐きちょう衵几帳‥チヤウ (衵は小形の意)帷かたびらが3尺6寸で、四幅よの仕立ての短い几帳。 ⇒あこめ【衵・袙】

あこめ‐ぎぬ【衵衣】🔗🔉

あこめ‐ぎぬ衵衣】 あこめ。あこめのきぬ。〈倭名類聚鈔12⇒あこめ【衵・袙】

あこめ‐すがた【衵姿】🔗🔉

あこめ‐すがた衵姿】 童女の、上衣を着ず衵だけを着た姿。源氏物語野分「をかしき―うちとけて」 ⇒あこめ【衵・袙】

あこめ‐の‐はな【衵の花】🔗🔉

あこめ‐の‐はな衵の花】 ススキの異称。 ⇒あこめ【衵・袙】

あこめ‐ばかま【衵袴】🔗🔉

あこめ‐ばかま衵袴】 公家の女子が日常着としての衵姿の時につけた袴。 ⇒あこめ【衵・袙】

[漢]衵🔗🔉

 字形 〔衣(衤)部4画/9画/7450・6A52〕 〔音〕ジツ(漢) 〔訓〕あこめ [意味] はだぎ。あこめ。 ▷もと、日常着る衣服、ふだん着の意。

大辞林の検索結果 (5)

あこめ【衵・袙】🔗🔉

あこめ [0] 【衵・袙】 〔「間籠(アイコメ)」の転か〕 (1)中古の,男子の中着。束帯のときは下襲(シタガサネ)と単(ヒトエ)の間,衣冠のときは袍(ホウ)と単の間に着た。通常は腰丈で袴(ハカマ)の中に入れて着た。直衣(ノウシ)では,下着の衣をいい,出衵(イダシアコメ)とした。 (2)中古,女子の中着。表着(ウワギ)と単の間に何枚も重ねて着た。また,女童が着た袿(ウチキ)の小形のもの。汗衫(カザミ)の下に着たが,のちには表着とした。 衵(1) [図]

あこめ-おうぎ【衵扇】🔗🔉

あこめ-おうぎ ―アフギ [4] 【衵扇】 「檜扇(ヒオウギ){(2)}」に同じ。

あこめ-ぎぬ【衵衣】🔗🔉

あこめ-ぎぬ 【衵衣】 「あこめ{(1)}」に同じ。[和名抄]

あこめ-すがた【衵姿】🔗🔉

あこめ-すがた 【衵姿】 少女の,汗衫(カザミ)も着ないで,衵だけを着ている姿。「わらはべなど,をかしき―うちとけて/源氏(野分)」

あこめ-ばかま【衵袴】🔗🔉

あこめ-ばかま 【衵袴】 女性が衵を着るときに着ける袴。

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