か［夏］ なつ。 「夏日・夏季・初夏・盛夏・春夏秋冬」

かき【夏季】【夏期】[1] 夏の季節。 夏の期間。 「―休暇[3]・―大学[3]〔＝（学術上の）夏期講座〕」

かさん【夏蚕】[0] 「なつご」の、農家での称。 春蚕・秋蚕

かじつ【夏日】[1] 「暑い夏の日」の意の漢語的表現。

かろとうせん【夏炉冬扇】[1]‐[0]、[1] 〔冬の扇と夏のいろりの意〕 時節に合わないで役に立たないもの。冬扇夏炉。

げあんご【夏安居】[2] 〔仏教で〕あんご。

げし【夏至】[0][1] 二十四（節）気の一。陽暦六月二十二日ごろ。北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなる。

なごし【夏越】[0] 〔邪神を和^ナゴめる意〕多く陰暦六月末日に神社で行われる神事。おはらいの目的で、参詣（^ケイ）人に茅輪（^チノワ）〔＝チガヤやワラを束ねて大きな輪にしたもの〕をくぐらせる。 「―の祓^ハラエ」 [表記]「名越」とも書く。

なつ【夏】[2] つゆで始まる暑い季節。草木が茂り、イネが伸び成熟したりする。六・七・八の三か月。冬

なつがけ【夏掛け】【夏掛】[0] 夏、寝る時にからだにかけるタオルや薄い毛布など。 [かぞえ方]一枚

なつかぜ【夏風邪】[0] 夏にひく（インフルエンザに似た）風邪。

なつがれ【夏枯れ】【夏枯】[0] 冬枯れ (一)夏の暑いさ中に、水（のやり方）が不足して、草木が枯れること。 (二)夏の間、一時、商品の売れ行きが落ちること。 [表記]「夏〈涸れ」とも書く。

なつかん【夏柑】[0] 夏みかん・甘夏柑などの総称。

なつぎ【夏着】[0] 夏に着る衣服。冬着

なつくさ【夏草】[0] 夏に茂る草。

なつげ【夏毛】[0] 鳥や獣の、春から夏にかけて生え替わった毛。冬毛

なつご【夏仔】[0] 夏に生まれる動物の子。冬仔

なつご【夏蚕】[0] 六月ごろから七月中旬にかけて飼うカイコ。かさん。はるご・あきご

なつこだち【夏木立】[3] 夏に青あおと茂っている木立。

なつごろも【夏衣】[3] 〔雅〕夏に着る着物。

なつさく【夏作】[0] 夏の間に△育つ（とれる）作物。冬作

なつざしき【夏座敷】[3] 夏、方方をあけ放って、涼しそうにした座敷。

なつじかん【夏時間】[3] 夏季に、一時間くりあげて定めた時刻。サマータイム。夏時刻[3]。

なつすがた【夏姿】[3] 夏にふさわしい（涼しそうな）服装。また、まわりの様子。

なつぞら【夏空】[0][3] 夏の、暑そうな空（の様子）。冬空

なつどり【夏鳥】[2][0] 春、日本に渡来し、繁殖して秋、南方に去る鳥。ツバメ・ホトトギスなど。冬鳥

なつのじん【夏の陣】ナツノヂン[4] すでに退潮の勢いにあった豊臣（^トヨトミ）氏を決定的に敗滅させた大阪城攻防の夏の戦い。〔俗に、夏に起こる社会的な紛争の意にも用いられる〕

なつば【夏場】[0] 夏の間。 「―だけの商売」冬場

なつばおり【夏羽織】[3] 夏に着るひとえの羽織。

なつばしょ【夏場所】[0] 毎年五月に興行する大ずもう。五月場所[0]。

なつばて【夏ばて】[0] ―する 夏の暑さでひどく疲れ、何をする元気も無い状態（になること）。

なつび【夏日】[0] (一)強烈な夏の太陽。冬日 (二)一日の最高気温がセ氏二五度以上の日。真夏日 [表記](一)は、「夏《陽」とも書く。

なつふく【夏服】[0] 夏向きに作った洋服。冬服・間（^アイ）服 [かぞえ方]一着

なつまけ【夏負け】【夏負】[0] ―する 暑さのために体力が衰え△ること（た状態）。

なつまつり【夏祭り】【夏祭】[3] 夏行う神社の祭り。

なつみかん【夏蜜柑】[3] 畑に作ったり庭に植えたりする常緑低木。果実は秋に熟すが、長く木に残り、翌年の夏に食べる。大形で、酸味が強い。皮は黄色で厚い。〔ミカン科〕

なつむき【夏向き】【夏向】[0] 夏に適していること。 「―の家」

なつむし【夏虫】[0] 夏に多く出る虫。セミ・ホタルなど。

なつもの【夏物】[0] 夏に着るための下着・衣服など。冬物

なつやすみ【夏休み】【夏休】[3] 夏に、暑さを避けて学校などの授業や講義を休みにすること。また、その期間。

なつやせ【夏痩せ】【夏痩】[0] ―する 夏の暑さで食欲が無くなり、やせること。

なつやま【夏山】[0] 夏に、登山の対象となる山。冬山